田辺聖子さんが亡くなられた。 あんまり沢山は読んでいないけれどそれでも数冊・・・
落窪物語 ひねくれ一茶 姥ざかり花の旅笠 花衣ぬぐやまつわる…… 源氏がたり 文車日記 ━私の古典散歩━
文学少女のまま大家になられたようで人生の機微が素晴らしかった。 とても頭のいい人で歴史にも明るかった。
歴史教室に行ってた頃、田辺聖子さんの母校でもある樟蔭女子大学の校内にある田辺聖子文学館に行ったことがある。 かなりのスペースに田辺聖子さんの著作物が天井にまで飾ってあった。 聖子さんの部屋もしつらえてあって、スヌーピーグッズがたくさんあった。 久し振りに『カモカのおっちゃん』に会えますね。
その時は同じ東大阪にある司馬遼太郎館にも行ったのだった。 ここも著作品が天井まで飾ってあって、素晴らしい作品を生み出されるバイタリティみたいなものを感じた。 行ったのはちょうど2月だったから、ガラス張りの廊下のあちこちに菜の花を活けてあったことを覚えている。
あの頃は・・・私も元気だったんだと改めて。。。
不本意ながら部分入歯になった。 膝の不調で歯医者に行けなかったツケなのか、歯周病が酷くなり抜歯した。 ぐらついてる歯でも抜けば支えの役が立たなくなるのか、被せ物がとれて、その歯もぐらついていたから結局、4月中に4本も抜いた。 よく残せる歯というのを聞いたことがあるが、私の場合は残せない歯のようで仕方なかったのか。
最初の抜歯から2カ月を経て、ようように入歯が入った。
・・・違和感。。。
比べるべきではないけれど、人工関節の超やさしい感じ。。。
ただ、入歯は気に入らなかったら点けなくてもいいのだ。 口元が ふがふが の婆さんになるだけで、柔らかい物を食べてたらいい。 でもゆっくりゆっくり噛んだら何とかいけそう。 慣れるしかないのだろう。
私の父は入歯が合わんからと、少なくなっていく歯で食事してた。 晩年は目を閉じて噛むことだけに集中していた。 そんな光景が目に浮かぶが、母はこんなものよ、という感じで淡々と食事していた。 主人の両親は・・・
また、老いて分かる現実に気づかされてる。
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