カンラン
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来月7日にインターネットの(工事の)人が来るよ。 転居を機にNTT固定電話を休止したため、ひと月の間、電話なしインターネットなしの生活。 それはそれで初春の夜長を趣味に生きることができて、しあわせである。 が、不便な経験も。 世間一般では、固定電話を持たず携帯オンリーな人は信頼ならない模様。いくつかの手続きが関所となり、引っかかった引っかかった。 なかでも近所のレンタルビデオ屋では会員登録の際に実家の電話番号を求められ、いい年齢して(こども抱いて背後には旦那)親がかり感むんむん。おかたい銀行でさえ(ちょっと渋ってはいたけど)そこまでは言わなかったというのに。
そんなこともあって、インターネットと固定電話番号が我が家にやって来るのをとても心待ちにしている。
図書館へおでかけ。 今まで近くに図書館のある環境に住んだことがなく不慣れなため、なにやら緊張してしまって今日まで足が向かなかったのだ。 おっかなびっくりで貸出カードを作ってもらって、今日借りたのは次の2冊。
『ぜんまい屋の葉書』金田理恵 『ラベル・カードブック』WAVE出版
-------------- 引っ越しました。 いいところです。 根が生えそうです。
金田 理恵 --------------
やさしくて心地よい温度の言葉が添えられた葉書たち。
転居にまつわる様々な手続きの中でもっとも手こずったのが、銀行口座の住所変更。通常、本人確認ができる書類と印鑑、それに通帳があればすんなりいくようなんだけど、うちの場合は山あり谷あり落とし穴ありで何度も窓口に出向くこととなった。(つまり、住所変更だけでは済まなかった)
で、今日は実家の近くの銀行でようやっと手続きが完了。つちのこ氏が飲み会なのをいいことに、今夜は実家にてきままに過ごさせてもらっております。
母子ともに「わーい、インターネットだ。わーい」などと喜ぶ。久しぶりのyou tubeに興奮したぴのき。大好きなミニクーパー→「20世紀少年」の予告篇→山の手線のうた→やる気まんまんまん→その流れで「おかあさんといっしょ」のうたをいくつか、というフルコースを存分に楽しまれた。こうやってあらためて見るとなんだか変な組み合わせだよ。
夕食の時間には、ひとり黙々とサーモンの押し寿司をたいらげて祖父母を驚かせていた。その大食漢ぶりと、普段黙ることのないぴのきが静かなことに。もうサーモン出てきたらだめなんです、この子。
散歩ついでに立ち寄った書店で小川洋子「刺繍する少女」と切り絵の本を購入。小説の方には奇異な物語十篇がお行儀よく詰まっている。 ああ読みたい、でも焦って読んではもったいない、と今からむずむずしている次第。
インターネットはまだ繋がらず。
新しい家での生活もぼちぼち落ち着いてきました。 立地、間取りなど改善されたことが多いものの、お風呂は追い焚きができなくなり、トイレの便座は冷たくなった。 これぐらい慣れてしまえばどうってことないさ。(便座には極厚のカバーを装着した)
開けないままそこいらにひっそり点在するダンボール箱を尻目に、転居のおしらせを出したり、絵を描いたりしている(ぴのきにせがまれひたすら車を)。 そんなときにふと、ここで生活しているのだということを実感。慣れないうちは何だかよその人の家にショートステイしてるような気がしていたので、ちょっと前進。
周りがビニールハウスとリバーサイド散歩道(勝手にそう呼んでいる)のため、すこぶる日当たりのよいわが家。 天気の良い昼下がりなんて暖房いらず(2月なのに!)。山の上にいた頃は考えられなかったがなあ。 その辺柔軟に対応しちゃうつちのこ氏は半袖半パンで活動していたり。
そんなことを昨夜友人宛ての手紙に綴っていたら、今朝になってまさかの雪。 やはりまだ2月なのだ。
現在よく聴いているのは、birdの『MY LOVE』。 彼女が色々な楽曲をカバーしているアルバムなのだけど、選曲が好き。 真心ブラザーズの「サマーヌード」が収録されているあたり、たまらない。鼻歌必死。 あと、個人的に「Hello,my friend」〜「セロリ」で芋づる式に思い出すこと多数。気づいたら意識が遠いところに行ってしまっている。
親指、限界。 手書きしたいなあ。
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