酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年05月28日(月) 『タイムカプセル』 折原一

中学卒業をする時にタイムカプセルを埋めた有志の少年少女たち。10年後、約束の日を目前に奇妙な手紙が届きはじめる。そして仲間のひとりが消えた。開かれたタイムカプセルの中からいったいどんな過去が飛び出してくるのだろうか!?



2007年05月26日(土) 『小袖日記』 柴田よしき

タイムスリップしたヒロインが源氏物語の出来上がる過程に関与する物語。これは面白かったヾ(^▽^)ノ 柴田さん流源氏解釈がすごくすごくいい。やはり文は人なりで文章から柴田よしきと言う方が匂い立ってくるようです。厳しくやわらかな視線が心を打ちます。オススメです!



2007年05月22日(火) 『Gボーイズ冬戦争』 石田衣良

池袋ウエストゲートパークも�擦箸覆蠅泙靴拭�7冊めか〜。石田衣良に関しては今は池袋シリーズしか魅力ありません。あの文化人めかしたコメンテーターってのは何故やってらっしゃるのかな?ご本人の自由だケレドモ私には違和感。まぁこの誠とキングとサルの世界が少しでも続いてくれるならいいか。キングは相変わらずカッコいいです(^-^)v



2007年05月21日(月) 『誘発者』 飯田譲治

NIGHTHEADの直人と直也が帰ってきました〜ヾ(^▽^)ノ 飯田譲治さんの作品は大好きでこれは私にとって『アナン』と双璧。アニメーションのDVDを借りて見て復活の訳が理解できました。ふたりはアニメーションで整理され進化を続けていたのだなぁ(感動)(>_<。) ふたりはどうなっただろうと言う長年の心配が解消されました。ふたりの未来に幸あれ!



2007年05月15日(火) 『いかさま師』 柳原慧

 紗貴は仕事と入院した母の看病に追われる毎日を送っていた。ある日、唐突に紗貴の母が遺産相続人として指名された。受け継ぐものは絵画。その絵画を巡り、紗貴の周辺でおかしな事件が多発し始める。そして愛する母を殺されそうになり・・・!?

 これは面白い。表紙の絵の怪しさと内容がばっちりと合っている。うーん、これって映像化してくれないかしらん。ヒロインの紗貴がなかなかに謎めいていて最後の最後にその顔を見せるあたり、タイトルと呼応しあっていてうまいなぁと。埋もれた絵画の名品を巡る争いも読みどころたっぷり。いろんな視点から非常に楽しめて惹き付けられたのでありました。オススメv

 へこたれそうになるとき、あの姿を思い出すと、わたしは自分のことが恥ずかしくなる。なにものにも負けられぬと思う。生きていくことは辛いことだ。それでも生きるしかないと思う。

『いかさま師』 2005.7.30. 柳原慧 宝島社



2007年05月14日(月) 『桂昌院 藤原宗子』 竹田真砂子

 テレビで<大奥>シリーズを見てから、大奥な女達に魅せられた。激しく獰猛に生き抜いた女達に。春日の局についてはあれこれ読むことが出来てずいぶんと知ることができ、気になっていた桂昌院の生涯の物語を読めた。ううむぅものすごくパワー溢れる女性だったのだなぁ。烈女という存在はいつの時代にもいたのだなぁと感慨深かった。母のコンプレックスを聞いて育った少女が女を武器にのし上がっていく。のし上がって行くうちに高貴な女性を妬み嫉み、そして最後の最後に・・・と。生まれ育った環境というものは選べない。その生まれついての差別についてかなり考えてしまった。それでも人は生きていく過程で自分なりに美しく生きることができるはずだ。私はそう思うな。

「嫉妬(へんぬし)や、玉はもう長いこと男はんに相手してもろうてないよって、うちのこと羨ましいてならんのやろ。そや、玉も、そろそろ女子の終りやよって、それで気ィが立ってるのやな。そんな時はな、かえって男はんに可愛がってもらうが薬やよ。うちもな、丁度その頃、太郎はんがいてくれたよって上手に境を越えました。境を越えたらなあ、盛りが戻りましてん。老い知らずや。なあ、うち若いやろ?太郎はんのお蔭やで。いくつになっても女子は女子でおらんといかんよ」

『桂昌院 藤原宗子』 2007.3.30. 竹田真砂子 集英社



2007年05月09日(水) 映画『ゲゲゲの鬼太郎』

 日本人なら誰もが知っている妖怪たちの物語、それはゲゲゲの鬼太郎だろうなぁ。今回映画化されて評判がいいので見に行ってきた。これがむちゃくちゃ面白かった! すごく丁寧に作りこまれていて見ごたえたっぷり。出演者の豪華さにも驚かされた。鬼太郎役のウエンツ君はとても綺麗な鬼太郎で、儚い恋心をうまく表現していてジーンときた。猫娘役の田中麗奈ちゃんは最高級にキュート! かわいいったらありゃしないにゃんっ。猫娘の淡い鬼太郎への想いもせつなくてねー。猫ダンスなんて涎もん。あの美しい脚ったらいったいなんなのー!(大絶賛) 砂かけ婆の室井滋さんもうまいっ。まさに怪演。あの化けっぷりったらないですわ。子泣き爺のかんぺーさんはそのまんま。んで・・・ビビビのねずみ男ですわ。これがもう大泉洋の一世一代の当たり役はまり役。洋ちゃんはねずみ男を演じるために生まれてきたと言っても過言ではない。あの汚さズルさをああまでうまく演じるとは。洋ちゃんの前にねずみ男なし。洋ちゃんの後にねずみ男なし。目玉親父の声が永遠にあの声であるべきであるように実写化のねずみ男には洋ちゃん以外考えられないわー。画面に出てくるだけで大爆笑。洋ちゃんこれでいったなー、完全に。笑える映画はいいですわ。ニッコリ。ああ楽しかったv



2007年05月04日(金) 『ハンニバル・ライジング』 トマス・ハリス

 『羊たちの沈黙』で衝撃的な登場をはたしたハンニバル・レクター。暗黒で変質者全開なのに一躍ダークヒーローに踊り出たキャラクター。レクター演じるアンソニー・ホプキンスの怪演の素晴らしさと対するFBI捜査官クラリスを演じたジョディ・フォスターの配役の秀逸さゆえだったとも言える気がします。なので『レッド・ドラゴン』は置いといて『ハンニバル』は私的には今ひとつ・・・ふたつ・・・みっつかしら。なによりエンディングを原作と変えすぎだったと思います。あの衝撃は原作のエンディングを活かさないとダメだー! そして今回の『ハンニバル・ライジング』はレクター博士の過去に遡ることとなりました。彼の異常性はもともと生まれもったものであったにしても、こういう体験が発露させたのであろうなぁ。うーん。環境は大きいのね。日本がキィプレイスとなっていますが、これはどんなものだろうか。日本はまだまだ大きく誤解されたままなとこいっぱいあるのだなぁ。日本ってそうじゃないよって思うところ多々。映画を観たい気持ちが削がれてしまったわ。レンタルを待つかー。

「あなたの魂のためにも祈っているわ、ハンニバル。心配なのよ、あなたが暗闇に引きずり込まれようとしているんじゃないかと」
「引きずり込まれはしませんよ。以前、口をきけなかったときも、ぼくは沈黙に引きずり込まれたわけじゃなかった。沈黙がぼくを虜にしたんです」

『ハンニバル・ライジング』 2007.4.1. トマス・ハリス 新潮社文庫



2007年05月03日(木) 『千里眼 ミッドタウンタワーの迷宮』 松岡圭祐

 ジャパニーズスーパーウーマン岬美由紀が今回は日本の治外法権中国大使館で大暴れ! 友達を助けるために孤軍奮闘する美由紀。ああっ、もうたまらなくカッコいい女ですー。惚れ惚れしちゃう。友人・由愛香の美由紀への嫉妬や葛藤。うーん、女ってめんどくさい。私は基本的にデキル女が好きなので自分にないモノを持つ人に惹かれ、尊敬する傾向があるので由愛香ゴコロってわかんないんだけどね。自分の分を知っていればあんなジェラシーストームに巻き込まれることないのになぁ。その点、美由紀は自分の分をキッチリと知っていて、その才能を惜しむことなく使う。そういうところが魅力なんだー。ああ、続けて4冊出て、もう5冊めも出るのかな。出たのかな。早く読みたい。美由紀に会いたい!

「・・・・・・心配しないで」美由紀は力なくつぶやいた。「生きて会えたんだから・・・・・・。希望はあるわ・・・・・・」

『千里眼 ミッドタウンタワーの迷宮』 2007.3.25. 松岡圭祐 角川文庫



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