カンラン
←過未→


2004年05月26日(水) まぁただよ


まただよ、また。
昨夜、母からちょっとした頼まれごとをされまして、インタネットで調べ物をしていたらば、ウイルス警告。
てか、ついこないだだったじゃろ、大騒ぎしたん。んんんー。そんなん言ってもウイルスが尻尾丸めて出て行ってくれるはずもなく。

一夜明けた今日がたまたま休日だった私めが駆除をすることに。
よくわからんのんじゃけどねぇぇぇ〜(←多少いやいやながらも、休みっちゅうだけでちとしあわせ。)などとひとりごちながら、とりあえず前回母がお世話になったというサポートセンターみたいなとこに電話かけてみたりしてみた。
でも、これがなんともむーむーむーだったため、結局自分でなんとか決着をつけまひた。これは奇跡だ。無知な私がようやったと思う。
自分で自分をほめてあげたいと思います。
今まで生きてきた中で一番嬉しいです。
・・・嘘。

残念だったのは、忌々しいウイルスくんのご遺体をこの目にしかと焼き付けられなかったことかしら。見れたらすかっとしそうじゃない?
もうね、ピンとかぐさぐさ刺してはりつけ永久保存。孫ひ孫の代にまで伝えてって辱めの刑。こいつこんなにぶさいくなんだよ、とか言ったりして。悪ふざけ。
とにもかくにもいなくなったことは確認。
しかし。インタネットってこわいなぁ、ほんと。どっかに移動かけるたんびに警告が出やしないかとびくびくしちゃうエスです。


2004年05月23日(日) 休日のかほり


なんでかなぁ、今日もミスシフト。
どうなのよ、どうなのよ。おかげで朝からひやひや。脚本家兼救世主は昼ごろになってのそのそ登場。それと時を同じぐらいにして、おじさんと私はカウンタ持って事務所を飛び出した。

流れ的に、キーボードに愚痴をぶつけてしまいそうなので、中略。

それにしても、仕事で数時間屋外で過ごしたのは初めてのことだったかも。雨の続いた反動か、今日はものすごく晴れていて、まさに行楽日和。その陽ざしと言ったら、ついつい木陰に逃げ込みたくなるほど。
出迎える側の私たちはてんやわんやだったけど、歌声や笑い声が聞こえたりといつもとは違う雰囲気に、一息ついた頃にはこちらにまでちょっとしたうきうきが飛び火してきた。

一時は、仕方ないよなぁ・・・と覚悟したサービス残業もそれほどまで長引くことはなく、いそいそと待ち合わせ場所へ赴くことができた。

以前は、完全に自由な日曜日を過ごせていたけれど、最近はどうしても仕事が終わってからというかたち。
そっから例えば買い物をはじめるとなると、やっぱり少し疲れが出て、普段に比べて口数が少なくなったりしてしまうようで、これは相手に対して申し訳ないと思う。決して嫌とかではないんだけど、休日モード買い物欲全開の相手を満足させたいと思う自分に疲れるというか。そんな具合。
年には勝てんのにね。


2004年05月20日(木) 水しぶき


台風が近づき降りだした雨の中、書類持って役所へ。
担当課の窓口で「あの〜・・・。」と言いかけたところ、目の前で振り返ったのは知ってる顔した女性。
用件そっちのけで、「あの、○○さんじゃないですか?」と訊ねたところ、かなりの困惑顔が返ってきた。
「私、△△ですけど、覚えてないですか?」と言ってみても、困惑顔に変化なし。
うーむ。私の記憶に間違いはないはずだけれど、私の名字(←なかなか変わっている。)を伝えても反応がないっちゅうことは、もうすっかり忘れてしまってるんだなぁ・・・と諦めて、用件に戻ろうとしたところ、
「あれっ、エスちゃん!?」
っひゃぁ。覚えておられましたか。嬉しいなぁ。
二言目には、「信じられん。なんでそんなに若くなっとるん?」
最初はこっちの方が意味がわからんかったんだけれど、そうか、そうか。最後に会ったのは約2年前。私、髪が長かったんだ。
以前に噂で聞いていた通り、彼女は結婚されて名前も変わってた。
こういうことがあると、ほんと2年間とかって、いろんなことが起こるには十分な時間であるくせに、あっという間だと実感する。だって、結婚てそう簡単にちゃっちゃと事が進むもんでもなかろ?←未経験者の想像。
とにもかくにも、しばし互いに目が真ん丸くなるひとときを過ごしました。

まさかこんなかたちで再会するとは思ってもなかったので、役所まわりもしてみるもんだなぁと、相も変わらずしゃあしゃあ降り続く雨の中、感慨深く職場へと帰りましたとさ。


2004年05月15日(土) きれいなものときたないものと


今の職場に移って、はじめての年休を使った。
元の職場の人たちが開いてくれる飲み会(昼)に出掛けるために。
一切気がひけなかったと言えば嘘になるけど、切り込みにはうってつけだったかも。(年休はそのためにあるとは言え、)本来の意味での自分のための休みを取るよりかは割り切って言い出せた。

お昼少し前、指定された列車に乗っていざ東へ。
現在通勤に使っている電車より早いスピードでがたごと進み、停車する駅は大きく改札だってきちんとある。久しぶりの感覚。ついつい元の職場がある町まで乗って行ってしまいそうな自分に危機感を覚え、指定された駅に着くまで、ばか正直に起きていた。景色を見ておきたかったのもあるし。本当、今日が終わってしまうと、もうなかなかこっちの方まで足をのばす機会はないと思う。
きょろきょろしながら改札を出ると、見慣れた笑顔にぶつかった。「相変わらず暑苦しい格好しとるね。」などというつっこみを丁寧に受け取りつつ、会食の場へ。
お昼だということも忘れてしまいそうになるぐらい飲んだ。肴は高級な会席料理。食べたことない魚やら蟹やらいっぱいいっぱいお腹に詰め込んで。
島の広島弁を喋るKさんの小さくてきれいな横顔をずっとずっと眺めてた。去年、一年間折に触れてはしてたみたいに。相変わらずきれいだ。今までこんなにじっくり見入った他人の顔ってないかもなぁ、と思って、見貯めしとかなきゃという気になったのかも知れない。お酒ってこういうときには便利かも。さすがにしらふだと恥ずかしさがつきまとう。

酔っ払った頭で時刻表を用いて市内到着時間調べた上で、待ち人に連絡。
こめかみあたりに決して不快ではない頭痛を覚えながら落ち合ったところ、待ち人は私が観たいと言っていた映画を観ようと提案してくれた。嬉しい。けど、頭痛がひどくなるのは回避できなさそうだ。

夜。
いつも通り楽しいひとときを終え、電車に乗り込んで窓越しにさようならをしたら思い出した。ふと、高校時代のこと。
私はあんまり高校時代が好きではなかったので、学校での出来事とか普段あんまり思い出すこと、ない。(濃密だった寮での生活は別ものと認識している。)
なのに、思い出した。自分がしたひどいことを。悪気があって引き起こしたことでは、決してない。それは今、年をとって、離れたところからもう一度思い起こしてみても変わらない。でも、私は軽率だったんだ。ちっぽけな、たった一人っきりの自分という存在が周りに与える影響力を軽く見ていた、このひとことに尽きる。
そして結果として、ひとを傷つけた。多分、いや、間違いないと思う。よく知った人ではないので、無責任ながら憶測でしかないんだけれど。
その後ほとぼりが冷めて少しばかり経った頃、トイレに心無い人が書いた落書きを見つけて、指で擦って擦って擦って消した。オレンジ色のドアは鉛筆跡で気味の悪い灰色になって、そこだけが異様に目立っていた。まだなにかもっと汚らしい文字が書いてある方がその場にしっくりくるような感じさえした。
心無い人の書いた落書きを擦り取った心無い私の指は、洗面台で何回も何回も石鹸で洗って、その上蛇口にぎぎっと擦りつけた。その後何人の人がひねったところで私のいやらし行いは水に流れたんだろう。

きっと、映画が引き金。


2004年05月10日(月) 一日の重み


昼間に飲むお酒はどうにもこうにも気持ちがよい。どしてかね。

ちなみに、仕事終わって飲むお酒は二通り。
「お疲れさま」のお酒は、これ以上になくおいしいお酒。
「忘れてしまえ」のお酒は、ちょっとの罪悪感の硬貨と引き換えに冷蔵庫から取り出して、しゅぽんと栓を抜く。
一番おいしいはずの最初のひとくちを口に含むにも、これまたちょっとの罪悪感が伴うんだ。
それでまた次回、「忘れてしまえ」のお酒を飲むのだよ。


2004年05月09日(日) 引力


連休明け最初の日曜日は雨。私のまわりは体調不良の人続出。
会いたかった人から「申し訳ないんだけど・・・」という旨の連絡を受けたので、家宛に‘やっぱり帰るコール’をした。
すると、母も寝込んでいるという。

おかげさまで私自身はぴんぴんしてるけど、5月はやっぱりあなどれん季節だなと痛感。
どこかで強いた無理のツケがまわってきてるんだろう。

仕事帰り。夕飯用にサラダを買って、花屋をはしご。
別にはしごがしたかったわけじゃないんだけども、なんとなくなりゆきで。さすがに母の日だけあって、どこもかしこもいつになくお客さんが溢れていて、なかなか店員さんをつかまえられず、「次・・・。」「次・・・。」といった具合で、気づけばお店を渡り歩いていた。

最初はあじさいの鉢植えを買うつもりだったのに、母が寝込んだと聞いて、なんとなく鉢植えはやめといた方がいいような気がしたのだ。だって、入院中の人を訪ねてく場合なんか良くないって言うし。

そんなわけで花束に変更したのだけど、どうも切花は苦手。
たくさんの種類の花を目の前にすると、もうどうしていいのかわかんなくなってしまう。気恥ずかしさのあまり、できれば何でもいいからおまかせして、ささっとその場を立ち去りたい気分になってしまうのです。身のおきどころがない感じ。
今日は、雨の中あちこち渡り歩いた勢いも手伝って、頑張ってメインで使って欲しい花を伝えた。自分で時間をかけて、じいいっといろんな花と顔をつきあわせた上で選んだ。(と言っても、一目ぼれのようなものだったので、その花の名前を聞くことすらできなかったのだけれど。)

今度はあの花屋さんで自分のために鉢ものを買おう。
そしてついでにどれかひとつだけ、花の名前を訊ねてみよう。



ところで、雨の日の花屋さんって不思議な引力感じません?
私はどうも、するするひきよせられるような気がしてなりません。


2004年05月06日(木) 悪連鎖


ばあちゃんが言ってた。
よくないことの続く日は、たいてい「さんりんぼう」なんだって。
そのテのカレンダーがうちにはないので、今日がその日に当たるかどうかわからないのだけど。

連休明け。どうしても今日中に処理を済ませておかないといけない仕事があったので、自分のとろさ、不慣れさも計算に入れて、出勤後すぐに取り掛かるつもりでいた。

ところが、箱を開けてみると、必要な数字が手元にないことを発見。そこで事務所に一旦戻る。何とも生産性にかける半日。

午後いち。リベンジを誓い、現場にむかったところ・・・会計システムが動かなぁい。ありえなぁい。何度やってみても、それはそれは冷たいエラー音が部屋に響くだけ。初めて直面する事態に頭内パニック。
こんな日に限って上の人いないし。携帯かけても連絡つかないし(しかもあわてたためか全然違う人に電話してしまい、しばし懐かしトークをこなす@非常階段。)、15時までにすべての手続き終わらせとかないと間に合わないっていうし。

そんな何もかもがぐっちゃぐちゃにひっくり返ったような一日を過ごしたわけです。めったにないぜ(←願いもこめて。)。

一連のどたばたの末、結局は、本来休みのところたまたま出勤してきた上の人の知恵と、隣の事務所の方々のご協力で、夕方には何とか処理を終えることができたのでした。
しかも!15時には間に合わなかったのに、きちんと指定日に支払いができるとのこと。嬉しかった、ほんとに。最後の最後で思ってもみないかたちで当初の予定通りにことが進むこととなりました。

今日一日、慌しすぎて時間の感覚もなくなってしまうほどだったけど、家に帰りついたらビールがおいしく飲めそうだ。

最後に、磁気にはくれぐれも注意。


2004年05月05日(水) こども日和


ふと冷静に見てみた。
お父さんと二人きり連れだって、休日の職場でいそいそと活動に勤しむ姿。そうそうあることじゃないというか、今までこんなことなかったなぁ・・・なんちて物思いに耽ってみたのであります。
いや、もはや「お母さぁん、洗濯物はお父さんのと別にしてよぅ。」てな年齢でもないけど(てか、それほどまでの熱いシーズン自体存在しない割と穏やかな人生を送りました。)、休みの日に好んで共同作業するほどラヴな間柄でもないというか、そんな具合だったわけです。
成長してんのか、うちの親子。
それとも何かしら薄まってきてんのかしら。
早くも無味無臭な世界に突入?

何はともあれ、くるり振り返ってみるとなんとも素敵な一日。
くぅぅっ・・・まさにこどもの日ですな。


2004年05月04日(火) 報告


ここらで報告(極めて事後ですが)。
いつものように夜よたよたとネット上を徘徊しておりましたところ、突然ぷつん・・・。あらあらご機嫌ななめかよ、とその日はそのまま私もパソも眠りについたのですが、これが翌日になっても状況が変わらない。
おかしいなぁ、と調べましたらば、これがどうも噂のウイルスに感染した可能性が強いとのこと。びつくり。てか俺ら感染させても全然おいしくないから。何の勲章にもなりゃあしません。
とりあえずサポートセンターに連絡→数時間かけて無事復活しますた。正直、インターネットすんのいささか嫌んなりましたょ。
それにしても、あの、お助けマン(的職業の人)ってすごいんですねぇ。ひっきりなしにかかってくる電話を何件かかけもちで同時進行で対応するみたいです。こっちにウイルス駆除の操作指示を出しながら、あっちで別件の指示をして・・・って、そんな感じらしい。売れっ子美容師さんみたいな感じか。いや、もはや千首観音か。
それって間違いなく私の何倍もの人生生きてるぜ。しかも思いっきり濃ゆいやつを。

そんなことを思いつつも、億劫になってたら日記書けねぇなぁ・・・などとようやく考え出した次第であります。


2004年05月03日(月) 予告


今にも降り出しそうな曇り空の下、おでかけ。
大好きな和菓子処でおみやを買って車を東へ向けて走らす。カーネーションに菖蒲に山つつじ、緋鯉も連れて、暗いお空もなんのその。
地図で見ると、すぐすぐ近くに見える島は、陸路で行こうとすると結構大回りになるという。ドライブがてらフェリー代を節約。

自分でも不思議に思うのだけれど、特に縁もないくせに、島が好きだ。
青と緑がきれいで、どことなくのんびりゆったりした島の雰囲気。
実際に住むとなると、それはそれであれこれ不便や不満は出てくるのだろうけども、無性に惹かれるところがある。

お昼を少し過ぎた頃、目的地に到着。
港のそば、ひしめき合うようにして建つ一軒の家の庭で半年ぶりの再会。あたたかく迎えてもらって、楽しいひととき。
食事のあと、皆で力をあわせて、家のあちこちからいろんなお宝を引っ張り出して鑑賞会を開いたのがとってもおもしろかった。笑いすぎて涙もにじむ。
すっかり長居してしまった挙句、たくさんおみやげもらってしもうた。
帰りはちょっと贅沢してフェリーに乗った。


2004年05月02日(日) 足をとめる


明日からいっちょまえにゴールデンウィーク。
連休なんて本来関係のない職場に足を突っ込んでしまったんだけれど、3日(月)と4日(火)について休み希望を出したら、オマケで5日(水)までくっついてきちゃって、結果3連休を味わえることになった。うほ。
幾分か心身の掃除ができそうだ。

帰り道、少し遠回りをして歩いたら、知ってる人に出会った。
前にばったり出会ったときとおんなじようにお互い「おつかれさま」を言い合って別れた。
5月の夕暮れは気持ちがいい。


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