私より たしか・・・8歳年上のパート仲間だった友達がいる。 私は店舗閉鎖による雇い止めでパートを止めたけれど その友達はその当時60歳だった停年でパートを辞めた。
で その友達が辞めてからも時々は会って近況を話していた。 その友達には男のお孫さんが二人いて 下の子が小学2年生だけれど 生まれつきの病があって それの治療だけでも大変なのに この春の定期健診で脳腫瘍が見つかって夏休みを利用して手術された。
この春にその友達が泣きながら話してくれた時から 気にはなっていたけれど 私からいろいろ聞くよりも友達が話したい、聞いて欲しい気持になったとき しずかに聞いてあげればいいだろう・・と思っていた。 そして きのう手術が無事終わったと病院から電話してくれた。 入院してからもいろんな検査があるから お嫁さんと交代で付き添いしているそうだけれど 小さな子供の病気ほど悲しいものはないと思う。 その男の子は小さいときからの持病の治療で どんな検査でも痛いというか泣き言を言わないそうだ。 小5のお兄ちゃんのほうが辛がってこれまた弟のことを思って 母親に無理は一切言わないとか。
私はいつも思う。 病気は千も万もあるけれど健康はひとつしかないのだと。 きょうはきのうからの雨で一息ついているけれど あすからはまた猛暑がぶり返すとの天気予報だ。 ことさら暑さが身に沁みるだろう・・と その友達を心から思う。
歯も抜いたし 暑いし で重い身体を持て余してゴロゴロしていたら 息子から電話が架かってきて 「おかん、Yの顔 見たいやろ、今から行くわ」
「ええっ・・孫の顔をみれるのはうれしいけれど家でんぐりかえってるよ」
大急ぎで汗止めのタオルを鉢巻のようにして掃除に取り掛かる。 ごはんは何を食べさそう・・・ 「そうや、お父さん うなぎ買ってきてよ」
私が買ってやった甚平を着た孫がニコニコしながらやってきた。 何と かいらしい(かわいらしい) 15ヶ月の孫は歩くことが楽しくなってきたのか 狭い家のなかを とことこひょこひょこ と歩く。 階段も好きらしくて主人が取り囲むように後ろについている。
今まで取り貯めた写メールやデジカメの画像をCDにまとめたからとそれを見せる目的もあったようだ。 私が驚いたのはCDのトレーが出てきたら、まだ15ヶ月にしかならない孫がCDを 当たり前のように所定の場所にポンと置く。 なんとまぁ・・今時の子は文明の利器も生れたときからあるから何てこともないんだろうねぇ。。。
しばらくぶりの孫の来訪は我が家に届けられた暑中見舞いのようなもので じじとばばは お陰様で満ち足りた一日を過しましたとさ \(^o^)/
奥歯を抜いた。
私には奥歯を噛み締める・・という やっかいな癖があって いつの頃からか奥歯がグラグラしていた。 食事の時意外は何ともないので 騙し騙し日を送っていたが ここ何日か食事していない時にも痛みがでてきて 耐え難い・・ということまではないにしてもうっとおしい日々だった。
それが食事の時には噛むことも辛くなってきたので 決心していつもの歯医者に行った。 先生に 「よくガマンされましたねぇ、もう限界ですね」と 言われた。
ぐらついた歯を抜くのは簡単なようで抜いた歯を見せてもらったが 歯って、見えてる部分よりも埋もれている部分のほうが多いのね。 「立派な歯で もったいないですね」と言われたが仕方ない。
8020と言って八十歳になっても20本は自分の歯を維持しましょう、というのがあるけれど 今私に残された歯は25本だった。 歯周病とか虫歯なんかも生活習慣病らしい。。。 ということは 8020も含めて私自身の問題ってことね。。。
元パート仲間がつけた『女史の会』というので 不定期にランチに行っている。
気の合ったパート仲間の集まりで 今や専業主婦となって他愛ないおしゃべりに飢えている私にはとても楽しい時間を過せた。
毎度お馴染みの健康、年金、子供や孫の話に加えて、 今回はその『女史の会』と名づけた友達が来年、パッチワークの作品展をするというのでいつも以上に盛り上がった。 午前中にその作品展をするという場所に申し込みに行ってきたとかで、 作品意欲に燃える彼女はキラキラして見えた。
私より少々 年上だけれどたいていのことは年齢なんて関係ないのだそうで がんばり屋さんの彼女だから素晴らしい作品展になるだろうと思う。
梅雨明け一気、というけれど暑いですなぁ。。。
世間は三連休のところも多いようだけれど 我が家は夫婦二人のいつもと同じ静かな日を送っている。
お嫁さんのお姉さんがつい最近、三人目の女の子を出産されて産後の養生をされている。 三人目だから勝手もわかってお元気でおられるけれど、上の二人のお姉ちゃんのお世話をお嫁さんがしている。 母を亡くした姉妹はお互い近所に住んで、女兄弟のいない私から見たらうらやましいくらい助け合っている。 だから孫には二人のお姉ちゃんがいるようなもので、今回は妹ができたようなものだ。 病院から帰ってきた赤ちゃんをじっと見つめる孫の写メールはほほ笑ましい
やっと夏休みになったけれど、上のお姉ちゃんの幼稚園の送り迎えとか そんなこんなで忙しくしているお嫁さんに連休だからウチにおいで、とか 孫の顔を見に行ってもいい? という言葉を飲み込んでいる。
お姉さんの1ヶ月検診とか 赤ちゃんのお宮参りが済んだら、お盆の頃にはゆっくり孫と遊べるだろうとこの暑さとともにじっとガマンの日々だ。。。
いつもお世話になってる図書館では 平城京遷都1300年祭ということで 奈良が舞台の物語や歴史に関した特集をやっていて 特別コーナーで紹介をしてくれている。
ここ何年も歴史上の人物や、それを題材にした物語ばかりを読んでいるけれど こうして専門家による特集をみていると知らないというか まだまだたくさんの読みたい本ばかりで面食らってしまう。
例えば 大津皇子を題材というか登場人物にしたもので 私の読んだものだけでも こんなにある(寄る年波で・・記憶から失落しているものもあるかも・・) ↓
丹生都比売(におつひめ) 梨木 果歩 大津皇子 生方 たつゑ 死者の書 折口 信夫 よみがえる万葉人 永井 路子 裸足の皇女 永井 路子 天翔ける白日 小説 大津皇子 黒岩 重吾
で 当たり前のこととして作者によってその歴史上の人物像が微妙に違うから、そうなると全部読みたくなってしまう。 私は あんまり早くは読めないので たくさん紹介をしてくれてるのは本当にうれしいけれど、あれもこれもそれも読みたくて困っている。 だから次に読むリストのメモばかりが増えるきょうこの頃だ。
読み疲れ 主婦に戻るも本の中
今日の日は 万葉人にいざなわれ
足が痛い、首と肩が凝る・・・からと 塗るタイプの消炎剤と湿布を交互に使っている。 交互に使っているのは少しでも肌のかぶれを防ぐためだけれど あの独特のニオイが体臭にならないかしら・・・と そんなことを思う日々。。。
東大寺俊乗堂へ行く。 鎌倉時代 平家の焼き討ちで東大寺炎上のあと、大勧進として東大寺復興に大きな足跡を残した俊乗房重源のご命日になる。 俊乗忌ということで 今日だけは無料で俊乗堂が拝観させてもらえた。
快慶作といわれている重源上人坐像は国宝だとかで、パンフレット通りのお顔が拝めた。
少しだけ山手になるので人も多くないし、あまり大きくはないお堂だけれどゆったりとした時間が流れていく。
先日 リニューアルされた国宝館で 今までのようなガラスケースではない阿修羅像を見たけれど、 やはり仏像はお寺とかお堂で拝見してこそ味があると思うのだ。 私も含めて阿修羅像に群がる人間を仏はどのような思いで見返しているのだろうか・・と ふと思ったことだ。
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自分が死んだ夢を見た。
でも もう一人の自分がいて お葬式の段取りをしている。 そして・・・ 私は自分が死んだら・・・死出の旅路に着せてほしい着物を決めているのだけれど、それは誰も知らないことだから自分で用意しているのだ。 だのに・・・迷ってるの・・・可笑しいわ・・・
60歳を過ぎたら四国八十八カ所参りをしてそのご朱印帳を棺に入れたいものだと、かねがね願ってはいるけれどそれは実行に移せるかどうか分からないから、代わりに用意していた大和十三仏のご朱印帳を入れているのだ。 そして・・・今まで集めたたくさんの散華も・・・
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