また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2003年08月10日(日) あと4日

台湾滞在も後4日。

明日は1時から「口試」(口頭試験)。夜9時からアメリカは
カリフォルニアから来ている華僑のジェフと大学近くのバーで
ビートルズライブ。

あさっては筆記試験。


昨日やっと転入試験を受けるSOASの担当者と連絡が取れた。
曰く「英語と中国相互の翻訳問題が多数出る」と、、、


聞いてないよー、、、、、


ま、やるだけやってみましょう。
やってどうにもならなければ、それはそれでしょうがない。

そんな感じで、いつもよりすごくリラックスしている今日この頃。


2003年08月09日(土) 飽和食塩水

小学校の実験。
もうこれ以上溶けない状態に
もっともっと多くの塩を追加して
一生懸命かき混ぜる。
でも、どうやっても、それ以上は溶けない。

もしかすると、俺は、もっと力いっぱいかき混ぜれば、
もっと溶けると思っているのかもしれない。

どこかでそう思っているから、
かき混ぜ続けることに、多くの労力を費やしているのかもしれない。

でも、実際はこれ以上は溶けない。
水を追加しないと溶けない。

自分を限定することが、
より多くの可能性を引き出すことだってある。
のじゃないかな、、、と思ってみたりする。

それが、長いで見れば、水を追加することになるはず。


2003年08月08日(金) 中国語での講演が終わりました + 人民日報の記事

やっと中国語での講演が終わった。
タイトルは「日本語から中国語に来た言葉」。
調べてみるとけっこう多いんだよねー。
掲示板にも書いたけど、ここにも書いておきましょう。

日本製の新漢語には二種類ある。

☆欧米語からの訳語を中国古典に求め変容させたもの。

 「文化」「文学」「法律」「革命」「自由」
「権利」「階級」「共和」「政治」「社会」「進歩」
「思想」「手段」「世界」「選挙」「主席」など

☆欧米語からの訳語として創られた日本製漢語。

 「物質」「美学」「抽象」「代表」「治外法権」
「断交」「伝染病」「電報」「電車」「独裁」「独占」
「現象」「概念」「反動」「反対」「法学」「批評」
「自治」「化学」「科学」「改良」「幹部」「客観」
「民主」「経済学」「論理学」「生物学」「哲学」
「目的」「左翼」「政府」「政策」「生産力」「商業」
「新聞」「主義」「絶対」「特務」「財閥」「唯物論」など
(以上、寺尾善雄著『中国伝来物語』・河出書房新社参照)

ってことで、台湾人の先生方もにわかには信じられないという雰囲気でした。
ま、漢字文化圏共存共栄で、仲良くやっていきたいものですね。


そうそう、共存共栄といえば、
先日の『人民日報』の「日本国会海外派兵法案可決」関係の記事を見て、
こころのそこからそう思います。

ま、記事の内容は、もちろん日本を批判していて

「派兵法案が通った日、日本には激震が走った。
偶然にも、その日宮城県で大地震が三回起こった!!」

みたいなことが書いてあって、意味不明というか、
中国人っぽい、こじつけというか、なんというか、、、、。
親日な台湾で育った僕は(笑)
同じ中国語(と言っても字体が違うんだけどね、、、)で書いてある
文章とはとても思えないわけです。(笑)

ま、最初は見て、ものすごく頭に来たんだけど、どうも、この記事の記者は
いろいろいらんことまで書いてくれて、冷静になって読むと、
逆に示唆に富む内容だということに気付いたりして、、、。

なんか中国人のほうが日本の状態をしっかりわかってるみたいで、
なんか複雑な感じを受けた。
日本ってそんなに敏感なんだなって、、、。

やっぱ戦争関連ネタって「タブー」だよねー。
自由な発言は難しいし、そういう考えにさえ至らないような
「白黒」な雰囲気、、、。

結局は、基本的に「中国や韓国がどう言っている」と言うような外国の問題
ではなく、日本がしゃきっとするようになればいいだけの話だと俺は思う。
どうしゃきっとするのかが問題だけどね、、、

そういうわけで、政府(小泉首相)のやることを、
遠く外国から眺めておるわけです。

何年も外国にいるのに、外国人とうまく距離が取れない自分としては、
「英語がしゃべれない」と思わされている自分としては、
やっぱ、いろいろ考えさせられる。

日本の世界における位置とか、
世界政治のからくりとか、国家間、文明間の力関係とか、
いろいろ見えてくるけど、

そういうもの諸々にからめ取られずに、
俺は、なんとか突き抜けたい。もっと遠くにあるものが見たい。

つくづく、毎日そう思うわけです。


2003年08月02日(土) とうとう八月。最近見ているドラマ「君といた未来のために」「ガッコの先生」そして「六番目の小夜子」

台湾の南東海上で台風9号が発生したらしい。今年も断水にならないように、多くの雨をもたらしてくれることを願うばかり。そうじゃないと、泳げなくなるからね、プールで。

さてさて、最近台湾のケーブルテレビで見ているのは

「君といた未来のために」(中国語名「重返少年時」)

っていうドラマ。
これに先駆けて、先週まで見ていた

「ガッコの先生」(同「熱情教師」だったかな、、、)

ってやつもけっこう面白かったんだけど、堂本剛の顔がこの二つのドラマで全然違う。「君といた未来のために」のほうはすごく若い感じがする。さっきネットで調べたら1999年1月から3月までの放送だったようで、「ガッコの先生」のほうは2001年11月に放送開始だったみたい。

http://www.tbs.co.jp/g-sensei/
http://syuns9.hp.infoseek.co.jp/gakko.html

三年弱しかたってないのに、こんなに変わるかね? それともこれも役作り??

「ガッコの先生」は剛が出ていたからというよりも、「ランチの女王」の竹内結子が出ていたから見始めた。でも竹内のほうの役は、そんなにおもしろくなく、やっぱ、子供たちがかわいかったかな。ま、竹内ファンであることには変わりないけど、、、。

「君といた未来のために」は、途中から見始めたんだけど、面白い。VCD買って帰ろうかな。主題歌の「やめないでPURE」もすごく好きだし。やっぱVCD買おうかな。一話、二話を見逃してるし。

http://member.nifty.ne.jp/coconut/drama/kimimirai.htm

台湾にいると民放のドラマが毎日見れるから楽しい。日本で毎週毎週見るのは大変だからね。

この前の週末見た「六番目の小夜子」(同「鬼魅小夜子」)もおもしろかった。あっ!!! 昨日の夜(第三話、四話)見忘れた!!! 最悪。今日はいきなり二話跳ばして五,六話だ。>_<;
実はこれNHKの番組だったんだね。

http://www.nhk.or.jp/drama/archives/sayoko/
http://homepage3.nifty.com/6sayoko/

このドラマの主人公「玲」役の女の子もかわいい。

日本で自分好みのドラマを情報収集して、一年に1回台湾にVCDを買い出しに来ようか、、、。かといって必ず下台湾で放映されるとは限らないし、VCD化されるとも限らないのか、、、。むにゅー。

さて、見逃した三話、四話のあらすじを見て今夜に備えることにするか、、、。


倉田三平 |MAILHomePage

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