泡のように消えていく
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優しくされると嬉しいから 人に優しくしているのであって 本当にあたしが優しいわけじゃないと思うの
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あたしはただ 優しい人になりたくて だから誰かに優しくしたいんだ
優しいねって言われるたびに 罪悪感でいっぱいになるのはどうして
どこかでまだ繋がっているなら あたしを見捨てたりしないで
あなたに会いたい 会いたいと思うけど 涙が出てくる 逃げ出したくなる 離れたくないけど 涙が出てくる それでもやっぱり あなたに会いたい
あなたをしらんぷりしてみたけど 気になって気になって 結局あなたのことばかり考えている
悲しくて息がつまるけど それでもあたしは 笑って気丈な振りをする
気付いたら あたしもあなたもあの人も みんなバラバラになっていた
意味もなく過ごす時間はたのしくて 君のことすらわすれそう
今日見た月は明るくて まるであなたのようだった
あのときの 噎せ返るような空気を見つけたら がんばってた自分がなつかしくて いつも見てた 高い天井を思い出した
あったかいと安心するから だから あなたに ここにいてほしい
不透明な感覚の中を 手探りでさまよって いつかすべてを透明にする
好きっていう言葉だけで あたしの想いが全部伝わるはずなんてない
だんだん想いも薄れて あたしの中は白い空と一緒になる
空が高すぎて 手が届かなくて なんとなく 君を想う
こんなふうに過ぎていく日々も いつか思い出になって あたしだっていつか 夢も見なくなる
笑ってる君が すごく遠くたって もう泣いたりしない
ほしいのは 嘘みたいに優しい言葉
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