桜がそろそろ顔を出そうとする頃 急に雪が降った
忘れ雪
冬がなにか忘れ物をしたのかしら まだ僕の出番があるんだよと言いたかったのかしら
冬の足跡が銀世界になった
でもこうして春がやってくる
さようなら冬さん
もうすぐ春です
またね
あの日ひとりで流した涙
蒼い宵に溶けた
涙は拭わないわ
流れるままにしておくの
頬を伝わる熱い感触
そのまま感じて
強がりのわたしに涙は似合わない
けれど独りで泣きたい日もあるわ
だからこのまま泣かせて
気が済むまで
独りで泣かせて
止まらない涙
いつか過去に変わるまで
2004年03月19日(金) |
Skyscraper |
夜のSkyscraper
無数のネオンが街を彩る
高層の小部屋から
ため息混じりで
街に同化しようとする
いま
私もネオンの一部
夥しい数の光の中に
キミが居ると想うだけで
胸が痛い
でも
私もキミも
今日はネオン
それだけで
なんとなく幸せ
君の笑顔を見るだけで 凍てついた心が溶けて行く
ただ其処にいて欲しい 一緒に居られなくてもいい ずっとずっとその可愛い笑顔を見せて
僕は君に嘘をつく 元気だよと ホントは泣きたい日も 君には笑顔を見せる
作り物だけど やがて自然に笑えているのが分かるんだ 君の笑顔が僕に伝染する
君が好き
幾夜を越えれば 再びあなたに巡り合えるのでしょうか
その為にできることは何でもいたします どうすればいいのか教えてください
あなたにお会いしたく思います 強く強くそれだけを祈っております
2004年03月05日(金) |
It was NOT coincidence. |
あの日出逢ったのは
偶然じゃなかったんだろうか
セピアの風景画が浮かぶ
けれどこの想いは
未だ色褪せぬカラーのまま
宵の果て 闇の中 手探りで光を探す
微かに見える光を求めて 足を棒のようにしながら 倒れそうになる体を支えて
今日もひとり 歩く 歩いて 歩いて 歩き続ける
ハミングする気力なんてもう無いさ
でも
キミに届けたくて キミに伝えたくて
らららって鼻歌を歌うの
この手を伸ばしたらキミへ届く?
しっかりとその大きな手で握って
まだまだ寒いんだ
この僕をすっぽりと包んで
キミに逢いたい
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