こう書くとイカガワシイ空気もありますが、実際イカガワシかったです(笑) 何しろ殆ど同人屋ですし。石狩鍋と豆乳鍋を食って、友達の1人が作ってくれたケーキを食べて、酒を飲んで、ひたすら喋る。楽しいです。しかし、変な奴らが多いせいで(笑)私は段々自分がわからなくなってくるんだよな(笑) うっかりディスカヴァーしてしまったアレとかコレとかは年と共に忘れてしまおう。うんうん。やばいから(笑)
こないだの「スタジオパーク」の特集に続いて今日の隊士座談会も見逃してしまって、かなり凹みます。何だか例の腐男子脚本家がまたイケナイ発言(「恋していた」か・・・そうか、やっぱりそれで正しいのか。ありがとよ、●谷)をしたとか、あの人とあの人がべたべたしていたとか(スペシャルのときの「男の話はいいよ」は「男はK君だけでいいよ」に聞こえたのは私だけか)。いいもん、DVDで見るもん。しくしく。 繰り返しますが、私本当に4月くらいまでは普通に見てたんですよ。面白いけど萌えはない状態で。しかし何しろ浪士隊結成のあたりからトシの言動が明らかにおかしくなった(笑) おまけに芹沢もおかしくなった(笑) あの屈折の仕方はJUNEくさいと言われても仕方なかろう。 芸能ジャンルで「踊る」以前では最大のカップリングドラマだったのが「振り奴」であり、その脚本があの人だったという事実からすれば、謹んで「全日本腐男子協会会長」の栄誉を与えていいんじゃなかろうか。実は、総括を書いたときに削除したコメントがあって、それは「男女関係を描くのが下手」ということなのですね。芹沢とお梅さんの関係は殆ど役者の力量で見せていたと思うし、正直このドラマ、女性キャラの扱いが非常に悪かったと思う。みつさんやお登勢さんのような気の強い女性キャラはとても活き活きしていたが、彼女らは恋愛沙汰には関わらない(みつさんはちょっとあったが)し、男同士の想い合いに比べると彼女らは必要とされる度合いが相当に低かった。少なくとも、そう見えた。「本当に好きなのかよ」と思うこと多々。まあ、だからこそつねちゃんとお幸さんの対面がどろどろしていなくてよかった、という面もあるのだけれど。思うに、根底では女性キャラなんか出さないで男だけで話を進めたかったんじゃないだろうか。でもそこまで史実曲げるのはさすがにちょっと、なので、出すことにしました、みたいな。そういうのは本来同人屋の領域なんですがね(笑)
さて、どうにか原稿は終わりそうです。
2004年12月28日(火) |
世界中に定められたどんな記念日なんかより |
総集編を録画してもう3回くらいリピートして見てます(笑) 見ながら原稿書いてます。音楽(最近は専らブルーハーツとJベスト、たまに小田和正)だけで書いてるときよりはかどるのは何故だ。愛か。煩悩か。3倍でとったので画像があんまりきれいでなく、残念だなーと思っていたらなんと!総集編もDVDにしてくれるそうです! そしてキャストトークも未放送分収録! ・・・・・・。 ハイ、BOXの第弐集と合わせて予約しました。
アホです。 完全にアホです。 こんなにはまったのは「踊る大捜査線」以来です。 つか、これもあたし受1人に攻2人の三角関係で、受が愛情過多なんだよねえ・・・(笑) またこのパターンかよ、と自分で思いますけども。 でも、本は出しませんよあたし! それやったらもう戻れませんから! 哀しいほどの想いが募ったらもうその愛は戻れませんから! 残念! さて、原稿に戻ります。 部屋の掃除も、できるだけ手をつけたいですけどね〜。昨日電灯のカサ(っていうの?)拭いてたら虫の死骸(コガネムシくらいの大きさ)が落ちてきて、こんなもんが出てくる都会の女の部屋ってどうよ、と思った。
2004年12月26日(日) |
「新選組!」スペシャル |
第一部をがっちり見ちゃってM-1も見ちゃって(アンタッチャブルおめでとう!)原稿がやばいので、とりあえずのコメントだけ。 私、途中まではホント普通に見てたんですよ「新選組!」。おかしくなったのはトシ本人のせいなんだよ(笑) 「多摩には帰さねえ」ってアンタ・・・(笑) やっぱりトシは昔からカッちゃんが好きだったんすよ。そうとしか思えない(笑) 身分が違ってしまったから一度は諦めた恋が、浪士隊で爆発、と(笑) しかしカッちゃんは単独局長になるまでの方がいい男だな(苦笑) その後は鬼乙女副長の尻に敷かれたせいかだんだん影が薄くなって(笑)口数も減って(笑) ところで最大の謎が残ったんですが・・・何故みつさんが二人の愛の証を持ってるんですカ?! 板橋の豊田さんちと箱館(こっちは推測だが)にそれぞれあった筈だろう。つか、トシはあれ握って絶命するんだと私は信じてるんですけどっ! そんで「カッちゃん・・・」て呟いて死ぬと信じてるんですけどっ! それが何故みつさんの手に? 私としては二人以外の人に触れて欲しくないんですがね(笑) まーしかし、こうしてみるとやっぱり新選組時代の思い出はできるだけ美しい方がいいわな〜。結末逆算があまりにミエミエで気になってたけど、まあ仕方ないか。そして3回目なのに泣いてしまう加納とカッちゃんの対面シーン&流山別離の抱擁。カッちゃんはもう戻れないかもしれないと覚悟した顔なのに、トシはカッちゃんが戻ってくると信じてか、あんなに美しい顔で。切ねえ〜(泣) キャストトークはもっと見たかったぞー。カメラマンまで浅葱の羽織でいい雰囲気。 さて、DVD BOX第弐集も予約しないと(笑)
弟の彼女が遊びに来て、会食。今年はセグラウ゛ューダスセミセコっていうスペインのシャンパンを買ってみました。ここだけの話、値段の割においしかったです(笑) 去年のモエ・エ・シャンドンの方がすっきりした飲み口でしたが、喉越しはこっちも結構良かったです。 普段飲まない私はちょびっとで眠気が(笑) しかし、弟がこれまた酒に弱い上寝不足のためその辺で寝てしまい、彼女の相手をしてたのは主に私でした。こっちまで眠くなるといかんのでシャンパンは1杯にしときました。「どっちが彼氏だか」とは弟の弁。 複雑な心境です。嬉しいような嬉しくないような(苦笑) いや、彼女かわいいんですよ(笑) キュートなの。小柄だしね。彼氏でも悪くねえな、とか不遜なことを考える姉。 そしてまたしても小田和正の「キラキラ」で涙(笑) 明日はいよいよ総集編ですぜ。 つか、原稿さっぱり進んでねえー! ぎゃー!
2004年12月24日(金) |
「クリムゾン・リバー2」 |
フランス映画にしては珍しくフツーに面白かった「クリムゾン・リバー」の続編。フランス版横溝正史といったところでしょうか。相棒の若い刑事が前作より二枚目になっていたのと、リュック・ベッソンのお陰(?)で映像がスタイリッシュに、そしてアクションは3割増になってますが、2つの事件の関連性が前作の方があったのと、とっ捕まってから黒幕がべらべら真相喋るのが「聖闘士星矢」ちっく(笑)という二点が気になりました。普通殺すだろ。なんでわざわざ吊るしておくの。そういう趣味の人?(笑) なんか、フランスとドイツの微妙な関係を垣間見たような気がしますが、伝説に遡る歴史のある国でないと作れない映画だなと思いました。だからヨーロッパは好きさ。 2作通じて言えることは、内容が盛り沢山過ぎて時間内に十分理解できない(笑) 特に1作目は、真相がデッドオアアライブな状態で慌ただしく明かされるのでよくわかりませんでしたけども、個人的には結構好きなシリーズです。
●年賀状 友達に出す分はまだいいが、大人の関係(変な意味ではない。恩師とか)に近況を書くのが苦痛で、書いてるうちにかなり憂鬱になった。書くべき近況がないのである。「相変わらず無職で腐女子妄想に生きてます」とは書けない。苦し紛れに「今年は頑張りたいと思います」などと殊勝なことを書いたが、頑張れるかどうか・・・・・・(溜め息)←完全にダメ人間ループ ●大掃除 昨年力一杯やって風邪をひいたので、今年は早くから少しずつやろう、と思ったが早くから少しずつやると早くから少しずつ元の木阿弥になるのではと思ったらやる気が失せた上、〆切(頼まれ仕事ではないがやはり自分的には守りたい)が近いのでやってられない予感。今年も小汚い部屋で年越しだなこりゃ。 ●X'mas 今年も弟の彼女が来て三人でシャンパンの予定。今のところ「新選組!」総集編よりときめくイベントは個人的にはない。 ●Jさんのベストアルバム SUGIちゃんの「ウェティコ」も一緒に買おうと思ったらそっちは取り寄せと言われてショック。いいのか新○堂がそれで・・・。「Blast List」は良かった。「stAy」が久々の直球で(笑)Jスレ魂やられたかも。でもジャケ写は(爆)
2004年12月18日(土) |
実は今週の「月曜組曲」で |
「キラキラ」と「まっ白」が聴きたくて見ていたんですが、「キラキラ」の歌詞があまりにカツ×トシなのに気付いてウッカリ泣いてしまった私はもうダメかもしれません。イヤ、だって「自分が君を必ずそこに連れていくから、今は遠いその夢をあきらめないでね」っていうような歌詞(もろに引用するとダメらしいので意訳)ですよ! トシの愛そのものですよ! 小田和正の歌声がまたいいしね〜。ぐっときてしまった。そんなんで泣くなよ、と自分ツッコミ。 そして今日、最終回の再放送を今度は1人で見て、やっぱり泣いちゃった(笑) 何が泣けるって、例のコルクを「お守りだ」って照れ臭そうに言うトシですけど(笑)←他にねえのか。30過ぎた男があんなに乙女でいいんでしょうか。そんでもってTV naviの洋装ショット特集にくらくら。やべえ・・・カッコいい。思えば市村鉄之助君が、電車も飛行機もない時代にはるばる北海道から多摩まで無事に辿り着いてくれたお陰で、現在の我々があの麗しい土方歳三の写真と山本トシに出会えた訳ですね。よかったよかった。「今月の誠」1冊にまとめて発売してくれないかな。 箱館戦争も是非にNHKでやって欲しいけど、こないだの「その時歴史が〜」で自分的にはだいぶ榎本武揚はじめ箱館政府連中のイメージが悪くなってしまったので(笑)トシと仲良くやってたりしたら「ぜってえ嘘だ・・・」と呟いてしまいそうだ。彼らは「幕府にも骨のある連中が〜」(BY勝海舟)という動機ではなく、勝ち目があると踏んでいたから戦争してたんだと思うし。まああんまり思い入れずにフラットでいないと楽しめないけどね、っていうか、やるなんて誰も言ってない(笑) でも、インタビューの最後で山本君が意味深なこと言ってたしな。
まだ2年もあるのにこういう番組をやってくれるのは、とっても嬉しいですね〜。Vリーグの様子や晶ちゃんの近況も見れたし。 しかし、いつの間にか全日本男子の新監督は植田氏に決まっていたようで。まあなんとなくそんな予感もしてましたけど・・・そうか、ガイッチ監督は来なかったか・・・。 植田監督も注目の洛南高校福澤君、確かにすごい選手だなーと思いますが、全日本を背負って立ってくれるかはちょっと不安。「スパイクの打てる弁護士」よりも、やはりバレーファンとしては「法廷に立てるスパイカー」を目指して頂きたい(笑) どっちも「コート」だし。つか、だって、司法試験は年取っても受けられるじゃないですか。スポーツは活躍できる時期が短い。こっちを優先させろよ、と言いたくもなったり(笑) しかも今の日本て、国内のレベルと世界のレベルが相当離れてると思うんですよ。全日本に選ばれたって、世界の中では大したことない。それが現状でしょ。そういうふうに、世界を視野に入れて自分がどうなりたいかっていうのを考えてる選手じゃないと、全日本で目覚ましい活躍はできないと思う。まあ、無理やり「やれ」って言う気もなくて、中田久美や晶ちゃん、成徳の監督も言ってたように、「バレーが好きで上手くなりたい」っていう気持ちが一番基礎にないと強くなれないし、そこまで好きじゃない子に日の丸背負わせても仕方ないだろうと思う。細川タイプの若い選手、いて欲しいけどね〜(笑) 越川君なんか、非常に考え方もしっかりしていて有望株じゃないかなあ。大学進学よりも、早く高いレベルでプレーしたいってサントリーに来た心意気は見上げたものだと思います。こういう子が一杯いればいいのに。 なんか、晶ちゃんや中田さんの言葉って胸に来ますね。中田さん、是非全日本男子に喝入れに行ってやって下さい。でもあんまりいぢめないでやって下さい(笑) イヤだって落ち込んだりすると困るから・・・チワワとかさ(笑) 前々から感じてはいたけど、やっぱり協会にも問題があるんだろうな。どうしたらいいんですかね、そういう構造問題は。
ありがたくもNHKにて、カッちゃん死後のトシの箱館戦争をやってくれた訳ですが、欲を言えば山本耕史主演で見たかったところです。 三谷脚本と史実は一応分けて考えるべきだと個人的には思ってますが、今回の放送内容からするとさほど無理なく接続できそうです(笑) カッちゃんに偽名での投降を進言したことに、トシは相当責任感じた筈です。切腹じゃなく斬首という結果になった訳ですから。たぶん彼自身、その時点で戦死の覚悟は決めていたでしょう。それがいつになるかの問題にすぎなかった。 どうも箱館政権にははっきりしない部分があるような気がするんですが、何故トシ以外の全員が新政府に入れたのか。普通ありえませんよ、独自の政権として抵抗した勢力なら。明らかに内戦ですよだって。 何故、トシだけが死んだのか。 これは完全に推測ですが、当初フランスという後ろ盾もあって政権樹立したものの、形勢を見てフランスは手を引いたのではないでしょうか。大国は小国の内戦に干渉するのが近代史のセオリーです。あわよくばフランスの勢力下にある政権が日本の一部、北海道に成立するかもというもくろみが、可能性を失った。見捨てられた箱館政府内では、降伏という意見が出たでしょう。官軍からも打診があったかもしれません。 しかし、少なくとも1人は猛反対した。徹底抗戦しなければ、あの世であの人に合わせる顔がないと、そう言った男がいた。最初から、生き延びる気などない男が。 しかも困ったことに、彼には軍才も人望もある。
どうなると思いますか?
私は、トシを、いや、土方と呼びましょう。土方を撃ったのは官軍ではないと思います。あそこに彼がとどまっていることを、知っていたとしか思えない。 彼がいなくなってどうなったか。そこに答えがあると私は思います。少なくとも、トシの遺体が行方不明のままであることが、幹部内での彼の立場を表していないでしょうか。志を同じくした仲であれば、誰かが探すなり碑を立てるなりしたでしょう。カッちゃんにそうした永倉のように。 箱館での彼が人が変わったように部下に対し温和だったのは(相変わらず斬る斬る言ってますが/笑)孤独だったからでしょう。 泣けてきます。 けれど。 もし幕軍側が勝っていたら、日本がフランスの強い影響下におかれたのだろうな、と思います。 歴史は残酷な神の所業だと感じます。
このドラマを心置きなく楽しめたのは、私がもともと新選組に関して「好きだけどそんなに詳しくない」人間だったからだと思います。思い入れが深まりすぎて本編が楽しめなくなるという経験を何度かしているので、今回あまり先入観(「私の××様はこういう人!」など)なく三谷新選組と向き合えて、実に幸せだったと思っています。「燃えよ剣」も「草莽枯れゆく」も読んだ筈なんですが、殆ど印象に残っていない(笑) 我ながら不思議です。もしかしたら、このドラマに出会うためかもしれません(笑) 史実との整合性を求めても無駄だというのが早い段階で察知できたので(笑)余計なことを調べたりせず、画面内だけであれこれ楽しむという流儀を貫いたのもよかったのでしょう。ちなみにフランス語の「histoire」には「歴史」と「物語」という両方の意味があります。まあそんなもんです(笑) では以下、このドラマの良かった点と悪かった点を。
●1話の池田屋事件カットバック失敗 冒頭の掴みとしてこの事件を持ってくるのはわかるのだが、長丁場のドラマで無理にカットバックにすると後で噛み合わなくなるという失敗。結果的に完成度においてキズになった。これは完全に脚本家のポカ。 ●結局皆「いい人」なのか? 隊内のほぼ全員が「いい人」になってしまい、何だかな、という感じではある。何も観柳斎まで改心させることはなかったんじゃないか。カッちゃんからカタルシスウェイブ(古)でも出てんのか。従って隊内分裂の経緯に些か無理を感じた。まあ、「誰も望んでないのにやらなくちゃならない」というのは組織の理不尽の典型ではあるが。ついでに斎藤が早くから悩みすぎて後半の「俺のようにはなるな」のインパクトが減じたのも同様の理由。 ●ロケよりスタジオ撮りが多かった これはもう局長スケジュールのせいとしか思えないのだが、戦闘シーン少なかったよな(笑) ●終盤展開早すぎ 脚本家は「計算ずくでの配分」と言っていたが、だとしたら完全に描写と効果の計算ミスである。結末から逆算して作っているから皆が揃っている時期をできるだけ長くしたいのはわかるが、崩壊過程が急ぎすぎという印象は拭えない。折角これまで役者陣の演技を大事にしてきたんだから、終盤でも丁寧に描くべき。
では良かった点。 ○個性的な脚本と役者陣 無難な教科書ストーリーに有名俳優を当てれば出来る大河ドラマで、それをしなかった新しさは評価に値する。これ以降の大河でも脚本家の個性とそれに噛み合った役者の個性を尊重する作り方ができる筈。逆に言うとハードルの高い条件ではある。 ○策略家西郷隆盛 偽官軍事件で相楽を見殺しにしたことを知って以来、私は西郷隆盛を胡散臭い奴だと思ってきたので、今回そういう面が描かれていて面白かった。 ○オリジナルキャラの活写 これまでの大河では、大抵オリキャラは浮いていた。いかにもな初恋の女性だの、いかにもな謎の人物だの、あまりにも見え透いていて興醒めであった。というのは、全体が無難な教科書記述なのにそこだけやけにイロモノだからである。しかし、捨助は話に溶け込んでいて違和感がなかった。「そんなアホな」な展開でも興醒めには至らなかったのは、やはり全体のカラーと調和していたから。それってつまり全体が「そんなアホな」色だったということでもあるが(笑)
要するに、長所短所共に作家性に根差していると言えよう。並べてみると欠点の方が多そうだが(細かいことを言えばもっとあるし/笑)、しかし数の問題ではない。数々の(笑)短所を持ちつつ、毎週欠かさず見るほど面白かったのは間違いない。出会えてよかった。ありがとう。
2004年12月12日(日) |
終わらない歌を歌おう最終回 |
遂にこの日が来ました。今までは私1人で見ることが多かったのに、終盤になって両親祖母が一緒に見るようになったのはやはり、三谷脚本の力と役者陣の魅力であります。ちなみに祖母は山本耕史の、母親は人斬り・・・いや、オダギリジョーのファンになったようです。結構なことですが、脇に人がいるとなかなかハマりこんで見れないのも事実でありまして、絶対ぼろ泣きするから1人で見たいと思っていた願いは叶わず、親子3人で見る羽目に。となると、母親は(途中見ていない回もあるので)「なんで近藤奪還に行かないの」とか「これどうなってんの」とかうるせえし、私が返事をしないと父親が解説を始めるしで、頼むからあたしのカツ×トシ道を邪魔しないで、っていうね(笑) それはさておき、「勇が何したってんだよおー!」って、イヤ、結構色々しましたよ、とか、ふでさんの月代ビンタとか風車の捨助とか、妙なところで笑いもありつつ(逆に言うと、泣かしだけで作らないバランス感覚がいいですけど)も、涙腺緩む切ない場面の数々。トシと拾ったコルク(そもそもこんなんを肌身離さずにいるあたりが尋常でない)を刑場に持っていってもいいか、と訊くカッちゃんに涙。アンタそこまでトシのことを・・・持っていかせてやってええ!と(心中で)絶叫したのは私だけではあるまい。2人の愛の証をすっぽ投げた新政府軍の役人を背中から袈裟斬りにしてやって斎藤! ずっとそうではあったけど、最終回に集約されていたのはやっぱり「皆カッちゃんが好きだよ」ということだったんじゃないでしょうか。捨助えらいぞ。死んじゃったのは残念だけど、1人くらいこういう奴(直接カッちゃんを助けに来る奴)がいて欲しいよね、という脚本家の願いが感じられました。 私は元々それ程詳しくなかった分、このドラマに史実との整合性をあまり求めてないので、ドラマ内のカッちゃんの立場がまさしく徳川のスケープゴートなのがかわいそすぎてならず、普通に腹立てて見てました。海舟ひでえ〜(泣)とか思いながら。榎本に合流しろつーたのはあれですか、トシをカッちゃんと引き離しておく作戦ですか。トシとしては、助けに行きたかったろうなあ・・・。宇都宮で桑名藩の藩士に刀つきつけたとこ、かっこよかったですねえ。悲壮で美しかった。トシももう、普通に生き延びる気はないんだな、と。特別編で箱館戦争までやって欲しいよなあ。なんかこの展開だと島田がトシを見取りそうな感じだが、トシが死に際に「・・・カッちゃん」と呟くのは間違いないだろう(笑) 最後の「・・・トシ」は、「これからお前はどうする?」という意味らしいのですが、それに対するトシの答えが、会津、箱館と戦い続けることになる訳ですね。共に死ぬことができなかった、共に生きることももうできない。だから、想いを継ぐ。愛です。 しかし斎藤は今回文字どおりの「おつかい」で犬ポジションを全うしました。見せ場もあったしねv カッちゃんの首を持って会津でトシと会えたかな。会えたと信じたい。そして、ちゃんとトシにカッちゃんを会わせてやってくれ。・・・想像しただけで泣けてくる。 さて26日は総集編。ビデオ録画必須です。これがある限り、新選組は終わらない!(BY:犬)
2004年12月11日(土) |
クリスマスなんかより大事なイヴ |
昼起きて「新選組!」再放送を見て、その後「土曜スタジオパーク」のビビる&副長コント(違)を大喜びで見て、夜はスマステの処刑前夜SP(なんかこう書くとめでたいみたいでイヤだが)の隊士終結で浮かれて、と最終回イヴな一日。いや、風邪ひいて一日中家にいるからさ・・・咳と鼻水が止まりません(泣) テレ朝だっつーのによくやったよスマステ。なんか「あー皆がいるー」と思うとしみじみしてしまった。同窓会みたいで、いい空気。カッちゃんと愉快な仲間達。堺氏と山本(耕)が中継で残念だったが、一番残念だったのはどうやら本人(耕)の方だったらしい(笑) えらいテンション低かったけど、画面が慎吾君の京都訪問になってる間結構喋ってて気になった。京都はいいからあのメンバートークをもっと放送しろー(笑) つか、ふじいあきらのネタを奪うのはやめて下さい副長。二枚目はそんな余計なサービスいらないから。中継だっつのにそこまでせんでも、イヤ、中継だからこそやったの?みたいないじらしさを感じました。おまけに山崎役の桂氏に「一緒に飲んだら朝まで『新選組!』のビデオ4回も5回も見るんですよこの人」と暴露され皆に気持ち悪がられていた(笑) まさか同じ回を5回も見てんのか?アンタは同人屋か。 なんか、見ながらニヤニヤ顔が笑ってしまって我ながら不気味。「えっ俺ハマってる?」みたいな。 さあ、いよいよ明日最終回。1年見てきての色々が走馬灯のように頭を巡ります。1話を見た当時には、よもやここまで思い入れする番組になるとは思っていなかったからね。
年内の更新予定は、「65+2」をもう1個(下書き済)と、「十六夜堂」の方に「新選組!」コーナー設置、オリジナルの方をブログ化・・・だけど、全部やれるかなあ・・・。その前に風邪を完治させんとイカンのう(泣)
風邪ひきました。 くしゃみ鼻水がノンストップ大阪。咳もちょっと出る。やばい。
新しいコンテンツを作成するために(何の?とは訊くな/笑)無料レンタルサービスを探し回ってたんですが、二つほどのサイトの利用規約の内容制限にこういう文章がありました。
他人が見て不快なもの
なんだこの曖昧な表記(笑) まあ常識的に考えてテレビや映画で映せないものあたりを想定してるんだろうとは思いますが、やおい同人屋としては困るんだよなあ。中には、見方の一つとして面白がって下さる寛容な方もいらっしゃいますが、嫌な人は嫌でしょうからね。 何をどれだけ不快と感じるかは人それぞれですから、受け取る側に合わせるよりも「他人に不快を与えることを意図していると思われるもの」という表記の方がいいんじゃないでしょうか。ネット世界の自由度をできるだけ確保しながら、快適なものにしていくという二面発想が必要だと思います。 「嫌なものは見なければ(あるいは、見流せば)いい」というのも「嫌なものは存在を許せない」というのも、どちらも極端であって、お互いに配慮をなくしちゃいかんよな、と思う訳です。衝突せざるを得ない場合には、意見(感想とは違います。厳密に区別するのは難しいですが、どう違うかを考えることに意味があります)として主張する覚悟と共に。 もっとも、経験から言うとネット上の議論は議論にならんのですな。揚げ足取りや誤読が多く、訂正したくても相手が再び同じ場所を訪れる保証はない。言いっぱなしでなし崩しに終わり。結果的に双方が「嫌なものは切り捨てる」ことになってますから、あんまりごちゃごちゃ言っても仕方ないとこもあります。それに、現実世界での様々な受難に比べたらオンラインのいざこざや不愉快なんて大したもんじゃないって気もしますし(笑) でもやっぱり、曖昧すぎる表記の規制はよくないと思うな。
2004年12月05日(日) |
ハンマーが振り降ろされる第四十八回 |
うおあああ〜〜! カッちゃああん! カッちゃああああん!!(号泣) 加納と対面したときの局長、ご立派でした。マジ泣きました。 まさか、あれほどに潔い態度を取るとは思っていなかった。そうだよ、こういう男なんだよカッちゃんは。 バカだけどさ。 バカなんだけど・・・うああああ(泣) あんな表情のできる俳優だったんですね、慎吾君。いや〜ホント泣いた。間違いなく「新選組!」名場面の一つでしょう。 トシとの最後の抱擁、あいにく親と一緒に見ていたため露骨にぎゃーぎゃー騒ぐ訳にもいかなかったんですが(苦笑)あのトシの幸せそうな顔っ!! カッちゃんの肩に顔を埋めたときの幸せそうな、愛に満ちた顔。あんな素直な顔のトシ、初めて見たかもしれない。あんまりに美しい顔で、見惚れた。本当は新選組が(ひいては自分の愛情が/笑)重荷だったんじゃないか、あんたを悩ませてばかりだったような気がする、なんて、今更何言ってんだよ!な弱気なトシをちゃーんと受け止めてあげてるカッちゃん。女にとっちゃ敵だが(笑)本当に好きな人に対しては物凄く可愛いんだトシは。カッちゃんはなかなか本心を言わない人だからトシがこんなふうに不安になったりもする訳だけど、ちゃんとお前を愛してるよ!という意思表示だよね。この人がトシを幸せにしてやれなかったらもう誰もできないんだな、とつくづく思いました。切ねえー! 是非もう一度見たいので土曜の再放送もチェックしなくては! 脚本家は「計算してのこと」と言っているけど、やっぱり京都編に比べて崩壊過程をちょっと飛ばしすぎだと思う。展開を早めればドラマ性が増すというものではなく、むしろゆっくり描写する方がふさわしいし、悲劇はできるだけ先に延ばしたいのがファン心理だし(笑)もうちょっとゆっくり描いてほしかったですね。まあキャストのスケジュール事情もあったのかもしれないけど。 京都限定(だが近所で売っている)の新選組キティをストラップに加えてしまったよあたしは・・・。そして、甲府から帰ってきた祖母のお土産「武州の月」(モロ「萩の月」)をしみじみと食べてみるのでした。 次週最終回、「愛しき友よ」。 大河でこんなあからさまなタイトルつけていいのか。 いいのだ。 ちなみにあたし、ブルーハーツの「キスしてほしい」はカツ×トシの歌だと思ってますんでそこんとこよろしく。
2004年12月04日(土) |
「ブラザーフッド」(ネタバレ) |
早瀬です。 山崎@アンタッチャブルと交際している夢を見たとです。 自分が信じられなくなりました。
さて、予告編からして腐女子萌えなニオイがしたこの映画ですが、いやはや、力作です。凄いです。 戦闘シーンの迫力と長さが神経をノックアウトするような凄まじさなので、痛いのが苦手な方にはオススメできません。私もちょっと疲れました。腐女子ビジョンなどすっかり忘れ、ボディブロウを喰らうような痛々しさを感じます。 これは一体何なのだろう。 何のために、誰のために、こんなにも人は残虐にならなければならないのか。 何故。何故。一体何なんだこれは。 何なの? そんな思いが身体の中にぐるぐるとわだかまる。むしろ萌え目線がないと重苦しいだけの映画になってしまうかもしれない。 ストーリーは、朝鮮戦争に徴兵された韓国の兄弟の物語。兄は、病弱で優等生の弟の除隊許可を得るため、武勲を立てようと危険な任務を次々に遂行していく。しかし、作戦の巻き添えになった同僚の死や、武勲を追い求めるあまり冷酷になってゆく兄に対し弟は反発。やがて本国の赤狩りにより婚約者が濡れ衣で処刑され、彼女を救おうとした弟を軍の上官に殺されたと思い込んだ兄は、北朝鮮側に寝返る。停戦近くにそれを知った弟は、自ら38度線の前線に赴き兄を見つけようとするが、兄は今や悪鬼と化していた。 「兄さん! 目を覚まして!」 「僕の兄さんは強くて優しく、男らしかった!」 ん? なんだこの既視感は。
・・・・・・一輝×瞬か!(笑)
そうだよ、一輝×瞬なんだよ(笑) 男前の強い兄ちゃんと優等生の弟。お兄ちゃんはとにかく弟命、弟ラブで、「お前のためなら死んでもいい」とか「誰にどう思われてもお前さえ生きて帰ればいい」とか、もーとにかく弟愛しすぎ。しまいにはその愛の重さに耐えかねた(笑)弟に反発されて「誰のために戦ったと思ってるんだ!」と口走り、「頼んだ訳じゃない」と返されて思わず殴っちゃうんですが(笑) 確かに弟的にはつらいでしょ。同僚が死に、本人も戦闘マシーンみたいに変わってくのが全部「お前のため」とか言われたら。でも弟も兄ちゃん愛してるんですよ。敵陣に突っ込んで兄ちゃんを探すんですが、この映画で一番美しい場面は、兄ちゃんが正気に返って弟の顔を見つめるシーン。 作品中唯一の救いと言ってもいいでしょう。 もうこの距離じゃちゅーしてもおかしくないだろってぐらい、ラブいです。 しかし、あんだけ先頭切って戦っていたのに弟が生きているとわかった途端、かつての味方に機銃掃射を浴びせる兄ちゃんはなんというか、かなりな私情暴走タイプだと思います(笑) もうね、主義とか国家とか関係ないのね(笑) 弟が全て。 兄ちゃん役のチャン・ドンゴンがまたカッコいいんですわ〜。日本で言うとそうですね、真田広之かな。まだちょっと若いけど。 兄弟愛の物語であり、戦争ものであり、弟の成長物語でもある濃ゆい作品。しかも長い(2時間半)。 性根を据えてご覧下さい(笑)
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