公営住宅に関わる仕事をしているのですが、その中でも特に家賃に関する事をしています。家賃は年度ごとに変わるので(←住んでる人の所得とか建物の価値とかで)、年前から準備を進めてきました。
その中で「家賃減免申請」ってのがあるんですが、所得が月61,500円以下なら最低ランクの家賃をさらに1/4または1/2にできるんですよ。そのかわり、申請しないとそのまんま。ちなみに申請の仕方はすごい簡単。該当者にはこっちから申請書を送っているので、印鑑押して締切りまでに提出するだけなんです。
でもでも、締切り過ぎても提出してくれない人が結構いました(-_-;)電話かけたら「忘れてた。」って言われるんですけどね・・。あとはお年寄りが多いのもあったかな。足が悪かったり、入院していたり。そういう場合は直接出向いてハンコもらいに行きました。
そういうわけで、あるおばあちゃん家に行きました。(電話ついてないので、突然訪問しました。)そしたら、すごい長居することになっちゃって(^-^;おばあちゃん、喋る喋る。娘さんの民宿手伝ってたこと、電話をつけようと思ってること、具合が悪かった時のことなどなど・・・・・・。私は必死に足の痺れを堪えてました。(なんとお恥ずかしい。)
すると突然おばあちゃんが「おしるこさっき作ったんだけど、食べるかい?」だって!!心の中では滅茶苦茶食べたかったけど、仕事だったからお断りしました。あー、でもやっぱ食べときゃよかったと今更後悔。よく考えてみればそんなに悪いことじゃないし(笑)
一体どれ位いたかは分かりませんが、帰り際には何度も頭を下げられてお礼を言われました。さっきは足が痺れて・・・なんて書いたけれど、なんだか温かい気持ちになれました。話を聞くのは楽しかったし、(おばあちゃんも一人暮らしでいろんなこと誰かに聞いてもらいたかったのかな)もてなしの心というか、昔の日本人の良さっていうか、よくわかんないけれどそういうのを学べた気がします。
他のおじいちゃんや、おばあちゃんもそんな感じでした。「誰に対しても親切にする。」すごく大切なことですよね。世界の偉い人達も見習ったらいいのにと思います。
sanskrit snow(写真付き)
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