冒険記録日誌
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2011年07月21日(木) 四人のキング(山本 弘/社会思想社) その1

 えー、厳選された本たちと一緒の引っ越しも無事終わりまして、はや3週間となります。
 落ち着いたら腰を据えて遊ぶタイプのゲームブックでもしようと心に決め、3・4冊の予定作品も決めていたのですが、まだ全然遊んでいません。
 通勤時間が倍になったせいもあり、普通の小説とかは電車やバスの中で最近かなり読むようになったものの、新生活でなんやかんやあって、家の中ではまだ落ち着いて過ごせないのです。
 そんなわけでつい先日やった、この「四人のキング」は久しぶりのサイコロを使ったゲームブックとなりました。

 この「四人のキング」は普通のゲームブックではなく、1〜4人で遊べるファイティングファンタジーシリーズ(以下FF)とボードゲームとTRPGとローグ(もしくは不思議のダンションシリーズ)の要素がゴッチャになったような作品です。などと書くと、この作品を知らない人にはますます意味不明でしょうから、少し解説します。
 このゲームに用意するのは本とサイコロとトランプです。まずゲーム開始前に裏面にしたトランプを縦横7×7枚の形で並べてボードゲームのマップにあたるものを作成します。トランプ1枚が1マスです。
 そのマップ上を1〜4人のプレイヤー(FFと同じルールの技術・体力・運の能力構成で、戦闘方法も同じ)が、順番に好きな方向に1マスずつ移動して進めていきます。
 プレイヤーは移動先のトランプをめくり、ゲームブックに書かれているそのトランプの絵柄に応じたイベントを経験するというのを繰り返す仕組みです。
 具体的に言うと、移動したマスがスペードの5であれば、本のスペード5の項目を見て、大ネズミが襲いかかってきたと書いてあれば戦闘開始か逃亡を選ぶ、次の番でダイヤの7のマスが出れば、交渉する人間が登場すれば取引に応じるか襲いかかるか無視をするか選ぶの繰り返しです。
 基本的に同じマスには何度も移動できるが、自分もしくは他のプレイヤーがアイテムや財宝をとった場合、それ以降、そのマスではイベントは発生しない。また他のプレイヤーと同じマスになった場合は、戦うか、そのまま別れるか(アイテムの交換など取引はできる)、以後一緒に行動するか選べる。
 まだ細かいルールはありますが、大体こんなゲームです。

 1〜4人で遊べるゲームということで、一人で遊んでもいいのですが、こういったゲームは複数で遊ばないと物足りません。
 というわけで、先日、趣味の関係で某劇場さんのお手伝いをした後、劇場の人を半ば無理矢理捕まえて、2人プレイで遊びました。本当は3人を捕まえて4人プレイで遊ぶはずでしたが、予定の2人が用事で時間がとれなかったのが残念。つかまえた一人はインチキ(仮名)さん。以前mixiに書いたことがありますが、クイーンズブレイドの対戦につきあってくれたいい人です。

 本書には3つのシナリオが用意されていて、それぞれ冒険の目的が違うのですが、今回は表題にもなっている「四人のキング」で遊びます。
 地下迷宮を探索して、邪悪な蛇魔人シスを倒し、さらわれた王女を救い出す、という王道ストーリーです。ボスは7×7マスの中央で固定してあるジョーカーのマスに存在しており、会うだけなら簡単ですが、他のマスで鍵や強力な武器などのアイテムを手に入れてから対峙しないとクリアはほぼ不可能なバランスになっています。
 プレイヤーは戦士、魔法使い、僧侶、盗賊の中から職業を選びますが、インチキは盗賊、私は戦士を選択しました。
 盗賊の特徴は、戦闘能力は全職業中最も弱いが、運と最初の所持金が高く、鍵開けの特技あり、いかに戦闘を回避しながらボスと戦う戦力を整えるかの勝負になりそう。戦士は単純な戦闘は最も強いが、爬虫類恐怖症という弱点があり、必要な鍵の探索や弱点(インチキ曰く、「蛇魔人がボスでそれは致命的ですやん」)がネックとなりそう。
 
 能力値を決定するため、職による補正を加えつつ、サイコロを振ります。

 インチキ[盗賊:技術6、体力14、運11]
 山口プリン[戦士:技術10、体力19、運8]

 さて、ゲームスタートです。勝敗はどうなったでしょうか?


 続く

 



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