月。
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2003年06月28日(土) 天の邪鬼。

ひどい悪寒と
間接の痛みを伴う熱を出した
週末の予定をフイにした

「ねつがでた おみまいにきて」

と出したメールに反応はなく
あまりのつらさに電話をかけてみる

「予定入ってるって言ってたから無理」
「具合わるくなるのも計画立ててなってくれたら見舞いに行けたのに」

私のなかで
何かが切れる音がした

「来なくていい 連絡も来週までいらない」

そういって電話を切る
どうにも調子は戻る気配がなく
生涯で二度目の点滴を受けても熱は下がらず

私の「来なくていい」は「来て」と同意なのに
ヘンに物分りのいいフリをするのはこんなところじゃない
こういうときに守ってくれなくていつ守ってくれるんだよ


2003年06月26日(木) 柘植の櫛。

化粧室で髪をとかしていたら

「めずらしい櫛 使ってますね」
「最近はそういうの使っている人って少ないですよね」

そう声をかけられました
あなたに貰った柘植の櫛です

「京都に行くんだけど おみやげ何欲しい?」
「つげのくし!」
「。。何処に売ってるの?」
「見つかったら でいいよ♪」

そんな他愛もない会話をしたことを思い出しました
あなたにこのことを話したかった

今はもう
それすらも叶わないと思ったら
泣けてしまいました

今日で一週間が過ぎて
何を見ても泣けてしまったのは
始めの二日間だけで

だから
もう大丈夫かと思っていたのに
やっぱり涙が零れ落ちます

そんなに簡単には忘れられないものなのですね


2003年06月25日(水) K。

こころの底から欲しいと思うのは
これから先もあなただけです

「落ち着いたら またあおう」

なんて そんな半端な約束が
あなたの口から出るなんて思いもしませんでした
けれど「落ち着くっていつ?!」と言えずに
ただ 頷くしか出来なかった私は その言葉を信じたいと思う私は
もっと 愚かなのかも知れません

ただあなたのしあわせを願うことしか出来なくなってしまった私には
これから先 何が出来るのでしょうか

あなたにとって私は どんな存在だったのでしょうか
私にとってあなたは どんな存在だったのでしょうか

身体が忘れない あなたのことを
どうやって忘れてゆけばいいのでしょうか
ふとした瞬間に思い出しては こころをぎゅうと掴まれる感覚が
未だ消えません そんな他愛ないことも 伝えたいのは あなたなのに


2003年06月24日(火) 甘い夜 苦い想い。

つながりたかったのは
正直な気持ち

それなのに
つながっていても
ふと冷める瞬間があって

そんな自分を
奮い立たせるように
彼とのつながりを確かめた

こんなふうに甘い夜を 数え切れないほど過ごしたら
あなたのことは ひとかけらも思い出さなくなるのでしょうか

けれど
しばらくして
彼が言ったひとことは
あの人と同じことばだった

「女に生まれたかったな 絶対 男よりいい思いしてるよなぁ うらやましい」

彼も いつかあの人と同じように 私を放って去っていくような気がして
すぅ と気持ちが冷めてゆくのを感じて こわくなった

ありえない と否定する気持ちもあるけれど
違うと言い切れる?

すべてを 叩き壊したくなる


2003年06月23日(月) 三日目。

≪国際通り・那覇空港≫

二日酔いの身体を
ベッドから引き剥がして
気合で身支度をして出掛ける

最終日は 買い物の嵐

この 三日間 雲は多かったけれど
まずまずの天気だった と思う

今日で 休暇はおしまい
明日からは 容赦ない現実が待っている

あの頃の私より ずっと強くなっているから
きっと 私は 大丈夫


2003年06月22日(日) 二日目。

≪首里城・北谷サンセットビーチ≫

花盛りを過ぎた
ブーゲンビリアが綺麗だった

日に焼けたくなくて
完全防備をして浜辺を裸足で歩く
ぽっかり浮かんだ雲が 太陽を隠すけれど
時々顔を出す太陽は すっかり 夏の日差しだった

たのしいと思うのに
ふと ひとりの時間が出来たときに
思い出すのは あなたの

「俺もイベントがあるよ」
「。。。12月に結婚する」

だった
その言葉が今でも耳から離れない

短い間に あなたのことや彼のこと いろいろなことが在り過ぎて
油断するとすぐに 安定していた気持ちがブレる
苦しくなって 飛び出した

それを
助けてくれたのは ふんわり優しい声
落ち着くまで話を聴いてくれた

傍観者のみんなは
ただただびっくりしただろうけれど
お願い 酔っ払いの戯言だと思って


2003年06月21日(土) 沖縄。/一日目。

いってきます
深呼吸してきます

言葉では伝えきれない だからこそがんばれるよ
忘れない 涙した日々だって こんなにも私らしい
言葉では伝えきれない だからこそがんばれるよ

かわらないこと〜since 1976〜
KOKIA

◇◇◇

≪玉泉洞・グラスボート≫

ワイワイと過ごす旅行も悪くない
思ったより 蒸し暑かったけれど

あなたのことを何も考えずに済んだだけで
私の気持ちは少しずつ回復してゆくような気がした

私は まだ 大丈夫

ただ 切なかったのは
同じことを 二度 繰り返した挙句
それでも 私を欲した 彼の想い


2003年06月20日(金) かわらないこと。

目覚めたとき 顔がものすごく浮腫んでいた
そりゃそうだ 散々泣いたんだから

それでも 規則正しく 朝はやってくる
昨夜のことが 夢ではなかったことを思い知る

私は 時間通りに目覚め シャワーを浴びて
支度をして 時間通りに出勤した そんな自分に 苦笑い
今日くらいは 自分を甘やかしても いいようなものなのに

だけど あなたの前で泣かずに済んだ
それだけでも 自分を褒めてあげたい

あなたと 人として知り合えたことをしあわせに思う
そして あなたも私と同じ気持ちだということを知っている

私には 誰よりも何よりもあなたが必要だったし 欲しかった

それは 今でも これから先も ずっと変わらない
だからこそ もう二度とあなたを失わずに済むと思えば
少しは こころも楽になるのでしょうか

いつか また 他の誰かをたいせつに想える日が 来たとしても
あなたが 私の基準で基本であることは ずっと変わらない 一生
そして 私の選んだ罪も減ることはなく 終わることもない 一生

◇◇◇

私はそんなに強くなかった
別れに向かって付き合うなんて考えられなかった
此処でバッサリ切り捨てなければ
私が壊れてしまう
そう思った

だから
あなたは
永遠に彼方のひと


2003年06月19日(木) じんせいはにがいから。

私にとって誰よりも何よりもたいせつに想っていたひとを失いました
あのひとに私から連絡を取ることはもう二度とないでしょう
「落ち着いたらまたいつか逢おう」と約束をしたけれど
あのひとに逢うことはもう二度とないでしょう

あのまま時間を止めたかった


2003年06月18日(水) 365×2。

あの日から
もう二度と逢うことはない
はずだった

あなたは今さら何を?と思っているかも知れません
それでも私は逢いたかった

どれだけ
時間が経とうとも
想いを心の奥底に沈めようと思っても
気持ちの中心には いつでもあなたが居たことに
気が付きました

いいえ 気付いていたけれど
気付かないフリを
していました

もう
あなたの心の中に
私は居ないものとして分類されているのだと
思います

過去のものとして

それを思い知るのは怖いけれど
それでも逢いたい

笑って話せるように
泣かないように

いってきます


2003年06月16日(月) 糸。

あなたと私をつなぐ糸は
もう切れてしまっていたけれど
私がその糸を手繰り寄せた

見知らぬ番号に気付かずに つい取ってしまったあなたは
私からの着信だと気付いて「しまった!」と思っただろうか

逢わないと決めてから経った
2年という年月は
長かったのだろうか 短かったのだろうか

ずっと
自分で選んだ罪に
自分自身ががんじがらめになっていた
それは一生背負っていかなければならないことで
それは今までもこれからもきっと変わらない真実で

苦しくて
あなたを遠ざけて
あなたを思い出さないようにして
あなたに逢う資格は私にはないのだと
自分に言い聞かせて来た

それでも自分に素直になってみると
あなたに逢いたいという気持ちが在った

何もかも変わってしまっているかも知れない
何もかも遅過ぎる行動になってしまうかも知れない

鎖を断ち切るかどうかは 逢ってみないとわからない
ただ あなたが私の気持ちの中心にいつでも居たこと
それだけは伝えたい

今はただ
逢えることを願って


2003年06月15日(日) 手。

つながれた手を見て
あの2人を見守ろうと思った

10年先20年先より
いまを大切にして欲しいと
思えたから

不安材料は山ほど在るけれど
結局私には見守ることしか出来ないのだから


2003年06月14日(土) 長い間。

私を 想ってくれていることも知っていた
けれど 真っ直ぐに彼から 想いの全てを聞いたのは
初めてだった

彼と話していると気持ちが穏やかになる
どんな私でも 愛してくれるような
そんな気持ちになる

彼を とても愛おしくおもう
このまま彼の想いに応えることは たぶん簡単で
それは 私の この半端な想いに
今まで以上の重量の重石を乗せてしまえば良いのだから

でも 仕舞っていた想いが溢れ出した
彼との記憶と共に あなたの記憶も鮮明に思い出せる

彼の私への想いは
私のあなたへの想いと
同じなのだと気付いてしまった

迷っている時間なんて無い
永遠の時間なんて無いのだから

あなたに逢いにゆこう
決着を付けにゆこう


2003年06月11日(水) 気圧。

霧雨は好き
傘をさしていても
気が付けばしっとりと濡れる感覚も
嫌いじゃない

なのに
気圧の変化は苦手
ふとした瞬間に気持ちがストンと落ちてしまう

誰かに傍に居て欲しいけれど
誘ってくれるのはとてもとても嬉しいけれど
こんな日はひとりで居たい


2003年06月10日(火) 襲来。

いつも 大人数でしか会ったことのない彼が
深夜 突然にやって来た

私もすでに
飲んで帰ってきたところだったけれど
彼はそれを悠に上回る量を飲んでいたようだった

聞けば 上司と二人でウィスキーボトル1本

彼は
人を褒めるときも
肌を重ねたいと思ったときも
ためらわず率直にことばにする

そういうところが とても 好ましい

たぶん
私も 自分が「いい」と思ったときには
その一晩限りだとしても 迷わずその人を受け容れる

でも 阻止

誰でも凹む日はあるんだと思う
誰でも人肌恋しい日はあるんだと思う
たぶん彼にとって今日はそんな日だったんだと思う

それを理解することは出来るし 私にもそう思うときがあるから
やわらかな気持ちで 彼の髪をなでながら 眠った


2003年06月09日(月) 罪と許し。

ついこの間までは
ポヨポヨのひよこだったはずなのに

いつの間にか
私が欲しくてたまらなかった
絶対的な安心感をくれるようになるなんて
出逢った頃は想像もしていなかった

うれしかった
ありがとう

過去も
歳も
周りの雑音も
関係なく

いつか
あなたを
誰よりも欲しいと思う時が
訪れたとしても
私は


2003年06月08日(日) 三年連用。

部屋の何処にでもあなたの記憶は在って
また見つけてしまった

21世紀はあなたと迎えたのだったと思い出した

それでも迷っていて
それから半年経たないうちに
あなたから引導を渡されたのだと思い出した

2年経とうとしている 今
あなたに逢って決着をつけなければ
何も始まらないし終わらないのだ
と思い始めている

自分に都合のいい私

自分の記憶を此処に収めるようになって
随分と経つけれど 少しも前に進んでいない
それは誰のせいでも 何のせいでもなく
ただ 私が怠けているだけ 怖がって逃げているだけ
それだけ

けれど そんなことは とうの昔から知っている


2003年06月07日(土) ダラダラ。

一日中
部屋でぼぅっとする

ゴハンを作ることも面倒で
今日一日で口に入れたものは
ポンジュースとヨーグルト

本を読んで
テレビをぽけーっと見て
眠くなったら眠る

いい天気なのに何やってるんだ私


2003年06月06日(金) キュウ。

たまに
アタマを小脇に挟んでキュウと
ただ抱き締めてくれる腕が欲しい
よく頑張ったねと撫でてくれる手が欲しい

そう思うことがある
今日はそんな日だった

だけど
特別な好意を持ってくれている人に
甘えることが出来なくなった

見返りを期待されることが怖いのかも知れない
。。。見返りって何だ


2003年06月05日(木) 模索。

どうなりたいのだろう
何処に行きたいのだろう
いつまでこうしていればいいのだろう

それでも


2003年06月03日(火) 体調不良。

熱が出た
子どもみたいな咳が止まらない

何度も携帯を開く
でも 助けてって言えない

どうしても
言えない


杏 |MAIL

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