みやにっき
詩人を名乗ることにした。

2003年10月31日(金) わたくしたちのみちゆき1

目覚ましは3時にかけた。
どうにもこうにも起きられず,体全体が激痛。
4時まで寝てみた。
まだだめだ。つらいものがある。
5時にやっと起きられた。
がさがさと荷造りをし,商品をとりまとめ。
6時前には出発することができた。

明け方の道はとても空いている。
夜が明けていくのを見ながら,走った。
赤い空だね。
「君の出発にふさわしい青空」と,その昔,書いたなあ。

実家が近づくにつれ,8時ごろから道が混みはじめる。
これは通勤ラッシュというものですな。
間に合わないよー間に合わないよーと半泣きになりながら疾走する。
でもなんとか9時には間に合ったのだ。えっへん。

家は妹の出立でしっちゃかめっちゃかな状態だったよ…。
自分が持ってきた贈り物は,なんとか荷物にもぐりこませることに成功。
絵の具をあげるからね,絵を,描いてね。

大急ぎで,パパンとママンとスナヲ,僕,末妹で出発。
平日なのでね,勤務や学校がある兄弟たちはこられなかったの。
ちゃんと抱きしめたらしいから,いいよね。
車の中でずうっと,スナヲと馬鹿話をしていた。
あんなことしたよね。
こんなことあったよね。
二人でいろんな馬鹿なこといっぱいやったね。
二人でたくさん楽しいことやったね。
いっぱい。
いっぱい。
どんなに遠くいても,僕たちは一緒なんだってこと。
もう会えないなんてことに負けたりしないんだ,よ。
僕たちはそれぞれだけどそれなりにつながっているんだ。
知っているから,大丈夫。

しっかし東京は暑いなあ!
この気候でダウンコートとか売れるってのがよくわからん。
大きな道路沿い,出版社のビルが乱立しているのを見るのは楽しかった。

妹が入会する修道会は,赤坂にあるのだ。
赤坂っちゅーのは恐ろしい土地だな!
なんだってあんなせまっこい,坂が急なとこに高級物件が並んでおるんだ。
なんであんな路地に高級外車を路上駐車しやがるんだ!
ともあれ,そうした高級住宅街やら高級料亭やらの一角にいきなり森があり。
その中心に修道会がありましたよ。
ああこの子を置いていくのが,木のあるところでよかった。

そこで院長やら志願者指導員のシスターやらとお話をし。
ついでに,用意してくれたので家族で晩餐を囲み。
泊まる予定の別の修道会には布団がないという話を聞いているという話をしたら,
気を使って布団を一組貸してくれた。
もういい加減,夜になってきていたので。
もう部屋に荷物を入れた妹を一人修道会に置いて,家族は宿泊地へ向かうのでした。

宿泊するのは今度は六本木の修道会。
(違う修道会なのだよ)
六本木というところも面白いね。
大使館がたくさんあるあたりなので,外国人がいっぱいいた。
んでもって,丁度ハロウィンだったので,仮装をした子らが歩いていて愛らしかった。
両親は神父様と別件での用事があったので,末妹と一緒に布団を敷いて。
プレイルームはじゅうたん敷きだったのでそこに布団を敷かせてもらったのだ。
すごいね,東京で宿泊料無料だよ!
泊まったのは清貧の思想の修道会なので,よいことでございましょう。

と,もう僕はここ数日ずーっと半徹状態だったので。
布団に入るなり爆睡してしまったのでした。
ぐーこぐーこ。



妹がこの日記を読むことはあるんだろうか。なあ。
以前にいっとき研修で行ってたときはネット環境に触れることもできたようなのだけど。
もう無理なのかなあ。
ふみふみ。



2003年10月30日(木) お買い物のススメ。

告知。
というか宣伝。

文学フリマに出ます。
正確には,「片野晃司・沼谷香澄とネット詩歌人たち」様のブースにて,商品の委託販売をしていただくことになって,ます。
言い方がいまひとつ確定でないのは,まだ商品が僕の手元にあり,これから宅急便で発送するからです。
あと未だに,自分の商品の値段を決められていないからです(苦笑)
小詩画集を三点,出品予定です。
出店責任者の方々が,実際に届いた商品を見てから,店頭に並べるか決めるのでしょうから,あまりあれこれ言わない方がいいのかしらん…。
ポストカードサイズですが,CG画集,木版画画集,切り絵画集の三種。
新作が多数あります。
切り絵なんざ,そもそも僕の切り絵作品を見たことある人はネットにはほとんどおらないであろうなあ。
見物に来るとよいやも。

なにやら,一緒に並ぶものが素敵商品ばっかなようで。
だから未だに,「僕のなんか出してもなあ…」といじいじやっている,わけ,で。
自信があるのかないのかどっちなんだ自分。
とりあえず,ちょこっとがんばってみました,の,ご報告でした。
宅急便を出そう。
忘れないようにしておかなくっちゃ。




この週はしんどいかったです。
別サイトのHTMLと格闘していたり。
例の原稿に夢中になってみたり。
詩画集を黙々とこさえたり。
文化祭間際で仕事もみちみちとつまってきていたり。

何より。
自分を忙しさの中に置いておかないと,不安でならないのです。
11月1日に,僕の妹が神様んとこに嫁に行く。
今度こそ正式に行く。
なので明日は仕事を無理くり休んだので,今から実家に帰り,妹と一緒に東京まで行く。
そこで彼女の式をちゃんと見届けてこようと思うのだ。
考えるとそれだけで涙が出る。
手紙はやりとりできるらしい。嬉しい。
考えると涙が出るから,僕は,忙しいままにしておく。

眠ってはだめ。
眠ったら,いけない。
眠っている間にあのひとが行ってしまったらどうしよう。
僕は寝過ぎちゃうかもしれない。
置いてかないで,置いてかないで,置いてかないで。
僕が寝ている間に行ってしまわないで。
目を開けたまま眠れたらいいのに,なあ。

かみさま,いまからでもきいてもらえませんか。



というわけで今からあと少し休憩したら,出発します。
不安もあってこの一週間ほとんど眠っていないので,注意して行きます。
31日,1日は東京にいますが,すぐ帰ってきます。
宅急便のこと忘れていなければ,なんとか出品できるかなあとも思います。
100%とは言い切れていない,あたり(汗



眠って,次に目が覚めるときには。
ひとりじゃないと,いいのになあ。




補完メモ。
この日にあった出来事。
・担当の子と一週間付き合うことに今週も成功した。やったね。
・放課後は早く帰りたいのだが,仕事が山積み。
 いやもう,いやんなるくらい山積み。
 しかも僕にしかできない。コンチクショウめ!!
・それが終わって帰宅,作品集作りの続きを猛ペースで行う。
・スナヲからの電話でついやさぐれて「来なけりゃいいって言うの」とか言っちゃった。
 ごめんね,ごめんね。
・仮眠のつもりが5時まで寝ちゃいました。あらら。
・明け方に起床し,次の日に続く。



2003年10月29日(水) 補完メモ7

メモなのだー。
もう少し書いたら朝ごはんにしよう。
(書いているのは11月9日の朝の出来事)



・市内音楽祭があった。
 これまでの太鼓練習の成果を発揮,なのだが。
 担当の子の情緒の問題で,僕はその子と一緒に客席から見た(苦笑)
 でもみんな,とんでもなく立派だったよ。
 おかあさんたちが,泣いていた。
 毎日,毎日,毎日,続いていくわたしたちを切り取る作業,ここに。
・近隣の小中学校も一緒に発表なので,職員のお子さんも出てて面白い。
 いやーみんな,よく似ているものだな。
・学校に帰って来て,みんなで楽しく遊んだ。嬉しいなあ。
・放課後は文化祭準備で忙しい。うきー!
・帰宅後はひたすら商品の準備をする。
 版画を刷った厚手のブレダンが,うまくプリンタに飲まれてくれない。
 かなりの悪戦苦闘が深夜を過ぎるまで続く。
 同時進行で切り絵をさくさく切る。
 (手間…実はそんなにかかってないんだ…ごめんなさい…)
・1時間くらい仮眠をとり,あとは一気に仕上げる。
 商品は1セットずるトレーシングペーパーに包んだりしてみた。
 美しい「在り様」を追求したいものである。
・でも疲労で死にそうですよ。



締め切りが近くならないと頑張れないのは悪い癖なんである。
うううー。
こんな日はたまとかやぎを聞くといいのだ。
絶対,共通するものがあると思うんだよなあ。



2003年10月28日(火) 補完メモ7

メモは続くよどこまでも。
てかよく覚えてるよなあ,ほんと。



・担当の子とはまあまあよくやってます。
 雨の日は遊びが限られるので,一緒に楽しく遊べることを,さがそう。
・何ヶ月ぶりかバスに乗せた。頑張れ。
・放課後はパンフレットの文章作成とか,校内見取り図の作成とか。
 校内見取り図のデータが公務分掌に入っていないってのは問題だと思う。
 なので,避難訓練の地図から避難経路の矢印を丁寧に取り除いて作成。
 そういう仕事は教務主任がやるべきだと,いつも思うぞコンチクショウ。
・んで珍しく早めに帰れた。
・昨日更新した別サイトが,あちこち不備が出てちっとも見れなくなった。
 調べてみたら,ファイル名が勝手に大文字になっている。
 ウイルスか?と,あわててオンラインスキャンをかける。
・その間暇なので,相方と一緒に十二国記を見ていた。
 清秀が死んでしまう回だった。
 原作でも泣いてしまったが,やっぱり泣いてしまったのだった。
・んで僕らは「ハイスクール・ウルフ」が大好きなのでした。合掌。
・夜はスナヲと日榧氏を招いてチャットをする。楽しい。
 最初で最後のチャットだ。
・痙攣の原稿を,何か来た波に乗り,一気に仕上げる。
 よいものができたんではないかと思う。



もう後日のことになりますが,痙攣はいっとき解散したわけです。
んでBBSが死んでいるので何の反応も残せないわけなのです。
最後までストイックというか排他的だなあ(苦笑)

あからさまに壁紙サイズなので,壁紙にすると吉ですよ。
夜の,夜の,夜の,絵。



2003年10月27日(月) 補完メモ6

メモ。
よくまあ覚えているもんだな…。



・相変わらず,担当は替わらない。
 もうこの子の担当するの飽きてきたよ(苦笑)
 でも積み重ねが大事なので,頑張るのだった。
・放課後は文化祭の全体会議。
 全員の前できちんとしゃべることもだいぶ慣れてきたように思う。
 パンフレット作成の進行状況と,会計処理の報告と,諸注意と。
 学部の劇の予算は一万二千円です。超えちゃだめです!
・勢いにまかせて,久しぶりにマックでご飯を買って食べる。贅沢。
・帰宅後は,数年来の問題に自分の中で決着をつける。
 一番始めのことから,きちんと,彼と一緒に落とした。
 自分らで納得してしまったからもう,ことさらに言うことなんてないのだ。
・あとは別サイトの更新作業をしてました。黙々。



僕は覚えているよ。
さいごの時にだって「でも僕はちゃんと覚えているよ」と笑って見せよう。
それがいっとう喜ぶことでも,嫌がることでもあるって,知っているけども。



2003年10月26日(日) 補完メモ5

メモ。
記録がないからどうしたもんだかー。



・とんでもなく眠かったが,這って起きる。
 なんせスナヲと一緒にミサに出るのは最後だ。
・ミサ出るのって何ヶ月ぶりなんだろう…(不良信者)
・んでも,日々の祈りのがよっぽど重要って思うからいいや。
・スナヲはミサ後,あちこちで取り囲まれて,祝福と祈りの嵐であった。
・今度は下の弟ギュダ君の文化祭を見に行く。
 高専ってのはずいぶん大きくて,大学みたいだなー。
・上兄,僕,スナヲはもともと文化祭大好き人間なので,うずうずする。
 祭り!祭りをやりてえ!!店を出してえ!!!
 (でも広報活動は嫌いだ。来る客は勝手に来い…)
 (だるいんだか熱いんだかわからない兄弟)
・ギュダ君は写真部です。
 彼の写真は「彼らしさ」がぎゅうってなってて好ましかった。
 でも部全体の「展示」「見せ方」が甘すぎ,アンケートについ酷評を…。
 おとなげないよ。おとなげないよ!
・そのままギュダ君を拉致して,家族全員でカラオケになだれ込む。
 スナヲとのカラオケは今生最後となりましょう。
 …てかはっちゃけすぎだうちら。
 9人家族,ほぼ全曲「みんなで歌える歌」を選択しまくった結果,
 全員で限界ブッちぎって喉を腫らす結果に。
・ZABADAK『休まない翼』は僕らのテーマソングです。
・ギュダ君を学校に置き,帰宅。
・荷造りその他し,スナヲとママに付き合ってもらって画材屋に行く。
 商品の素材をゲット。
・後はのろのろと運転し,家に帰りました。



自分が受け取ったものはさておき,自分が送ったものくらい保存しておこう。
手紙はコピーをとってから出す。
自分が何を言ったか覚えておかないのは,とても,恥ずかしい。



2003年10月25日(土) 補完メモ4

あいや。
メモをとっといたのこの日までだわ。
この後どーしよー。



・眠い土曜日。でも遊ぼう全力で!最後だから!
・午前中はスナヲ,五連をとっ捕まえて,共同サイトの編集をする。
 ノートパソコン大活躍,ビルダー大活躍。
・午後は,スナヲが整体に出掛けてしまったので,暇。
 兄と妹に頼まれて,車を動かす。
・中古ゲーム屋に行ったのはもうどのくらいぶりだろう。
 ええ!メガCDがほしくてたまりませんとも!!
・店頭でだだをこね,兄と出資しあって『太鼓』を買う。
 もちろんタタコン付き。うひ。
・でもなんだかんだで夜9時を過ぎてしまい,ほとんど叩けなかった…。
・夜はまたスナヲと五連と,サイトのことをいじって遊ぶ。



最後かもしれない。
てか最後だろう。
でも「最後」でいられなくて,僕たちは,いつもと同じに休日を過ごす。
いなくなっていくものをぎゅうぎゅうに抱きしめるのではなく。
いつもと同じいつもと同じいつもと同じに。
ほら日々はこんな風に,穏やかに,君を愛した。



2003年10月24日(金) 補完メモ3

めもめも。



・結局,一週間連続で学校で過ごしてもらうことができた。ふう。
 今後も継続することの方がよっぽど重要。
・放課後は文化祭関係の会議。僕は会計と,プログラムパンフレットの責任者。
・通院して薬を塗ってもらう。
・着払いの宅急便が,届く予定の時間に届かなくて待たされる。
・宅急便の到着を待って,八時半頃に出発。今までで一番遅い出発である。
 夜道と疲労が怖いので,だーりんのくまのぬいぐるみを助手席に乗せてく。
・到着は11時半頃でした。三時間で着くはずがない道なんだがな。
・スナヲと,何故かいる五連との熱い歓迎を受け,うはうは。
 でも疲れすぎてて爆睡。



道中,切った材木を載せたトラックの後ろをずっと走った。
中心がまあるく黒くなっていた,あれはなんという木なのだろう。
不ぞろいの類似が,小刻みに。
それあ美しいものだったよ。

人との関係でしか自分の価値観を量れない,のでは,なく。
ひとりでもうれしい,うつくしいいきもの。



2003年10月23日(木) 補完メモ2

メモ,だ。



・昨日に引き続き子どもに対応。いろんなケア。
・交流学習があったらしいが,担当の子の対応に追われていつのまにか終わってた。
・放課後は重複班の昨日の授業の授業検討会。
・言いたいことは山のようにあるが,うまく言葉にならない。
・ツッコミは,知識がないとできない。他にいっぱしの口をきけるだけの学問をせよ。
・頭が固いということと頭が良いということを混同せぬよう,発想と気持ちはやわらかく。
・というわけで自分の勉強不足を思い知った今日この頃でした。
・放課後は通院。
・傷が残るかどうか聞いてみた。
 さらっと「うん残るよ。しょうがないね」と言われ,ちょっとへこむ。
 でも「ピアスみたいなものと思って開き直って」は言いすぎだと思う。
・家に帰ってからは,愉快ではない出来事と哀れみの感情。



高校時代,道にごみを捨てた女子高生を注意したら,何か言い返したいが言い返せなかったらしくひたすら「ばーかばーか」と頑張られたこと。
とか。
んでももう怒ったりできなくなったんだ。
しずかににがわらいを。



2003年10月22日(水) 補完メモ1

メモを残しておこう。



1022
・先週から,一ヶ月ほど不登校状態の子を学校に引っ張り出すことに成功している。
 それを功績と思ったりもしないが,ただ単純に個人的にシアワセだ。
・人にありがたがられる仕事だと思うのは,大間違い。
 (きっとあらゆる公務員はそう思っている)
・元いた重複班の研究授業を参観する。言いたいことはいっぱい。
・放課後は通院。薬を塗ってもらう。
・家では,ほそぼそと商品の制作を続ける。
・なんとか,サイトURLを綺麗にのっける手はないものか?



人を哀れむことっていっとうかなしいのかもしれない。
ののしるほうが,よっぽど,愛らしい。
黙って,黙って,静かに笑ってみせること。
それがいっとうかなしいことなのかもしれない,ねえ。



2003年10月21日(火) からくからくからるるからくる

うーん。
少し腫れてきたようです。
がんばれオイラのリンパ線。



変に気遣われるのは不愉快なことなのだと知った。
今回の僕の怪我自体は大したものではないのだが。
部位が目立つところだったもので,上司たちがうわずっている。
手やら肩やらの他の部位ならば,今までだってもっと深い怪我をしてきた。
でも何の保障もされていない。
それが当然,という顔をされながら働いて,きて。
上はずっと,見ないふりをしていて。
今回,女の僕が顔に怪我をしたからとのことで,いきなり態度急変。
朝の打ち合わせで上司たち,加害者被害者実名出しての発表。
「先生方も十分に怪我に留意し,自己の安全を確保してほしい」
「他傷行為の実態について調査したい」
なんて,何を今更。
今まではなんだったんだ。
保障なしで散々仕事をさせてきたくせに。
何を今更。
ふざけんな。
ひどくへたくそなポイント稼ぎの道具にされたみたいで,不愉快。
恥ずかしいったらありゃしない!

(気を遣っておいて散々こきおろされているかわいそうな上司たち)
(部下の心はヲトメの柔肌なのよ)
(虫の居所が悪かった,とも,言う)



さすがに昨日の子の担当からは一時的に外された(苦笑)
あとはほどほど,穏やかに過ごした一日でした。
通院のためにちょっと早く帰れたのが嬉し。
傷はまあまあ,公務災害申請用に診断書を申請。
「この傷で診断書書けといわれてもな(苦笑)」
と,軽症ですみませんいやほんとに。

毛糸を買って帰った。
今年もだーりんのマフラーを編むのだ。
まっすぐ編むしか能がないので,毎年マフラー。
黒,濃緑ときたので,今年はグレーにしようと思う。
ブルーグレー→ダルグレー→ライトグレーのグラデーションを予定。
自分の分は毎年,三本ばかし編むの,だが。
今年はどうしようかな…。
趣味の欄に手芸と書けるほどには器用ではないのだが,好きである。
絶対,買った方が安いのだが。

何を編みこんでいっているのか,僕が知っているからいいのだ。
自己満足を。
自己満足の愛を。
自己満足の自己愛を。
僕が思うところの愛は僕の内側にしか存在しないの。
触れていくこの指先から勝手にこめられ,て。
それは伝えるものでさえないのよ。
自己満足だもの。
「最終的には伝えられる」ものですらない。
僕があなたを愛することは,あなたにはまったく関係がないのだ。
僕が知っているからいいのだ。
「あなたがわたしを愛してくれているの知っているよ」
なんて,簡単に言っていい言葉じゃないこと。



と。
夜は切り絵を彫っていました。
あっという間に指にまめができた。
弱。



文脈からわかるとおり,機嫌がとても悪い。
エンピツで日記書くのやめようかしらん。
余計なものが目に入りすぎる。うふ。楽しい。
凶暴な楽しさだ。



2003年10月20日(月) 当社比1.5倍の鼻の穴。

あら。
にまんにせんを突破している。
いつのまに。



文化祭の練習は楽しい。
今年は孫悟空をやるのだよ。
オリジナル役である「山の妖精」を指導,てか一緒に遊んだ。
こういう場面で率先していきなり踊り始められる自分が好き。
布をふりまわせひるひる。
ひるひるひる。
ひるがえせよはたはた。

んで昼過ぎにそうした悲劇は起こったわけなのですが。

いやあ,ねえ,びっくりしたよ。
うん,びっくりした。
鼻が裂けました。
子どもがパニック起こしてつかみかかってきたのを防いで,
両手がふさがった次の一瞬,鼻に噛み付かれてしまったのでしたです。
避けられなかった自分のとろさを恨みつつ。
まあ,縫わずには済んだのですが。
浅い傷ですが,顔のことなので,公務災害の適用になるようです。
あーびっくりした。
いろんな事件があるものだね。

そろそろ文化祭の練習がつまってきたので,みんなストレスなのだね。
なので,癇癪を起こした子のことも,事態を避けられなかった自分のことも,
責めるつもりはないのだけれども。
せっかく風邪が治って意気揚々と出勤したらこれだ…。
めげる!もげる!やる気もげる!
なんでしょ,天がおいらに休めと言ってんのかしら。

医者に「あらららー大変だったねー」と同情されたり。
でも軟膏塗っただけ。
軽症で何よりです,が。
今(夜八時)になって痛いんですが。
てか血とまってないんですが。
どーしてくれよう。

泣く前に,自分に,炭酸飲料を買って帰った。
「弱虫」って笑っていい人間がそう多くないって,知ってる。



というわけで,僕は創作の世界に逃げ込もうと思います。
メッセはつけっぱなしにしておくので,
「うおーい大丈夫かー」と慰めてくださる方ボシュウ(笑)
別サイトの方の更新作業,がんばんなくっちゃ。
ああ。
銅版画のプレス機が欲しい。
あるいはプリントごっこ。
今度実家に帰った時には,シナベニヤを仕入れてこよう。
版画が好きだ。
不自由に手足をして,なおも自由に伸びていくわたくしが。
好きだ。



う,うそだろう!?



2003年10月19日(日) パムダを操作して。

ふにほに。
ふにほに。
昨日はあのあと,出家する妹に持たせるためのロザリオを作ってみたり,
編み物を始めてみたり,
いきなり木版画をがりがりほってみたり,
切り絵の下絵を描いたりしてました。
後半の二点については具体的にできあがってくるまで詳細は伏せますが。
ほんとに参加できんのかしら。どきどき。

手紙を出してしまったこと,それが相手に届いてしまったこと。
それだけで不安でたまらなくなる人間もいるのでした。
なので,まあ。
「またか」と思って見守るが吉ですよ。
いちいち騒ぐけども。
「お手紙ありがとう」て言われるのは大好きです,よ。
対していちいち「あああ気を使ってくれてるのかしらあああ」て騒ぐけど,
気にしないで,ね。

名前を呼んでもいい?
そのための両手,て,もってても,いいもの?
僕は,両手。



さて今日は木版画の続きとかしてました。
新作が3つの旧作刷り直しが3つ。
自分で言うのもなんなのだが,僕は,自分の描線が好きなのだ。
自分だいすき。
自分バンザイ。
今,とりあえず6種を13枚ずつ刷ったところ。
10セットを目標,残り3セットは自分予備。
あとは,二版重ねるやつ(4種)の,二版目の刷りに入ります。
やるときは一気に仕事する人間です。

やることが多くてなあ。

日記休んでいる間に。
高校時代の部活の仲間の近況報告本を作成し。
別サイト(同人寄り)を立ち上げ。
今更暑中の見舞やら,夏に誕生日だった友人への誕生日プレゼントをこさえ。
おおよそメシの種にならないことばかりをやっていたわけで。
でもまあそうしたところの自分を愛する。

何を焦っているの?
何を焦っているの?

毛色が違うので,別サイトURLは晒さない…。
気になったら僕を直接つついてくらさい。
まだ工事中だらけなんだけどさ。
ざ,ざばだっくファンの人,募集(汗



10月末締め切りの,個人的な仕事が3つ。
職場の仕事のことは職場時間に考えることにする。



さて,紙が乾く前にもう一仕事。



2003年10月18日(土) ケーキと手紙

ここ丸二週間ほど体調がおもわしくなく。
ようやっと上昇の坂にさしかかったような気がする。
今年は皆勤を続けていただけに,一日欠勤してしまってくやしい。


体調が悪い時は,いやな夢を見るものだ。


ケーキを用意したら,みんな食べに来てくれるだろうか。
そんな夢を見た。
「ケーキを食べに来るだけでいいから」
「無理に僕と一緒に過ごそうとしなくていい,食べるだけでいいから」
なにやらいっしょうけんめいに,そんなことを思うのだ。
そんでもって,それでも来てくれないかもしれないなあと気に病んでいる。
何か謝ったら来てくれるんだろうか。
でも謝るべきことがよくわからないのだ。
最後にはすっかり混乱してしまい,まだ声もかけていないのに,
「誘おうと思ってしまってごめんなさい」と謝っている。
そんな夢を見た。
超ウザイ人ですか自分。


そんな夢を見た。
わかりやすすぎて,起きてから爆笑した。
転げまわって笑い終わってから,少しだけ泣いた。


久しぶりの日記更新がこれって(苦笑)
後で気が向いたら変える。
レターセットはやはり処分するべきなのだろうか。


 <なんだっけ?  まとめて  そんでどう?>


縞田みやぎ [ジコショウカイ] [ジコショウカイその2] [ひとこと] [メェル]

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