* * * 
憐凪



 the spell named time


急かされている Everytime
どうしてそんなに思考ばかりが先行するの
ちょっと待ってよ行動が追いつかないよ

頭の中に inputされている time schedule
お願いだからこれだけは守って欲しい
少し躓いただけで総崩れになるから…

広い Livingroomの壁は まるで窓一面だっていうのに
見えるのは芝・植木と白いfenceと隣のハイツのモルタル壁
仮令ば川でもいい 山でもいい
ocean view なら最高
せめて 空が見えてくれたならいいのに

 星が瞬くのが見えたり
 月が雲に隠れたり 顔出したり
 満月だったり 欠けてたり

ダレにも吐けなくて ひとり床相手に溜息ばかり

ホラもうこんな時間だよ
未だ次にいけないよ
ホラ時間は止まってはくれないよ
解ってる でも間に合わない
自分だけのペースじゃ動けないから

 真後ろまでやって来た
 眠る前のささやかな一人の時間

ONのまま眠剤飲んでも寝付けないから
キモチを少しOFFにする為の時間
その時間が後ろから走って追い抜いていく
置いてけぼりのキミ・・・・・

途方に暮れてしまうから
追い越して往かないで
本当は負けず嫌いだから後ろから追い抜かれるなんて許せない

時間という名の呪縛から逃れられないキミ
模索しても名案も見当たらない
だけどなんでこんなに追い駆けられなきゃならないんだろう?
いつも時間に追われているのは嫌なのにな・・・

I don't like being pressed for time always.









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2005年04月28日(木)



 trial


“普通”に、拘るのは良くないコトなのかも知れない
それは“普通”の基準が曖昧過ぎるから…

それでもこんな病気抱えていると
“普通”になりたいと願わずにいられないのだ

“普通”に暮らしたい
“普通”に小さな幸せも感じたい
周りの人から見ても“普通の人”と思われたい

“普通”“普通”“普通”。。。。。

完璧な人間になれるとまでは思ってない
望んでない
否 望んでないと言えば嘘になるね。きっと
でも完璧主義はこの病気にとっても良くないコト知っちゃったから
完璧は無理

調子良く暮らしている日常に
突然 誰が仕組んだか知らないが
大きな落とし穴や
小さな落とし穴が掘ってある
彼女はついうっかり気づかずに落下する

這い上がってくるのは並大抵の努力じゃ足らないって言うのに…
これは彼女に与えられた試練なのだろうか
と ふと考える

短期間なら まぁ仕方ないとも思えるのかも知れない
長期間だとそうはいかない

でも試練は容赦なくやってくる
足跡もたてず影も見せず
突然やってくる


与えられた試練?

容赦ない試練

超えられない試練


一体いつまで続くのかな・・・ 












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2005年04月26日(火)



 pain


とにかく車に乗って
ちょっとでも遠くへ行こう
こんなキモチのままじゃ
きっともう生きられない
こんな私のキモチを
どんなに二人にも理解してもらおうとしても
理解仕切れない二人・・・
このキモチ伝えるのも難し過ぎるから
私が此処から去って行こう

高速も小さな路地も
この街の地図は覚えてるから
さぁ逃げ出そう だけど一体
何処へ逃げて行けばいいんだろう

今日ずっと抱えてたのが
私にしか解らない痛みなら
誰も気づかない場所に捨てて
何も無かったように
今すぐ笑えたら.....

随分見ていなかった
夕焼けみたいな色をして
朝焼けが私に云う
「もっと生きてまたボクを見てよ。」
もうすぐ車は
大きな橋を渡る
逃げ出した街へ帰るための
「虹の架け橋」皮肉みたいで少し笑えた

東京が朝靄の中で
何だか寝ぼけているように見える
さあこの隙に忍び帰ろう
家出から舞い戻る子供の様に

今日ずっと抱え続けた
私だけにしか解らない痛みも
捨てずにこのまま持っていれば
もうすぐ昨日の
痛みに変わるだろうか

見慣れない自転車が駅前に増えた
来る人 帰る人が持ち寄った夢を
この場所で支えられる内は
私の郵便番号は“1”から始まる

今日ずっと抱え続けた
何処にもぶつけようの無いあの胸の痛みが
私の中で形を変えて
いつかは 昔みたいに屈託なく笑える日が来るのだろうか

もうこんな痛み要らないよ


もうすぐ過去の痛みになる














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* Lyrics By Noriyuki makihara * ※Arrangement By Mika*

2005年04月25日(月)



 vewpoint


今の季節は秋ほどには空が高く感じられないけれど
標高の高い山に登ったトキ
彼女はまだ幼い少女だった
雲は物体だって思ってた

雲が凄い勢いでスピードで流れていて
その小さな千切れを掴もうとしたんだったっけ
少女の手をすり抜けていく小さな雲の群れ
掴んだはずの手には何も触れはしなかった


夢や幸せというモノを
その手に掴んでいる人も多分いるのだろう

でも その少女が成長して「大人」になって暫くした頃
少女だった彼女は気がついてしまった
“夢”も“幸せ”もまるで雲の様なのだ・・・と

其処に見えているのだけれども
掴めそうに見えても掴めないってコトを


視点を変えられたなら在るのかも知れない
彼女の手の中にも、ね

“夢”だって
 
“幸せ”だって



そして “満足”だって、ね。。。












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2005年04月18日(月)



 歪んだ愛情の貰い方


「Mikaちゃんはお利口さんね」
叔母以外のすべての人がこう言う
そんな時嬉しそうに微笑んでいるのは母
私の大好きなママである

「Mikaちゃんは頭いいのね」
これは流石の叔母も認める周知の事実だった
横で誇らしげに手を握っているのは母
私が一番満足させたいママである

「Mikaちゃんはしっかりしてるわね〜」
学校でも近所の人達にもお店でもお稽古事でも言われる
「今日ねー、そう言われたんだよ〜♪」と勤め帰りの母に真っ先に話す
ニコニコと顔を綻ばす母
そう思い込ませたいから 必死な私

大人ウケが好くて
“しっかり者のお利口さん”
喜ぶママの顔が見たいから
誉められたいから頑張るね

でもね ママ
私の根性は そんな言葉をもらう度に
汚れていったんだ
曲がっていったんだ

“いい子”でいる私の真の姿は
鬼畜の様なんだ
お腹の中が真っ黒でズル賢い嫌な奴なんだ



でも 嫌わないでねママ

いつも誉めてねママ

ちゃんと大人の前では“いい子”にしてるから・・・












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2005年04月16日(土)



 word of love



そういつも欲張りになる
愛に「これ以上もういい」ってない
だから待ってる
Please say to me.
「I LOVE YOU.」

どんなに麗かな春の日でも
風がどんなに心地好くても
春の雨ミタイに
シャワーみたいに浴び続けたい
Please say to me.
「Only me are loved.」

急かしてばかりいるね
先走り過ぎってわかってる
でも言って欲しいの
私だけを愛してるって
世界中の人に聞こえるくらい大きな声で

そうしてギュって痛くなるくらい
体が潰れてしまいそうなほどの力で
強くつよく抱きしめていて
不安なんて入る余地ないくらいに
ハグして欲しいの

Listen to me.
ねぇキイテ
ちゃんと聞いて
そして私の耳元で囁いて
「I LOVE YOU.」
「Only me.」
って。。。









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2005年04月14日(木)



 grumble


澱んだ空気を引き裂くように
いきなり始まった
アナタはどうしていつも 自分中心なのかな
そして次が“家族”じゃないのかな

澱んだ部屋に投げられたコップ
飛ぶリモコン 倒された椅子
もう限界なの って 話しているのに
どうして いつも話し合いにならないのかな
怒り出すだけなのかな

普段辛くてもしんどくても無理してても
なかなかアナタの目の前で泣かないって言うのに
何故私が泣いているトキに
そんなコトお構いなしミタイに
アナタは自分が泣き出すのかな

可愛い命が 3つ在る
なんで一つの命のコトしか 頭に無いのかな
どれも同じ重さの命だ と 私は思うのに
何故 アナタはそうじゃないの?

自分の気に入った命だけが 大切なんだね
理解なんて 到底出来っこないよ
しかも1番が自分で
2番目が犬 …なんだ、ね

じゃあ何故“家族”なんて持ったの?
家庭なんて必要無いんじゃないのかな
アナタはいつも家族よりも 趣味が大事なんだから
一人身で居て 趣味に生きればよかったんじゃないのかな

私がこんなに“家族”に 執着してきたのは
子供が何よりも可愛かったから
いとおしいかったから
私の勝手で 子供から“お父さん”取り上げるコト出来なかったから
ずぅっと 一緒に暮らしてきた

どんな仲良しの家族だって 喧嘩くらいするだろう
でも こんなに相手を思い遣れない家族って
存続していく意味があるのかな
もう 私には 分からない

それでも 薬をいつもより多く飲みながら
いつものように 此処で暮らしてる
それは もう 何処かに逃げても 解決することじゃない と
知っているから
分かっているから

私の今までをどうにかしてくれとは もう言わない
けれど
これからのアナタ自身の態度は 変える冪だ と
私は そう思う

ほんの少しの『思い遣り』で十分足りるって
アナタはそれも理解してないのかな

私のキモチは一体何処へ持っていけばいいのだろう・・・











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2005年04月02日(土)
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