月。
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2002年11月24日(日) 愚者。

しあわせに慣れていないから
こわしたいという衝動に駆られる


2002年11月22日(金) 永遠の彼方の人。

この先
あのひととずっと一緒に居たい
と思う気持ちはきっと強くなってゆくと思う

けれど
もの狂おしいほどに欲しい
と想う気持ちはきっとあなたにしか持てない

だからこそ あなたは


2002年11月19日(火) 誕生日。

こんな穏やかな想いが
自分の中に在るとは思わなかった

ひとを好きになるということは
ずっと激しいものだと思っていたから

私はあのひとのやすらげる場所になれるだろうか


2002年11月18日(月) 後者。

久し振りのアルコール
彼の手に身体は反応したけれど
最後の最後で拒む

欲望と嫌悪はどちらが勝つものなのだろう


2002年11月17日(日) 自覚なし。

「コイツより気の強いやつ、見たことない」

二人きりの兄妹だから
今日のところは許してやるけれど
それはちょっと言い過ぎ

隣で頷いているあなたも です

仕事を始める前よりは
ずっと落ち着いたと思うのは
私だけだったのか

そうか


2002年11月15日(金) たいへんよくがんばりました。

あのひとに
逢えるはずだったのに
逢えなかった

どんなにがんばっても
願いが叶わない日はあるものだけれど
今日はかなり参った

逢った瞬間に
あのひとが困ってしまうようなことを言って
泣いてしまいそうなくらい

だから逢えなかったことは
よかったんだと思う

まだまだがんばりたい と思っているし
がんばらなければいけない と思っているから

時間は掛かったけれど
どうにか今日中にカタがついたことを
自分の自信に出来るように

途中で放り投げなかった自分を誉めてあげよう

そしてもっとずっと強く


2002年11月13日(水) ひとだんらく。

ずっとくすぶっていた仕事が
ようやく落ち着いた

自分のやって来たことに
区切りがきちんとついたのが
とてもうれしい

まだ不安材料はあるのだけれど・・・

とりあえず今日は
自分を褒めてあげることにした

と思ったら
あのひとからメール

-------------
件名:やっと

 オッケイが
 もらえました

 ひとだんらく

 イエイ
-------------

同じタイミングで
あのひとも区切りがついたみたい
うれしそうなメール

私もうれしい


2002年11月12日(火) しあわせなきもち。

あのひとから『会社に泊まるから』と電話を貰って
バタバタの仕事をどうにかやっつけて

家に帰ったら 日付はちょうど変わったくらいで

途中で買った
たこやきを食べて
溜まった洗濯物をエイヤッと片付けて
お風呂に入って髪を乾かして
電話した

受話器から聴こえる
ねむそうなあのひとの声

他愛ない話なのに
じっと聴き入ってしまうのは
きっとあのひとの声が優しいから

『はやく寝ないと』


のんびり言われて
素直に応じて
電話を切る

そして
そのまま
受話器を持ったまま
ねむった


2002年11月11日(月) ずっとあなたが好きでした。

杏 と呼んでくれる その声が好きでした
ふとした瞬間に ドキドキしていました

笑った顔が好きでした
見つめるその優しい瞳が好きでした

その暖かい腕に包まれて
しあわせな夢を見たいと思っていました

誰を好きになっても
心の何処かにこの気持ちは在って

今でも此処にあるけれど

もうどうしようもない

逢えないのなら もう忘れて
二度と 思い出さないで
私を棄てていって


2002年11月10日(日) 帰省。

実家から帰って来た

正月以来だから
どれくらいぶりになるんだろう?

前にも少しだけ
書いたことがあるけれど
私の家は家族同士 仲が良い

だけどいつからだったか
私にとって 家は居心地の良いものではなくなり
優しい気持ちで 家族を見ることが出来なくなってしまっていた

こうして距離を取ることで
また改めて大切さを知ったけれど

此処がいちばん落ち着く

それが今日は
少しだけ悲しかった


2002年11月09日(土) それでも。

『過去は過去で
 杏を形作ってきたものだから
 大切な一部だよ』

私の中に在る
残酷な感情を知っても
あのひとはそう言ってくれるだろうか

優しく包み込むような瞳で見つめてくれるあのひとを
いつか悲しませることになるのかも知れない


2002年11月07日(木) ゴング。

思わず 今日
近くにあった 机を
ひっくりかえしそう になった

辛うじて こらえる

まだまだ青い 自分
ちくしょう 負けるもんか


2002年11月06日(水) はりねずみ。

周りの人間はみんな 敵

そんな雰囲気を
全身から醸しだしている彼

今日は一日 同じ空間に居ることがつらかった

心配されたいのですか?
心配させたいのですか?

たいせつな人を大切に思うことも
たいせつな人を不安にさせないことも
大切なことではないのですか?

そうは思いませんか?


2002年11月05日(火) やすらぎ。

冬の街を手を繋いで歩く
暖かさが伝わる

あのひとに
もっと早く出逢いたかったと思うけれど
きっと今だから こうして穏やかな気持ちで
いられるのかも知れない

もうすぐ誕生日を迎えるあのひとに
何が欲しいですか?と聞くと

「やすらぎが欲しい」

と即答された
思わず苦笑しかけたけれど
あのひとのやすらげる場所になりたい
と思った

お互いが
一緒に居ると落ち着く
そんな穏やかな優しい気持ちで
居られることをしあわせに
思う

頬に触れたくちびるの感触

ゆっくりでいい
あのひとに少しずつ
近付きたい


2002年11月04日(月) それから。

昨夜
不安でたまらなくて
縋るような思いで彼女に電話をした

『どした?』

そんなひとことで
もう涙が溢れてしまって
受話器を持ちながらただ泣きじゃくってしまった

「もう誰かを好きになってもいいかなぁ」

涙声で
情けないくらい
心細い声で聞いた

『いいよ いいんだよ
 何もやましいことはないんだから 好きになっていいんだよ』

そう彼女は優しく言ってくれた

ヤマシイコト

ほんとうだったら
私は此処にはいない
あの日 自分の我儘を通しさえしなければ
あのひとにも出逢うことはなく

自分を許せないのは
自分がしたことが罰を受けないことだからなのだろうか
誰かに許してもらいたいのだろうか

けれど たとえ罰を受けたとしても
それを許す・許さないは
またそれぞれの想いの中にしか
答えはなくて

時間が過ぎれば
記憶は薄れてゆくけれど
この心の中に在るこの気持ちだけは
薄れることはなく 年々濃くなってゆくだけで

今までの恋は 情熱だけが色濃くあるような
障害があればあるほど燃え上がるような
激しいものばかりだった

一緒に居ると落ち着く

そんな想いをくれたのは
たぶんあのひとが
初めてで

この想いをたいせつにしたいと
やっと安心して眠れる胸を見つけられたと
思ってもいいのだろうか

だけど こわい


2002年11月03日(日) くちづけ。

最初に
ハナのあたまがぶつかって
次にくちびるが触れた

軽く触れるだけの
くちづけを二度

初めて出逢った街の駅構内
周りにはたくさんの人

どんな表情をしていいのか
困って俯いた私に

「笑って」

とあのひとは言った
眩しいくらいの笑顔だった

あのひとを好きになっても
いいのかな
いいのかな

どうして涙が溢れてしまうんだろう

誰か大丈夫だよと
いいんだよと
言って


2002年11月02日(土) あふれる。

朝 早い時間から
洗濯物を片付けて部屋の掃除をした

いつもは放っておいてあるところまで手を付けて
収拾がつかなくなるのがいつものパターンだ

忙しくなると 突然 そういうことをしたくなる

二週間に渡った大掃除
一時はどうなることかと思った
ぐっちゃぐちゃの部屋もどうにか片付いてきている

ふと手に取った
動物の図鑑はあの人に貰ったものだった

どうしてだめだったんだろう
どうして一緒に居られなかったんだろう
どうしてあの手を離してしまったんだろう

想いは溢れて
視界はぼやけて
ぼたぼたとしずくは
零れ落ちた

どうして?は
もうどうしようもないことだと
ずっと前から知っているのに
まだ想いは消えないまま

あのひとを好きになることは
できるのだろうか?

もう
答えは
出ているのに


2002年11月01日(金) それが大事。

何を話すのでもないのに声が聴きたくなった
疲れて寝ているあのひとに電話をかけたら留守電だった

私もクタクタだったから
「おやすみなさい」メールを出して
眠ることにした

うつらうつらしてきたところに電話

あのひとの話の内容は
すごい楽しいものでもないのに
じっと聴いてしまうのはどうしてなんだろう

あのひとの話す声のトーンで
落ち着いている自分が居る
たぶん


杏 |MAIL

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