【独言】
キョウキノウアシタ


2004年11月12日(金) 心臓のあたり

息がつまるような。
ぐっと空気に握られてしまうような圧迫。
あまりにも何も見ずに生活をしていても、
ふとした言葉はいつでも衝撃を私に与える。
静かに、しずかに。
気付けば現実に呼吸が浅くなっている。
こんなの、きみだけだ。
あなただけが。
まさにただこの身の内だけで縋りついている。
誰にも気付かれない。
あなたにすら。
この有って無いような思考の途切れるその時まできっと。
きっと。
どうしようもなくただそこにあるのだろう。
きみを苛立たせることが出来るなんて一体全体どういうことだ。
凄いな。ある意味、それですら存在確認の一貫にもなりうる。
そう言えば、
私を殺したくなってくれる?
私は何もしないよ。
やらないしできないものが私だ。
同じフィールドに存在しているかいないかの差は、
ここと宇宙の果てほどにはあるんだよ。
もう沢山のことが感じられ過ぎるようになり、
ただ現実が足らなさ過ぎるから時々直面して飽和する。
困ったものだ。
涙腺を焼き切れて顔の筋肉を自在に操れたらそれで完璧だ。
そのくらいだ。
きっと得られないままこのままだ。


カナデ |MAIL

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