早瀬の呟き日記

2005年01月30日(日) 映画「オペラ座の怪人」(ネタバレ)

ファントム役がアントニオ・バンデラスだのジョン・トラボルタだのという悪夢のような噂を乗り越えて遂に完成した映画版。ミュージカルは音楽さえ良ければ八割方成功な上、もとのストーリーが面白いので見て損したっていうことはないです。周りからは「面白かった〜!」という声が結構ありましたし、この映画で初めて見る人にはこれでいいと思います・・・が、正直13年越しの舞台ファンとしては微妙です(悩) なんつーかな〜舞台版が完璧なのに変にいじっちゃったな〜っつーか、オペラ座の人々の群像劇としての面白さは映画版の方があるし、主軸キャストの歌唱力は文句ないんですが、何しろファントムがさ〜ファントムがさ〜(ぶつぶつ) 胸毛もあらわなラテン系ファントムってどうなのよ? ラウルとチャンバラして負けたくせに「宣戦布告」って、カッコ悪すぎだろうよ。地下のいろんな装置や仕掛けをがっこんがっこん「今週のびっくりどっきりメカはっしーん」みたいに操作するのは怪人としてどうなのよ? ついでに屋上シーンの安っぽさといかにも盗み聞きしてますなファントムの立ち位置とか空に向かって叫んじゃったりしてどうなのよ?
というふうにまあいろいろあるんですが、要するに「ファントムが普通の人」なんだよね。あれだったらクリスティーヌ、結婚してやってもいいんじゃねえの?と思った(笑) ファントムとの恋が報われないのは「好きだけどこの男とは生きていけない」って感じが伝わってこないといかんと思うんですよ。でないとラウルも可哀想だしクリスティーヌが何も考えてないいい加減な女に見える(笑) ところがジェラルド・バトラーのファントムはむちゃむちゃフツーの可哀想な人で、おっちゃん(と言っても10歳も違わないんだが)、私が結婚してやろうか?みたいな(笑) ああ、でも「ザ・ポイント・オブ〜」(またここのセットも安っぽい上ファントムの衣装がな〜)から終盤の芝居は良かったですね。キスされた後笑うファントムは初めて見たかも。ちょっと意外な反応でした。
なんか、ウェバー卿が作ってさえどーにもパチもんっぽいとゆーか、キャラクターグッズが一つ増えた気分と言いますか、まあそれはそれでファントムのことを好きな人が増えて彼に沢山の愛が降り注ぐのは嬉しいけども。なんだかんだ言って、好きなんだよなあ(苦笑) 指輪を返しに来たとこは泣きそうでした。
〈総括〉
良い所悪い所両方あるけどまあいいや(笑)



2005年01月25日(火) 「ウエティコ」

注文して1ヶ月も連絡がないので店に確認したら、数日後には入荷していて何度か連絡したが繋がらなかった、とのこと。え〜?ウチ、大概は誰かしらいるんだけどな〜チクショウ、無駄に待ってしまったぜ。
という訳で、やっと入手。一聴してSUGIちゃんとわかる音は相変わらずですが、今回はYUNA君の声を前作よりも活かす方向に寄ってるのかな?という気も。「INNER CHILD」のPVは、やっぱりSUGIちゃんは細くて色っぽくて素敵だな〜と(←そこかい) こんなに色っぽいギタリスト、他におらんだろう。日本の宝だ。しかし「FORGIVE」は、なんつーか、愛を試されているのかと思いました(笑) そんなことせんでも愛してますがな、SUGIちゃん。
今日はTMRとCrack6のアルバムも一緒に買ったので大出費(泣) 当分新しいCD買わなくていいや。
以下、少々辛口になるので反転。「SUGIちゃんのやることに文句つけるなんて!」という主義の方はスルーして下さい。


YUNA君はビジュアルも歌唱力も文句はないけれど、正直「上手いHAKUEI」とでも言うべき「ヴィジュアル系バンドボイス」なのが引っ掛かる。「何故今このボーカリストでなくてはいけないのか」というのが、よくわからないんである。まあ、聴き手には関係なくSUGIちゃん的に必要としたから、というのであればこっちがアレコレ口出しすることじゃないんだが、いまどきこの声で市場に打って出るのは厳しいんじゃなかろうか。「ウエティコ」収録の3曲がそれぞれ違った声のタッチ(「ウエティコ」のシャウトはRYUICHIに匹敵する感もあるし、一方「Sunday Morning」では宇都宮隆のようなファンタジックボイス)なので、歌い分けのできる力量があるのは間違いないが、それにしてもなあ・・・「INNER CHILD」を聴いたときにも思ったんだが、「どうしてSUGIちゃん1人ではいけないのか?」つまり「何故YUNAが必要なのか」が、聴き手である私にはまだよくわからないのだ。あるいはそれは、アルバムやライブでわかることなのかもしれない。マキシではやはり「垣間見る」にすぎないのかもしれないから。



2005年01月24日(月) 「ANOTHER ROOM」

INO様ライブ@地上波でございます。もしかしてフジTVにはINOスレがいるんじゃねえか(笑)
それはともかく、感想は一言。

カッコいい!

あれ、この人ってこんなにカッコよかったっけ?というのが正直な感想です。音もビジュアルも。
今まで私、INO様がいい男なのはわかってたけれども、自分の中で、本当の意味ではわかってなかったと思うんですよ(^_^;) 「こんな非の打ち所のないいい男、どこをどう好きになりゃいいんだかわからん!」という感じ。ツッコミどころがないじゃないですか(笑) 誰かとか誰かと違って。だから、一般論としてカッコいい人なのは理解できるけども「萌え」ではない、っつーかね(^_^;) それがなんか、今回は心底素直に、「カッコいいなあ・・・」(溜め息)と。DVD? 買っちゃうかもしんない。ライブ? 行っちゃうかもしんない。そんな感じ。
うーむ、私の中で一体何が起きたのか。
対談を見ていて、まあ、思うことは色々ある訳ですが(苦笑)とりあえずLUNA SEAの話が出るのがありがたいです。いつまでも語られないと、逆に不安。彼ら自身によって現状との比較あるいは繋がりが語られて初めて「前向きな答え」としての終幕が意味を持つと思うし、「5人がLUNA SEA」になると思っているので。
あと、ちょっとだけ疑問が解けたような気がするのは、「INO様は一体誰に向けて音楽を発しているのか」ということについてなのですね。何を伝えようとして、と言い換えてもいいかもしれませんが、SUGIちゃんとかJさんとかって、割とその辺インタビューとかで説明する方ですが、INO様は寡黙。曲でもあまり多くを語らない(メッセージ性っちゅーものを必要としていない)ように思えるし、単にやりたいことやってるだけなのかな、誰かに届けようとか全然思ってないのかな、もう「INOスレ」とか鬱陶しいだけなのかな(笑)と思ったこともありました。でもそうではなくて、要するにこの人は「音楽の好きな人」の方を向いているんだろうなと今回思いました。「自分を好きな人」ではなくて。
うーん、ストイックだなあ。それと同時に、自信がないとできないなあ(笑) やはりINO様は大人だ。



2005年01月23日(日) 「ネバーランド」

いつもジョニーの映画は10分前に映画館に着いても余裕なのですが(苦笑)今回は前評判が良いせいか混んでいて、前方の列になってしまいました。まあアクションものではないので、4列目くらいでも大丈夫でしたが。
さて、ようやくこの作品でジョニーにアカデミーが?!と言われるだけあって、いい話です。撮影も面白い。役者陣もいい。泣きそうにもなる。
の、です、が。
これは時期が悪いと言うべきか、なんか「恋人が病気」ネタはもういいよ、と思ってしまうのですよね〜(^_^;) 動物に子供に病気、ついでに年寄りネタ(個人的にはここが一番やばかった)、と、ちょっと泣かせネタ揃えすぎじゃない?とか、作品の肝になる台詞が繰り返しのせいで逆に効果薄くなってない?とか思ってしまうのは私が大人になってしまったからでしょうか(^_^;) いかんなあ(笑) まあ、自分はそんな大人じゃないわい、という方には涙の感動作としてオススメ。また、失敗作をやらかした劇作家が興行的成功を再び手にするサクセスストーリーというサブストーリーが、あざとさを救って話の屋台骨を支えています。このへんの造りはさすがハリウッド。私としては、ラブストーリー削って「大人になること」に焦点を当てて欲しかったかな、という気もしますけど。まあいいですけど。
相変わらずジョニーはヘンです。ヘンで可愛いのです。「ピーターパンはこの人です」という台詞に心の中で激しく頷いてしまいましたよ。ホントこの人、少年の眼をした男だよな〜。彼と共演する女優はカワイソウだと思います。画面の華がジョニーに持っていかれてるから(笑)
何作かまだ見ていないジョニー作品があるので、レンタルショップに行ってこようかなと思った早瀬でした。



2005年01月22日(土) 「CALL ME」!

TVで流れたサビがカッコよくて気になったので、YOSHII LOVINSONのCDを(イエモン時代入れても)初めて買いました。
・・・むちゃむちゃカッコいいよ!!
いや〜参った。マジカッコいいわ。端正でストイックで詩的で大人っぽい。C/W曲はオーシャン・カラー・シーンとかIOAA系かな? ジャンル名がわからないんですけどね(汗)
まーとにかく「CALL ME」にやられましたわ。「俺でよけりゃ〜」の歌詞がハート直撃(笑) カッコいい〜っ! これ、ホントのいい男じゃないと出ない言葉ですよ。こんな歌を歌う人に、いくら「電話一本でいつでも」って言われたって
「キャベツ足りないから買ってきて」
とは言えん。言えませんよあたしは。(でも意外とこういうタイプと付き合ってそう。根拠ないけど)
なんかこの人はたった一人静かに、ときにギリギリ感をまとわせながらも凛と世界の中で立ってる感じ、と言いますか。雨の中、傘もささずに立ってても違和感なさそう。実際どーだかは知りませんが、そう思わせてしまうだけの曲なんですよね、これ。この歌をカラオケで上手に歌う男がいたら、そんだけで惚れそうだ(笑)
そーいや、「富豪刑事」に布引刑事役で出てる寺島進氏が私、好きでしてね〜。以前阿部定のドラマをやったとき、この人の吉蔵がむちゃむちゃツボで(笑)あまりに気に入ったもんで「愛のコリーダ」見る気が全く失せたくらい。愛敬とアクと色気のブレンド具合がね〜好みでね〜。もっと活躍が見たい役者さんです。舞台とかやって欲しい。



2005年01月18日(火) 純和風ホストクラブ

キンキラの店で、派手派手スーツに茶髪ピアスのよく喋るオニーサンにちやほやされるのはもう飽きた! あるいは、そんな場所では癒されない!というあなたに、新たな大人の楽しみを提供するのが純和風ホストクラブであります。
ワビサビを極めた書院造の店内で、まずはお抹茶を一服。和服に黒髪の花も恥じらう日本男児が礼を尽くしてお出迎え。「多弁なお世辞よりも寡黙な真心」をモットーとする純情なホスト・・・いや、お小姓達が、あなたに愛よりも深い忠義でお仕えします。もちろん馴れ馴れしいタメ口はご法度。背いたら切腹をお命じになるも「今度ばかりは勘弁してつかわす」と度量を見せるも主君の懐一つ。酒は日本酒か焼酎で生バンド演奏は雅楽もしくは長唄。ちなみに源氏名は「蘭丸」「弾正」「政元」「順慶」等々(←皆衆道じゃねえか)。「面を上げい」「うい奴じゃ、近う寄れ」「そなた名は何と申す」と、気分は悪代官か勘定奉行。どうぞご無体を満喫して下さい。
え?そりゃイメクラだ? いえいえ、三次元版「遙かなる時空の中で」でございますよ。まあこの際呼び名はどうでもよろしい。誰かこのアイデア、買いませんか?(笑)



2005年01月17日(月) 「100パーセントの闘争心」と「人生、負け勝ち」

前者(吉井妙子/文藝春秋・以下100%)はワールドカップからアテネまでの全日本女子を選手側からの目線で見たルホ゜であり、後者(幻冬舎・以下負け勝ち)は柳本監督の言葉で綴られたいわば指導者哲学の本である。OQTで目覚ましい活躍を見せた彼女達が、欧州遠征、WGと苦戦しアテネでは最後の中国戦を除いて不完全燃焼だったのが私にはどうにも釈然としなくて、「100%」を読んだときに大体の答えは書かれていたのものの、監督自身の考えも知りたいと思った。「負け勝ち」は直接そのことに触れる箇所が少なく、やはり推測の域を出ないのだけれども、私には、OQT後の晶ちゃんの「一度チームをガタガタにする」という作戦が失敗だったのだろうと思えた。
五輪前の「すぽると」で、他のゲストが希望と景気付けをこめて1位、3位と順位予想する中ヨーコ・ゼッターランド氏だけは「5位」と書いていて、さすがに冷静というかアンタ冷静すぎだろ、と思ったものだがそれはともかく、つまり実力的に見て必ずしも不相応な結果ではなかったということではあるにしても、もしOQT後の作戦が違っていたら、とつい考えてしまうのだ。
両方を読むと、晶ちゃんは問題点を「オリンピックまではよくチーム内でけんかをしていたのに、アテネ入りしたら変にまとまってしまった」ところにあると思っている(少なくともそう解釈できる書き方をしている)のに対し、「100%」によれば選手達はそもそも欧州遠征あたりからストレスを感じ始め、監督と食い違いを起こしていたようで、「負け勝ち」の「選手とのあつれきはなかった」という文章と明らかに矛盾している。「あつれきがない」というのは誇張だろう。でなければ、問題を問題と認識できなかったということだ。何故そうなったかは私にはわからないし、今更追求しても仕方ないだろうとも思う。それだけが問題じゃなかったようではあるし。
しかし、まだ柳本ジャパンは続く。これからどうするのか。頑張ってくれ、晶ちゃん。



2005年01月12日(水) 男子新体操

「笑ってコラえて」で特集してたので、つい見てしまいました。個人競技は体操寄りで、団体はダンス寄りな感じ? 結構かっこいいので、オリンピック種目になってもいいんじゃないかな。具体例を上げるのは避けますが、中にはなんでこれがオリンピック種目やねん、ってのがあるじゃないですか(笑) そんなら男子新体操あってもいいでしょ。あ、でもフィギュアスケートやシンクロみたく、技術より先にルックス負けしちゃうかな、日本人は・・・(笑)
このマイナーな(失礼)競技の存在を知ったのは桑田乃梨子の「男の華園」を読んででした。この作品以外に男子新体操扱ったのってないんじゃないですかね。もっとも、くわ太氏のことですからスポ根ものではなく、モラトリアムコメディ色の方が強い青春ものですけど、これもドラマ化したら面白くなると思うな〜。
そーいや国体優勝した埼玉栄が「陰陽師」のサントラ使っててニンマリしました(笑)



2005年01月10日(月) ふざけんな地上波

年末年始に録画した映画の地上波放送を「壬生義士伝」以外見終えたところだが、「戦場のピアニスト」といい「耳に残るは君の歌声」といい、カットと繋ぎがあまりにひどい出来だった。ぶちぶちに切れていて、話が全然わからないのである。CMを入れねばならんのはわかるが、こんな編集ではあまりに製作者と視聴者を馬鹿にしてないか。
「戦ピ」は「感動作」という触れ込みだったと思うが、主人公の行動の大半は
1 逃げる
2 隠れる
3 食べる
4 追い出される→1に戻る
この繰り返し。しかも、戦場でのエピソードらしいエピソードは最後のドイツ将校との出会いだけ。ピアノをちゃんと弾いたのもここだけ。一体どこで感動すりゃいいんだ。邦題もよくないのかもしれない。「戦場でもピアノを弾き続けた」みたいなイメージになってしまう。原題どおり「ピアニスト」か、せめて「戦場『と』ピアニスト」だろう。(ついでだが、いい加減「一般客」に感想言わせる映画の宣伝はやめて欲しい。あれは「踊る大捜査線」という作品の性格上意味があったことなのだから) まあ、描き方がドライでいい、とも思うのだが、いかんせん繋ぎがひどすぎた。
「耳に残る〜」も、ジョニー・デップ演じるジプシー青年がどっからどう出てきたのか全然わからない編集になってて、怒りさえ覚えた。ジョニーをこんなに粗末に扱っていいと思ってんのか! しかもチェーザーとスージー別れっぱなしかよ! 金貨を残してきたのにその伏線は回収しないんか。まあ、ジョニーならもう何でもいいんですけどね!(笑)
今までは地上波でもそんなに気になったことはないんですが(LOTRがCM多過ぎて途中で嫌になったぐらいか)、最近のこの2作があまりにひどかったので文句を言ってみました。
あ、「猟奇的な彼女」は面白かったです。ある意味「ラストクリスマス」より月9っぽかったかも。80年代ラブコメ漫画な感じで。

そうそう、2月のVリーグ東京大会のチケットが取れました。JT(微妙にヒイキ)×東レ(16連勝中!)、楽しみです。



2005年01月09日(日) ヴェネツィア仮面祭

箱根ガラスの森にて開催中の「ヴェネツィア仮面祭」に行ってきました。
イタリア製の衣装と仮面を無料で貸し出してくれるというので、仮装する気マンマンで行きました。事前の「そんなのやる人、琳ちゃん(仮名)の他にいるの?」という叔母の冷静な意見に対し、「一人でも構わない。おいらはやるぞ」と答えたワタクシでしたが、あにはからんや、現地に行ってみると結構いるではないですか、怪しい扮装の人々が(笑) もっとも、仮装したまま歩き回れるのは貸し出し部屋のある建物の中だけだったのですが。
何だかんだ言ってた叔母夫婦もやりました。好きな仮面と衣装を選び、写真を撮りまくり、しまいには「結構楽しい」とか言ってました(笑) ホラ言わんこっちゃない。くすくす。
仮装した我々3人のぱっと見を一言で言うと、

スター・ウォーズの悪役(ダース・ベイダーより偉い奴)&
クリスティーヌ(「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」の時の)&
呪術師(いかにもファンタジー映画で主人公に退治されそうな)

どれが早瀬かはご想像にお任せします。ちなみに「マスカレード」のポーズで一人、階段に立った写真を撮ったというのは内緒です。黒マントに白仮面のいかにもファントムな人と一緒に写真を撮りたかったのですが、どーも夫婦かカップルで来ているようだったので頼むのはやめました。コスプレイヤーなら遠慮しなくていいのだが、一般人(たぶん)だからね〜(^_^;)
仮面はミュージアムショップでも売っていたので買いたかったのですが、1万以上するので諦めました。その代わり、現在開催中の「イタリアン・フェスティバル」@東京ドームでも同じく仮装ができるらしいので、そっちもやってこようと思います。
そうそう、敷地内の池には筆頭局長がいっぱいいました。変な声で鳴いていました。

という訳で「義経」ですね。非常にスタンダードというか、今までどおりの大河ですね。面白いっちゃ面白い(というかこの題材でつまらなくできる方が凄い)ですが、相変わらず露骨なイロモノキャラ(オリキャラ)がよく喋るなあ(苦笑)
そーいやウッカリ書くの忘れてたけど、「国盗り物語」のヒデは甘えっ子オーラが出てて(特に前半)可愛かったです。舞は、萬斎様に教えてもらえよ・・・という感じでしたが(笑)菊川玲が素でびっくりしてたアドリブの悪戯とか、非常に彼らしいなあ、と微笑ましかったです。最近ヒデの顔を見ると癒される早瀬でした。



2005年01月08日(土) 判定戦隊ラインズマン

●真奈美さん(仮名・21歳)の証言
――それはデパートの洋服売り場で試着をしていたときのことです。私は緑のジャケットを買おうかどうしようか、迷っていました。というのも、デザインはとてもオシャレで気に入ったのですが、緑色はあんまり好きな色じゃなかったので今まで着たことがなかったからです。
「どーしよー・・・やっぱり似合わないかなあ」
店員はしきりに「すっごくお似合いですよ〜」と褒めまくり買わせようとしていましたが、私は踏み切れずにいました。
そのときです。
ピーッ!
紺のジャージを着た人が、高くホイッスルを吹き旗を鋭く振り下ろしました。
イン。
インの判定です。
「まさかこれが・・・判定戦隊ラインズマン?!」
世のどっちつかずを鮮やかに解決するという伝説の存在。噂には聞いていましたが、まさか私の前に現れるなんて! 私はもう迷いませんでした。
「これ、下さい」
その後、緑のジャケットで憧れの彼に告白したらOKをもらえました。ありがとう、判定戦隊ラインズマン!
●有希子さん(仮名・37歳)の証言
――私の夫は酒癖が悪くギャンブルが好きで、給料の大半をそれに使ってしまう人でした。別れた方がいいのかとも思いましたが、子供のことを考えると父親がいた方がいいだろう、と思い我慢していました。しかしある日、サラ金の借金取りが来るに及んで遂に私が「離婚する!」と叫ぶと、夫は「俺を捨てないでくれ!」と泣きついてきました。
私は迷いました。一応は恋愛結婚でしたから、ここでこの人を見捨てていいものか・・・。
そのときです。
ピーッ!
どこからともなく現れたジャージ姿の人が、高々と旗を上げました。
アウト。
アウトの判定です。
「決めたわ、離婚よ!」
今は子供を母に見てもらいながら仕事をしています。忙しいけど平和な毎日です。
ありがとう、判定戦隊ラインズマン。



2005年01月06日(木) 二人が夢に近付くように

そんな訳で本年最初の更新、「組!」SSです。
「40歳になるまで歴史ものは書かない」と決めた10年前の誓いを私に破らせた「組!」の罪は重いぜ、筆頭局長●谷・・・。まあ、楽しんで書きたいだけなので別にいっか、っていうフレキシブルなとこがO型(笑)
そうそう、絵描きの友達からトシを描いてもらった年賀状が届きました〜! これがまた美しい!! 見せびらかしたいくらい美人のトシなのですよっ!! カッちゃんも惚れ直すわコリャ。ありがたく机の前に飾ってます。うふうふ。

奥泉光の「坊ちゃん忍者幕末見聞録」(中公文庫)を読みました。この人って私的には「上手いけど面白くない」作家の筆頭なんですが(笑)これは面白い方だと思います。ただ、相変わらず後半から終盤がつまらなくなる。ストーリーテラーでは全然ないのが如実に出ているというか、何故現代が混じる必要があるのかわからない。古川日出男みたいな確信犯的な崩壊には見えないんだよね。
幕末人物もちょこちょこ出てまして、坂本龍馬や伊藤俊輔、新選組では沖田・土方・芹沢が登場します。あまり活躍しませんけど(笑) まあでも同人誌みたいな歴史ものではない足腰の強さが、さすがは奥泉、というところです。これくらいの力量が必要だよな、歴史ものって。



2005年01月04日(火) 年始アレコレ

正月の公式(家族)行事がやっと終わりました。まあ、年1回とかしか会えない親戚に会うのは嫌ってほどじゃないんですが、面倒っちゃ面倒(笑) 今日なんか6時の地獄起きだったしな…弟が一緒なのが救いですが。
昨日は久しぶりに父方の従兄弟に会いました。3人共男なんですが仲が良くてね〜小学生のイメージが強かったのに全員がなかなかの男前に成長してた(笑) 一番下の子が「カッちゃん」て呼ばれてるんですけど(笑)別に何も言ってませんよ、ええ。彼らの飼ってるにゃんこ達と遊んできました。膝に乗っけて仰向けにしてアゴを撫でると気持ちよさげな顔するのがかわいいし、肉球がぷよぷよ(笑) 昔は動物触れなかったんですが、今は割と普通です。かわいいと思えば触れる。猫飼いたくなりました。クールなくせに甘えっ子なとこがいいよね。
今日は帰りに観光バスを使ったら、車内でBLくさい映画が上映されました。ダンディな社長とダメっ子社員がプライベートでは親友で、よく家に泊まっちゃったりするのね。会社の連中には秘密の仲で、会社の外では肩書き抜きで呼び合ってるんだけど、ダメっ子社員がミスって転勤になったとき社長は超寂しがって、結局本社に呼び戻されるの。

・・・・・・ええ、「釣りバカ日誌」ですけどね。
こう書くとかなりにBL王道でしょう?(笑)

さて、もう何回見たかわからない「組!」総集編ですが、流山の抱擁は何度見ても泣きます。カッちゃんの表情の変化がね、物凄い泣ける。初めはいとおしそうな微笑、次に決意を込めて、そして最後には泣きそうな顔をして。やっぱりトシのこと愛してんだな、わかりにくかったけど(笑)と思うと涙を禁じ得ません。
そんな訳で今年最初の更新は「十六夜堂」内の「組!」コンテンツ新設になる予定です。
本年も何卒よろしゅうに(ぺこり)


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琳 [MAIL]