今年の奈良は遷都1300年祭で秘宝や秘仏の特別開帳や記念講演がてんこ盛りだ。 さりとていろんな理由であまり参加できないのが現状だけれど きょうは吉野金峯山寺執行長による『信仰者から見た役行者という人』という記念講演に行ってきた。 この方は吉野熊野の参詣道(熊野古道)を世界遺産に申請しようと言い出された人だ。 だから話し方もお上手で そして今どきのことゆえパワーポイントをつかっての話と、山伏による法螺貝の音色が何とも心地よくあっという間に時間が過ぎた。
水曜日には当麻寺の東塔と西塔の初層開扉を見に行ったし 今週はたっぷり天平文化に浸った。 私は時々 あの時代に生きたいと思うのだ。 たぶん・・奴婢だろうけれど それでもあの時代にタイムスリップしたいものだといつも思っている。
懺悔 懺悔 〜 六根清浄 ♪
二日続きの雨ゆえ、空いているだろう・・と ようように平城遷都1300年祭に行く。
まず は リニューアルされた平城宮跡資料館に行く。 リニューアルされただけあって 木の香がすばらしい。
平城京歴史館、復元遣唐使船、第一次大極殿と見てまわる。 きっと空いているだろうと思って出かけてきたけれど何の何の・・ツアー客や遠足、修学旅行生などが目に付く。 それでもあちこちにおられるガイドさんたちに言わせたら、雨ゆえにとても空いているのだそうで。。。 歴史教室で顔なじみの方がボランティアガイドに参加されていた。 お疲れ様です!
途中 高齢者や障害者、妊娠中や3歳児以下の子供たちだけが乗れるハートフルトラムというのに雨で空いているからと乗せてもらった。 やはり黙っていてはいけません、一声かければ楽出来ます!!
歴史教室の先生がおっしゃるには 平城宮跡もじっくり勉強するなら三日はかかるそうで、まぁ今日はこれくらいにしとこか、というところで帰ってきた。
私としては・・・この大きなイベントが終わって人気のない霧がたちこめる冬の早朝などに、朱雀門と大極殿との2ショットをデジカメに納めたいと密かに思うのだ。 イベントが終われば飛鳥歴史公園のように平城京歴史公園になるってホント?
それにしても、やはり歩き回るのは疲れた。 歩数計は14670歩だった。
ある手続きで銀行に行ったのが先週の水曜日の午前中。 午後になって銀行から電話がかかってきて、印鑑の押し漏れがあって書類を送るので捺印して送り返してほしいとのことだった。 同じ市内だし翌日には着くだろうと思っていたのに、なかなか送られて来ず昨日やっと着いた。 受け取ったものは印鑑を押した書類だからなのか簡易書留で送られてきた。 でも同封されている返信用の封筒は料金受取人払いなだけで書留の表示もないし、特に但し書きもない。 ん・・・?・・・普通郵便で返送するの? 送り返す書類は完成した書類だからこちらのほうこそ書留にすべきなのでは・・・結局、持参することにした。
別に何でもないようなこと(でも大事なことだと私は思う)が気に障る日々・・・
蕗ゆでて 指の黒きに母偲ぶ
思うのは流れる月日 見えぬもの
「わしらみたいな年寄りは生かさず殺さずで、病院というとこは病気に効く薬なんて出しよらん!」 十年以上も前に父だったか、母だったか忘れたけれど ともかくどちらかが入院していた病院であるお年寄りが話していた言葉が頭に残っていて時々思い出す。
年齢を重ねた身体はいつもどこか調子が悪い。 ほんとうに体調のいい日なんてない。 そんな状態で医師の言葉のさじ加減ひとつでその日の体調も多少は変わる。 いろんな人生の荒波を超えてきた身体には(注・・・自分のことを言っているのではない)、薬よりも医者からの身に沁みる言葉のほうが効くことも多いのだ。 姑が病院とか鍼灸院をあちこち変えていたことが今なら理解できるようになってきた。 もちろん通院の過程で気の合う仲間がいることも重要なポイントだろう。
感情の起伏が激しい情緒不安定の患者が不定愁訴を訴えている・・・そんな風に見られているとしたら・・・ まぁ・・・私の場合、そう言われてしまったら返す言葉がない。 その通りなんだから。。。
ここ何年か・・・母の日ゆえのサプライズを期待している自分がいる。 ただただ 私の強い強い願望ゆえの思いなんだけど・・・ でも・・・今年も空振りで・・・また情緒不安定になる。
息子が 孫の名前で自分の妻にカーネーションを送ったんだって。
『いつもありがとう ○○(孫の名前)』
正直、お嫁さんがうらやましいと思った。 私のダンナはそういうこと一切無かったから。 「給料 全部渡してるんやから欲しいもんがあるなら自分で買えや」 あぁぁ〜〜〜
母の日や 花を供えて花もらう
思い切り楽しいことがあった後 片方のどうにもならない淋しさが増す。。。
だけど これは紛れもない現実で 処理しきれない自分の気持と戦っていた。。。
それでも月日は流れていくわけで どうする・・・どうする・・・
足萎えて 夢の中でも転ぶ我
ささやかに されど漕ぎ出せ 初節句
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