えがにき
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2002年05月28日(火) |
『愛しのローズマリー』 |
(原題"Shallow Hal") 映画館冷え冷え。風邪をひいて今ふらふら。風邪をひいたのは冷え冷えだけではなく?なんだか微妙、この映画。消化不良中。
見た目の美しさと、中身の美しさ、についてパロディを使った映画。 はじめの「乗り乗りの演技」が非常に可笑しくて楽しい。が、曲者。
なんもかけへん。
人びとの目って、曇っているのか?
弱ってるところにバブンとやられた。 くだらないっちゃぁ、くだらないんだけど。 ばたんきゅー。
無理に「笑えそうなところ」で笑う観客達。可哀想かも、とか思う。おそらく現地の国のお人が観れば、笑いの箇所はきっと違う。まぁ、どこで笑おうと勝手だけれど。
他者とのコミュニケーションについて考える。けして好ましい形態ではない未知の外部者との接触。ひとつひとつ言葉がなくても行き来するもの。
初めて観たんですけどもね、いや、なんかあの、グロテスクじゃないですか、彼(彼、でいいのか?)昔からそう思っていて、でなんだか観る気になれなかったんですよ。確かにその昔(20年前かぁ……)流行っていたことは憶えているけれど、それ以上立ち入りたいとは思わなかった。
で、20年後の大人の私としては『ハンニバル』も観るし、『ザ・セル』(おぞましい)なんかも観たりできる。とか、まぁ、いろんなグロテスクなものに耐性が出来た。
時間が空いているけれど、このまま帰るにはブルーな気分炸裂、そうだ、今日はレディースディ、映画を観て帰ろう。という感じで。
で、よかった。鳥肌。ぞわぞわ。
最後、音楽の必要以上に大層な盛り上げに、ここまでやれば立派だわと感心。 どわーん!どっかーん!ばっしゃーん!どっしゃーん!(凄) いつのまに感動している自分。
こいでいる自転車のかごにまるで乗せているような気分で帰宅。
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