月。
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2003年05月29日(木) 抑制。

逢いたいとか
声が聴きたいとか
私が彼を欲してはいけないと
思っていた

フワフワとした夢を見られるほど
私はコドモではないことを知っているから


2003年05月28日(水) さっきまで恋しかった人。

思い入れの強いひとに似ているひとは
好きになる確率は高いけれど 成就する確率は低いような気がする

何処かで 「求めているひとと違う」 と 投げ出してしまう

この世の中に
似通っているひとはいるけれど
ひとりひとりは違っていてあたりまえのこと
なのに 繰り返してしまうのは 私の甘えなのだろうか

どんなに
自分を許せないとか
自分を信じられないとか思いながらも
いつでもアンテナを張って 誰かに恋をしようとしている

ギリギリのところで躊躇してしまうのはいつものことなのに


2003年05月27日(火) 変わらぬ想い。

誰にどんなふうに責められようと
決めたことに後悔はない

たとえば
あのまま断ち切らずに続けていたとしたら
それを後悔して 挙句 自分を不幸だと思い
周りに存在するものすべてを 妬んでいたのだと思う

ただ
思い描いていた自分とは
全く違う自分だったことに
いまでも 苦しい思いを持ち続けている

いつか この想いを乗り越えられるだろうか


2003年05月26日(月) ライブハウス。

一年ぶり

周りの景色が
変わっていることに
気付かされた

私は
此処に残ることを選んだ

それだけなのに
取り残されたと思うのは
どうしてだろう


2003年05月25日(日) 非日常。

ずっと何処かで求めていたけれど
ずっとブレーキをかけていた想いを
動かしてしまった

だけど これ以上 この想いを育てること出来ない
私の汚れた手を 彼に選ばせることは 出来ないから

しあわせだった記憶も
ゆったりとした幸福感も
此処に仕舞ってしまおう


2003年05月24日(土) 相思相愛。

去年の9月に母になった彼女に会う
久し振りに 二人きりでのんびりと散歩をしながら他愛ない話をして
夕暮れを待って 気になっていた店に入り ゴハンを食べつつワインを飲んだ

出逢ったころから お互いの距離感がちょうど良くて
今では それぞれ違った道を歩き始めたけれど
7年経っても 居心地のいい関係

「杏ちゃんは信頼出来る友達」

彼女に対して同じことを思っていた私には
その一言がとてもうれしかった

ありがとう
またこうやって集まろうね


2003年05月23日(金) 朝日。

煙草を吸いながら ぼぅっとしている彼に
髪をくしゃくしゃと撫でられながら
私は まだ大丈夫だと思った

我儘を 聞いてくれてありがとう


2003年05月22日(木) 人魚夜話。

綺麗に日焼けした肌
笑うとくちゃくちゃになる顔
ゆっくりとした話し方

「すごい汗かいているねー」

そう言って両手を包んでくれた
ひんやりとした手

あんなに力強い作品を創るひとだから
もっとゴツゴツした感触を思っていたけれど
優しい人柄のにじみ出るようなやわらかな手だった

出逢えたことに
感謝せずには居られない
逢いたくて逢いたくてやっと逢えた
涙が出そうだった


2003年05月21日(水) 放心。

前に進むのもこわい
後ろに戻るのもこわい

此処に居られればいい

悲しくないのに涙が溢れた
何が足りないんだろう
わからない


2003年05月20日(火) 一方通行。

ふとした瞬間に
メールを投げてみても
全く反応なし

受信拒否されるよりマシ?

たったひとことの返信でも
欲しいと願うのは欲張りなのだろうか

もともと期待なんて出来る状況ではないのに
もともと期待なんてしていないなんて思っていたのに
それでも何処かで期待している私

当たって砕けろってことか
それもそうだ


2003年05月19日(月) バランス。

上手く取れないのはどうしてだろう?
あまりにも彼に似ていて 途中で苦しくなった

彼を利用しようと
思ったわけではなくて

ただ 便乗してしまっただけで
あのひとときちんと別れたことに
動揺していたワケでもなかった

そんな自分が 苦しかった
確信犯なのは 私のほうだった

友達のお父さんが交通事故で亡くなっていたことを知った

一瞬一瞬をたいせつに生きたい
それはいつか出来るのだろうか


2003年05月18日(日) 不信。

4ヶ月前 話の途中で

「あなたを信用出来ない」

私が そう言って
あのひとを傷付けていたことを知った
そんなことを言った記憶が全くなかった私は
ただただ 彼の言葉に驚くばかりだった

「酔っていたから?覚えていないかも知れないけど?確かにあんたはそう言った」
「どんな経緯だったか?そんなの覚えてない」
「けど 『あんたを信用出来ない』って言われた方は覚えているし忘れない」
「だから もう何を言ってもムダだって思ってた」

そう言い放った彼の表情が
硬くなってゆくことにただ驚くばかりだった

それならその時
そう言ってくれればよかったのに
だからこの数ヶ月連絡を取る気にならなかった?

それならそう言ってくれればよかったのに
黙したまま 消えてしまうなんて そんなのズルい

それだけ傷付いていたのなら
バッサリ関係を切ってくれて構わなかったのに
それでも黙って耐えていたのは あなたにも計算があったってことなの?

 否 私の発した言葉は
 それだけ彼を傷付けていたってことなんだろう
 何も言いたくなくなるくらい 終わりにしてしまいたくなるくらい

そう思ったらもう何にも言えなかった
ただ黙って彼の言った言葉を頭の中で反芻することしか
出来なかった

ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい

もうとっくにあなたの中では終わっていたことだったんですね
そんなことにも気付けなくて 無理に出て来て貰ったんですね

私はあなたを信用していないのではなく
男という性そのものを 信用していない

それは 私の奥底に確かに在るけれど
それでも 私は何処かで誰かを求めている
それが どれだけ矛盾しているかなんて 知ってる

ごめんなさい
さようなら


2003年05月17日(土) 緊張。

数ヶ月会わなかったあのひとに
これから会いに行く

あのひとが何を考えて
この数ヶ月を過ごして来たのか
それをちゃんと聞けたらいいなと 思う

これからの自分のために
きちんと「さようなら」を言おう

いってきます


2003年05月16日(金) 直球。

ほんとう?
ほんとうに嬉しいって思ってくれてる?

ついでみたいに言うのなら
ただの優柔不断な気持ちなら
そんな気は遣わないで

私が聴きたいのは
あなたの本気の言葉だけだから


2003年05月15日(木) 桜色。

4ケ月 連絡のなかったあのひとに
週末会えることになった

連絡を取ったのは私

あのひとは 全然普通で
「昨日も会っていたんじゃないか?」
そんな感じだった

もう わけがわからない

ぼんやりと
短く切ったつめに
マニキュアを塗った

あのひとは 何を考えているんだろう?
私には もう わからない


2003年05月14日(水) もし。

あなたと同じ年に生まれていたら
何か変わったでしょうか?

きっと こんな想いは
無駄なものでしかなくて
けれど どうしようもなくて

かなしいけれど
これがあなたと私に用意された
運命なんだと
そう思おう


2003年05月09日(金) 声。

酔って電話してた

週末の
彼女との楽しい時間を
ジャマしてたね

けれど 私はしあわせでした

酔ったイキオイだったけれど
たった数分間だったけれど
あなたの声が聴けたこと

此処にある気持ちをたいせつにしたい


2003年05月08日(木) 落第。

目が覚めたら
部屋の電気がつけっ放しだった
化粧も落とさず 眠ってしまった
疲れてもいないのに

あのひとは元気だろうか
私という存在はあのひとに必要なのだろうか

こんなふうに書いてみても
あのひとのことをまったく考えていない

ぽっかりと時間があいたときにだけ
思い出したように考える
こんなのおかしい


2003年05月07日(水) 携帯。

誰でも持っている携帯電話
最近 私にとってそれは 携帯じゃないなと思う

席を外すときにも持ち歩かなくなったし
充電の表示が最後の1つになっても充電しようと思わないし

まだ出掛けに持ち歩いては居るから「携帯」なのかな

持ち始めた頃は いつでも持ち歩いていないと不安だったのに
充電の表示が1つ消えても不安になったのに

彼との連絡を絶ってから10日が過ぎたけれど
電話がかかってきても メールが届いても
彼から?とは思わなくなって来た
不思議


2003年05月06日(火) リセット。

深呼吸をして
鏡に向かって 笑顔を作る

お湯を張って
お気に入りの入浴剤を入れて
ゆっくり浸かる

大丈夫
大丈夫
大丈夫

私はきっと大丈夫
誰かと自分を比べてみても仕方ない
私は私でしかない

泣きたくなったら泣けばいい


2003年05月05日(月) 劣等感。

これしかないと思ってがんばっている人
なにがあっても 前向きな人

そんなひとの傍に居ると不安になる
途端に気持ちがひゅうと縮む思いがする
自分に自信がないからだ

凝縮された数日を過ごして 楽しかったけれど
反面 なんだか疲れてしまった
触れられたら 崩れてしまいそうな気がして
誰にも逢いたくなくなった

自分とは違う
それぞれみんながんばっているんだから
と思ってみても 今日は全然浮上出来なかった

輝いている人が眩しい


2003年05月01日(木) メール。

家の電話が鳴らなくなった
携帯の充電が減らなくなった
部屋が少しだけ片付いた

時間があったので
久し振りにパソコンのメールを
何通か出してみた

まだ何処かで誰かと繋がって居たい


杏 |MAIL

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