『正倉院展』 と 『お堂で見る阿修羅展』に行く。 それにしてもすごい人出。 二重三重にもなった行列を見れば 毎年のことながら少々嫌気がさす。
でも 阿修羅像はいつもだったら国宝館のガラスケースでしか見れないのだし、仮金堂で釈迦如来像と並んだ本来の姿となれば見逃すことは出来ない。 折から梓澤要の『阿修羅』を読んだ。 やはりこの作者の奈良時代の物語が好きだ。
沁みるような古都の秋と仏像は私の気持ちを揺らす。。。 自分の気持ちをうまく表現できない苛立ちと手伝って泣きたい気持ち。。。
久方に 芋粥煮れば 母の味
厄年の娘思いて 阿修羅見る
我もまた 阿修羅抱えて過ごす日々
女優の南田洋子さんが亡くなられた。 最近は認知症状があったようでそのことでテレビの話題になっていた。 夫の長門裕之さんがそんな妻の状況をテレビや本で紹介されていて、そのことに顔をしかめる人も多いようだけれど、私は長門さんってそりゃぁお金のこともあるだろうけれど本当に正直な人で役者の性を背負って抜けられないのだろうと解釈している。 お金を話題にすることを露骨にイヤがる人も多いけれど、避けては通れないことだしお金をキライな人なんていないのになぁ・・と私はいつも思っている。
夫婦で長いことミュージックフェアという音楽番組の司会をされていて、楽しみに見ていたものだ。 私は親兄弟・夫子供も認める音痴だけれど、歌謡曲というか演歌というか軽めの音楽が好きでよく聞いているが、誰かのファンというのではない。 でも 南田さんのことは、とても好感をもっていてあのヘアスタイルを真似ていた時期もあった。 何人かの人に似合っていると言われてお世辞と分かってはいても何気にうれしかったものだ だから訃報を伝えるテレビに一人でセンチになっている。。。
ハローワークから失業給付を受けているからなのか ある場所へ就職活動をしに行ってる夢をみた。 私から「働かせてください」 と 依頼をしているのだ。 夢の中身を思い起こしてみたら耳が悪いくせに やはり接客業だったので一人で苦笑いしている。 そしてその帰りに老眼鏡を割ってしまう・・というイヤな夢だった。 手から振り落とされた老眼鏡はこなごなになった。
少し前から老眼鏡を買い直したいと思っていたのと ささいなことの積み重ねが私の深層心理となって夢になったのだろう。 でも 老眼鏡が割れる・・というのは気持ちが悪い。
また11月が近づいているので情緒不安定になっているのだろう。。。
10月の第3日曜は孫の日である。 今までは 売り手の側にいて それでも 「どうせ 孫の日なんて売上げ確保のために流通業界が考えたことでしょ」 と たいして関心も持っていなかった。 が 今年は新米のじいちゃんばあちゃんだ。
まだ孫には何も分からないけれどこちらのほうが理由をつけて何か買いたい気持ちになっている。 お友達やお姉さんのところなどから いろいろお下がりを貰っていて こちらが買ってあげようと思うものでももう用意できていたりしている。 だから主人が買いたがっていた歩行器はないと知るや、ネットで下調べをしてから○イザラスへ実物を見に行ってきた。
その前にも2ヶ所ほどのベビー用品のお店をはしごしていて 主人と意見があった歩行器を買った。 7ヶ月からとなっていたからまだ少し早いけれど、主人の気持ちは完全に 這えば起て・・の心境でじじばかもはだはだしい。 まぁ すでにクリスマスプレゼントを思案する私もじじばか以上か。。。
最低気温が14度くらいになったら人は暖房が欲しくなるそうだ。 最近の奈良の予報では最低気温が10度とか11度と報じられる日がある。 実際は室温なら18度くらいだけれど、私は足元と肩先が冷える日々だ。 というわけで この連休中に扇風機をしまい、ホットカーペットを出した。 こたつの用意もしてまだ電源は入れないものの何気にホットな気分になった
昨日はある演歌歌手のコンサートにも行ってきた。 パートに行ってるときも歴史教室の友達も演歌のコンサートに行くと言ったらたいてい笑われる。 でも 耳が悪くて音程を捉えられない我が身としてみれば、覚えやすい演歌の歌詞は耳に心地よい。 今のカタカナ名が多い歌や若い人が好む歌は歌詞がやたら長くて、私には早口言葉のようにさえ感じることも多い。 幸い演歌好きは夫婦共通のことで揃って出かけられるので有難い。
CDを買えばその歌手と握手が出来るということだったけれどそこまではしない。 ただ歌を聴きたいだけなのだから。
秋の奈良は普段は見れない仏の特別拝観がいっぱいある。 きのうも一年に1回だけ開扉される東大寺勧進所の、国宝僧形八幡神坐像と五劫院の重文五劫思惟阿弥陀如来坐像を見てきた。 大仏のほうは観光客でイッパイだけれど、ここは比較的ゆったりしていて友達は「もう1回、見てきていい」 と 踵をかえした。 鎌倉時代の快慶の作だそうだけれど、今なお色鮮やかな彩色を残していて 「怒られてきた」 と言う友も心に何かを抱えているのだろうか・・。 さらに「しっかり生きよ」 とも言われたとかで、それを聞く私もいろんな思いを吐露したくなる。 でもきょうは語るまい。
来年早々からの平城京遷都1300年祭に合わせて作られていた大極殿も、完全に足場やらの覆いが取り除かれてその優美な姿を見せてくれている。 朱雀門と並べば立派な奈良の都だ。 その大極殿の額装は長屋王の筆によるものだということで、それをしっかり見たいものだと心は逸る。
秋の日の 仏の顔は憂いあり
薄日さすお堂におわす 仏かな
長いこと盆も正月もないパートをしていたから 今度のお正月は温泉でゆっくりしたいものだと きょう10月1日が予約開始のあるホテルに電話した。 ネットには10時から電話のみでの予約開始とあったので 意気込んでそれでも10時少し前からプッシュした。 早くもお話中で繋がらない・・・ずっと・・・ずっと・・・
「こちらはNTTですが おかけになった番号は只今 大変込み合ってかかりにくくなっております。 ご迷惑をおかけしますが しばらくたってからおかけ直しください」
それでも ずっと、ずっとかけ続けた。 そして回線の繋がったのがお昼1時50分。 当然のことながら売り切れ!!
撃沈!! 主人もお正月に温泉につかれる、と楽しみにしていたのに きょうは帰ってきたらがっかりするだろう。 私も・・疲れた・・。
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