月。
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2003年03月31日(月) 夢現。

私の住む街の桜はほぼ満開
毎年変わらず儚く咲き誇る

気付けば
に甘えてしまってから
明日で一年

会うたびに好きだと繰り返す
彼の存在が自分の中で大きくなればなるほど
この感情を恋と認めることを躊躇う

彼の手を取ったところで
彼のマイナスでない部分を並べたところで
先は見えている

重ねるごとに
大きくなる矛盾
大きくなる独占欲

それを上回るのは 許し難い 雌の感情

抜けられない矛盾だらけの感情から 抜け出すタイミングを そろそろ決めよう
作り笑いをしたくない 今よりずっと笑っていたい そう思える人ではないのだから


あのひとから
次の連絡が来ることはないかも知れない
今ならきっと 笑って「さようなら」と言えるような気がする


2003年03月24日(月) 蜘蛛の糸。

丸2ヶ月音沙汰のないあのひとに
しびれを切らしてメールを出した

昨夜 酔った勢いで

ウダウダとこのまま過ごすくらいなら
いっそスッパリ切ってしまえと思ったから

なんだか
淡々としたメール
我ながら笑ってしまった

昨夜は結局 返信がないまま
今日の午後になって 思い出したように
ぽっつり と返信が入る

あぁ生きていたんだ

Re>元気ですか?
----------------
元気です

いま会社の事で
ゴタゴタしてる

落ち着いたら
また連絡します
----------------

暫くは会えそうもない
ごめんの一言もない
素っ気ない返事

いっそこのまま私たち
会えないほうがいいんじゃないか?
細い糸は 未だ かろうじて繋がっているようだけれど
淋しいと思えない 私のほうがきっとおかしい


2003年03月17日(月) 消滅。

想っても仕方がない どうしようもない
何を迷っているのかもうわからない 恋人と呼んでいいのかわからない
棄て切れない基準をバッサリと断ち切ってしまわなければ
前進なんて出来ない

きちんと付き合っていればよかった
きちんとさようならを言っていればよかった

あなたが さようならという言葉が苦手だと 知ってしまってから
私にとっても その言葉は苦手なものになってしまった

私の 不安な気持ちを慮ってくれた その優しさが
今では私を捕らえて離さないなんて
あなたは知らないでしょう

恋人と呼ばれる彼には
もう逢いたいと思えない自分が居る
このまま放って置けば自然に消えて無くなるのだろうか


2003年03月16日(日) 不倫。

大切な奥さんが居てお子さんが居て
家族はかけがえのないものだと言いながら
別の女性を愛する

恋がしたかった

いつか来る別れのときに
そんな安っぽい言葉で 彼女を誤魔化すのはやめて
嘘でもいいから愛していたと囁ける そんな強さだけを貴方に望みたい


2003年03月11日(火) 秘密。

さむい一日

鳴らない電話 届かないメール
深夜テレビの音だけが響く部屋

彼の存在が 私の中で大きくなっていたことを思い知らされる
だけど これでいいんだという思いが 何処かにある

それでも 電話が来ることを メールが届くことを 待っている


2003年03月04日(火) もう少しだけ。

最近出逢ったコ
二十歳そこそこの
細身で猫背で眼鏡のコ

笑った表情が可愛い
出逢って数時間のタメ口が嫌じゃなかった

久々 綺麗にストライクだった
毎日逢えることがとても楽しみだった

「いまの彼女に不満はないから あと数年したら(結婚)すると思うよ」

スルリと素直に口から出た 言葉に
ドキリとしながらも 真っ直ぐで羨ましいなと思った
私が 彼と同じ年頃の時は そんなこと思いもよらなかった
ずいぶんと経った今でも それは変わらなくて

眩しさは 若さのせいだけじゃない
もう少しだけ 傍で見つめていたい


2003年03月03日(月) 雨降り。

雨は嫌いではないけれど
少しだけ憂鬱になるのは確か

傘が欲しい
夏の台風で壊してからそのままで
そろそろコンビニのビニール傘もどうかと思う

約束が反故になった
つまらないと思った

ぼんやりと窓の外を眺めながら
自分に問い掛ける

誰に逢いたい?


2003年03月02日(日) 櫻。

気合を入れて買物
パンツと靴を購入

店先に春物が増えてきて
なんだかうれしい気持ちになる

帰りがけにとおる
教会の前の桜はもう満開だった

此処の桜は毎年早くて
少し濃い桜色で
花は八重

綺麗


2003年03月01日(土) 匂い。

ザァザァと容赦なく降り頻る雨の中
ありえないメンバーで飲むのは これで二度目で
それでも なんとなく盛り上がるのは 不思議だけれど
居心地が良くて 楽しい

最後にはみんなでウチに集合して宴会

二日酔いで目が覚めると綺麗な快晴
あまりの眩しさに溶けるかと思った

みんなを見送ってから
もう一度ベッドにもぐりこむ
哲朗の匂いがした

香水ではなく
彼の匂い

少しだけ せつない

私は彼を
手に入れたいわけでもないのに


杏 |MAIL

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