月。
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2002年09月26日(木) 彼方。

もう想いは
何処かへ消えてしまったのだろうか

あのひとはもう私を必要としてくれないのだろうか
あのひとにもうこの想いを伝えることは出来ないのだろうか

あのひとはいつでも私をたいせつにしてくれていたのに
その手を離したのは私のほうだったのに

いつまでぐるぐると同じところを
廻りつづければいいのだろう

この想いの行き場は
もう何処にもないのだろうか


2002年09月25日(水) メビウスの帯。

離れなきゃ
離れなきゃ
離れなきゃ

彼を赦せないのなら
自分を赦せないのなら

どうしようもないのなら

中途半端な気持ちに蓋をして
早く此処からいなくならなければ

一時の感情だけで引き止めてしまうのは
結局は苦しさが増すだけで どうにもならない

わかっているのに
どうして断ち切れないのだろう
これ以上の甘えは 彼を苦しめるだけなのに


2002年09月24日(火) 深呼吸。

久し振りに見た
彼の横顔に見惚れた

逢いたいとひとこと言えば届く距離なのに
傍に居てとひとこと言えば叶う距離なのに

結局は何も言えずに
彼からの電話を待ち続けてしまった
彼からのメールを待ち続けてしまった

音もなくそこに存在するだけの電話

苦しいのはきっと今だけ
悲しいのはきっと今だけ
淋しいのはきっと今だけ

何も変わらないのなら一緒に居る必要なんてない

深呼吸を
何度も繰り返す


2002年09月20日(金) 罪の深さ。

彼と彼女とあの人と私は
同じ選択をしたけれど
同じではない

思い知らされるたび
零れ落ちるものは止め処なく流れる

彼は「結婚しよう」と言ってくれたけれど
私は自分が惨めになるのが嫌で それを拒んだ

何かが変わったと
思った端から思い知らされる
私と彼は出逢ってはいけなかったと


2002年09月18日(水) 愛されているということ。

月灯りだけが頼りの道
ぽつんぽつんとある外灯に照らされている道

ビーチまで5分とかからない道を
深夜ひとり歩いて珊瑚の砂浜を目指す

月灯り
頼りない灯り
けれどぽわんとあたたかい灯り

ひとりだけれど
ひとりではなくて

何処に居ても
たとえこの先ひとりでも
誰もが誰かに愛されているのだと感じた日

どんな結末が待っていようとも
ひとりを選ぶことになってしまっても

きっと大丈夫
この日を思い出そう


2002年09月16日(月) いってきます。

今日から
生まれて初めての
ひとり旅に出発します

此処に今までのことと今の想いを
ぽつぽつと綴って半年余りが過ぎました
気持ちの整理は少しずつつき始めていますが
どうしても前に進むことが出来なくて
何もかも未だあやふやなままです

いろいろなことを
ひとりで考えてみようと思って
この旅を決めました

けれど今とても不安です

ひとりになること

それがこわくて堪りません
このまま全部キャンセルしてしまおうか
とも思いました

だけど少しずつでいい
ゆっくりでいい
自分のペースで進んでみたい

そう思いました

いつもいつも
見守ってくれている皆様には
とてもとても感謝しています
ありがとうございます

いってきます

此処に帰って来るときには
笑顔で居られるよう願って


2002年09月15日(日) 祭。

太鼓の音
笛の音

祭の音楽

その音を聞いたら
何故か涙が零れ落ちた
込み上げる想いを抑えることが出来なかった

いつかあのひとと
聞きたいと思った


2002年09月14日(土) 夜。

ここ半年で狭いベッドに
彼の腕枕で眠るのが習慣になってしまった

今夜は彼が居ない

淋しいという気持ちは
封印しなければならないのに
彼を必要としてはいけないのに

いけないという想いは
どうしてこんなにも強い想いを生み出すのだろう


2002年09月13日(金) 濃紅。

目覚めて
彼が「あ・・・」と呟く

彼の目線を追う
胸元に鮮やかな紅
今まででいちばん濃い紅

彼の想い
熱を帯びて未だに熱い


2002年09月12日(木) 何処。

彼には
私を切り捨てた彼と
同じであって欲しくなかった

同じでないと思いたかった
同じでないと信じたかった

責任という言葉だけで
大切にしなければならないと
幸せにしなければならないと思うのではなく
彼女とは未来を考えているひとだと信じたかった

だけど同じだった
結局、彼女を棄てたのだ

それなのに

子どもができたら
きっと杏は未来を考えてくれる

そういって私を抱き寄せる

だけど彼女は棄てたのでしょう
だけど彼女は棄てたのでしょう
だけど彼女は棄てたのでしょう

何処が違うの
何処が違うの
何処が違うの

◇◇◇

好き
大好き
愛してる

すべてが嘘に聞こえる
もう目を耳を塞いでしまいたくなる


2002年09月11日(水) 不変。

どれだけ
一緒に居たとしても

少しの隙間もないくらい
身体を重ね合わせたとしても

たとえ 同じ過ちを繰り返すことになったとしても


2002年09月08日(日) こわいけれど。

ひとりは怖い
ひとりは淋しい

寄り掛かって休みたい
しがみついて泣いてしまいたい

それでも
私はひとりで居ることを選び
まだ頑張ろうと思う

強がりと言われても


2002年09月05日(木) 小物。

普段は穏やかなのに
ケンカジョートーになった途端
声や言葉を荒げるのはやめて下さい

でも、親にも怒鳴られたことのない私が
あなたに怒鳴られてもあまりビビらないのは
あなたが子犬に似ているからですか?

キャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャン

嗚呼五月蝿い
無駄吠え多過ぎ

男は冷静で紳士的でなければ
女より力が強い意味がないんです

器 小さすぎ

人間性の厚みの無さが
信頼関係の脆さや仕事関係の結束の弱さに
なっていること気付いていますか?

その上
愛されたがりの淋しがり

会いたいなんて言われたことない
ぜんっぜん好きって気持ちが伝わって来ない
連絡しなかったら電話もメールもくれないでしょう?

キャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャン

嗚呼五月蝿い
無駄吠え多過ぎ

一緒に居ても楽しくないからです
面白いことをオモシロイと言えなくなるからです
楽しかった日が台無しになるからです

そう言ってしまえば満足ですか?

今日は飲み込まず
全部すっかり吐き出しましょうか


2002年09月04日(水) ネ兄。

今日 友達が
赤ちゃんを産んだ

予定日より一週間遅れ 3000gの女のコ

彼女が12時間頑張って
生まれてきた新しい生命

実は
生まれる10日前に
どうしてもどうしても 彼女に会いたくなって
突然連絡を取って会いにいった私

彼女の ぽんぽこりんのおなか
むにむにと動く感触が今でも手のひらに残っている
思い出すと 心がぽわん とあたたかくなる

おめでとう
よく頑張ったね

◇◇◇

今年に入ってから
怒涛の勢いで周りの環境が変わり始めた
年の割にはかなりのんびりな決断だったりするけれど

私は 何か変わっただろうか

変わったといえば
色々と変わったけれど
きっとそれは、年相応な変わり方ではなくて

今は こうやって此処にいて 見届けたい
周りの景色が変わってゆくのを 見守ってゆきたい
過去に囚われるのは間違っている とあなたは言うけれど
私はそうすることでしか 乗り越える力を付けることが出来ないみたい

おねがい
そぅっとしておいて


2002年09月03日(火) 平行線。

楽しく飲んでいたはずが
深夜に激しい言い争いに変わる
いつものパターン

好きだと思っているけれど
一緒に居たいと思っているけれど
付き合うことは出来ない

それをどうしてと問う彼

大好き
一緒に居たい
付き合いたい

繰り返し言ってくれる
彼の気持ちはとても嬉しいけれど
私が自分を許せない限りは
彼のことを許すことも出来ない

同じ選択をしてしまった二人だから
一緒に居たらいずれ私は彼を責めてしまう

過去は消えないし消せない
何をどう取り繕っても変えることは出来ない
過去に囚われて未来を棄てるのは違うと彼は言うけれど
私はそこから未だに前に進めないでいる

最後はいつも
零れ落ちて止まらない涙で終わる

こんなこと
もう繰り返したくない


2002年09月02日(月) ループ。

同じことを繰り返しても
それでも譲れない線は譲れないままで

私の存在は
彼を苦しめることでしかないのだと
実感する

出逢えてよかったと
私自身が思うことはなく
出逢わなければよかったと
いつでもそう思う

目覚めて鏡に向かうと
みっともないくらい腫れあがった瞼がそこに在って
昨夜の苦しい言い争いが夢ではなかったと思う

たとえ私たちが10年前に出逢えていたとしても
何も変わりはないのだと彼に伝えられたら
此処から抜け出せたのだろうか


杏 |MAIL

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