月。
DiaryINDEXpastwill


2003年11月21日(金) 無意味。

あなたと私が出逢ったことに意味なんてない
意味があると言うのならそれを教えて欲しい

出逢いたくなんてなかった


2003年11月15日(土) なまもの。

ずいぶん前に
ほのかに想っていたひとに

杏のことは友達としてしか見られない

と言われた

い ま さ ら 何 を お っ し ゃ る ?

が率直な感想で

彼にそう言われたのがつらいと言うよりは
そのことばとあのひととを重ねて
苦しくなってしまった

今のタイミングで言うなよ
キミじゃない別のひとに勝手に片想い中なんだから
ばかもの だからニブイって言われるんだぞ


2003年11月13日(木) 一人分の幸福。

久し振りにこころが痛んだ
だめだ泣きそう

この手は 一人分の幸福を持っている と言うけれど
いつも幸福は 指の隙間から さらさらと
こぼれおちてしまう

さっき

週2回のペースで
会社に泊まっている日々だと聞いた
そんなの人間の生活じゃない

ほんの数分 話せただけで
泣きそうだった気持ちもスーッと穏やかになった
ばかみたいだけれど まだ 想っていたいと
そうおもった

私はきっと
誰かの傍に居ることを
誰よりも熱望している

あなたは一人分の幸福をその手に持っている
その幸福を待ちうけている女の子がこの世界のどこかにいるんだって

「恋愛寫眞 もうひとつの物語」より 市川拓司/著(小学館)


2003年11月12日(水) いやらしい。

雷のつぎに 地震が苦手

今日の 夕方 地震があった
仕事場は少し高めの階で 思ったより揺れが大きくて
ドキドキしながら周りを見ると あのひとと目が合った

地震?

くちびるの動きがそう聞いていた

うんうん

とうなずく
それだけだけれど
うれしかった

もう 誰かを恋しく想うことを あきらめたつもりだったのに
たとえそれが叶ったとしても いつかめちゃくちゃに壊してしまうこともわかっているのに
いつまで経っても この恋をあきらめられずにいる

約束できる自分になりたかった
約束してくれる人が欲しかった

それがあのひとであって欲しかった

だけど 私の恋は いつも
なんて いやらしいのだろう


2003年11月11日(火) 赤目四十八瀧心中未遂。

うちら人間や言うてるけど
ほんまは人間の皮被った毛物やもん


がまんはとうに限界を超えたけれど
私ひとりがむなしく空回りしているだけの毎日
それでも勝手に想っているだけなのだから
あのひとを責めても仕方がない

そんなことはよぅくわかっている

だけど
始めたからには
終わりもきちんと引くべきだ

それまですべて流してしまうつもりなのだろうか
なかったことにしてしまうつもりなのだろうか

まだまだ
忙しいまま

くずれるまで 此処で


2003年11月10日(月) おじぎ。

あのひとの視界にきちんと入ったのは
どれくらいぶりだったんだろう

ぺこり

ただの条件反射かも知れない
だけど それでも うれしいと思った
ばかみたいだけれど そう思った

1ヶ月以上何の反応もないのに
それでもメールを送りつづけるのは
ただの嫌がらせにしかなっていないのかも知れない

自分の気持ちに素直で居るのはただのエゴで自己満足でしかないのに

とてつもなく忙しい日々が始まって2ヶ月が経とうとしている
状況はかなり厳しいままで変わらない毎日を過ごしている
私はそれをただ傍らで見ているだけ

身体が こころが
こわれないことを祈るだけしか
出来ない


2003年11月07日(金) 眠れる美女。

今朝 会社に着くと
あのひとは 椅子2つを並べて
きゅうくつそうに眠っていた

はずしたネクタイ
昨日のままのワイシャツ
ワイシャツの綺麗な黄色がまぶしい

あぁ 昨夜は帰れなかったんだ

いつになったら きちんと話が出来るんだろう
くるしくて こわれてしまいそうだ

だけど まだ それでも あきらめたくない
泣いて済むなら 泣きやがれ


2003年11月05日(水) 悲しいことなど何もない。

昨夜 数ヶ月ぶりに 彼がやってきた
当然のことながら 酔っ払って

顔が見たくなったから

そう言って玄関先で私を抱きしめる
すっかり馴染んだ身体がゆるゆると彼を受け容れる

今朝 右の肩下に
濃い紅を残していった
身体で私を欲してくれることが
うれしく思えた

それでもこころは動かない
こころと身体はいつもバラバラで
そんな自分を嫌悪する

さっき
思いもよらないタイミングで
あのひとに逢ってしまった

さ わ る な

そんなオーラが出ているようで
声を掛けられなかった

胸がギュウと締め付けられる
悲しい

あのひとは
私が居ないのも同然のように振る舞い
私の目の前からするりと逃げる

何もなかったことにしたいのなら
はっきり言葉に して欲しい

仕事のせいじゃない
あのひとの想いがもう私に向かっていないだけ
それがはっきりとわかったような気がした

壊れてしまった たいせつな気持ちは 修復することはなく
誰かを想うようになっても 結局はめちゃくちゃに壊してしまいたくなる
永遠なんてありえない そうやって私は逃げる 逃げ続ける

あのまま一緒に居られたとしても
いつかは自分で壊してしまうのだから
悲しいことなど何もない


2003年11月04日(火) 変化なし。

一週間ぶりに
あのひとを見かける

ヒゲがなくなってた
髪が少し茶色くなってた
顔色は相変わらず あんまり良くない

私は髪をキッチリまとめて
きっちりマスカラを塗って化粧して
だけど格好は何処にでも居る小僧のような格好で

交わす言葉もないけれど
やっぱり好きだと思った

なんの根拠もないけれど
相変わらずなんの反応もないけれど
おかしいね


杏 |MAIL

My追加