【独言】
キョウ|キノウ|アシタ
息がつまるような。 ぐっと空気に握られてしまうような圧迫。 あまりにも何も見ずに生活をしていても、 ふとした言葉はいつでも衝撃を私に与える。 静かに、しずかに。 気付けば現実に呼吸が浅くなっている。 こんなの、きみだけだ。 あなただけが。 まさにただこの身の内だけで縋りついている。 誰にも気付かれない。 あなたにすら。 この有って無いような思考の途切れるその時まできっと。 きっと。 どうしようもなくただそこにあるのだろう。 きみを苛立たせることが出来るなんて一体全体どういうことだ。 凄いな。ある意味、それですら存在確認の一貫にもなりうる。 そう言えば、 私を殺したくなってくれる? 私は何もしないよ。 やらないしできないものが私だ。 同じフィールドに存在しているかいないかの差は、 ここと宇宙の果てほどにはあるんだよ。 もう沢山のことが感じられ過ぎるようになり、 ただ現実が足らなさ過ぎるから時々直面して飽和する。 困ったものだ。 涙腺を焼き切れて顔の筋肉を自在に操れたらそれで完璧だ。 そのくらいだ。 きっと得られないままこのままだ。
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