朝焼けの詩
ふと見付けた風景とか
ふと気付いた思いとか

2002年10月31日(木) 見えない糸

もうすぐ切れそうなあの糸。
結び目を作るのは苦手なんだよ。
繕うことなんて、きっとできないよ。

見えない糸。
微かに未来を託した糸。
どこまで繋がっているかわからない糸。


糸を手繰り寄せる勇気は、ない。
振り絞ろうとしても、どこにも、ない。

悲しいね・・・・。



2002年10月19日(土) ぼやけた景色

時間だけが、
まるで突風のように物凄いスピードで流れていきます。

その度に周りの景色がぼやけて、
曇りガラスの部屋に閉じ込められたような錯覚に陥ります。

そんなに走らないで。
置いてかないで。



2002年10月17日(木) wandering with the wind

力の入らない身体を少し揺すりながら
日々をやり過ごす

流れて行く景色は 
くっきりとした秋模様

置き忘れてきた物があったような気がして
風に逆らって後ろを振り返る

いつしか冷たくなった風が
火照った身体の熱を奪う

風の中に
昔聞いた旋律が聞こえた気がした

プツリと途切れたあの旋律
再び続きを聞けるのはいつの日か



2002年10月14日(月) Again

やっぱり諦められないや。
バカだって判ってる。判ってる。

日毎短くなっていく太陽を眺めつつ
遠くなりかけている穏やかな日々を想う。


穏やかでささやかだったほんの数ヶ月。
それは神様からのちょっとしたプレゼントだったのかも知れない。


心の何処かで再びそんな日々が戻ってくる気がしてる。
心の、何処か判らないほんの小さな場所で。


そうでも思わないと、
漆黒に塗りたくられそうでやってられないんだ。



2002年10月09日(水) 地平線の果てまで

このまま
ずっと
地平線の果てまで
走り抜けてしまいたい



2002年10月07日(月) インディアンサマー

まるで涙が出そうで
吸い込まれそうな夕焼けでした
遠い遠い日
子供の頃に肩車されて眺めたような・・・


ほんの束の間でした
その数分後、赤い色は漆黒に塗り替えられました



日が落ちるのが何て早くなったんだろう


相変わらず季節の境目を飛び越えて
フラフラしている不器用な私です



2002年10月05日(土) 見えないアルバム

もうすぐ、二年。
あっと言う間だった。

紫の花の中に君を見ていた。

そう言えば君の写真って、殆ど無かったんだ。
写真が無いのは、最初は悲しかったけれど、
今はもう大丈夫。

今すぐにでも君を思い出して、胸の中で鮮やかに
蘇らせる事ができるから。

この手が、胸が、心が、、、君を忘れていないから。

だからね、見えないアルバムがいっぱいあるの。
数え切れないくらいだよ。

もう少ししたら、また何ページかめくらせてね。



2002年10月03日(木) レクイエム以外なら

そこは一方通行です。
迂回するしかありません。

ぐるっと回って帰ってきたら
再び出発点に戻りました。

そしてまた、同じ道をぐるぐると
回って先へ進もうともがきます。


どこまで行けば辿り着ける?
君の歌が聴こえる場所まで
這ってでも辿り着きたいよ。

歌って。
どんな歌でもかまわない。
ふふふ、レクイエム以外なら・・・ね。

僕は弱虫だから怖い歌は苦手なんだよ。
そうだ、子守唄がいいな。
ゆったりゆったり穏やかに眠るの・・・
柔らかい時の流れと共に・・・



2002年10月02日(水) かすれ声で うたを 綴る

もう10月なんだね。
金木犀の香りがとても素敵だよ。
ふんわりと穏やかに時をくるんでくれるような香り。


・・・寒くなってきたから
風邪を引いちゃった。

ホントに声がかすれちゃったよ。

気付いたらかすれても歌を歌おうとしてた。
やっぱり声が出なかったよ。

こんな声じゃ君に届けることは無理だよね。
ゴメン。出直してくるよ。


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*Elly* [MAIL] [HOMEPAGE]
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