こんなに逢いたいと願っても
この願いは叶わない
こんなささやかな願いでも叶わない

其処に飛んでいけたら
空を飛べたら
真っ先にあなたに飛んでいく

気の遠くなるような長い月日が経って
それでもまだココロの色はモノクロで

あの頃は穏やかなカラーで世界が見えてた
どんなにどんなに頑張っても
今はモノクロしか見えないんだ

もう慣れてしまったけれど
こんな世界はやはり寂しい

あなたのいない世界…

クリスタルのように透き通って
春の陽だまりみたいに暖かくて
でも触れると壊れそうな美しいガラス細工のようで

そんなあなたに出逢ったのは
この液晶のスクリーンの中

手を伸ばしても触れることさえ出来ない

あなたが差し伸べてくれた手は
見えなくても僕にはしっかり届いたよ

乾いた心が潤んでく
あなたの柔らかくて切ない言の葉で

どれくらい感謝してもしきれない
どうしたらあなたに応えられるのだろう

緑が眩しいね
そちらは快晴ですか？
風が透き通ってるよ

この五月の風に
想いを込めた風船を飛ばして
あなたに届けたい

君には
独りで彷徨う私の心は捕まえられない

夜中に独り佇み
涙を隠し
どれだけ願っても
独りぼっちで此処にいる

叫びたい
叫びたい

此処まで来て欲しい
そして
彼方へ連れて行って


周りを見渡しても
誰も居ない

此処はどこ？

独りで歩くのは
もう疲れたよ

キミに繋いでもらった
暖かい手が忘れられない

あの頃がいちばんしあわせだった

今日も独り
これからも独り

何が本当なのか
最早判らなくなり

今
自分が居る場所も
判らない

此処に居ていいの？
居場所が違う気がして

遠くて遠くて
この手を伸ばしても
何処にも届かない

教えて
僕の本当の居場所