カンラン
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2008年04月24日(木) 私的ムーブメント

韓流まつりが終わらない。

テレビで流れているパチンコの宣伝を見て、私の四季シリーズが完結していなかったことに気づき(夏・秋・冬は以前勤めていた職場の若い子に半ば押し付けられるようなかたちで見せてもらった)、『春のワルツ』を近所のレンタルショップで借りたのがきっかけとなり、それからというもの、予告編伝いにがさがさとレンタルしている。

そんなこともあって、毎週土曜の夜は一家総出でレンタルショップ。(店内解散、のち集合)
ちなみに、品揃えがいまいちという理由で今まで利用していた最寄りのレンタルショップを離れ、現在新天地を満喫していたりもする。すなわち結構重症。

で、前述の『春のワルツ』→『私の名前はキム・サムスン』(これまた前述の女子のおすすめ品)という流れで、今は『アイルランド』の半ばあたり。

実は、前述の女子より「『私の名前は〜』のつぎは『宮』を観てくださいね(ハートが飛んでる感じで)」と言われていたにもかかわらず、予告編を観て気になった『アイルランド』に手を出してしまったのだが・・・
これが5話(だったかな?)あたりまでは、本当にいつやめようかと思うほどおもしろくなかった。でもせっかくレンタルしたのだしなあ、と貧乏人魂を無理やりに燃やしているうちにストーリーが展開。いまやまた、はまっているのでありんす。
主役の子がめちゃくちゃかわいい。今まで見た女子の中でだんとつかわいい。(力説)





ところで、韓国の女子がよく「私のことを好きなんでしょう?」とか言うのだけど(もちろんドラマの中での話)、最初それにとても戸惑った。何度かおんなじような台詞を聞いた今となっては「あ、出るぞ出るぞ」などとある種楽しみになってたりもするのだけど・・・にしてもすごい台詞だよ。違ってたら、いや例え当たってたとしても、そのあとどうすんだよと意味もなくもぞもぞしてしまう。

自分の恋愛は派手ではなかったものの、振り返れば多分、そこここに恥ずかしいと思うようなことが十二分に散らばっているように思う。けど、韓国ドラマ観てると本当にたいしたことないなあと思うよ。比じゃない。しょうもないことで恥ずかしがんなよ、とすら思えるのであった。
おかげで、死ぬときに思い出しそうな恥ずかしいことベストなんとかが削減削減の一途をたどっている今日この頃。こうやっておばさんへと近づくのだ、きっと。上等だい。





とりあえず今週分は観終わってしまったので、心の中で指をくわえて土曜の夜を待っている。


2008年04月18日(金) ふたつ

ぴのきもようやく2歳になりました。

ここでもちらほら書いていたように、お腹から飛び出てきてから730日そこそこなのにそれなりにいろんなことがあって、そのたびにおろおろしたり、一緒になって笑ったり泣いたり。
子育てするならもっと精神面でおとなにならねばなあと思ってやまない日々。

で、お誕生日には今年もケーキ(chut!扉写真参照)を用意したのだけど、かなしいかなお口に合わなかったようでほんのひとくちしか食べてくれず、がっかり。くだもの嫌いなぴのきのことを考えて焼きプリン風のを買ったのに、ところどころに入っていたブルーベリー(これぐらい許してよ!)とチーズが嫌だったらしい。
でもこのケーキ、実は私とつちのこ氏が付き合ってた頃によくカフェで注文して食べていたものなので、それはそれでふたりで数回に分けて楽しくたいらげた。

ちなみにプレゼントはぴのき大興奮の三輪車。
私がちびりちびりと貯めていた楽天ポイントを大放出!全額をまかなうことはできなかったけど、なにぶん金欠な時期、とっても助かった。
今はまだ乗ってるだけのぴのき。私は後ろで必死の舵取り役。やっぱりベビーカーとは違って操縦が難しい。ぼちぼちこつをつかんで、ちょっとは遠出ができるようになるのが目下の目標。
いや、その前にぴのきが自分で漕げるようになってくれればそれが断然よい。



めでたく2歳を迎えてからは、はじめて私が自分で用意したお弁当を持ってヨガ教室のお花見に参加したり、ぴのきの髪についに(!)ハサミが入ったりした。

薄毛のぴのきは2年間髪を伸ばし続け、ようやく「赤ちゃん筆」を作るのだ。伸ばしっぱなしの髪は後頭部のあたりが絡まって鳥の巣のようになっていたのだけど、これは私の遺伝。(私も朝起きると時々ちりちりになっている。もっと言うと、薄毛の天パも私の遺伝・・・す、すまぬ。大人になったらちゃんとなるから許せ)

絶対大暴れすると踏んでいたぴのきは、床屋でのひとときを意外にもごきげんさんで過ごした。
最初に筆にするための髪を切って、その後は通常の散髪。
ちょんまげがトレードマークになっていたぴのきがすっきり男らしくなった。髪を切るとつちのこ氏にそっくりになったよ。

ひと月後の筆の仕上がりがたのしみ。
なんせ髪を増やすのに?伸ばすのに?長くかかったのだから。


2008年04月11日(金) 春の嵐

学校や職場に通うような生活をしていなくてもこの時期はどうにもこうにも慌しい。
日記を書けずにいた間なんだかんだといろいろあったのだが、整理できていない。


弟の帰省にあわせてしばらく実家に入り浸っていたのだけれど、その間にぴのきが受傷。まさかの顔面アゲイン。鼻と唇の間のところがさっくり切れていて血の気が引いた。前回のほっぺたの傷のこともあったので、速やかに病院を受診した。(速やかに、と書いてはみたけれどどんな色眼鏡で見ても私はあきらかに取り乱していた)

結局、3針ほど縫った。
「ままー、ままー!」と泣きわめくぴのきを施術台に押さえつけて「ここにいるから大丈夫だよ」と必死に励ますも、肝心な私が涙と鼻水の大洪水。なんとも恥ずかしい姿だったろう・・・と思う。

それからはほぼ毎日病院通い。
一週間後に抜歯して、幸いにも痕もほとんど気にならない程度になった。
パチンコ玉か何かが埋まってるのかというほど腫れあがっていた上唇が嘘のように元通りのかわいいかたちに戻っている。

それにしてもなぜいつも顔面なのだ、この子は。

そばについていてもそういう瞬間はあまりにもいきなりおとずれるので、間に合わないのだよ。
若かりし頃から運動が大嫌いで体育と聞くだけで後ずさりしていた私。そんな恐怖から逃れた三十路にして、己の緩慢さをふたたび呪うことになろうとは。





そして、今日。

ほっぺたの方の傷の件で形成外科を受診する。
2時間以上待って、なんともさくっとした診察を受けた。

ほぼ予想していた通りの結果だったのだけど、帰りの駅で涙が出てきた。
そんな私の目の前でぴのきは病院の先生からもらったシールをペタペタと自分の顔に貼りまくってみせた。本当はかえって涙が出たのだけど、すぐそばにいたおばあさん(か、おばさん)がぴのきを見て笑いだしたので、私もうつむいたまま笑った。
傷はシールで隠れるぐらいの大きさではあるのだけどね。

家に帰って思いっきり泣いた。
だから、もうこのことではめそめそしない。


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