早瀬の呟き日記

2004年11月30日(火) マザー&ラウ゛ァーが12回に

好評のため1回増えたらしいです。嬉しいことです。しかし主な視聴層は30代半ば〜40代という説も(笑)
ウチで取ってる新聞では常にこのドラマが悪く書いてあり、そんなことねえだろ面白いぞちゃんと!とこっそり反発していたのでホレ見ろ!って気分(笑)
言い過ぎ承知で言うと、このドラマは「二股を成功させるコツ」が描かれてるのです。「男から見るとあのマザコンがとにかく気持ち悪い」とか書きやがった某記者に言いたい。アンタ、浮気したら100パーバレますから!残念!
つまり、二股を成功させるには「どちらにも愛情表現を怠らないこと」なのです。
・・・イヤ、したことはないですよ私は。ただ、自分がされた場合でも、取り立てて自分が粗末にされてると感じなければ別に怒らないかもしれない。つか、きっと気付かない(苦笑) しかし気付いたらまず証拠集めに取りかかるタイプなので御用心。←誰が?
それに家族間でもヤキモチってあるし(知り合いに、嫁に行くことが決まった娘が彼氏と喧嘩したら喜んだ母親がいた)、自分が親友だと思ってた友達に別の奴を親友として挙げられたらショックでしょ。人の情愛って、意外と区別しにくいものじゃないかなあ。期待度の差なんじゃないかって気もする。その辺を戦略的に混同してるのがやおいでしょうね。
「ラストクリスマス」も毎週見てますが、こちらは全く語ることがない(笑) 見事にない。萌えどころもなきゃ突っ込むとこもない、というかあっても突っ込む気になれない。これはこれですごい、とは思う。織田裕二じゃなかったら絶対見てないな・・・。



2004年11月28日(日) 第四十七回

遂にあと3回となりました。楽しみだけどつらい、複雑な心境。
でも相変わらずというかここへ来て一層ラブ度の上がった2人(笑) 待望のトシの洋装は期待どおりカッコいい!つか、宝塚入ってませんか?(笑) ホ゜ーズつけんなよ、と思ってたらいきなりカッちゃんの前でズボンの(かどうか確かじゃないんだが私にはそう見えた)ボタンを外すという暴挙。
やめなさい。
頼むからやめなさい。
カッちゃんが照れて目をそらしたでしょーが! しかもお琴さんに手を出したのをバラされて、「まずっ」って感じでカッちゃんの方見たトシと「えっ?!」って感じでトシを見たカッちゃんが、いい感じにカップルオーラ出しててこれまた萌え。仕返しに「朝帰りかと思ってた」なんて、もお〜カッちゃんの意地悪ぅ(笑)
でも今回一番カッコよかったのはやはり斎藤。いや〜痺れたよマジで。そうか、君もカッちゃんが大好きなんだね。なるほどね。うんうん。←何が「なるほど」なのか。ぶっちゃけ、いい男が残ってくれて嬉しいよ(笑)
永倉の言い分ももっともだし、もし本当に勝の意図がわかってたなら他人を巻き込むのはいかがなものかとも思うんだけども、何しろカッちゃんは男前になったし頑張ってるし(泣)何よりトシがついていくと言った男だから私はカッちゃんの味方です。悪いか。
野田海舟は憎ったらしいけど、曲者さ加減がなんかいい。でもやっぱりヒドイ(泣) 自分が幕末人物になるならこの人のホ゜ジション(と才覚)がおいしいよな、とは思うが。
さて、来週がカッちゃんとトシの別れ。・・・泣きそうだ。確実に。見るのがつらい。でも見たい。



2004年11月26日(金) TV naviを買ってしまった…

Mステの平井堅を見て祖父は言いました。

「こいつはウクライナ人か?」

顔が濃いのは確かだが何故にピンホ゜イントでウクライナ。
こんばんは。ブルーハーツのベストアルバムを買ってしまった早瀬です。
TV naviのスペシャル対談が香取慎吾×山本耕史(原文ママ)だったので、っていうかカツ×トシだったので買ってしまいました。普通に役者二人の対談だったら金出して買わなかったんですが、カッちゃんとトシの格好なんだもん! それで延々2ショットなんだもん! めくってもめくってもカッちゃん&トシ、カッちゃん&トシ、カッちゃん&トシ・・・・・・ちょっと誇張してますが(笑) こんなん買わずにいられないじゃないですかっ!
つか、立ち読みしてたら顔が笑うわ涙も出そうになるわで、買うしかなくなった(笑)
友人に「どうして無駄死に隊ばかりに愛を注ぎまくるんだ」(注:私が幕末で一番好きなのが赤報隊なので)と言われ、自分でもまったくだと思うんですが、それはたぶん「バカが好きだから」でしょう(笑) 頭良くていい感じに腹黒くて好きなのは晴明と細川勝元くらいですかね。←どっちも萬斎様じゃねえか(笑) 曹操も若い頃の無鉄砲な方が好きだし、韓信は微妙なとこだが・・・結果的にはバカか(笑) 義経? もちろん好きですよ(笑) そういや相楽も斬首刑だったな・・・(泣)

今年もひそやかにVリーグが始まっております。OQTやW杯に比べこの注目度の差は何?(笑) 私は全日本最優先なので、国内はどこが優勝してもよく、トモさんがまだ現役なのが一番嬉しいんですが、男子は東レかJT(←去年惜しかったので同情票/笑)、女子はパイオニアかNECってとこですかね、今のところ。
バレーってどうしても他の球技に比べるとパターン化して見えやすいので、もうこの際オールレシーバー、オールアタッカー、オールセッター、オールブロッカーという超人的チーム作りをしてみるのはいかがか。それが無理なら、せめて試合中のスカウティングはカンニングとして禁止するとか。←これは結構本気。



2004年11月22日(月) 新選組!完全版DVD-BOX発売決定

美容院に行って髪を切りました。
上戸彩になりました。

嘘です。

むしろアラシヤマ@PAPUWAです。

さて、「新選組!」が早くも来年2月にDVD発売決定したそうです。ちょうど最初から見直したいと思ってた矢先な上、うっかり今日TV LIFEを立ち読みして衝撃的な記事を目にしてしまい、なんつーか、ぐわあっと欲しくなりました。ぐわあっとです。
ネタバレ&妄想につき反転。

最終話、カッちゃんが刑死するその瞬間、口にするのは誰かの名前。
『・・・・・・トシ』

これ、マジです。
うああああん!!(号泣)
何だよ、やっぱり愛してんじゃんよ! めっちゃくちゃ愛してんじゃんよお! もっと前から、こんなんなる前から、目一杯愛してるってトシに伝えてやれよ!! そしたらトシはぜんしんぜんれーでカッちゃんのものになれたのに! 斎藤とお互いがつらい関係になることもなかったのに!
もうね、立ち読みしながら涙出てきました。今もちょっと泣きそうです。イヤ正直、ここまでハマってるとは自分でも知らなんだ。今年一番の萌えドラマだとは思ってたけど。
ホラやっぱりあたしが正しかったじゃん! カッちゃんとトシの愛の物語じゃん! 買うぜDVD。ぜってー買うぜ。



2004年11月21日(日) 一×トシ万歳。

「いちとし」と読むのが語呂的によろしいかと。イヤ、もしかすると既に別の呼称で業界を席巻しているかもしれませんが、未確認のため勝手に命名したC/W名で呼ぶことにします。
つか、絶対冬の祭典に本出てると思う。
あ、野田秀樹の勝海舟、いいですね〜。のらりくらりした口調で何気に辛辣なとこが素敵。今年一番楽しかったことは、この大河を見れたことかもしれません。残り少ない話数を大事に見たいです。カッちゃんとトシの別れとか最期とか、泣きながら見そうな気がします私。
以下、完全に腐女子向け妄想で書きますので、お好きな方のみ反転して下さい。

前々からアヤシイとは思っていましたが、本日確信出来ました。斎藤はトシの愛人です。やっぱりね、そうだろね。トシは何かにつけ斎藤を使ってたし、斎藤の「・・・承知」もなんかやけに色っぽいと踏んでたんだよね。こいつら、出来てるなと思ってたよおねーさんは! 2人で京都から大坂までの逃避行。ああ、ラブい。(←山崎もいただろ) おっさんだらけの画面の中で、トシと斎藤が並ぶとめちゃくちゃ色っぽい。鼻血吹くかと思いました。「取っておけ。新選組はあんたが作ったんだ」って、もうもう! あれは副長と組長の雰囲気じゃないだろ絶対。トシはカッちゃんが一番好きなんだけど、時に好き過ぎて2人の関係からオーバーフロウしてしまうほどなんですね。カッちゃんは江戸へ帰るって言ったのに自分は残る、カッちゃんを大名にするって決めたから、と抵抗してしまうあたりがその証拠。あ、それともあれは駄々をこねてみたのか?(笑) カッちゃんが追いかけてきてくれるのを承知で拗ねてみせたとか。いずれにしろ「負けて帰るのではない」って言い切ったカッちゃんのカッコよさにきゅんときて一緒に帰ることにしたんだよね!(笑) 「ちっきしょー男前になりやがって!」という心の声が聞こえました。カッちゃんが撃たれて剣を持てなくなるかもしれないってときに「そんなことんなったら、てめえ切腹させるぞ!」と山崎に詰め寄った激情もそうですが、トシの想いが多過ぎて両想いでもバランスが崩れがちになる訳で、それで斎藤が必要なのですね。オーバーフロウした想いの受け皿(笑) カッちゃんが不在のときとか、斎藤がお相手をしていたと見た。「・・・承知」って答えたんでしょうね(笑) カッちゃんはトシのことも離さないくせに、他のことに気を取られることも多いんでね。トシはカッちゃんのことだけを考えてるんだけど。そんな訳で斎藤は「2番目の男」を甘受していると思います。「カッちゃんのことを好きなトシ」が好きなのだ。「・・・そんなに近藤さんのことが好きか」とか口走っちゃったこともあるんじゃないかしら。そんでトシに怒られるの。「余計なことを言うな!」 でも怒鳴った後でちょっと自棄気味に肯定するのよ。「ああ、好きだよ(切なそうな顔で)」 きゃーvv 暗くて泥沼っぽくて切なくて大変私好みです。カツ×トシ&一×トシで決まりでしょう。



2004年11月20日(土) リンダ リンダ

鴻上さんの新作、ブルーハーツの曲を使った音楽劇を見てきました。主演は山本耕史。
・・・いや、別に山本耕史自体は好きでも嫌いでもないですよ。トシは大好きですけど。いやほんとに。鴻上さんが好きだから行ったのです。香取慎吾からお花が届いていたからって狂喜して写メったりしましたけど、ほんと、トシと山本耕史は別だと思ってますし。ええ。ついでに八嶋君と谷原氏から来たのも写メっときましたが(そうそう、藤原竜也くんからも)あくまでも、関係ないですから!
そういや開演前、ロビーに立っていた鴻上氏に「トイレはどこですか?」と訊いた男性がいました。ツワモノだと思いました。ちゃんと教えてあげていた鴻上さんはえらいと思いました。
さて、ブルーハーツの曲を上手く話にはめ込んでいるし、いつもどおり笑えて切ない、良い作品でした。ただ、本日は北村有起哉を皮切りに将棋倒しのように噛みまくる一場もあり(笑)まだ5日目だからね〜。昔は意図的に時間と空間をバラして、全体をメッセージではなくイメージにするのが鴻上作品だったような気がしますが、最近は時間空間はまとめつつ、クエスチョンとして投げ出すというか、終わり方をつけつつも本当の意味では終わらない、未解決部分も残した作り方になっていると思います。アキコさんとヒロシのその後とか。ところで荒川さんの本名「秋田健太郎」は、「デジャ・ヴュ」の秋田ですよね。やっぱり、鴻上さんや大塚英志の年代にとって全共闘とか連合赤軍は避けて通れない出来事なんだな、という感じです。うーん・・・夢を見るなら、劇団かバンド程度にしておけというか(苦笑)それ以上人数が増えると危険ですわな。大人になるというのは現実の前に敗れ去っていく過程だと思いますが、敗れた方が良い場合もあり、難しいです。意地で夢を見続けていて幸せになれるものなのか、とか。
山本君は歌声がかなり素晴らしいです。気付かなかったな。「シラノ」のとき聴いてる筈なんだけどあまり印象に残っていないのはイッチーしか見ていなかったからだろうか(笑) 「RENT」再演して欲しいですね。もうウツは無理だろうが・・・。それにしても山本君は乙女です。何なんだろうな〜あの空気は。なんでそんなにヒロインちっくなのアンタ。ほっそいしね、色白いし、下ネタ台詞に全然性の匂いがしない。中性的っていうのとも少し違うけど・・・現実の性とは切り離されたところで皆から愛される人、という感じ。そういう人を業界用語で「受」と呼びます。インタビューでは結構男っぽいのに、不思議ですね。いや、別にファンではないですけど。ええ。
松岡充は正直、意外に上手かったです。歌もダントツに華があったし、芝居もちゃんとやってた。西川とRYUから彼宛にお花が届いていたんですが、この3人の中で一番芝居が上手いのは間違いないと思われます。いやー嬉しい予想外。舞台で見てもやっぱり綺麗な顔でしたしね。
SILVAもやはり歌唱力が抜群。ブルーハーツの歌が完全に彼女の歌になってました。嫌味のないアキコさんが良かったです。
北村有起哉は相変わらずのいい味(劇中で署長に物真似されてた/笑)で、特に今回はオイシイ役どころ。歌は確かに上手くない(笑)し、噛んだりもするんだけど、なーんか妙に気になる役者さんです。来年の大河に出るらしいのでちょっと楽しみです。
アンコールを求める拍手が多く3回目くらいに幕が開いたとき、山本君曰く「台本があるのは幕が閉じるまでなので、幕が閉じたら僕達は何もできないんです(笑) 沢山アンコールしてくれてありがとう」とのこと。オーラスで「リンダ リンダ」歌えるくらいのことはしておこうよ(笑)
でもやっぱり、歌とか音楽は良いですね。心まで地べたを這いずり回らないために、音楽は生み出されたのだと思います。



2004年11月18日(木) 弟萌え文学

幸田文の「おとうと」が何故か(たぶん弟の高校時代の課題図書)家にあったんで読むことにしました。
・・・・・・やばいぐらい弟萌え文学でした。
何がやばいって、弟が結核にかかっていることがわかるシーンが、彼が初めて外泊し童貞を捨てた(と書いてある)エピソードの次に来ていることです。これではまるで、童貞を捨てたから結核になったのだと言っているようなものです。こういう書き方がまず恐い。しかも、姉は弟の方が気になるからと縁談を2回も断るのです! 2回もですよ! その上病床の弟が「姉さんの嫁入り姿どんなかなあ」なんて言うと、島田髷を結って着付けまでして見せてやるんです。美容院にわざわざ行ってやってもらうんですよ! 当時行き遅れの娘が島田にするのは、焦り丸出しで嘲笑されたらしいのに姉は「かまうもんか」とやっちゃう。愛です愛! 「101回目のプロホ゜ーズ」の最終話、ウェディングドレス姿で走る浅野温子を彷彿とさせませんか。♪SAY YES〜
弟も弟で、病床で「姉さん、誰か好きになったことあるの、ないの?」とか訊くし、本人にもいないしね、彼女。らぶらぶ姉弟です。しかも弟死ぬ。セカチューに次ぐ純愛ドラマにならんかこれ。おまけに川原泉の「三月革命」をドラマ化したらええんじゃないかと本気で思う(岡田恵和ならやれそう)あたり、もう「弟×姉」なら何でもアリです。自分が怖い。
っていうか、石原慎太郎原作のドラマ「弟」も大概弟萌えだよな〜(笑) 兄貴の結婚前日に暴れたのは完全にジェラシーだよね(笑) ディテール削いで兄弟のキャラだけで話を見ると、かなりにJuneだと思うんすけど。優等生の兄と不良の弟の愛憎。「俺はあの女と結婚するぞー!」って言いながらお兄ちゃん押し倒すのはやめて下さい。しかも兄貴の小説のモデルで主演。BLだろ、その設定は(笑)



2004年11月13日(土) 「シークレット・ウィンドウ」

映画「ピアニスト」の原作者が今年ノーベル文学賞を受賞したと知って、「・・・マジで?」と思ってしまった失礼なワタクシではありますが、小説の小説たる所以は映像化できない部分にあるのであり、映画が何ともアレだったからといって必ずしも原作までしょーもないとは限らない訳で、きっと「ピアニスト」も小説は良いものなのでしょう。ストーリーだけを無造作に抜き出すと無残な結果になるという好例かもしれません。いずれにしろ、スティーブン・キング原作でジョニー・デップ主演という強力な取り合わせなのに何故、何故、ジョニーin火曜サスペンス劇場になってしまうのか。これは監督が悪いのか脚本(原作と違うらしいので)が悪いのか。ある程度ミステリに触れていれば比較的早い段階で真相がわかってしまいます。従って、映画を楽しむというよりはジョニーを楽しむ映画です(笑) ぼさぼさの金髪に穴の空いたガウンという、稀に見る小汚い格好でスナック菓子と煙草ばっかり口にするジョニーは大変可愛かったです。登場人物の郵便局嬢も言ってました。「かわいい!」って。
本当だよ、と心の中で激しく頷いたのは女性客だけでしょうか。たぶんそうでしょう。私の隣に座っていたおじさんは途中退場しました(笑)
とにかく全編通してジョニーばっかり。しかも最終的にはジョニーがいっぱい。ジョニージョニージョニーのトリプルアクセルでジョニーパラダイスです。ジョニーと向かい合ったジョニーは恋に落ちたりせんのだろうか、と余計な期待をしてしまった。ジョニー×ジョニーか・・・(うっとり)←すんな。
それはそれとして、あの結末で本当にいいのか。トウモロコシでいいのか。スイカとかカボチャの方がよくないか。いや、そういう問題ではないか。この人、ときどき「なんでこの映画出るのOKしたんじゃ」と思うような作品があるよな・・・。でもジョニーだから見ちゃうんですけどね。あ、「レジェンド・オブ・メキシコ」見てないや。
そうそう、予告編の「ハウルの動く城」で木村拓哉の声を聞きました。いやー全然普通に声優でしたよ。二枚目声。ドラマもバラエティも同じ調子でやってるあのキムタク喋りではなかった。感心してしまいました(よく考えりゃ当たり前なんだが)。見たいな、ハウル。



2004年11月12日(金) サーターアンダギーもどきを製作

沖縄の揚げ菓子サーターアンダギーが好きです。こないだ弟の大学祭に行ったときこれを作って売ってるサークルがあり大変おいしかったので、自宅で作ってみることにしました。どうせ暇ですし(自虐的)
正確な作り方を調べず、やっつけというかぶっつけというかホットケーキミックスの箱の裏に書いてあるドーナツの作り方をパクりました。あれを球状にするだけ。従ってたぶんサーターアンダギーではないでしょう(笑) まあいい。食えれば。
かようにガサツな作り方をした割にはそれなりにうまくできましたが、砂糖を振らないと甘味が足りないのと、ちょっと濃いめに揚げないと中が生っぽいものができてしまうという実験結果に終わりました。・・・ま、ガサツなやり方にはガサツな結果がもたらされるという真理です。
後日再チャレンジすることにしよう。

ところでずっと思っていたんだが、POISON GIRL BANDの背の高い子は山村宏太に似ていないか?



2004年11月09日(火) フィレンツェ芸術都市の誕生展

この日記もいい加減長いので気分一新、ブログに変えようかな〜と思ってます。あれは話題をカテゴリ分けできるのが良いですね。
さて、どうせ暇なので(自嘲的)明け方まで「OUT」を読んで午後1時過ぎに起きるといきなり母親に「フィレンツェ展に行く」と言われ、なんでやねんと思いながらタクシーで行きました。家を出たのが3時。着くのに30分かかるので1時間半で3フロア分全部見て回る訳です。ダッシュです。イヤホンガイドとか聞く余裕なぞありゃしません。
展示は歴史の流れの具体的断片を並べるという感じで、中世とルネサンスの中間に当たるフィレンツェの文物をフィーチャーしており、ミケランジェロの「磔刑のキリスト」とボッティチェリの婦人像が一番の有名どころ。まあ率直に言えば地味です(笑) 閉館ぎりぎりにどうやら見終ると、母親は「つまらなかった」とコメントしやがりました。西洋史専攻卒とは思えません。まあ確かにミュージアムグッズあんまり良いのなかったけど・・・。いつもなら何かしら買う早瀬ですが、本日はナッシング。ああ、ムンクの「叫び」フィギュアが欲しいなあ。



2004年11月05日(金) 「ミス・サイゴン」(2回目)

折角なのでチャイナドレスで見に行ってきました。本当はアオザイが着たかったのですが、秋冬用のは持ってませんので(^_^;)
さて今日は橋本エンジニア。クリスは井上芳雄(ヨッシー)、ジョンは今井清隆、キムは松たか子です。アンサンブルも含め、全体に前回よりも歌がこなれてきた感じでした。あと、帝劇は2階席の方が音の抜けが良いようです。歌詞までよく聞こえました。
橋本さんは、やはり若くてカッコいいせいか(笑)市村エンジニアのようなこすっからさや愛嬌、只者ではない感じはそれ程なくて、特に「アメリカン・ドリーム」でそれがはっきり出ちゃいましたね〜。あれ、最初は何もセットがなくてエンジニア1人だけなんですよね。市村さんのときはそれに気づかなかったんです。もうハナっから「あああめりかんどぅりぃぃんむっ」だった(笑) つまりイッチーに視線釘付けだった訳ですが(笑)橋本さんだと夢はあくまで夢という感じで、物悲しさを感じてしまい、どっちかっていうと「アメリカン・デイドリーム」。ま、「行くにゃビザがない〜♪」の前に「あれっ」っていうところはすげー面白かったんですけど(笑) イッチーはビザがないのを承知であれこれ喋ってるけど、橋本さんは「そういえばねえじゃん!」っていうあたりが、ちょっと抜けた感じというか。バンコクで客にちょっかい出されたり、人の良い部分がどっか残ってるエンジニア、かな。その分抜け目のなさが足りなくて、アメリカ行っても成功しそうにない(笑) それにしても、エンジニアはそれぞれタムにやりたい放題ですなあ。そんな持ち方せんでも、と皆思うよね(笑)
ヨッシーのクリスはさすがに歌が上手いのと、他のキャラに負けないためにか、結構テンションが高くてぎりぎり感もそこそこあり、良かったです。ついでに思ったのは、この役は若い方が許せるなと(笑) 若ければ心の傷も深いだろうし、そこから逃れたい気持ちも強かっただろうな、と、思えます。(それでもやっぱり「そらないぜ」感は消えませんけど。だってあんな別れ方して1年後に他の女と結婚はないだろうよ。それに、彼の中で、撃ち殺したベトナム人とキムとが同一化されてるのがどうにも許せないんだよね。「ベトナム」として一緒くたに忘れたい対象になっているというのが) ただ、ヨッシークリスはどうも、本当に好きだったのはキムなんじゃないかという気がしました。ラストシーンとか。それなら救いがあるかな、この話。
松たか子は上手くなったなあ〜と感心。いや、「モーツァルト!」や「ラ・マンチャの男」のときはどうにもイマイチだったので(笑)
そうそう、本日はなんと今井氏のお誕生日で、カーテンコールのときにオケが「ハッピーバースデー」を演奏して皆で歌いました。松たか子とANZAさん(エレン役)に両側からちゅー(サプライズだった模様)をされて照れまくりしゃがみこんでしまったり、「こんなに沢山の人にお祝いしてもらったのは初めてです」と嬉しそうな今井さんが可愛らしかった(笑)オッサンなのに(笑) 「27歳になったそうです」とは橋本さんの弁(笑)
これで当分また見れないかもしれませんので、今回のライブ版CDも是非出して欲しいところではありますが、最低でも4パターンだから無理かなあ(笑)
ところで、休憩時間に佐藤正宏氏を見たような気がします私。



2004年11月04日(木) 例えばこんな思考実験

●テロリストに5人の人間が人質にされました。テロリストは、「1人を殺害して残りを解放する」と言いました。さて、次のうち誰を犠牲にすればあなたは納得がいきますか?

1.日本の首相
2.無職女性
3.ビル・ゲイツ
4.伊藤忠勤務の会社員
5.100歳のおばあちゃん

私が前回「役に立つ、立たないで物事を決めるのは危険なときもある」と書いたのは、「命の序列」を容認することはそのまま、自分にも返ってくるからです。
私は、イラクに飛んだりはしない。
そんな「バカ」ではないかもしれない。
しかし、「バカ」だから死んでもいい、というのなら、明らかにビル・ゲイツよりは「バカ」な私は、このケースでは死ななければならない。
「フリーター」だから、「女子供のママゴトみたいなボランティア」だから、「甘やかされてきたバカ息子」だから、「死んだっていい」と言うのなら、それを受け入れる当人もまた、「もっと優れた」誰かに比べれば「死んだっていい」存在に該当します。そんなに、卑屈な人ばかりなのでしょうか。
もしそうでないとすれば、酷い目に遭った人たちに対するあの攻撃的な心性は、何に由来するのでしょう。これらの負のレッテルを全て裏返せば、現在日本で何が「価値あること」とされているか、見えてきます。
「定職があること」
「成人男性であること」
「他人に迷惑をかけないこと」
「有能であること」
「現実に従順=現実主義であること」
これらの資格を一部、あるいは全て満たす人は、胸を張って「バカども」を糾弾できることでしょう。現実の支配原理に適応することで、「支配」の側に自分を置くのです。あまり度が過ぎると第三帝国のニオイがしてきそうですが、まあそれはそれでその人の既得権益ですから、自由です。

さすがに首相はマズイと判断したか、「自衛隊とは関係ない」とは言わなくなったようです。「あれは正しかった」に変わっただけで、どっちにしろ「俺のしたことに議論の余地はない」という意味には違いありませんが。あ、「撤退していたらどうなったか野党に考えてもらいたい」とか「『撤退を考えています』と言ったら国際社会から何と言われるか」(自民党代議士)とかの発言もありましたが、そこは「わかって欲しい」じゃなくて、説明しようよ。
「国際社会」って、日本が常任理事国入りしたいよーって言ったら「アメリカが2票になるだけだ」って答えた社会のことですか?



2004年11月01日(月) そして、論じえないことについては、ひとは沈黙せねばならない。

有名な、ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」(野矢茂樹訳/岩波書店)序文です。私なぞは、「そうか、やはり自分の中で不確かなことについて迂闊に口にするもんではないな」と解釈してしまうのですが、しかし、その前にこういう文が置かれています。

およそ語られうることは明晰に語られうる。

言葉の限界がすなわち思考の限界である、とウィトゲンシュタイン先生は言っておられるのだと思います。たぶん。果たしてこれが、日本語という言語についても当てはまるものなのか、それは私にはわかりません。何しろまだ「論理哲学論考」全部読んでないし(笑)
それはさておき。
自分の主観がどうにもふらふらしている、と判断して香田氏の事件に言及した日記を削除し、いつかきちんと考えがまとまったら書こう、と思っていたのですが、そうも言っていられない、と思ったのが、本日の新聞記事でした。
●本日付東京新聞より大野功統防衛庁長官のコメント
「テロ事件と自衛隊派遣は全く別問題だ。断固たる決意で復興支援に取り組む」
●同夕刊より小泉首相のコメント
(自衛隊派遣が事件を招いたとの批判について)「私はそうは思っていない。テロはイラク戦争前から、全世界で無差別に無辜の市民を平気で殺害していた」

・・・・・・え?
ちょっと待って下さい。グループの「48時間以内に自衛隊を撤退させろ」という要求に「テロに屈することはできない」と即答したのは、じゃあ何故ですか?
「全く別問題だから人質を解放しろ」と言うべきだったんじゃないですか?
それに「全世界で無差別に無辜の市民を」って・・・つまりテロリストというのは快楽殺人鬼みたいなもんですか?
責任逃れの戦略的回答としてこれらを持ってきたのだとしたらあまりにもお粗末だし、本気で言っているとしたらもっとどうしようもない気がするんですが。
関係ない訳ないだろうよ。どう考えたって。
自らの政治的判断について言葉で説明できない政治家(防衛庁長官は官僚だけど)が頂上にいる限り、日本の政治は変わらないでしょう。そして、変わらない日本の政治というのはつまり、日本の中でだけ通用する政治、複雑怪奇な国際社会の現実と直面することのできない、脆弱なそれです。そういえば、そんな台詞を言って退陣した首相が戦前いましたね。

私が、イラクの問題について「沈黙せねばならない」と判断した理由は主に2つです。
1.一口に「イラク」と言ってもどこに照準を合わせたらいいのかがわからない
アメリカとアメリカに友好的(と看做せる)な外国人を敵視・殺害する残酷な組織もあれば、聖職者協会の説得に応じる組織もあれば、そのどっちとも関係ない一般市民もいます。あちらを立てればこちらが立たず。イラクの人々(の大半)が実際に何を願っているのか、わからない。恐らく、香田氏もそんな気持ちから現地入りしたのかもしれません。軽率だなあ、という批判的な印象も持っていた私が言えた義理ではないですけど。(これに関して自戒も込めた日本人論みたいなものを漠然と考えていますが、まだまとまりません。やはり儒教と怨霊信仰が関係あるんじゃないかとは思います)
2.自衛隊が実際どの程度イラク復興の役に立っているのかがわからない
役に立つ、立たないで価値を判断するのは危険なときもありますが(命に関わることなど)、自衛隊の活動については、コストに見合うだけのものが得られるかどうか、得られる、というときの主語は誰なのか、リスクがある場合それは何か、リスクを受けるのは誰なのか、そうしたことを考える必要があります。何しろ政治ですから。しかし、どうにもそれがよくわからない。サマワ宿営地のちょびっと周辺にしかありがたがられていないにしても、いないよりはいた方がいいものなのか。というか、外国から見れば明らかに「日本軍」である団体がその程度の存在意義でいいのか。その辺も判断がつきません。
メディアには、こういう情報の不足をこそ補って欲しい。

この事件の結末に、私は痛みを感じました。今までの事件には、感じなかった種類の痛みです。何故なのか、自分でもよくわかりません。単に精神状態が悪かったせいかもしれません。もしかすると、ジャーナリストやNGOボランティアのような積極的な活動をする人は自分とは違う人種、という考えがあったせいかもしれません。
殺害のされ方が残虐でデモンストレーション的であったことが、率直にショックでした。
「日本人である」ことに、こうまであからさまな憎しみをぶつけられたことに、恐怖を感じました。
国際社会慣れしていないのは、政府だけでなく、私自身でもあるのでしょう。
この痛みを、どんな形で受け止めるのか。あるいは、忘れようと努めるのか。
正直、忘れた方が楽です。
昨日、何の関係もない旅行の日記を書きながら、私はとても安楽を覚えました。自分の好きなもの、楽しかったこと、そういうことを書くのはなんと楽しく安心できることなのだろうと。
そして、これを打ちながら、既に憂鬱になってきています。できることならば、日常の楽しいこと、笑えること、笑ってもらえることだけを書きたい。下手に小難しいことに言及して、反発を買ったり責任負わされたりするのはしんどいし、もっともらしいことを言って、相手(といってもネットにおいては不特定ですが)をやり込めたり説得したり啓蒙(死語)したり、そういうことがしたいんじゃない。
じゃあ何なんだ、と言われたら、黙っていられなくてつい、としか答えられませんが、この本に影響された部分はあります。片岡義男氏の「日本語の外へ」(角川文庫)。
非常にクリアで的確さを志向した日本語で書かれているため、読む側もなにげに思考を相対化させられます。言葉の持つ良い機能の一つではないでしょうか。


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琳 [MAIL]