カンラン
←過未→


2007年09月29日(土) きた

朝8時に家を出て、つちのこ氏のフットサルの試合がある豊平へ。

肝心な試合はぴのきのご機嫌の都合で見れず、ロビーで本を読んだり、雨上がりの広場で遊んだりして過ごした。

試合後に隣接するそば道場で食事をして、豆乳ソフトを食べて、一路おなじみのショッピングモールへ。・・・の予定だったのだけど、途中で気分が悪くなり、顔面蒼白状態に陥ってしまった私。

「大丈夫、大丈夫、すぐよくなるわ」というフレーズを呪文のようにしつこうしつこく唱えるも、徐々に悪化。結局、予定を変更してそのまま帰宅。鍵だけを握って家に駆け込みぎりぎりセーフだった。
その後、2時間ぐらい横たわる。

車の中で地図を見たのがいけなかった。さらに、階下に住むつちのこ氏のフットサル仲間の奥さまによると(つちのこ氏が梨のおすそわけをいただきに行った際、話したらしい)豆乳は「くる」のだとか。
そうだったのか。まさに後悔先に立たず。


2007年09月28日(金) ばば

先週せっかく連絡くれたのに都合がつかず(ちょうどポリオの予防接種の日だった)、会えなかった母とおでかけ。
前の晩にせっせとこさえたストラップを手土産にうほうほとベビーカーを押して出動。

ずいぶんご無沙汰していたような気がしていたけど、間があいていたのは1ヶ月ぐらいだった。それにしても、ひと月あればすくすく育って以前とは違った様子を見せるぴのきんぐにばあちゃんは振り回され、目じりを下げていた。うちの母は「母」って感じ(どんなだ)がしない人だけれど、やはり孫はラヴな存在なのだなあと妙に感心してしまった。

つちのこ氏と3人でたまーに街に出かけたとしても、ご飯を食べるところは子連れでも入りやすいいつもの店群(たとえば、オムライス屋だったりうどん屋だったり)が主流で、お茶は無し。
それが女同士だと、子連れであることは考慮しつつも普段よりちょっとおいしい店で食事をし、あちこち歩き回ったあとには当然のように「甘いものが欲しいよねえ」と言う流れになる。
しあわせだなあ。たまにだからこそよけいしあわせなんだなあ。
ちなみに今日は玉乃井(お宿風の個室の座敷がうれしい)、文の助茶屋コース。

最後にうちまで車で届けてもらった際に、運転席から手を振り走り去って行くばあちゃんを見てぴのきがまさかの号泣。
決してばあちゃん慣れしているとは言えない(最近になってようやくちょっとだけ抱っこを許すようになった)くせに、顔に塗った日焼け止めが白い滝になって流れてめちゃくちゃになるほどの泣きっぷりに唖然。
その後も泣き止まず(相当ショッキングな別れだったらしい)、4階まで連れて上がるのが大変だった。
ほとぼりが冷めてから、もう一度散歩に出かけたときにも、件のお別れスポットで「ばばー」とばあちゃんを捜し求めていた。

夜、母にそんなぴのきの様子をメールで報告。
即「まことに嬉しいお別れでした〜」との返事が入った。
ふーむ、字が躍ってるぜ。


2007年09月25日(火) さようなら

さてさて、日記帳も開かず沈黙を守っていた日々について。



ぴのきがおっぱいにさよならしました。(おそらく)

1歳過ぎたあたりから、どうしようかと考え続けていたもののなかなか実行に移せなかった断乳。
3歳ぐらいまでに断てばいいのだから、本人がいらないと言うのを待ってみようかとも思った。
かと思えば、人づてに「男の子はなかなかおっぱい離れが難しいようで、中にはお母さんに‘(恥ずかしいから)誰にも見つからないところで隠れておっぱいしようよ’と言う子もいる」なんていう切ないエピソードを聞いて胸がしめつけられそうになり、そこまでいく前に離しておいたほうがいいんじゃないかと思ってみたり。

なかなか自分(たち)なりの答えが出ないまま、もうすぐ1歳6ヶ月。
外で遊んでいるときは平気なものの、家にいると、お腹が減ればおっぱい、のどが渇けばおっぱい、食事のしめにおっぱい、暇さえあればおっぱい、テレビ見ながらおっぱい、寝るときはもちろんおっぱい・・・と私はもはや上半身は服を着ないほうがいいんじゃなかろうかというほどの状態。
その上、最近は飲みたくなくてもおっぱいをせがみ、何をするかと思えば指でころころところがして遊ぶようになり、これが地味に痛い。

今まで欲しがったときには出し惜しむことなく与えてきたのだから、そろそろやめてみよう、やめよう、と決意。
途中で「やっぱり(断乳)やーめた」ってことにならないよう(次に挑戦するのがかなり難しいことになるとのこと)、心を鬼にして臨む。



・9月21日(金)
 一週間ぐらい前から「ぼちぼちおっぱいさよならだよ」と言い聞かせてきたが、どうも聞いてるのか聞いてないのか微妙な行動をとってきたぴのき。
朝食のあと、「これでさよならだからしっかり飲み」とおっぱいを与えてみるも、ちょこちょこっと吸ってふら〜っとその場を立ち去り、なんとも味気ない最後となる。
 
おっぱいさよならツアー第一弾、国営備北丘陵公園へドライブ。日中は全く欲しがらず快調。

 夜になり、予想通りおっぱいが腫れて痛みが出てきた。乳腺炎の恐怖がよみがえる。とりあえず、保冷剤で冷やす。

 添い乳なしで眠りについたことのないぴのきは号泣。眠いのにおっぱいがないから眠れないと泣き続ける。おっぱいが痛くて抱っこが辛い上に頭痛がする。
 喧嘩とまではいかないがおのずと家の中の雰囲気は悪くなり、結局つちのこ氏が自転車にぴのきを乗せて出かける。
その間、私は乳しぼり。今まで見たことないぐらいぴゅうぴゅうと飛び出す母乳。ぴのきだけでなく、私のおっぱいもぴのきを求めている。

(ぴのきは自転車に乗せて走り出すと、まもなくして眠りについたらしい。結局そのまま就寝)

 夜中、何度も何度も目を覚まし、泣き叫ぶ。抱っことお茶でなんとかやり通したが、体力的にも精神的にもかなりハード。なんでこんなことをおっ始めてしまったのかと後悔してみるも、あとのまつり。



・9月22日(土)
 おっぱいの腫れと痛みがひどくなる。頭痛、腰痛(なぜ?)あり。ぴのきが洋服の胸元を引っ張るので、おっぱいに描いたアンパンマンの絵を見せたところ、号泣。「アンパンマンが痛がるよ」と聞き、さらに号泣。
午後からつちのこ氏がぴのきを車に乗せてドライブに出かけ、昼寝させる。

 夜、パジャマを着させて歯磨きもすませた上で、ドライブ、就寝。
夜泣きは2回か3回で、昨晩よりかまし。
(搾乳:朝、夕、晩に圧抜き程度)



・9月23日(日)
 ぴのき、おっぱいの状態ともに少し落ち着いてくる。

 島根・水の国にドライブ。結婚前に遊びに行ったことのある場所で、懐かしさにちょっとした息抜きができた。

 夜、家中真っ暗にした上で、知ってるかぎりの童謡をえんえん歌ってやるとどうにかこうにか眠ってくれた。(布団におとなしく寝っころがってくれるまでが大変)
この日はまさかの夜泣きゼロ。ぴのき、生まれてはじめての9時間半睡眠。私も出産後はじめて朝まで熟睡して感動をおぼえる。
(搾乳:朝、夕、晩に圧抜き程度)



・9月24日(月)
 連休最終日。明日からはつちのこ氏不在につき、非常に不安。

 ショッピングセンターに買い物に出かける。その間、ぴのき一度お昼寝あり。ときどき私の胸元に手を伸ばすことはあっても、おっぱい自体を求めているような感じはなし。なんとなくくせのような感じ。

 夜、昨晩と同様に寝かしつけ。夜泣き1回。抱っこした後、お腹にのっけて眠らす。
(搾乳:朝、晩に圧抜き程度)



・9月25日(火)
 おっぱいに腫れはのこっているものの、当初にくらべてずいぶんやわらかくなった。

 通常の生活に戻る。
 昼寝にかなり手こずる。童謡オンパレードも効果なく、最終的には疲れ果ててひとりで寝た。

 お風呂はおっぱいを見せて記憶がよみがえることを恐れて水着着用で。ぴのきが「あんた、服着て入るの?」みたいな感じできょとんとしていたのがおもしろかった。

 夜、いつもの調子で寝かしつけ。さて、何度起きるかな。
(搾乳:晩に圧抜き程度)


2007年09月19日(水) それぞれ

ここ数日間、高校〜大学時代の友だちとミクシィのメッセージでやりとりをしている。

不思議なもので、彼女とは学生マンションの隣室だったり、学部もおんなじだったりで、たくさんの時間をともにしていたのに、今になってようやく深い部分の話ができる関係を築けているような気がする。
離れている上に、送り合っているのは文字だけなのに、なんかあたたかい。
学生時代、しょうもないことで騒いでばっかりいたんだなあ。


彼女自身の恋愛(と言うかお見合い)話だったり、懐かしの同級生ネタで静かに盛り上がっている昨日、今日。

同窓会で再会して意気投合の末、結婚しちゃったカップル(←なんかこの言葉はこっぱずかしい。が、他に思い当たる言葉なし)がいるらしい。たしかおんなじクラスだったよなあと手繰り寄せる記憶。
そのほかにも、当時付き合ってた相手の友だちと結婚したケースだとか。濃ゆい。
私にしてみれば、そんなことって現実にあるのか、の連発。

当時はあの高校のアメリキャンなノリが嫌で嫌でしょうがなく、私の思い出といったらすべて寮内での出来事だったのだけど、さすがに10年以上もの月日が流れると、それはそれでよどみなくさらっと振り返ることができるようにもなった。
ところどころに不発弾は隠れていたりするが。それは、それで。


がらにもなく、少し人恋しい。


2007年09月13日(木) 季節と手しごと

季節がよくなると手しごとがしたくなる。
手しごとがしたくなると季節がよくなりつつあるということ。

暑い時期のひんやりとクーラーの効いた部屋や寒い季節のぬくぬくこたつも好きだけれど、何もつけることなくただ窓を開け放てばいいだけの気持ちよさは貴重な至福時間だ。暑い寒いが強烈で、春や秋が短く感じる昨今、本当に強くそう思う。

アベンチュリンとニュージェイド(天然石)のビーズを使ってネックレスをつくった。さわやかな見た目に反して、おやっと思うほど重い。
(mammagoto参照)

「好きな色は?」と尋ねられると、きまって即答ができない。
服飾雑貨であればベージュ系のものが好きだし、あ、でもたまに黒も着たくなるし、深みのある赤もちょこっとあると落ち着くし、化粧品の黄色なんかも心ひかれたりするし・・・と頭の中に色という色があふれ出す。

でも、最近になってよくよく身の回りを見回してみると、どうやら緑が多い。緑、緑、と思って家の中を見ると、あそこにもここにも、ああ、これも・・・という具合にぽんぽん見つかる。
んー、緑が好きみたいだ。私。





テレビをつければどこもかしこも総理辞任。

「怒っているのは私ではありません。国民ですよ!」ともっともな顔で血を沸かすキャスターだかコメンテーターだかそのあたりの人間がうるさい。
持ち上げてみたり、めちゃめちゃに言ってみたり。マスコミというものに対してどうしても冷たい目線になってしまう。
熱い様子を見れば見るほど、きぃーんと冷たく冷たくなる。

この冷たさを分けてあげたい。


2007年09月10日(月) 朝に夕に、秋

日記ひとつ書かないうちに月が替わり、9月に入ってもう10日も経つ。びゅんびゅんと流れゆく日々に掴まり、振り落とされないように生きている。



週末にめだかの水槽の水を全交換した。ついについに。
1/3ずつ水を入れ替え続けてきたが、やはり健やかなめだかたちの健やかな排泄物が気になるので、前日から日向水をいつもの倍量用意して全交換に臨んだ。

黙々と水槽を洗っていると、ふと、昔のことを思い出した。あれは、めだかだったのか、それとも金魚だったのか、飼っていたさかなの水槽をおんなじようにしてごしごしやっていた小学生の私。
ふーむ。小学生というのは、もう自分の意思でひとりで水槽をきれいにしたりできるのかー。よくよく考えてみると、当たり前のことのようであり、驚きのようでもある。自分にちいさなこどもがいると、小学生ですら非常に頼もしく感じるものだ。
まだまだ先のことのようであり、それほど遠くない未来のようでもある・・・のだろうな、きっと。

ちなみに、めだかは全交換のあともしっかり元気にしてくれている。



ところで、最近、嫁入り道具の電動自転車にこどもを乗せるカゴをつけた。
(数日後には後部に荷物カゴまでつけて、すっかりファミリー仕様に様変わりした)

妊娠がわかってから乗るのを控えていたので、2年ぐらいほったらかしにしていた自転車。今は私とぴのきを乗せて、朝に夕にきこきこと頑張ってくれている。

こわがりで有名なぴのきが最初からすんなり乗ってくれたのには拍子抜けした。「早く乗せろ」とせがんできたりもする。

どっきりカメラを彷彿とさせるぴかぴかのヘルメットをかぶり(赤じゃないけど)、「りんりーん」「ぶるんぶるんぶるん」などと騒ぎ立てながら通りを疾走。(元来、私はあんまり操縦が上手ではないため、疾走とまではいかないのが現状)
追い抜きざまに「えっ!?」と怪訝な顔で見られてしまうこともあるけど、いいのさ。気分はカブに乗って暑い夜長に夕涼みするベトナミーズカップルだぜい。





 『リトル・ミス・サンシャイン』 ★★★★★
最高!これほどまでに私のツボにメガヒットした映画は今までなかったかも。笑いと涙がいっぺんにやってくる。思い出し笑い必至。本当に好きな映画。


 『幸福な食卓』 ★★★★☆
せつない。けど、強い。普通なんだけど、皆どこかちょっとおかしく、だから愛しい。


 『チルドレン』 ★★★☆☆
実家(WOWOW加入)で見たかったけど、見れなかったドラマ。大森南朋かっこいい。でもどうひいき目に見ても、うちのつちのこ氏は坂口憲二タイプ(くれぐれも、顔ではなく、キャラが)。


 『暗いところで待ち合わせ』 ★★★★☆
久々のミステリー?サスペンス?。うすうすわかっちゃいても、真相が明らかになるところでは興奮。井川遥は、いい。癒し系タレントというやつを脱却してからすっかり演技派女優。


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