朝焼けの詩
ふと見付けた風景とか
ふと気付いた思いとか

2003年08月29日(金) 波を乗り越えて…。

某小冊子に載っていた言葉が心に染みたので、
いけないかも知れませんが、ここに記します。

猫の気持ち「波を乗り越えて…。」

「カニさん、生きていくことは悩みが多いね」

「ネコさん、生きて行くには様々な悩みが波のように
押し寄せて来るよ。
でも、つぎつぎと来る波を真剣に受け止めていたら、
ネコさんという「船」は少しも前に進むことは出来ないよ。
上手に「船」の後ろに押し流してね」


今の私に贈られた様な言葉でした。
ありがとう。
少しだけ、がんばってみます。



2003年08月20日(水) 回想 -199X年の夏-

199X年、中学生だった私。
あの夏は暑かった。

今、夏の甲子園大会が行われているけれど、
本当に何時の間にか、高校球児たちより、年を取ってしまった
自分がここにいる。

高校野球、というとあの夏、あの年を思い出す。
普段強くない地元の野球名門校がセンバツで準優勝した。
M学園高校。甲子園では、有名。常連。だけど強くない。
けれどあの年は異常だった。
誰もが熱気を帯びていて、テレビ中継に夢中になった。
学校ではラジオを持ち込んで怒られていた男子がいた。
学校のテレビではそっと後ろからみんな覗き込んだ。

あの年、M学園は本当に強かった。
惜しくもセンバツで優勝しそこなってしまったけれど、
(その時の相手は、今年のセンバツ優勝校)
夏こそは、とみんな張り切った。

選手たちも、監督も、観ていた観客の私たちも。

その暑い夏も順当に勝ち進み、ベスト8まで勝ち上がった。
そして、準決勝を賭けたあの試合。
相手は今のヤンキース松井選手が二年生で四番を打っていた、
石川県の星稜高校。

試合は惜しいものだったと記憶している。
M学園は最後まで強かった。
何度も聞いて憶えてしまった校歌は、そこでは聞くことが出来なかった。

−夏が、終わった。
球児と共に、私の夏も其処で潰えた。

その前年から地獄の最中に居た私にとって、彼らは希望だった。

夏が終わった時、号泣した。選手と共に。

夏と言うと、あの、199X年のあの夏を思い出す。

遠い日。
遠い夏。

けれど私は、確かにその夏の風景の一部だった。



2003年08月13日(水) 涼風

薄紫の空の下
涼風に身を委ね
一歩づづ一歩づつ
夏を歩く

短き季節
愛しき季節
大嫌いで
でも大好きな季節

空が漆黒に変わる頃
虫たちが合唱を始めると
季節は巡り行く

もう少し後だけど
今はまだ
この宵に身を委ねていたい


++++

気付けば8000ht越えてました。
読んで下さっている皆様に御礼申し上げます。



2003年08月05日(火) 生き直す

日が暮れかかった夏の夕方、
僕は思い切り夏の呼吸を感じながら、
背中に沈み行く太陽を感じながら、
歩いた。

ただそれだけのことなのに、
色んなことがあって、
泣きたくなっていた僕は、
ほんの一握りの生きる勇気を分け与えられた。

…生き直す。

僕の脳裏にこの単語が浮かんだ。

生き、直すんだ。
一緒に、歩こう?



2003年08月02日(土) やっとお月様

夜出かける前に
とてもとても久し振りにお月様に出逢いました

思わずじっとあなた(お月様)を眺めました
次の月齢23の日には
その気まぐれなお顔を出してくださるのでしょうか

あなたの柔らかい光に包まれて
夜道を自転車で走りました

辿り着いた先は
あなたをも隠してしまう
賑やかなお祭りネオン街

こんなところには顔を出せないわと
きっとあなたは言うのでしょうね

もしもお願いを聞いて下さるのなら
あの人に逢わせて欲しいのです

ずっとずっと願い続けてきたのです
お願いです
お願いです

明日もあなたに逢えます様に


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*Elly* [MAIL] [HOMEPAGE]
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