愚痴日記

2008年03月31日(月)


歴史教室の先生はきらびやかな薬師寺よりも、落ち着いた感じの唐招提寺のほうが好きだといわれる
同じ奈良にいてはるか昔の・・高校生の時に友達と行ったきりの薬師寺の花会式に、きょう行ってきた
息子のお嫁さんが野点のお手前を披露するというので呼んでもらったのだ
でも 私はまるで自分がお手前をしているかのように緊張してしまって、
それに私がじっと食い入るように見たらお嫁さんが上がるかもしれない・・と まともに見ることはできなかった
かわいく着物を着たお嫁さんは多少は緊張しているのだろうけれど、運ばれてきた おうすは久しぶりの味で美味しいものだった
ちょうど 桜も満開で文楽や胡弓の奉納もあり、楽しい一日を過ごさせてもらった
それにしても寒かったなぁ
昨夜来の雨はあがったけれど 正に花冷えの一日だった


法螺がなり 鉦も聞こえて 花会式

花会式 若き僧らの読経かな

薬師寺の塔に重なる 白き花











2008年03月29日(土)

我が家の裏の空地(もちろん他人様の所有です)に、二棟のワンルームマンションの建設が始ったのがたしか去年の11月頃だった
3月末が近づいた先週なんかは追い込み工事の音が夜8時を過ぎても聞こえていた
「なんで晩御飯時分にまで こんなうるさい音を聞かなあかんのや」
と、事前に何の話もなかったので夫婦でぼやいていた
それがやっと終わったら、今度は引っ越し業者のトラックが毎日のように我が家の狭い家を抜けていく
それにつれて電気やガスの開栓に向かう業者の車が続く
そして 入居した部屋からは洗濯物の揺れているのが見える
おそらくは若い人たちのひとり暮らしがはじまるのだろう
私が洗濯の多い日に二階の物干しに行けば顔を合わすかもしれない
そんなことをつらつら思いながら
息子が社会人として始めて広島でひとり暮らしを始めた10年前のことを思い出している
5月の連休にダンナと初めて広島へ行って、息子のマンションの近くに住む人たちは見ようと思えば毎日、息子の顔を見れるんだ・・と訳のわからんことを思っていた

徒然亭若狭が『自分がスポットライトを浴びるのではなくてみんなを支えるお母ちゃんになりたい』と言って落語家を引退するというまさかのような終り方も含めて、世のお母ちゃんに何故か涙ぐむ
私もそんなお母ちゃんになりたい・・と日々奮闘しているのですが・・


















2008年03月28日(金)

ヤンキースの松井選手が結婚したそうだ
私らには雲の上のような存在だけれど
息子と同い年というだけの単純な理由から何気に応援していた
よくマリナーズのイチロー選手と比べられるようなところがあるけれど
私は不調のときでもたいていの試合の終わったあとにインタビューに誠実に答えている松井選手に好感を持っていた
だからやっと身を固められたのだと、うれしくてならない
おめでとうございます!!
お幸せに!!

ついでに 娘と同い年のあの歌手のことも応援している
これは内緒ね・・


駅のポスターに桜便りがでてきた
あちこちで満開の報告もされているけれど
こちらはまだ微妙に満開ではない
つぼみふくらむ
咲き始め
場所によって三分咲き
見頃は来週ころだろうか
鉄道会社の
『桜の国の桜の名所』というキャチフレーズが好きだ
パート仲間と近場での花見の計画はあるけれど
ダンナとも何処かへお花見に行きたいなぁと思っているが
さて ダンナのご機嫌はいかがなものでありましょうや・・


















2008年03月22日(土)


急激な円高、ドル安だからと
スーパーで円高還元セールをやってくれても私は買わない
中国産の騒動の前からもたいていものは国産を買っている
今は産地を表示することが義務づけられているから、
消費者の選択ひとつだ
それに夫婦二人の食卓だから、少々割高でも
国産とか減塩醤油とか脂肪がつきにくい油だとか
ケーキなどの甘いものを一切買わないようにして
その分 こだわりをもって買物している(・・・つもり)
だけど ご飯が美味しくてほんの少しの晩酌が功を奏するのか
夫婦してメタボだ(次の検診までに何とかせねば・・)

なるべくなら日本の食料自給率を何とかして上げてもらいたいというのが
真の気持ちだけれど正直な所、どうすればいいのか分からないでいる
国産の需要を増やせばいいのか、世界の流通を考えれば私の考えは間違っているのだろうかと思わないでもない
でも外食をしたり、加工品を買ったりすれば否応もなく外国産が入っているだろうからどうしようもないことのほうが多いのだろうが、せめて私に出来ることから始めようと思っている
でもダンナに言わせたら私の思いあがりだそうです・・









2008年03月21日(金)


卒業式のシーズンだ
父の骨を納めたお寺へお参りに出かけた先の駅で
何人もの袴姿の若い女性を見かける
私は若い女性のファッションにはとんと疎いのでよく分からないのだが
今風なのか可愛らしいというか見とれてしまった
袴にブーツは『ハイカラさんが通る』みたいでおてんばさんに見えるし
クルクルのたてロールのヘアーにティアラをのせているのも
ふぅ〜んって感じ
袴も無地ではなくて豪華な刺繍
どの人もみんなキレイに着飾って本人はもちろん親御さんの気持ちはいかばかりだろうと、成人式も含めて女の子を持った親の気持ちを味わえなかった寂しさをふと思った
でも 贅沢は言うまい
息子のお嫁さんに
去年の暮れからたくさん編んだドミノ編みの靴下や
少しずつ残った夏糸で編んだ巾着やらを上げたら
顔文字入りの可愛い手紙やらメールをくれるので
ほんとうに心和んで慰められている
この19日で お嫁さんのお母さんが亡くなられて一年が過ぎた
あっという間の一年だったけれど
きょう行った四天王寺界隈は先祖を偲ぶ善男善女が引きもきらない
私もそんな一人だけれど(自分で善女と言うか・・・)
いろんな気晴らしもあることだしね・・・










2008年03月14日(金)


暖かい雨の朝

奈良では東大寺二月堂のお水取りというのが春を迎える基準だろうか
そして 確実に暖かくなってきて 来週はもう彼岸だ
季節はそれぞれの想いに関係なく確実に移ろっていく

そんな中 マイエンピツに登録していた私と同い歳のかたの急逝を知った
正直 驚くというか動揺している
しばらくは身体が震えて落ち着きをなくした
お顔も何も存じあげないけれど
詳しい事はもちろんおおまかなことも何も分からないけれど
同じ歳なだけにかなりの衝撃だ
昨夜は眠れないのではと・・思ったけれど
夢も見なかった・・
でも 今朝も更新されていないからやはり事実なのだろうか

それにしても
私だったら
ここにこうして日記の真似事のようなことを書き込んでいることを誰も知らないから、何があっても後始末はしてもらえないなぁ・・












2008年03月05日(水)


きょうは啓蟄だそうだ

3月に入って さすがに夜明けが早くなってきた
5時半頃ともなると 東の空がうっすらと明るい
今朝も少しばかり冷えているのだけれど
もうじき春だと思うと 寒さも加減されるように思う
東大寺二月堂ではお水取りも始っているけれど 今年は行けそうにない

毎日すること、しなければならないことがいっぱいあって
私の中で勝手に優先順位を決めて過ごしている
先日のお休みには思いがけなくりんごをたくさんいたただいたので
ジャムを作ってみた
木べらのかわりにおしゃもじでかき混ぜながら
今 夢中になっているモチーフ編みで巾着を編んでいる
甘い香りと向き合いながら 静かな思いで満たされている

それにしても お料理をするとか
縫い物とか編み物とか女の手仕事というのは
俯いてひたすら愛する人というか家族を思う至福の時間のように思う
ダンナや子供の好きなおかずを手作りしながら
今頃は仕事や勉強 頑張っているのだなぁ・・・と

私の場合 特に娘には届かぬ思いのように感じているけれど
親が子供を思うのは本能なのだから誰に遠慮することもない
できあがったりんごジャムをクラッカーにのせてコーヒーを飲んだ
これで 歯痛や関節痛がなければ楽チンなんだけどな
















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