月。
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2004年09月30日(木) 欲しいのは身体でなく魂。

同じ時代にうまれたことをしあわせに思う
同じ町に住んでいたことをしあわせに思う
あなたに見つけてもらえたことをしあわせに思う

他の男とは身体で通じ合えるくせに
あなたをただ好きで居られればそれでいいなんて
偽善者の戯言に聞こえるだろうか

私は壊してまでもあなたを欲しいと思うのだろうか
きっとあなたはそれを壊すことは出来ない

そんなことを伝えてみても
ほんとうのことは何ひとつわからない

男としてこの世に生を受けたかった
そんな言葉がカラカラと廻る


2004年09月28日(火) 不誠実。

私という存在を求めて欲しかった
ことばの通じるひとと会いたかった
身体で通じ合えるひとと会いたかった

少しのお酒とごはんのあと
清潔なシーツにくるまり 隣りで彼をぼんやりみつめる
彼は どうした?と言って 私の髪を撫でる
まるで ねこの毛並みを整えるように

彼はいつもそうだ
いつでもいやらしくて
いつでも優しい

それがとてもうれしいなんて
きっと彼は知らない
ありがとう


2004年09月27日(月) 睦。

綺麗な手
滑らかなことば

だけど
口をつくのは愚痴と
疲れたという言葉ばかり

彼に私の話を聞く気持ちはない
私は彼の話をつまらないと言わず
ただにこにこと聞き流す

お互いさまか

おいしくない
今日の店は最近味が落ちた

口で した いつものように
せつなく甘い声を もっと聞かせて


2004年09月26日(日) 届くもの届かないもの。

今日は ひとりで居たくなかった
だけど ひとりの部屋でぼんやりしていた

もっと強くならなければ
きっと何処にも行けやしない


こんばんは
杏です

いつも読んでくれているみなさま
たまたま見つけてくれたみなさま

どうも ありがとうございます
ここ最近 色々あってずっと放ったままでした

でも とりあえず
低め安定という感じで
私はげんきです

何かが変わったような
何も変わらないような
何か変わって欲しいような

というよりも
何かが変わることをほんとうは
望んでいないのかも知れません

これからも
ぽつぽつと綴ってゆくつもりなので
見守っていてください


2004年09月23日(木) 鬱々。

どうしてもダメなの?と全然関係のない上司に聞かれて
どうしてもダメですと笑顔で答える私

もともと 本人が行動にうつすことを放棄しているからか
最近周囲は 私から崩してみてはどうかと画策中のようす

私としては行動にうつされても
困るだけなので放っておくしかない

妙齢の男女が揃っていれば
それも意外と仲良さそうにしていれば
周りはどうにかしたいと思うのもよくわかる話で

とどめに
「何があったわけではないけれど...やっぱり迷惑かけているなあと」
そんなメールを貰っても その話の内容を聞きたいとは思わなかった

それがすべて


2004年09月20日(月) ラッシュ。

秋の気配とともに 周りの景色が変わり始めた
まるで もうすぐ最終回を迎える ホームドラマのように

ねぇ そのしあわせは
あなたが傷つけた人たちにどうやって言い訳したの?

ねぇ 今まで彼に他のコをあてがって彼から逃げていたのに
最後のおいしいところはあなたが持ってゆくの?

いつでも 言えない言葉は ここに残して
私は 本心を隠したまま 笑顔をふりまく
あぁでも きっと私は そのしあわせに嫉妬しているだけなんだ
自分自身で決めたことを まだ悔やんでいるんだ

願えば叶う
そう軽々しく言わないで
そうじゃなきゃ私は彼の人の不幸を心待ちにしてしまう


2004年09月19日(日) 隙。

煙草さえ止めるなら
今すぐでもプロポーズするのに

そう言って 三軒目の店を出てすぐ 抱きすくめくちづける
久し振りの ひんやりとした 薄いくちびる

彼は煙草が大嫌いで その匂いすら嫌っているのに
私のくちびるにはその匂いが 濃く残ったままのはずなのに
どうして とそんなことを考えていた

出会って10年近く経つけれど
お互いの距離は遠くもならず近付きもせず
それを心地良いと思っているのは私だけなのかも知れない

そうだとしたら
このままで居たいと思っていても
きっともうすぐ終わりはやってくる

寂しいけれど仕方のないこと


2004年09月06日(月) 夢を見た。

彼の選んだ人は
私の知らない女性だったという夢だった

目覚めたときには忘れていたのに ふと思い出した

彼が一緒にいるひとが彼女だったら私はどうするのだろう
彼が一緒にいるひとが彼女以外のひとだったら私はどうするのだろう

どうにもしないし
どうにもならないだろう

かたちを作りたくないと 好きという思いだけで十分だと
そう言って 一緒に居たのは もうずいぶんと昔の話

結局 手の中には何も残らず
かたちという言葉に いちばん捕らわれているのは私


杏 |MAIL

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