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■ door
冬は暖かく 夏は涼しい 快適な室温環境 この“家”という名の 箱の中で ワタシは 動き回る
温度設定は リモコンでピピッ スイッチの On Off も指一本 小さくても 常緑樹が緑を見せてくれている 芝は枯れても 暖かくなれば また蒼くなる
ワタシは この箱に 守られている
外界とワタシを隔てているのは 一枚の扉だけ ただ 扉だけ・・・
この門扉は 思いの他重い 中から押すと 開く扉 肩が 痛いせい? 肘が 痛いせい? 手首が 痛いせい? 取っ手に手を掛けるけど 一向に 上手く押せない 動かない 開かない 重く大きな この門扉・・・
月平均約半分くらい ワタシは外の風に吹かれ道を歩く 箱じゃない景色の中を歩く 小さな命と共に歩く
ワタシは自分のじゃない箱を観るのが好き 景色は大抵箱で記憶している たまに裏道で迷っても 気になって繁々と眺め回した箱があるから迷わないよ
本当にいろいろな箱が在る
確かに開けて出たハズ ワタシの箱から 一度帰宅すると突然もう開かなくなるこの扉…
相変わらず重い門扉 相当な力を要するのであろう 皆はどうやって押してるの? 何かコツがあるのかな? ひょっとしてコツさえ攫めば安易なの? 今日も手を掛けてみたけど ちょっとやそっとじゃ開かないミタイ ワタシにだけ開けられない この門扉・・・
ひょっとしたら開けられないんじゃなくって
「開かないよ。」
って嘯いてるだけなのかも知れない
2005年03月19日(土)
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