田舎にいくと
にんじん



 トイレ・怖い

田舎・1

田舎にいくと・・・

小さいころ、母の実家に行くのが大好きでした。
でも、トイレが怖かった・・・
外にあったんです。
電気もついてないので
夜になると、我慢するか、そのへんで
・・・でした。
ニホンバシまたぎ式で
ギャー・・おつりがくることも・・・


2002年04月13日(土)



 沈んじゃう

田舎・2

田舎にいくと・・・

今の時期だと、そろそろ田んぼに水を張りますよね。

草ぼうぼうだったたんぼが、一面きれいいに変わります。

田んぼに行く道すがら、清水のわいているすそに
畳3枚ぐらいの小さな田んぼが有りました。

・・・この田んぼは、底がないんだよ
・・・田植えをしているときに、小さいんで、胸まではまったことがあるよ。
・・・底の方に、沈まないように竹を足場に埋めてあるんだよ

・・・子供心に絶対落っこちないぞーと、誓いました。

2002年04月14日(日)



 ざ〜わざ〜わ

田舎・3

田舎にいくと・・・

夕方、おかずを買いに行くんですが日が落ちると真っ暗です。
外灯もないので、月明かりがなければ真の暗闇!(*_*)
きつねに鼻をつままれてもわからないようなところです。

空を見ると、大きな木の枝が風にゆれてざーわざーわ振れます。
見ているうちに、本当に怖くなって思わずもどしそうになりました。

・・・本当に怖いってこういう事なんだ・・・

記憶にしっかりとインプットされました。

2002年05月28日(火)



 コンビニは

田舎・4

田舎に行くと・・・

近くには、今のようにコンビニとかは、まったくありません。
・・というかお買い物ができるところは、2件だけでした。

おやつといえば、とれたてのトマトとか・・・
でも、とうもろこしは、美味しかったな。

大人は畑に行っているので、子供たちでお昼を食べました。
おかずはあったと思うけど、ご飯と味噌汁・・が美味しかった。

お味噌も手作りなので、独特の風味があった。
・・・というより大勢で食べるし
野ざるのように駆けずり回っていたので、お腹もペッコペコ
何でも美味しかったのかもしれない。
でも、味噌汁の中に丸ごとの大豆があったりして
あの美味しさは、あの頃に戻らないと味わえないんだろうなあ。

自分の食べた茶碗などは、きれいに食べて、そのまま伏せて置きました・・・

2002年06月03日(月)



 田舎に行くのが大旅行

田舎・5

田舎に行くと・・・

今では、すっかり開けてしまいましたけど、以前は、田舎に行くのが大旅行でした。
(車で、30分ぐらいの所なのに)

バス停を降りると
そこから林(当時は、山と思っていた)の中をテクテク歩きます。
もちろん車の通れない、人が歩いて踏み固めたような道です。

鳥が鳴いていたり、せみが鳴いていたり、かぶとむしが、仰向けに死んでいたり

・・・木漏れ日って見たことあるでしょ?

あれは、天国からの光だとおもえるぐらい、きれいなものですよね!

その中を歩くことも、最近ではできなくなってしまいました。・・・

でも、行きは良いんです。
帰りになると
暗くなりかけた林の中ほど、心細いものはありません。
だまーってもくもくと帰りを急ぎます。

たいてい両手には、取れたての大根とか、ごぼうなどがゆれていて
その姿がぴったりな自分もいました。

こうしてみると、あのバス停も、丸い形をしたバスも
・・・トトロの世界ですよね!

傘を差しながらバスを待つ姿を、みんなが自分だと思ったんでしょうね。




2002年06月04日(火)



 お風呂もたのし五右衛門風呂・1

田舎・6

田舎にいくと・・・

お風呂もたのし五右衛門風呂・1

お風呂をたくのも、その頃はまきやら,たきぎやらで、子供たちが当番でした。
遊びの合間に、家事もこなすスーパーチャイルド
・・・水道だってなかったので、ガチャポンポンプで井戸からバケツで水汲みです。

夕暮れ時に、ぱちぱちはじける薪の音、目にしみる白い煙・・・

トイレと同じく外にあったので隣には、馬小屋があったりしました。
もちろん、牛もいました。

今では焚き火もできなくなってしまい

木の燃えるにおいや、すすけた煙突からたちのぼる煙のゆくえも、探すことができません。


2002年06月30日(日)



 お風呂もたのし五右衛門風呂 ・2

田舎・7

田舎にいくと・・・

お風呂もたのし五右衛門風呂 2

たくのも大変なら、入るのも大変。
風呂がまは、名前のとうり釜で、鉄製でした。

沸かしすぎると、やけどまでは行かなくても
アチチです。
なんせ素っ裸なので
あんなところやこんなところまであぶない。

もっと大変なのは、そのまま入ると
当然なべ底はとんでもない熱さです。

ちゃあんとすのこがあるんですが
木製なので浮いています。

・・・今の子だったらどうするんだろう・・・
・・・蓋と思って取って入っちゃうかも・・・

その浮いたすのこを片足でジューーんと沈ませながら
かつバランスをとりながら入ります。
(釜が丸いのでうっかりするとすのこが一回転します)

入ってからも大変。

釜は熱いです・・・
あんまり端にいるとすのこが一回転してしまう。
そこで、まんなかに、背中は浮かしぎみに・・・フー・・・

子供たちで、3人(それ以上は無理かも)
仲良くお湯につかるのが
五右衛門風呂と仲良くなれる秘訣でした。


2003年01月22日(水)
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