今日と前回の2日分を消しました。 なんかふらふらと定まらない気分で書く問題ではなかろう、ということで。 それにしても、とにかく衝撃。
1泊で箱根に行ってきました。胃腸の調子が悪く、途中まで死にそうに気分が悪かったのですが、POLA美術館で絵を見ているうちに少し治りました。暖房が効いていたのと、やはり美しいものは薬ですな。 藤田嗣治と佐伯祐三の絵を生で見れて嬉しかったです。藤田は子供の絵がメインだったんですが、この人はそれよりも動物の絵と戦争画(まだGHQに接収されたままかも)が素晴らしい。子供も悪くはないんですが、写実ではなくて理想の(つまりイメージの)子供像なので皆顔が一緒なんですね。球体関節人形によく似た顔立ちです。白くて、ちょっとしたたかそうな無表情。 ゴッホのアザミの絵や、スーラやルソーの可愛い絵も良かった。あ、印象派もかなりありました(^_^;) 日本の洋画家は、上手くても個性がないことが多い。特に明治期の芸大系画家はそんな感じ。むしろアカデミズムとは一線を画していたアウトサイダー画家の方が、個性的な絵を描いていると思います。佐伯がブラマンクに「なんというアカデミズム!」と批判されたのはつまりそういうことですよねきっと。 あと、ここは建物のデザインが素晴らしい。広いんだけどバブリーな広さではなくて、快適さがある。素敵です。 自分用のお土産に、マグリットのレターセットとルソーのクリアファイルを購入。そして叔母にモネの「睡蓮」をイメージしたフレグランス(さすがPOLA)を買ってもらいましたv さっぱりと甘い、いい匂いです。 集めた人が本当に絵を好きなのか、バブル期の購入力に任せてただ買い漁っただけなのか、コレクションを見ればある程度わかるような気がします。POLAは良い美術館でした。 帰りに某JR線で、金髪にサングラスしてギターケース持ったちょっとカッコいいお兄ちゃん(誰かさんに似ていた/笑)を見かけて、眼福でした。偶然降りる駅が一緒だったので思わずストーカーしそうになりました(笑) ・・・イヤ、してはいませんよ?(笑)
2004年10月26日(火) |
キリング・ミー・ソフトリー |
えーっと、ものっそJUNEでした(笑) この監督って確か「覇王別姫」の人じゃなかったか? 腐男子だなあ(笑) これ、壮絶な一目ボレからドツボの愛に至るラブロマンスかと思ってたら、途中からサスペンス入ってきて、現代版「青ひげ」(アダムのヒゲ濃いしな/笑)なのかと思いきやミステリーで終わり、なんか話全体としての統一感がないなあと思いつつ、まあ面白いというか、見る側の興味を引っ張ることには成功してます。 しかし、あのラストで「アダムとは終わった」ってのが釈然としないような。だって、結果的に障害は消えた訳でしょ。アリスの過ちを取り返すチャンスがあってこその愛じゃないのかね。あそこからが始まりじゃないの?と思ったのだが・・・。こうなったらアダムはベターハーフを求めてBL界へ行くしかないな(笑)
講談社現代新書の装幀がめちゃくちゃスタイリッシュに変わっていたので、つい3冊も買ってしまった・・・今月はもう金がない(泣)
さて、歯が抜けるとか何かに追い掛けられるというパターンは割と誰にも共通の悪夢のようだが、私個人の記憶と完全に連動しているのが「ぶっつけ本番」シリーズである。 最初に見たのは、劇団四季の平団員である私が開演直前になって「クリスティーヌをやれ」と浅利●太に命じられる、というもの。抜擢じゃん!と喜べる状況ではない。なにしろ自分の記憶だけを頼りに演じるのだ。舞台の上で私は焦り、苦しむ。 次には、宝塚歌劇団の一員として「ベルばら」のオスカルをやれ、と言われる。これまた開演直前である。しかもこの場合、見たことねえんだよ! だが抗議することはできない。スホ゜ットライトを浴びながら、知りもしない台詞を必死に思い出そうとするのだ。 次には、萬斎様の舞台に共演することになった。しかし、台本を渡されたのは開演2時間前。・・・できるか! だがやらねばならない。なんたる理不尽。私は萬斎様を恨んだ。 そして一番最近では、一般の客なのに何故か「ミス・サイゴン」のアンサンブルに選ばれ、これまた開演直前に着替をさせられるというもの。周りを見ながら必死で踊り歌うが、当然ずれる。冷や汗だらだらである。 いずれも、本来なら「私ってば憧れの舞台に立てるのねv」という喜ぶべき設定でありながら、都合の良い設定(天才女優であるなど)がまるきり付加されていない素の私であるため「マジでぶっつけ本番」の理不尽さと苦しみ、焦りだけを体験する夢となっているのが特徴である。 誰か夢分析して下さい。
2004年10月17日(日) |
「カッちゃん!」「トシ!」 |
!の代わりにハートマークでもいいんじゃねえかってくらいあからさまにらっぶらぶで参りました。守護職屋敷で抱き合う二人。人が通りかかるとパッと離れて(こんときトシが髪を払う仕草がまた色っぽくてアヤシイ)いなくなるとまた「カッちゃん!」「トシ!」で抱き合う。これ、友達の域を完全に越えてると思うんですが(笑) だって帰ってからやればいいじゃない普通なら(笑) もうこいつら絶対デキてるよ! 間違いないよ! 観柳斎がホモという史実がカットされたのはNHKの倫理コードではなくて、「局長と副長がらぶらぶだから」という理由なんじゃなかろうか(笑) 「近藤先生」って呼んだらカッちゃんの方から「トシ」って言ってくれて、「カッちゃん!」と呼べたときのあの嬉しそうな顔といったらもう(笑) しかも、お幸さんとは何もなかったとは到底考えられないにも関わらず、最後までカッちゃんが「あの人はそういうんじゃない」と言い張っていたのは、一体何故なのか。つか、誰のためなのか(笑) つねさんはああして託した訳だから、カッちゃんは一体誰に遠慮しているのかということに当然なるよね。状況からして答えは一つだよね(笑) もし本当に「そういうんじゃない」とすると、ますますもって「そういう」のはじゃあ誰とどうなのよ、ということに(笑) 思えば、お梅さんがカッちゃんの膝に掌を置いたときの物凄い不快そうな顔と咳払いといい、皆彼女ができたから土方先生もそろそろ、みたいな話が出たときすかさずカッちゃんが「こいつは1人で遊んでるからいいんだ」と牽制したのも勘繰ればアヤシイ。局長それはいわゆるひとつの独占欲ということで、ファイナルアンサー? ちなみに斎藤はトシに対する態度が犬っぽくてこれまた妄想琴線。御法度野郎だらけの新選組。私は楽しいから構わんが、これでいいのか大河・・・。
3倍なんぞで録画するんじゃなかったと後悔しています。画像命ですね、この映画。とにかく画面が美しい。ありえねえだろ!というツッコミを許さない様式美。基本的にワイヤーアクションは嫌いなのですが、これくらい様式に徹底してるとまあいいかなあ、と思います。だから「陰陽師2」も(以下略) 音楽が綺麗なアクションシーンも「Noir」のようで好きですし、話が二転三転するのも「物語の終焉」を手玉に取ってて上手いな、と思いました。途中から「これってもしかして物凄い作品なのでは」という予感がしたのですが、最後にロマンスが強調されてしまってバランスが崩れ残念。あと、私としては「天下」でさえ「物語」にすぎない、という結末の方が好きです。すいません、大塚英志の「物語消滅論」読んだもんで。余談ですが、超実力派作家のS女史とかS女史とかが彼をいぢめるのはあまりみっともいいものではないと思います(笑) 弱い者いじめじゃないですか(笑) ところで無名が渡部篤郎に似てるとか残雪がものっそ浅野温子に見えるとかもありますが、とりあえず「三国志」に慣れた身としては「チャンコン」とかの中国読みはちょっと・・・緊張感を殺ぐというか。吹き替えは「長空(ちょうくう)」とかにして欲しかったな。だって中国読みだと「曹操」が「チャオチャオ」ですよ! 犬じゃないんだから!
2004年10月11日(月) |
ウ゛ァン・ヘルシング |
え〜と、痛快娯楽ゴシックアクションと言いましょうか、ぶっちゃけ「聖闘士星矢」実写版というか80年代ジャンプ漫画の実写版ですね。だから面白いには面白いです。次々襲うピンチと都合のいい展開、理屈はさっぱりわからんがとにかくそういうことなんだ!の2時間。話のスケールが大きいから仕方ないのかもしれませんがアクションのパターンがマンネリ気味なので少々長い気もする。しかし映像はさすがの一言です。「陰陽師2」もね、どうせやるならこのレベルまでやらないと及第点出せませんよ。 とはいえ、やはり突っ込みどころが多くてな(笑) 伯爵がデビット伊東似なのはいかがなものか(ドラキュラは超美形でなくてはいかん。ジョニー・デップとまでは言わないがせめてトム・クルーズだ!)とかなんで狼男の呪いが薬で解けてしかも誰が作ったんですかソレとか散々屋根から転落しても怪我一つしないアナがあの一回で圧死ってどういうことよとか吸血鬼と狼男が素手で殴り合うのは「フレディvsジェイソン」のよーだとか引っ張って引っ張って主人公の過去わかんないままかよ!とか花嫁達さっさとアナ殺せばいいのにいないいないばあとビンタばっかしてるからやられるんじゃとか近道だけ作ってあと子孫によろしくって無責任すぎねえかとかまあ、キリがないですけど。フランケンシュタインの息子がいい奴で泣かせる(原作もそう)のとカールがいい味出してて良かったです。ただ、ノベライズの解説に、まだまだヘルシングに戦って欲しい怪物はいるので続編を希望するとゆー意味の記述があり、半魚人やミイラ男に加えて「オペラ座の怪人」て書いてあったんすけど、エリックは引きこもりのオッサンです。空も飛べない怪力もない。血も吸えなきゃエラ呼吸もできません。特技は土木と作曲ですから!残念! 帰りに和風カフェ(と書いてあった)で友達とお茶したところ、確かに日本茶や中国茶があり内装も寿司屋のカウンターみたくなってるんですが、店員が普通にTシャツとパンツな上、DJがいて皿回してました。・・・何故。
「人事マネジメント」という雑誌をこう読み間違えた早瀬です。逆さに見てみましょう。・・・見えませんか? そうですか。私疲れてるのかもしれません。 昨日は地震がちょっと大きくて不安だったので、自分も一緒にゆさゆさ揺れてみました。恐さが薄らぎますのでお試し下さい。ただし震度5を越えるときはもっと他にやるべきことがあるかと思われます。 暑くなるやら寒くなるやら台風やらで風邪気味です。夏に「外気温と5℃以上差があると体に良くないので冷房は28℃に」とか聞いたよーな気がしますが、夜と昼でナチュラルに8℃も違うこの時期は一体どうしろと言うのか。東京電力は何も教えてはくれない。私は本当に恒温動物なのだろうか。個人的には人間よりマンボウに近いのではないかと思う。大体「種」というのは操作概念であり分子生物学からいうとそんなものはないとかなんとか。こんなことを考えていたら先日弟に「小倉優子とか山口もえとかウザいって言うけど、男はバカな女の方が好きなんでしょ?」と言って「まあ理屈っぽいよりは」と返されたのを思い出した。 夢の中でも小説書いてる(実話)早瀬でした。今月中には「65+2」の1コ目をUPできるといいなあ。
岡田恵和という人は、家族との関係に他人との居心地の良い関係(だから多分にファンタジー色が出る)を絡めるのが好きなのだろう。「ホームドラマ!」もそうだった。 主人公が劇団員という設定なので参考に(笑)見始めたのだが、松坂慶子みたいな母親じゃそらマザコンにもなるわな(笑)可愛すぎ。マジ若いし。坂口憲二結構好きだし、私も世界で一番愛してるのは弟だし(真顔)真吾のキャラは私好みの攻で(笑)篠原涼子と矢沢心の駆け合いが良い感じ。しかしこのお母さん、なにげに小悪魔っていうか(笑)悪女受?(笑) すまん、大好きだ(爆笑) 真吾を取り巻く女の人が年上ばっかりなとこ、好きですね。それにしても、母子家庭にしちゃ(純粋に経済的な問題として)良い家だなあ。 今回は織田裕二の月9とかミッチー主演とか、夏の不作を補う楽しみなドラマが多いようです。
そういや昨日、たまたま見てた「英語でしゃべらナイト」にトモさんとセリンジャー監督が出ていてちょっと幸せでした。ほよよん。
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