『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

《back← INDEX  →next》     MAIL 

2002年終わります〜 2002年12月31日(火)

もう大晦日なのに、体調が悪くて何もできないー

あんまり色々できないから、できそうなことだけ少しやろうかと思ってた。
昨日掃除しなかったから、少ししようと思ってATUに
「どんなことがやりたい?。掃除?片づけ?」と訊いたら
「じゃあ、台所の換気扇でもやるよ」と言って近所に洗剤を買いに行った。
それならば、わたしはお風呂でも磨こうかと周りを片づけ始めた。

男の人ってそういう人が多いのか、ウチだけなのか知らないけど、
ATUは家で何かするのに一人でできない。
だいたい、独り言を言ってるからいいかと知らんぷりでいると
相槌を求めてきたり、あるはずのものがどうしても見つからないとか、
奥の物が取れないとか、ナンノカンノと話しかけてくる。

わたしは人間ができていない。
きわめてできていないので、
何かしている時に他の事するのが苦手だ。

返事するくらいならいいけど、言葉で言ってもうまく伝わらないことが
多いので、結局、説明しに傍まで行かないとならないことがよくあって、
それに、ATUは独り言みたいな事言っている事も多いから、
何の事か見に行かないとならない事もままある。
そんな事が重なってくると、やっている事が全然はかどらなくなって、
いい加減キレそうになる。そう、修行が足りない。

なので、家で何か作業する時は先に何がやりたいのか訊いて、
なるべく傍に居ないようにする事にしている。
姿が見えなければ、いくらかいいのだ。


ところが、、こっちの目論見知らずで、
ATUは近所のスーパーで「ジャバ」を見つけてきて
いたくウレシそうに張り切っている。

CM観てて前からやってみたかったみたい。
そうして、わたしの計画はもろくも根から崩れた。
台所じゃなくて、お風呂の掃除すると言い始めた。

しかし・・・、初めてジャバするので、やり方は知らない。
説明書きを熱心に読んでいる。
・・・わたしは予定が狂って悔しいから
「ジャバなんか、なんにもやることないよー。
 お風呂沸かすだけだよー、時間かかるけど〜」
と言ってやった。

ようやく、沸かすだけなのだと納得したら、
水を張って「ジャバ」を投げ入れて
ツマラなそうに台所を磨き始めた。

でも、その後磨くことにノリ始めてしまったのか、
ガラスもお風呂も磨いてくれた。

フッフッフッ☆結果儲けた!





とうとう師走でありますが・・・ 2002年12月28日(土)

朝起きて台所に立ったとたんに、眩暈に襲われた。

「ありゃ?ありゃりゃ?、デ?、レレレ〜〜〜???」
という感じにくずれた。

この眩暈というのは、意識はハッキリしている。
だから、一点だけで動かなければ、万事OKなのだ。
でも、そんなわけにいかないからグルグルの羽目に陥る。


20代中頃にメニエル病をやっている。
その時は朝、寝床で目が覚めたら、もう世界が回っていた。
結構ひどかったので、一週間くらいは
寝たり起きたりしていたような気がする。

それ以来、その時程になる事はほとんどないけど、
疲労が重なると、軽い眩暈を経験するようになっている。
右の耳が悪いみたいで、風邪で喉が腫れたり
水が溜まったような感じになったりすると
フワフワする事がある。
聞こえも右耳の方が悪くて、電話は左で聞く。

低血圧と更年期障害と、メニエル病とが
重なるので、どれが主な原因なのかがわからない。
でも、今回は一瞬、脳に何かあるかと、不安になった。
なんとなく、そんな気がしたのだ。
でも、ホントに脳だったら、今頃意識ないだろう。。。

花粉が飛んでいるような気もする。
今、ヤビツ峠に下見に行っているATUが
「杉に花が着いてるの見たけど、花粉はまだじゃない?」
と言っているけど。


大掃除程ではないまでも、
少し掃除でもしよう、と思ってたのに残念なことだ。。
都合病気?と、言いますか?・・・

ところで、最近の洗剤って、掛けておくだけで汚れが落ちるみたい。
食器もお風呂も、こすらないでいいらしい。
これで、そこそこ落ちるからたいしたものだ。

でも、あのスプレーは不経済で、イイと思って
シュッシュッしていると、アッという間になくなってしまう。
ただ、詰め替えが100円くらいなものだから、
これを節約する前に、他に節約することはあるのだろうけど・・・







景品大臣、貧乏? 2002年12月26日(木)

ATUの仕事は地質調査技師。
ダムや住宅、工場などの建築予定地や開発予定地に行って、
穴を穿って、地層のサンプルを採ったり
加重の数値を調べたりする。
なので、身体に過酷なこともママある。

それで、お腹の縫い目もくっついたばかりで心配だから
復帰と言っても、下見くらいで現場の仕事はまだしていない。
でも悪いことに、パソコンがあまり得意でなくて
机の前に座っているのも、好きではなくて、内勤の仕事はイヤみたい。
もっとも大腸の回復には、座ったままで動かないのは良くなくて
ちゃんと、立って歩くのが回復を助けるのだそうだから、
座りっぱなしでいないのは良いのかも知れないけど、
そこで新たな悩みが生じてきている。

パチンコ好きが再発してきたのだ。
もともと賭け事や娯楽には疎くて、珍しくパチンコ経験のない人だった。
それが何を思ったか、去年辺りから凝り始めてしまっている。
自称・大きく擦ったことがない、らしいが
ホントはどうだか分からない。

でも、よく景品を取ってくる。
コーヒーメーカー、腕時計、炊飯器、オーブントースター。
買い換え時で助かる。電気製品が好きなのだ。
わたしにはフェンディの袋、プラダの財布などなど

きょうは、昼前に電話があった。
当然、会社でお仕事だとばかり思っている。パチンコ屋からだった。
「会社に帰らなきゃならないのにカクヘン(確率変動)が終わらない。
勿体ないからこっちに来て代わりに打ってくれ」と言う。
ナニヤッテンダカと腹が立ってきて。
「そういうことは、その時々だから、時間ないなら戻ればいいジャン!」
「それに、そんなに早く着くわけないよ!
 どっちみち20分や30分掛かるから、自分でどうにかしなさい!」
と、冷たく電話を切った。

そしたら程なく昼食に帰って来た。
なにか大きな物を肩に乗せている。
ポータブルの充電掃除機だ。

以前から使っている掃除機が、大きくて使い難いので、
買い換えたいと言うわたしとケンカしたりしていたのに
やっぱり気にしてくれていたみたい。

この前のオーブントースターも焼き色の濃い薄いなどの調節できるもので
タイマーのジジジジという音がしない驚きの最新式だった。
電化製品の夢は今でも健在だ。

この簡易掃除機も我が家にとってはスゴイもの。
立てて保管したまま充電できて、ゴミ収集が紙パック式。
動きが軽くてスムーズで滑るように動いてくれる。
それで、仕上がりが拭き取ったようにピカピカになる。
いったいどういうことなのか?

多分、改めて買ったりはしない物だとは思う。
でも、車に積んである安い簡易掃除機ともモチロン違って
今までのメインの掃除機よりもキレイに吸い取る。

「んんん〜〜ん♪今でも技術は日進月歩なのねー。。すごいねー」
「プロジェクトXだよね〜」

おおおっと・・・、
感心し過ぎてはアブナイ、アブナイ。。。






牛?豚? 2002年12月25日(水)

世はクリスマスで盛り上がっているのに、
へそ曲がりな我が家では、今日は肉じゃがをした。

わたしの育った環境(東京の山の手近辺)では、
入れるお肉は豚肉しか考えられなかった。
バラでも小間切れでも種類はともかく、豚に限っていた。

ただ以前から、ATUには牛が本当だ。と言われていて
でも、別に本気にもせず、作りもせずに来ていた。

それが、きょう何となく、牛にしてみた。

ATUは大喜びだった。
んん〜〜〜、、わたしには微妙な違和感があるのだなー、やっぱ。。
豚の脂身が煮えて脂抜けた感じとジャガイモが良く合うんだけどな〜

慣れないので味付けも、かなり手間が掛かった。
それに思ったよりも味付けを濃くしないと纏まらなかった。
豚肉だと、味が薄い方がカッコ付きやすいような気がする。
要研究。という感じ。


・・・それにしても、今年は特にクリスマスに素直になれなかった。

ん十年前、表参道のイルミネーションに灯が点る頃になると
それは厳粛でロマンティックな気分になったものだった。
空気が、まさにholly nightという感じだった。

あれは自分が若く、いろんな事に
未だ飽いていなかったからだったのだろうか?

それとも、今は宗教や政治の情勢が変わってきていて
キリストや西欧文化のことも無邪気に喜んで
いられなくなったからなのだろうか?

今我が家にPC、Macとwin2台ある。
これを繋げたくてケーブル買いに行ったら、
ついルータを買ってしまった。
これがあれば、4台までなら自由に繋げて
ネットにも心おきなく繋がる。

・・・しかし、我が家はそこまでする必要が
果たしてあるのだろうか?
繋げるならケーブルだけでも充分なのにな・・・
でも、ま、いっか〜。。






イブに若者は・・・ 2002年12月24日(火)

DTPの学校の帰りに、乗り換えの駅で、
以前、パートに通っていた職場の人に、バッタリ遭った。

パソコンの初期不良を扱う、サポートセンターみたいなところで、
未だ始まって間がなかったので、
とても家族的な雰囲気の、良い職場だった。

彼は、技術サポートなどをしていた人で、
チョット内気な感じにソフトな低音の声で話す、
クリッとした大きな目の魅力的な青年だ。
職場の動向や、居た人たちの消息などの噂話をした。
楽しい職場だったので、とても懐かしかった

そういえば、話しながら気付いたことなんだけど、
モテないとは思えない彼が、イブの夜に職場から
家に直帰するのは、どうも、解せない感じがした。。

むむむ・・・要らぬ心配だっけ。。


ああ、家に帰ってから出掛けるという事だって、あり得るんだった。

むむむ・・・要らぬ推理だ。。。


〜その後 2002年12月22日(日)

もうATUは全快に近いくらいに回復してきている。

幸か不幸か、わたしは今までの人生で大きな病気に出会った事がない。
自分であれ他の人であれ、
手術とか入院とかで深刻な事態になった事がない。

それがない代わりに、不謹慎な言い方になってしまうが、
手術や入院といった以前に、死んでしまっている事の方が多くて、
生きる事に心を砕くと言うことより、お棺の横で涙する事の方が多かった。

そんな故か、山や谷を越えて生き抜いていく、
と言う事に疎い致命的な癖がついてしまっている。

死は常に身近にあった。
乳母さんの親戚の法事に始まって、
まだ幼稚園前の幼い頃から身近にあった。
人はひょんな事で死んで、
突然、芋や灯籠と同じような物体になってしまう。
そして、そこから抜け出た霊や精霊が、
四辻や提灯に宿っていたりしていた。

でも今回は違った。ATUはちゃんと生還してくれた。

大きな病気で療養した事のある方なら、
随分と大袈裟なことを言う人だ。とお思いになる事だろう。
でも、なにしろ病院と言うものにも馴染みがなかったし、
相談できる人も身近にいなかったので、当初は一人で随分と心細かった。
近辺に知り合いがいない代わりに、友人がメールで励ましてくれていた。

帰ると、眠くてクタクタになるまでパソコンの前にいた。
勉強しようと、ソフトを立ち上げはするものの、
何も建設的なことはできずに、誰かのホームページを訪れる訳でもなく、ぼーっと座っている事が多かった。

完全看護とは言え、洗濯や細かな身の周りの事は
自分がやらなくてはならないので、
手の回らない部分は家族がやる事になる。
朝か夜に洗濯して、干して、病院に寄ってからパートに行って、
パートが終わると洗濯物を取りに帰って、多少の買い物をして
また病院へ行き、9時の消灯まで居る。
と言う生活が手術後しばらく続いた。
電話で話す時間もない状態だったので、メールが一番有り難かった。


猫はちっとも相手にしてもらえないので寂しいのか、
まとわりついて、噛み付いてばかりいた。
でも、顔見ると思いつめたような表情をしていて、
噛む時も両手で抱き締めるように噛むので、それも心が痛んだ。

ほんとうは、その時その時を毎日書き留めておくつもりだった。
でも、どうも根気と才に恵まれていないからか
進行している間は書く事ができない質のようで難しかった。

なので今、少しづつ思い出しながら遡って書き始めている。
自分でもおかしいくらいに不安だった。

反動なのか、最近、意外にも
ポストペットの新しいバージョンにはまってしまっている。
結構凝った作りで面白い。
こういう可愛いものに、ホッとする回路が今はできているみたい。
ところがこれって、やり取りする人がいないと詰まらない、
知り合いには、こういうのやる人居ないので
友人にメールで薦めたら、こんな事言ってきた。

 ちなみに、可愛くてもやりません。
 隠れて少女マンガを読むことはありますが、
 いくら何でもポストペットでメールを打っているところを
 後ろからのぞき込まれるのはいやです。

・・・・わたしには50過ぎたオジサンが、少女漫画読んでる方が
よっぽどナゾだし、それに、只今独身の彼の後ろから、
いったい誰が覗くと言うのだ、と言ってやりたい。。。
でも、なによりもっと言いたいのは
彼のMacのデスクトップ画面は
「安室奈美恵ちゃんじゃないか〜」ということだ。



《back← INDEX  →next》     MAIL 

 

リンク、引用の際は
必ずご連絡下さい。



 


猫への虐待、許しませんよ!


マイエンピツに追加