感想兼日記
日記目次とログ


2004年12月31日(金) 訃報

 加藤正夫理事長亡くなったとNHKニュースが。

 そんな……

1:06


12:14 追記

 悲しい。惜しい。

「囲碁データベース」http://igo.web.infoseek.co.jp/ 方
「日刊囲碁」http://igo.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/dailyigo/news.cgi の中の記事が詳しかった。
2004/12/31(金) 日本棋院理事長・加藤正夫九段が死去http://igo.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/dailyigo/news.cgi?mode=view&no=2490
2004/12/30(木) 日本棋院理事長・加藤正夫さんが死去http://igo.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/dailyigo/news.cgi?mode=view&no=2489


2004年12月30日(木) 年末 とハウル再

 今年も残りわずか。
 クリスマスを過ぎると一気に年の瀬だなあ。当たり前か。
 クリスマスは、贈り物をもらう側からとうにあげる側になっているので、準備に重点が移っている。それでイブにはもう行事終了感があって、なかなか Hollyな気持ちになれないのが少し残念。丁度仕事も忙しい最中だしね。致し方なし。

 比べて年末年始は気が引きしまる。
 公私とも仕事積み残しは山になってるし、心残りも気がかりもたくさんあるけれど、時間は有限、今年の恵みに感謝しながら、来る年にまた気持ちを新たにして取りかかろう、と思う。
 ……いやその毎年そう思ってるんだけどさー……。来年こそは。来年こそは。


 前向きになったり後ろ向きになったりしつつ。
 きのうは母と「ハウルの動く城」。母は初見、わたしは二回目。
 面白かったー。
 宮崎作品は画面が濃密なので、またあの場面が観たいとか、この場面の音楽が聴きたい、ここのセリフを聞きたい、と思う。観終えたそばから、もう1回観たくなる。

 前回姪たちがメモ帳を欲しいと言っていたのをダシに、グッズ売り場をのぞく。メモ帳は売り切れていた。えええっ。
 代わりに、現品限りとあったピンズやクリップを買う。一緒に鳥ハウルのフィギュアを自分用に購入。年甲斐も無く。でも母も鳥ハウルを気に入っていたのでまあよし。

 やっぱり鳥ハウルがかっこいいんだ! 
 ラスト近く、街を空爆する旗艦に取り付いて落としていた場面、もう1回大きな画面で観たいー。それから王宮でサリマン先生と対峙する場面。ええっと、それからお城に帰ってくるも足跡だけのとこ。
 港町の家と都の家に、軍や警察らしき連中が突入して来る場面もとても好き。兵士ひとりひとりの動きに目を奪われる。ちゃんと一人一人がそれぞれなんだよね。

 初回観た時にもあれ? と思ったが、今回ははっきりしたなあ。
 これまでの宮崎作品のピースを嵌め込んでるよね。
 気付いたのは以下
#サリマン先生の攻撃を逃れてお城へ帰る場面でハウルがソフィーに向かって右手を上げる仕草
→「風の谷のナウシカ」で腐海に落ちたパージ(だっけ?)に乗ってる人々にナウシカがコルベット(だっけ?)から送る仕草
#ソフィーの指輪がお城やハウルを指し示す光
→「天空の城ラピュタ」で飛行石がラピュタの方向を示す光
#ソフィーがハウルの過去から戻る場面で「歩くわ」
→「となりのトトロ」のキーワード(ちょっと強引な関連付けかな)
#同上の場面で「涙が止まらないの」
→ナウシカで同じセリフがあったように記憶する
#ゴム人間の動き
→「千と千尋の神隠し」の凶暴化した時のカオナシの動き
#サリマン先生に王宮で攻撃されて、ハウルが鳥に変わる時首が伸びる場面
→「もののけ姫」の、ええっと、神様の首の伸び方もこんな感じだったと思う

 たぶんもっとある。
 最初はたまたまかと思ったが、今回観ていて、意図的に組み込まれているように感じた。
 なんでかなあ……。まさか宮崎監督また引退とかおっしゃるんではないでしょうね?! などと勘ぐったり。嫌ですそれは。
 年始休みのうちに、もう一回ハウル観に行く。

15:40


2004(H16) 12/31 (金) 12:22
 コルベットじゃなくてガンシップだったっけ。


2004年12月27日(月) NHK杯 ほか

 きのうのNHK杯、3回戦第4局 王 立誠十段 対 倉橋正行九段。結果倉橋九段の中押し勝ち。
 うう、くやしい。
 中盤でやや遅れたみたいだったなあ。楊 嘉源九段の解説わかりやすかった。序盤の展開、的確に当てておられた。

 先々週のBS囲碁将棋ジャーナルで、「今年一年を振り返って」のコメントに王銘エン九段が、「(対局で)負けるのはいいんです。負け越すのがよくない」というようなことをおっしゃっていた。
 そうか! 負けることそのものが問題なのではないんだ。目から鱗が落ちたような。
 勝負の世界は勝ったり負けたりして行くんだもんなあ。

19:00


2004年12月25日(土) 囲碁の解説

 今日はBSの囲碁将棋ジャーナルの放映なかった。そう言えば週刊碁に放映お休みって書いてあったっけ? もの足りない土曜だー。
 いつも昼休みに見られそうで見られない時間帯なので、録画する。
 実家と自宅のデッキを比べると、実家での録画の方が数倍画質がいいので、朝実家に寄って録画予約のセットをして行く。先だって解説が結城九段の回、妹がそのセットを解除してしまって、録画できていなかった。
 夕刻うきうきとビデオを回収しに行ってそれを知った時の怒りといったら。
 わたしはよくイライラしてはいるが、腹を立てることはめったにない。けれどこの時ばかりは久しぶりに怒髪天をついたよ。ああ大人げない。
 聴きたかったなあ、結城九段の解説。

 NHK囲碁トーナメントの対局やタイトル戦を観ていて、わたしはもしや対局者よりも解説者に、より重点を置いているのではと自覚。……自覚するのが遅いか。
 対局者に関わらず、この解説なら絶対見る! という解説の先生方は以下。
 まず断突で王銘エン九段。大好き。
 高尾八段、結城九段、羽根棋聖。
 横田九段、金秀俊七段、片岡聡九段、レドモンド九段、三村九段。そうそう先月だったか、趙治勲25世本因坊の解説がもうものすごく面白くて、びっくり。実はそれまで25世本因坊には漠然と「恐そうな先生」のイメージがあったので。すみません。
 山下天元、張栩本因坊・名人、王立誠十段の解説はまだ聴いた事がないのでわからない。

 あっっ そうだあしたは立誠十段の対局だったはず! ビデオテープ新しいの買ってこなきゃ。
 これは解説がどなたであれ、標準録画の保存版だ。

23:59


2004年12月24日(金) 平癒祈願

2004(H16) 12/25 (土) 13:50 記

 先の「週刊碁」に加藤正夫理事長の病状に関しての記載あり。
 その前に朝日新聞の記事で、入院手術されたと読んでいたので、気をもんでいた。
 わたしが心配してどうなるものでもないが、週刊碁には経過良好とあって、ほっとする。

 加藤理事長が担っておられた重責、過労、心労はたいへんなものであろうと、門外漢のわたしでも容易に想像できる。少しの休養ののち、どうか一日も早い回復を。心から願っています。


2004年12月20日(月) ハウル

「ハウルの動く城」、ようやく観てきた。妹ら家族と。
 面白かったなあ。
「千と千尋」ほどの破壊力はなかったけれど、さまざまなエッセンスが程よく効いていて、観終わった後もざわざわわくわくしている。
 カルシファーじゃないけれど、自分の心臓を見てるような。ああ、そうか、炎を見つめてると、こんな気分になるね。星の子供も線香花火みたいで、晩夏の庭先でともす花火を見てても、そうだこんな気持ちになる。

 いっしょに観に行った姪達にとっては可も無く不可も無く、な様子だったな。
 妹その一は作画にとても感心していた。妹その二は、宮崎作品の中では恋愛の要素が入ると引っかかってしまって今ひとつ楽しめないと言っていた。そうなの? わたしは気にならないんだけどなあ。その妹はナウシカが一番好きだとも言ってた。あ、ハウルの「美しくなければ」のセリフに「こんな男やだ」と言ってたなあ。あはははは。そうかそうか。
 ハウルの綴りは Howl でいいのかな。とすると、Owl とかけてるのか。姪の一人が原作翻訳版買ったそうなので、後で借りる約束をする。
 映画は、また来週母と行こう。

0:35

 同日 19:19 追記
 わかった、宮崎作品の恋愛エピソードにわたしが頓着しないのは、ヒロインに全く感情移入しない(あるいはできない)からだ。
 彼女らには芯が通っている。顔を上げて歩き、足はしっかり地面をつかんでいて、辛い時にも踏ん張れる。辛い時にこそ、というか。痛快なおかつ優しい包容力を持つ。……感情移入なんかできねーべ! だからこそ憧れるし、好きになる。理想像と思えるのだ。
 で、彼女らのラブストーリーに対しては、わたしは完全に傍観者なわけだ。
 姪の一人が、「わたしはハウルになりたい」と言っていた。同感。……ってかハウルには自分とだいぶ近い心理を感じるよ。いや心理だけね。能力は別。
「こわくてしかたない」と言い、「もう十分逃げてきた」と言う。
 わたしもいい加減、逃げの姿勢を改めなければ……。

 鳥好きなツボにも入った。
 ハーピーみたいでさ! わさわさと羽根を引きずって歩く様がかっこいいじゃないかー!! 猛禽の類、鷲鷹に見えたが、そうか、フクロウか。そう言えば、シマフクロウを黒くしたようなシルエットだったな、ラストあたりで。
 ああー、早くもう一回観たくなってきた。
 23日は別件の用事が入ってるしなあ。あっ週末はクリスマスか。ああっ年賀状書き始めなきゃ。ええっと、じゃ平日のどこか仕事が早く終わった時に〜。終わるのか〜終わらせるぞ〜〜。


2004年12月17日(金) SIM人芦原さんの効用

 ソフト「SIM PEOPLE 完全版2」を購入したのが9月末だから、そろそろ3ヶ月経過。積算すると、ちょっと目をそらしたくなる位な時間数を遊んだはず。
 傍から見たら無駄な時間だが、わたしには種々効用があった。言い訳じみてるけど。
 #1 不眠解消。(慢性的な寝不足になったので、当たり前)
 #2 ストレス解消。(連中の所作には心和む。仕事の後の、頭のクールダウンに最適)
 #3 おのれの生活感の再認識。(SIM の人々に、自分の生活習慣や金銭感覚が思いの外ストレートに反映される)

 20代当時は、だいたいいつでもどこでも眠れたが、30代後半になると早朝に嫌な夢を見るようになって、眠前に安定剤をのむようになった。するとほとんど悪夢を見ずに快適に起床できるんだよね。
 悪夢の原因は、実家や仕事場に空き巣や居空きが入って、その後眠りが浅くなった事と、明け方カラスが屋根を歩く足音が、まるで人の足音に聞こえる事。
 この二点が相まって、不審な人間が屋内に侵入してくる、という嫌な緊張感のある夢を、目覚める直前に見るんである。起床時にはもうぐったりしていた。
 その悪夢を避けたくて、ここ数年安定剤を連用していたが、SIM の人々と遊び倒した晩は、眠くてくず折れるように布団に入って、そのまま朝までぐっすり、という睡眠パターンになった。快適だ。

20:13


2004年12月16日(木) 風邪と体力

 今回の風邪は咳がなかなかとれなくて難儀。ようやくおさまってきたかな……。
 10月からこっち、都合4回風邪ひいて、1回膀胱炎(疑い)にかかった。薬途切れる間がないよ。例年秋冬風邪ひくけれど、せいぜい1、2回なんだけどなあ。
 この夏の猛暑の体力消耗が尾を引いているせいかと思ってたが、違うかも。10月は連日深夜までSim人芦原さんと遊んでたからかも……。でも11月はそれほどでもなかったはず……だ……ううむ。

 養命酒の新聞広告のキャッチコピー(て言うのか?)曰く「いつも、体力は少しだけ足りない。」
 その通りだ! 思わず切り抜いてしまった。上記に続いて「やるべきことは、いつも山積み。でも、体力はいつも不足気味。やっぱり、気力だけじゃもたないな…もう少しがんばりたいけどな…。」とある。うわー、あたしのことか? あたしのこと言ってるのか? つーくらいツボに入った。
 いや、わたしの気力は最初から空に近いので、気力だけでもたそう、なんて考えないか。
 常になんとなくヨレヨレしてるのが、わたしだけじゃないようだと思われて、うれしかった広告なのであった。

 そうそう、先週のNHK囲碁トーナメントで、羽根棋聖が咳をしてらした。
 棋聖でも風邪ひかれるのだなあ、と余計な部分で親しみを感じる。
 わたしと一緒にしては失礼でありますが。すみませんすみません。

20:27


2004年12月10日(金) 夢見がち

 楊海さんはそもそも二次元なので来日しません、などのもっともなツッコミは置いといて。
 7日の記載続き。(しつこい)

 来日するとして! するとしたら!(しつこい)
 北斗杯ならゴールデンウィーク中の開催の可能性が高いので、仕事休まなくても大盤解説には行けそう。
 来日は前日かなあ。宿泊ホテルまで訪ねて行きそうなファンは推定6人(根拠はない)、いや30人くらい(……どうだろう)。外で出待ちしなくてもロビーで待ってて可な気がする。いっそ宿泊したらどうか。
 前夜祭にはもしかしたら一般のファンも入れるかもしれないので、色紙持参で混ざりに行く。うん、これも行けそう。サインもらえそう〜。楊海さん、悪筆そう〜v アキラくんは達筆そう〜〜。
 北斗杯二日間の後は直帰かなあ。一日くらい観光で滞在しないかなあ。「週刊碁」はここぞとばかりにインタビューしないかなあ。そしたら中韓日同時通訳の楊海さんには居て欲しいよね。うん。各国の若手の動向とかさ、そんな記事読みたいよね〜〜。
 ファン交流イベントで指導碁とかさ!! ……やや無理か。てゆーか級位者じゃ恥ずかしくて参加できないじゃん! せめて、だ…段位程度ないと……。……無理ーーっ。

 ……別の方向で真剣になってきた……。

19:43


2004年12月07日(火) ご縁

 相変わらず風邪気味で冴えない。んだが、先日わたし限定の大事件が。
 仕事でお会いした方のお名刺をふと見直していて、息をのむ。

 中国棋院って書いてあった。……!!! 
 っっなんで、なんで? どゆこと? 
 最初は気付いてなかったし、雑談する暇もなかったから、詳細不明。ご縁があったらまたお会いする機会もある、……かもしれないので、その時は伺ってみよう。どきどき。
 しかし気付いてからは心拍数上がるし、手は震えるし、挙動不審なので気をつけないといけない。

 それで納得したこと。
 ヨン様来日時のファンの熱狂ぶりを伝えるニュースを見るのが楽しくて、そのあたりTVにクギづけになってた。我ながら、なんでこのニュースがそんなにうれしいのか疑問だったのだが、わかったよ理由が。
 来日するのが楊海さんだったら、わたしだって空港行くね。宿泊してるホテルの入り口で出待ちとかするね……! 
 そんなファン心理に親近感をおぼえたんだなー。

19:13


嶋田 |HomePage