月。
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最後のつもりで出したメールにも 何も 返ってくることはなく たぶん今 私が死んでも あのひとは 表情ひとつ変えることはないんだろうと 思った
どんなに短い間しか続かなかった気持ちでも さようならくらい きちんと言えよ ふたりで動かした気持ちを ひとりで勝手に止めて 置いていくなよ
ばーか ばーか ばーか
終わりのないまま 時間だけが過ぎてゆく ぼんやりと
だんだん もうどうでもいいような気がしてきて あのひとにメールを出さなくなった
あのひとは ホッとしているのだろうか それとも何もなかったことになっていて 何も感じないのだろうか
何が起こってどうしてこうなってしまったのか 見当もつかないまま とうとう年を越してしまいそうだ
ただ気持ちが消えてしまったのだろうと ひとり思い込むしかないのは とても苦しくて
きっとあのひとは そんなことすら考えもしていなくて
たった20日間だったけれど 今までずっと苦しかったけれど それでもしあわせだったと思うなんて ばかみたいだ 私
◆◆◆
自分のしてきたことを すべて否定するつもりはないのだけれど ずっと私は私自身を責め続けていました
それはこれからも変わらないことかも知れません 時間が過ぎたからといってそう簡単に変わるものでもないし どんなに時間が過ぎても あの頃を消し去ることは出来ないのだから
ただ 時間が過ぎたことで 少しずつ落ち着いて来ていることは 確かです
しばらくは 誰かを好きになることも 求めることもしないと思います
あのひととは無理だって きちんと自分自身が理解するまで ずいぶんと時間がかかってしまいました
納得のいかないまま ただただ時間だけが過ぎてゆきますが あのひとが 私の存在をないものとする以上は もうどうしようもないのだと思うようになりました
まだまだ 笑い声とか おおきな手とか 姿を見かけたりすると こころがキュウと痛むけれど
それは仕方のないこととわかっています そしていつか誰かをきちんと好きになれたらいいなと思っています
好きでいても仕方がない 好きでいてもどうしようもない
それだったら 潔くあきらめてしまったほうがいい
恋の始まりが突然なら 恋をきっぱりと終わらせることも 出来るはず
なのに 1ヶ月にも満たない あのひとにとっては恋でも何でもなかったことに 私はいまも しがみついている
あのひとは私に何を望んでいるのだろう ただ時間だけが流れてゆく
出したメールに返信がなくなってから2ヶ月が過ぎて もういいって思うたびに 何処かでつながりが出来る
いや 違う
見えてもいないはずの 存在すらしていない 細い 細い糸を 私だけが見ているのだと そう思う
私は何を望んでいるのだろう
あのひとは 相変わらず忙しいままで 風邪も治り切らないまま また走り出している
熱がまだ下がらないんですよ〜
そう言って 頼りなく笑うあのひとの額に右手で触れて 思った以上に熱いことに心が痛くなっても 私には何も出来なくて
どんなに 恋焦がれても 結局 壊してしまうのに
わかっているけれど まだあのひとを欲しいと思う
この気持ちはどうなるのだろう いつか何かに形を変えるのだろうか
あのひとは 私を必要としていないのに 私はこんなことをいつまで考え続けるのだろう
揃って全休? ほんとうは二人で居るということ? あのコのことをたいせつに想っているということ? お互いが想い合っているということ?
そういうこと?
もしかしたら ほんとうに 風邪なのかも 知れない
それでも 不安がな想いが拭えないのは あのひと想いが見えないから
もう 私は いらないもの?
どんなに想っても届かないのなら 棄ててしまうしかないのに
想いを あきらめられずに いる
あのひとが苦しんでいるときに傍に居られない ただ此処でこたえの出ないことを考えて居るだけ
同じところをぐるぐると廻って 同じことを繰り返して 何処にも行けない
早く良くなって欲しいと 素直に思えない
そんな自分がきらい
誰にでも 優しいということは 特別な感情が消えてしまえば その他大勢と同じ
此処に居ても居なくても同じ
期待をすることも この想いを募らせることも とうに諦めてしまった
あのひとが此処に居るだけでしあわせと思う私は愚かでしょうか
想いが叶うことはひとのしあわせを壊すことになる よく言われるそんなことはどうでもよくて
たいせつな感情を壊してしまってからは 叶うほどの想いをお互いに持ち続けること それがたいせつだと思うようになってしまった
12月に入ってしまった はやくこの月が終わってしまえばいい あなたがもう二度と手に入らないことを思い知れるように
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