月。
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今日でまる一年
何か変わったかと問うてみても 形に表れるもので考えたら 何も変わっていない
きっと 周りから見ても 同じ答えが返ってくる
だけど がんばったと 今日くらいは褒めてあげたって 良いんだと 思う
逢いたいと思えないこと 逢いたいと思えるひとが此処に居ないこと
今日は会社に行きたくなかった
明日からは きっと元気になるから ごめん
昨夜からの 微熱と頭痛は 朝になっても 消えることなく 会社を休んで まるくなって眠った
うつらうつらと 夢と現実の狭間にいても あのひとに逢いたい とは思えなくて それが とても くるしい
そんな私を心配して 仕事が終わってから来てくれた彼は
たいせつなのは 彼女だから 今夜はごめんね 一緒に居られない
そう言って帰っていった
ことばは たぶん 痛いことば だったけれど それでも 私は 彼を 本気で 欲しい と思えない
くるしい
しばらくは あのひとのことも 誰のことも 考えない 頑張らない
このまま放って置いたら 取り返しのつかないことになるかも知れない けれど グルグルと考えていても 仕方がない
仕事に逃げるつもりはない けれど 優先順位を考えたら 仕事が最優先 幾ら ヘボくても プロはプロなのだから
一日中降っていた つめたい雨
風邪を引きそう あたたかいものを食べて 栄養をつけて はやく 眠らなければ
このひとが 居てくれたら それだけでいい
そう思えるような恋をしたかった
あのひとには そんな気持ちを抱くこと 出来ないのかも知れない
あのひとに 不安な気持ちを伝えずに 彼に 甘え続ける私はずるい
盛り上がらない うかれてはしゃげない 声が聞きたいと思っていない あのひとに逢いたいと思っていない
もう一週間 逢っていないのに もう一週間 声も聞いていないのに
もっと話をして お互いのことを知ろうとしないと この恋もだめになる
逢いたいけれど 逢いたくない
彼に抱き締められた感触が残ったまま あのひとに逢いたくない
あのひとに悪いなんて 思っていない自分がこわい 壊れてしまったんだろう
ネジ1本分くらい
それでも 逢おうよというメールをもらって さんざん迷ったけれど待ち合わせることにした
一緒にゴハンを食べたけれど 少しずつ会話が途切れてしまうのが しんどくて イヤだった
帰るの面倒だなぁ・・・
ポツリ あのひとが言った台詞を
明日もお仕事でしょう?
と笑顔でダメ出し 無理矢理電車に押し込んだ
悪いのは 触れないあのひと 触れない私
肌が触れなければ 愛は育たないと思っている私は 何処から変わってしまったのだろうか
触れれば 触れるほど
彼は いつか 彼をほんとうに必要としている人のところに 帰るのだと思う
柔らかく私を抱き寄せて 何度も確かめるようにくちづけて それから つよく抱き締める
朝になって「どうして 引き止めたの?」そう聞いた彼に 素直な気持ちで「あなたに 隣で 眠って欲しかった」と答えた私は 愚かだろうか たぶん 愚かなんだと思う
◇◇◇
あのひとのことを 好きだと言ってくれてありがとう 嬉しかった この先 どんな結末が待っているかは わからないけれど 自分の気持ちに 正直でいたい
彼に逢いたい
未来が欲しいんじゃない 現在だけでいい
心の底から欲しいと 思えるあのひとに
逢いたい
何を聞いても考え込むだけで 何もこたえては くれない
つないだ手はあたたかなのに あのひとの心がわからない
私の笑った顔が 好きだといってくれたのに 一緒に居るあいだ 笑えなかった
じゃあ またね
と駅で別れたとき ホッとしている自分に気付いて こわかった
きっとあのひとも気付き始めている 何処かがおかしいって気付き始めている
だけど こんな気持ちじゃ笑えない
落ち着こう あわててはいけない
罪悪感は全くない
あのひとに対しても 彼に対しても 彼の彼女に対しても
自分の本能に従ったまで
あのひとの背中を 愛しいと思えなかった ぽっかりと開いた穴から 想いが零れてゆくのが 見えるような気がして それが悲しかった
あなたの言う「大切にする」という言葉は ただの言葉でしかなくて あなたがしていることは ただ私には無関心だということ
ほんとうに好きなのか なんて 考え込んで眠れなかった
まだまだ気持ちは追いつかない
ただ素直に 好きという想いだけで ぶつかっていたのは ほんの少し前のことだったのに
激しいだけが 好きという気持ちではないと思うのに あのひとは 穏やかで ほんとうに 穏やかで 居心地がいいのか悪いのか わからない
ただ あのひとの笑顔だけは好きだと言える
自信に満ち溢れている彼女は ただただすごいと思う
どんな困難でも どんな逆境に立たされても 逃げずに真正面から向かおうと思う強さ
私が此処でぐるぐると考え込んでいるうちに きっと彼女は もっと上へ と昇ろうとしている
彼女から見たら私はただのナマケモノで 悲劇のヒロイン気取りと言われるのかもしれない
それでもいい
私は自分のやり方で いつか 前に進んでみせる 頑張って昇って行ってみせる
ありがとう あなたの書き綴る言葉は ガツンとこころに響いて痛かったけれど 自分を奮い立たせようと思えた
自分を甘やかすのではなく 自分を愛せるように そしていつか誰かを愛せるように
三年の月日が経っても まだまだ前に進もうと思っていない
三年前の 今日 あの人に抱き締められて 言われたひとことが 私の中に 消えずに残っているけれど
あの人の声がどんなだったか あの人の表情がどんなだったか
もう 思い出せない
あの人を 責める気持ちは 既に 何処かに消えてしまっていて 痛みとして残っているから前に進めないのか と自問自答しても 結局 私は今の生活を変えようとは思えなかったのだから あの人を責めることなんて 出来ない
いつ この気持ちは 変化を遂げるのだろう もしかしたら いつまで経っても 変わらないのかも知れない
あのひとを想う気持ちは 上がらず下がらず 停滞したままで ほんとうのことを告げることは ただの自己満足 それだけが 確かな真実
だめ かも知れない あのひとは 気付いてしまったかも知れない もしも 気付いてしまったのなら もう手を離して
たいせつ と思う気持ちと すき と思う気持ちの違いは なんなのだろう
あのひとが 私を たいせつ に思ってくれていることは 確かに 伝わるのだけれど
何処かが ズレていることに あのひとは 気付いているのだろうか
このズレを どうにかしないと いつか きっと 修復がきかなくなるくらい 二人の距離は 広がってしまうような 気がする
一緒に居たいのは誰だろう 抱き締めてもらいたいのは誰なんだろう 居心地が良いと苦しくなるのは何故なんだろう
あのひとは優しいけれど それだけじゃ足りない
いつか あのひとを たいせつに想えるように
不安なのは あのひとのせいじゃない 私の内側に在る この想い
2003年01月02日(木) |
止まらない涙と不安。 |
忘れないでいればいい その分も幸せになろうと思えばいい
そう思える強さを欲していても 年月が経てば経つほど 色濃くなる 苦しい気持ち
彼を あの人とダブらせるのは間違っている 想いをぶつける相手が間違っているのは わかっている
ごめんなさい 抱き締めてくれて ありがとう
ごめんなさい ありがとう
穏やかに緩やかに この一年 一日一日をたいせつに 過ごしてゆけるように
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