カンラン
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手のこわばりについて。 検査の結果、リウマチではないことが判明。先生の机の上に開かれたリウマチ読本のリウマチ患者の手の写真(かなり進行したもの)を眺めながら話を聞く。
現時点では血液検査でもレントゲンでもシロだけど、症状が症状なので今後2〜3ヶ月おきに来院、経過観察するよう言われた。 とりあえずは、ほ。 このまま暖かくなるにつれてこわばりがなくなってくれればもっとほっとできるのだがなあ。
病院から帰った直後に実家の母から電話があった。 リウマチ疑惑について話したことを私はすっかり忘れていたのだけれど、母は気にかけていてくれたのだ。ありがたい。と同時に心配かけてしまって申し訳なかったよ。
水面下ですすめられていた、つちのこ氏による結婚記念お祝いがついに昨夜完結。
手のひらにおさまるサイズのミュージックプレーヤーをいただきました。 ぴのきに自宅のMDプレーヤーを壊されて以来、音楽から足が遠のいていたのだけど、これからまた楽しいおうち時間を過ごせそう。 イヤホンでも聴けて、内臓スピーカーで音を出しても聴けるんだって。こんなに小さいのにね。すごい。 パソコンを介した音楽の取り込みをしたことのない私に、手始めにレンタルCD2枚を使ってやり方を説明してくれた。まさにいたれりつくせりだあ。
「水面下」と書いたけれど、なんせ喋りたくて仕方ない人なので、ここにくるまで予告編がたくさんあって、実は結構長かったよ。(苦笑)
米2粒分ぐらいの色見本を作って色を選ばせてくれたり(全体像を見せられないため)、「明日デオデオ(電器店)に・・・はっ、しまった!」とヒントをぽろりしてくれたり、お店に在庫がないため取り寄せになるとか報告もしてくれちゃったり、いろいろありんした。 もちろん、そういうのも全部ひっくるめて楽しみにしてたよ。 最初にモノが電器店にあると知ったときにはてっきりツボ押し器かと思った。(でもツボ押し器にはカラーバリエーションなんてものはあまりないような)
猪熊シール(丸亀の美術館にて購入)を貼り付けてもうすっかりBROOCH仕様になりました。なかなかかわゆい。 使い方は、ぼちぼちおぼえます。
起きぬけの手のこわばりがふたたび気になり始め、つちのこ氏に相談していると、何か嫌な響きのことば(病名もしくは症状)が耳にへばりついて離れなくなる。ネットで軽く調べてみたところ、やはりしっくりときてしまい、テンション急降下。地面を突き抜けて地下に潜ってしまったよ。 いつか機会があれば、と背を向けていた病院受診を早々に決行する。
そのテの病気が専門というつちのこ氏のかかりつけ医によると・・・ やはりやはりリウマチ(初期の大初期)の可能性があるとのこと。リウマチって。温泉の効能のところによく書いてあって、ご年配の方々の病気かと思っていたが、なんとまあ。20代30代の女性にも意外と多いんだって。
でも冷えとか疲れとかそのあたりの可能性だって十分あるから、ととりあえずなぐさめられつつ、念のための血液検査とレントゲン(両手と胸部)を済ませて帰宅する。 結果は来週。
もしもリウマチだったらこれから先の何十年かつきあって行かねばならんのだなあ。これから先の何十年の朝という朝(昼寝明けも)が手のこわばりとともに訪れるなんてことを考えると随分とくらい気持ちだよ。
なんせ部屋の電気をつける(=スイッチを押すまたはヒモを引っ張る)のとか、ぴのきのおむつを替えるのですら毎朝おそるおそるなのだから。
くらい。
明日は結婚記念日。
だけど実家に帰るので、今晩ごちそうをこさえてこじんまりとお祝いする予定。 ステーキをゆずこしょうで食べるのだ、おう!(気合)
撮るだけ撮ってたまりにたまった写真たちを印刷する。 ぴのきがうまれてからのアルバムは3冊目に突入。スイス時代の友人から出産のお祝いにもらったのがはじまりで、その後おなじものを買い足したかたち。表にちょこっと動物の絵が描いてあって、1冊目がかば、2冊目がひつじで、3冊目がきりんだ。 動物が何種類展開されているのかわからないけど、近々だぶってくるんじゃなかろうか。できたらどうにかして番号をふりたい。小さなアップリケか何か、どこかにかわいいの売ってないだろうか。
ふと思いついて、四国旅行の写真を一枚はがきに印刷。友人にあてて文字を綴る。 相変わらず美しくはないが、文字もそれなりに年をとった。5年、10年先は一体どんな文字を書いているのだろう。 何年か周期でちらっと(本当にちらっと)ペン字のおけいこに興味を持つのだけれど、実行にうつす気配はない。続ける自信がないのと、クセというものをなくすのに少しさびしさをおぼえるからだ。美しい字は魅力的、でも・・・といった具合に。 ほぼ間違いなく、今後も実行にうつすことはないのだろうな。
仕上がったはがきは透明の封筒にいれて気が変わらぬうちに投函した。
玄関先のブーツを仕舞おうかどうか、思いあぐねている。
すっかり暖かくなって、夕方の公園遊びが復活。日中は上着なしで外出できるほど。今日はそんな格好で自転車もオーケーだったよ。ついこないだまでは手袋がないと手が痛かったのにね。 先週末に四国のぽかぽか陽気にびっくりしたのだけれど、春は四国に限らず海のこちら側にもやってきていたのだ。ウールではなくコットンの服で動きまわれるのがなんとも嬉しい。
3月はお金がなくてひいひい言ってるばかりではなく、なにかとイベントが目白押しだったことにぼちぼち気づく。我ながら遅いよ、気づくのが。
16日 つちのこ氏の誕生日。めでたく32になられる。 19日 結婚記念日。
つちのこ氏の誕生日については、すでにかなり早い段階でプレゼント(腕時計と洋服とでお悩みになった末に腕時計になった)が済んでいたこともあって終わったつもりでいた。ご・・・ごめん、つちのこ氏。 当日は日曜日だから、みんなで何かおいしいもの食べましょう。
結婚記念日も別におされなレストランでお祝いができるわけでもないし、平日だし・・・ということで特に何も考えていながったのだけれど、昨日あたりからつちのこ氏が何やら計画している様子。結婚記念日云々という話をぽそっとしたり、私が寝たあとでパソコンを立ち上げて何やらしていたような。 今日になって、その一部が明かされた。
お祝いその1 今週末、キャラメルチーズケーキを作ってくれるとのこと。
お祝いその2 何かプレゼントがあるらしい。(現時点で詳細は秘密)
その1のキャラメルチーズケーキは何度かこの日記でも書いたことがあるけど、本当においしい。たしか出産のため私が実家住まいをしているときに作って持ってきてくれたのが最初だったような記憶。それを知ってか知らずか、私のみならずぴのきも大好物の逸品。
その2は何だろうねえ。さきほど「色は何色がいい?選択肢は、青・ピンク・黒・シルバー。それ以外の質問には一切答えませんよ」と珍妙なことを言われ、勢いで「ぴ・・・ぴんく」と答えてしまったが。 しかもつちのこ氏はやさしい人なので、「BROOCHさん、本当にピンクでいいの?だってどんなピンクかわからないでしょ?」ともう一度前出の4色について説明したくれた上、「よし。色見本を用意してあげる」と提案してくれた。色見本て一体。なんかちまちまとした作業をしてくれそうな予感。だって、そのもの自体の正体は明かせない(らしい)のだから。
何が出るかたのしみだー。 で、ふと。私はどうしたらいいのだ、結婚記念お祝い。金欠だしなあ。ご馳走作ってケーキ買って、で済ませようかと思ってたけど、どうやら事態は意外にもビッグ・イベント。 うーむ。なやましい。
以上が3月のすべてだと思っていたら、夕方突然実家の母から電話があり、ホワイトデーのプレゼントがあるので、坂の下で待っていてくれとのこと。(うちに続く最後の坂は狭く、ちびっこどもの遊び場と化しているので、母はいつもその手前のところに車を停めるのだ)
そうか、ホワイトデーまであったか。まるで失念。 母からのいただきものは、チョコレートとかわいくて衝動買いしてしまったという紫のcrocs。これからの季節、散歩に買い物に大活躍してくれそう。 うほほい。
先週の金曜日から1泊2日で四国に渡ってきた。
四国と言えば、天気予報などで見るとわがホームタウン・広島からは目と鼻の先(小さいころは近くの島を四国だと信じていた)。行く気になればいつでも何度でも行くことは可能だったはずなのに、よくよく考えてみると「瀬戸大橋を渡りに行く」「しまなみ海道を渡りに行く」などという目的でしか訪れたことがない。四国そのものを楽しみに出かけるのは初めてのこと。
そもそもの計画の始まりは「本場のうどんをBROOCHさんとぴのきに食べさせたい」というなんとも家族思いなつちのこ氏の提案だった。たしかにぴのきは無類のうどん好き。お昼は毎日うどんだ。こればっかりじゃあ・・・との思いでせっせとおにぎりをこさえても、ただただうどんを食する。しかも最近は「んっ、んっ、えび!」とそこのえび天をよこせと要求すらするようになった。 お昼は毎日うどん。(ぴのき) お昼は毎日おにぎりやししゃも。(私。うどんの分け前はほとんどなし)
そんなわけで、初日は家を出て山陽道をひた走り、岡山から瀬戸大橋経由で川越うどん(うどん屋の名前)へ直行。うどん巡り経験者のつちのこリサーチによると、ここのうどんが一番とのこと。田舎の普通の民家調なので、たどり着くのにちょいと苦労したぜ。(交差点に名前がなかったりするし、やたら農協があったりして迷った)
つちのこ氏イチオシの「かまたま」はたしかに絶品。 あつあつの汁なしうどんにねぎとたまごをからめて食べるのだが、たまごごはんを彷彿とさせるなんとも懐かしいお味! 「もう1玉」といきたいところをぐっと我慢して丸亀へと向かう。
うどんを我慢したのは、丸亀につちのこ氏指定お食事スポットその2が待ち受けていたからだ。この日のお昼はこの2箇所で完成するとのこと。
で、着いた先が骨付鳥の「一鶴」。 しっかりした歯ごたえのおやどりをつちのこ氏、やわらかいひなどりを私がいただいたのだが、これがどちらもうまい!(ここ最近ぴのきがやたら「うまい!」を多用。しかもものすごい大きな声で・・・はずかしい) 銀色のお皿にどでんとのったこんがり鳥。かなりスパイシーなので、ぴのきには内側のほうのお肉を食べさせた。あふれ出た油はおにぎりにつけて食べるとこれまた最高。 ちなみに、私はつちのこ氏のやさしいことばに甘えてここで黒ビールを飲んでしまったため、運転助手という肩書きを捨てました。
店を出てから今度は駅前に移動して猪熊弦一郎現代美術館へ。 美術館のエントランスからしてまさに猪熊ワールド(chut!写真参照。小さいけど)。かわいすぎる。
暴れたがるぴのきをどうにかごまかしつつ館内の作品を鑑賞し、ミュージアムショップにて便箋その他もろもろの品を購入。嬉しいなあ。すぐにでも手紙をしたためたい気分。
それから、喫茶室でひと休み。 喫茶室の外が作品を兼ねた広場になっていてぴのきを走り回らせることができたのもありがたかったけど、冷たいのみものを置くコースターがかの「華ひらく」(某有名百貨店M越の包装紙でおなじみ)の一部を切り取ったかたちのものだったのがうれしかった。 普段はあたたかい飲み物しかたのまないのに、たまたま当日が暖かな日で、アイスティーを注文したのが幸いした。ちょっとミルクをこぼしてしまったのだけど、もちろんいただいて帰りました。
その後は高速を徳島道・高知道をつかって一路高知へ。 そのままホテルへ入る予定だったのだけど、日没に間に合いそうだったので夕暮れどきの桂浜にも立ち寄った。
がんばって石段をのぼりつめると、龍馬先生が一日の終わりのひとしぼりの光を浴びておられてなんとも勇ましかったぜよ。(お約束)
普段は瀬戸内の多島美こそが海の風景として刷り込まれている私たち。 長い長い水平線はとても新鮮でいて、不思議と少し不安な気持ちにもなった。どこまで行っても海、陸がないという状態が胸を騒がせたか。
夜はホテルで郷土料理をいただき、大きなお風呂につかって、待望のマッサージを受けた。 本当はマッサージ師さんに全身をぎゅうぎゅうともんで欲しかったのだけれど、手と足の裏をオイルをつけてのマッサージ。それでも大満足。 大満足と言いながらも、その後最新型のマッサージチェアを30分も占拠してライトアップされた高知城を眺めながらうっとりとしていましたとさ。
翌日は広島に帰るべく四国を北上。 その途上でかずら橋、大歩危・小歩危に立ち寄った。かずら橋も大歩危の舟くだりもシーズン中は観光客があふれるらしいけど、どこもすいていてゆっくり楽しめたよ。
かずら橋はこわいこわいで有名。でも、かずら自体がとっても美しい。みんなが必死につかんで渡る手すり(って言うのかな)の部分なんて、磨き上げたかのようにぴかぴかつるつるで。
気軽にのんびり楽しめる四国の旅。 せっかく近いのだから、もう一度と言わず、何度でも行ってみたい。
早くも3月が到来。 2月が過ぎ行き、両親は仲良くまたひとつずつ年を重ねた。 プレゼントの熊野筆(化粧用)を早速使った母は、「今まで使ってたのと全然ちがう!」と感激してくれた。(父へのプレゼントはポケットチーフ。これも近々使用予定があるらしい)。
春になると、なにか新しいものを使いたくなる。新学期になってノートを新しくしたりした習慣の名残かな。 たちまちのところ、私はハンドクリームをりんごの香りのものに替えてみた。
置き文のお相手に近況を報告する。 顔を合わせることもなく互いの世界で暮らしていると、悩みも喜びもまったく異なっていて、それがひんやりしていて心地よい。焦燥やら嫉妬やら、そういったもののいらない間柄ってなかなか稀有なものかも知れないなあ。
明日はつちのこ氏と合流して実家の両親とランチ。 普段は口にできない贅沢なお料理をいただいてきます。
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