月。
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私が まだがんばれるのは 此処に居場所があるから
ありがとう
抱えきれないくらい たくさんのありがとうを みんなに
喜怒哀楽の激しい私には まだあのひとに見せていない部分が たくさんあるのに
お互いに 何ひとつ まだわかっていないと言うのに あのひとの あの自信は何処から来るのだろう
不安を打ち消したくて 別れ際 あのひとの頬にくちづけた こんな気持ちのまま 年を越してもいいのかな
記憶のない二時間 思っていたことをぶちまけてしまった
私のずるさと甘えは此処
もっとずっと強くなるには 何が必要なんだろう 何を乗り越えないとだめなんだろう
広い部屋にひとりで居ると 余計なことまで考え出してしまう
そんなときでも 誰かに助けてほしいと 思わなくなった
あのひとを傷付けてしまったのは 私の配慮の足りなさで
けれど どうやって修復したらいいのか わからない
自分の気持ちが わからない 私は あのひとを 本気で欲しているのだろうか
誰かの代わりではないことだけは確かだけれど それ以上は もう わからない
そのぶんも幸せになろうと思うこと それは 本当はとても強さがいることで 罪悪感に負けてしまうほうがきっと楽
あるひとがそう書き記していた そのとおりかも知れない と思った
私はきっと罪悪感に負けてしまって ただ逃げているだけ
あのひとは必要なんだろうか あのひとに必要なんだろうか
大切に想いたい人との 距離の取り方がわからない 壊してしまうのは 私が壊れているからだろうか
自分が自分を認めようとしなければ 自分が自分を赦そうとしなければ 何も変わらないことはわかっているのに
どうしようもない どうにもならない
暖房の あまり効かない部屋 つめたい雨 つめたい水
予感は的中 久々の高熱
のどが痛い 身体の節々が痛い 誰か助けてと 言わなかった 言えなかった
たとえば もし 今 あのひとに 「さようなら」 と言われたとしても 心は 苦しくないのかも知れないと 思った
髪を優しく梳く滑らかなしぐさ 手首をつかむ強いちから 耳元でささやく声
身体の其処此処に残る 感覚 未だ 鮮明に残っている
こわいのは男の征服欲ではなく 私の征服されたいと思う欲求なのかも知れない
まだやりたいことがある まだなりたい自分になれていないと痛感する
どんな自分になれるか わからない もしかしたら 二人でも出来ることなのかも知れない けれど まだ 私はひとりの人として 此処に居たい
あのひとにだけ認められる自分になることがこわいなんて ただの我儘でしかないんだろうか
あのひとの 優しい腕に すっぽりと収まって 両目を 塞いでしまえたら どんなに楽かと思うけれど ずっと守るから と言ってくれる 確かなものが欲しいけれど そんなことは 出来るはず ないのかもしれない
変わることが こわい
一生涯 ふれることのない と思っていた ぬくもりに ふれた うれしいと思った しあわせだと思った
罪悪感が これっぽっちもない自分を なんて おめでたいんだと思う
けれど 正直な気持ち
彼の ささやく声に 溺れそうになる 溺れてしまえたら どんなに
逢いたいと 一緒に居たいと思う気持ちが薄れている
『来週まで逢えない』と書いたメールに 返信はなく もう一度出したメールに あのひとからの素っ気ない返信が届く
私は 怒ってしまったかもしれない あのひとの 機嫌を取ろうとしなかった
どうしてだろう
みじかく綺麗に切り揃えられたつめ あのひとの指先を意識した瞬間だった
華奢な手首に 華奢な指先
そういうと あのひとは笑って 「締まっているって言うんだよ」 という
華奢って「ほめことば」じゃない? 私にはじゅうぶん「ほめことば」なんだけれど
隣で眠るあのひとの 腕枕してくれているほうの手を ゆっくりとなぞった
綺麗
本数 増えた 眠りにつくの 遅くなった メール着信 気にしなくなった
いい加減 眠らなくては
毎朝起きる時間より1時間早く 母親からの電話で叩き起こされる
『雪降ってる!早く出掛けないと遅刻しちゃうわよ!』
(・・・1時間早いんです)
と思いながらも とりあえず感謝して電話を切る
思い切って 窓を開けるといちめんの雪 あとからあとから降り続く雪
きれい
思わず見惚れる
曇り空から降ってくる 雪はきれいで 見飽きることがなくて
つめたく 張り詰めた空気も 身体がしゃんとして 案外好きだと思った
そんな他愛ないことを 伝えたいのは あなたなのに
ややこしいことは もうたくさんだと思った あのひとの傍に居たいと思った
私の気持ちが 落ち着くまで待つと言ってくれる 隣に在るぬくもりに緩々と寄り掛かりながら 此れでいいのだろうか?と自問自答する
あのひとは無理強いをしない それが不安だと言うのは 贅沢な我儘
一日寝て過ごす
夜になって 仕事を終えたあのひとが やって来た
なんの根拠もないのに ふたりの未来を信じているあのひと
居心地は良いけれど 不安になるのは何故なんだろう
久し振りに手紙を書いた
ずっとずっと 私をたいせつにして来てくれた彼女に 感謝の気持ちを伝えたくて
彼女が彼女であるうちに
けれど 深夜に書いたせいか ラヴ・レターになってしまった
・・・困った
彼女の笑顔を これからもずっと 見られることを願って
イキオイで投函
あなたの残した跡をみつけて あの日のあなたを思い出しました
不安定な私の抱える不安を 一所懸命に取り除いてくれたあなたを こころの中から消し去ることは 今はまだ出来そうに ありません
あふれる雫は まだあなたを想っている証のようで どうしていいのかわからなくなりました
元気ですか しあわせですか 笑っていますか
逢いたいけれど 逢いたくないのは きっと
キミに言われなくても しあわせになります
いつかきっと
あのひとは私の左手を そっとこわれものを扱うように 両手で包んで
「たからもの」
そう言って笑った
くすぐったいけれど とてもとても嬉しかった
ありがとう
恋をすると 突っ走ってしまうところは 兄妹だーと思うけれど
相手を見て お互いの気持ちを考慮したり タイミングを図ることを知らないのは 兄のほうで
いつも不器用
彼の最近のお気に入りは 私のともだち
彼女が困って 私に電話を掛けるほどの 猛アプローチ
彼女の場合は 強引なくらいが ちょうどいいかも知れないけれど
あんまり走り過ぎないで
ぷにぷにとした感触 ふわふわとした匂い
こんなに愛おしいものを 私は棄てたのだ あっさりと
幸福の代償はきっと何ものにも代えられない
けれど 自分で決めたこと
あの人のせいでもない 誰のせいでもない
自分で決めたこと
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