迫り来る新しき年 つつがなく
祝い箸 嫁の名書きて あらたまる
誰にでも 等しき時に感謝して
カニ食らい そぞろ歩きの湯の町よ
稼がんと 駅舎に向かう白き息
いよいよ今年も今日でお終い
今年の私は おぼろな不安を感じつつも言葉にできない苛立ちが常にあった ここでも 吐き出そうとして書いては消し、書いては消しの繰り返しだった 来年はダンナと私にとって試練の年になることは分かりきっている さりとて十二干支のはじめの年 もう年齢的にもあんまり踏ん張れないだろうけれど それでも前を向いて歩いていくしかない こんなにも 新しい年のことを思うのも私にとっては珍しいことだ
この一年 私の駄文に付き合ってくださった方々に感謝しつつ、今年最後のパートに行ってきます どうか 皆様良いお年をお迎えください
冷たい雨の降る一日、きょうで仕事納めの方も多いだろう パートに出て20年・・ 暮れもお正月もお盆もない業種ゆえ人様をうらやむばっかりの生活だが、 平日のお休みの開放感がとてもスキだったりする そういえば 結婚前のお勤めも日曜日が休めないところだったなぁ 何気に私に相応しい感じがしないでもない
去年はささやかながらダンナと白浜へ一泊旅行したけれど、今年は更なる 緊縮財政ゆえに明日は日帰りで某場所へ『カニ』を食べに行く予定 お天気はあまりよくないようだけれどまぁいいさ ささやかな夫婦だけの忘年会になるだろう もう片手で足りる日にちしか残っていないけれど 私にはまだ一仕事が残っているのだから明日はせいぜい楽しんでこよう
きょうは歯科、内科、眼科と病院のはしごをした 最後の眼科は正に滑り込みで、受付に息子と同級生のお母さんがいるので 目薬だけだからと、何とか受付してもらえた 歯科は2週間ほど前に抜歯しているので、行かないわけにはいかなかった 年が明けたらとうとう私も差し歯デビューになる こうして歯も老いていくんだな・・
午後からは今年最後の図書館行きでお正月用にと5冊ほど借りてきた パート勤めで正直、年末年始は忙しいだけの日々だけれど本だけは手放せないからね
読書の合い間には ドミノ編みに凝って今は靴下を編んでいる とてもステキなパッチワークをするパート仲間がいるので、彼女とポーチと靴下を物々交換しようと話がまとまった 子供たちが幼かった頃にいろんなものを編んで、その残り毛糸で結構かわいい靴下が編めるのだ その頃はウール100%のいい毛糸を買っていたから、人様にもらっていただくのに恥かしくはないと思う
いろんな気晴らしがあって 私さえ気持ちの切り替えをうまくやっていけば そこそこ穏やかな日々なのだ
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ
若い頃に読んだ石川啄木のうたを時々思い出す
それでも間違って覚えていたらしくて
友がみなわれよりもえらく見ゆる日の我は悲しき
と 覚えていたようで 落ち込んだ今の私にぴったりだとひとりごちていた 終い弘法で信楽焼きの花器を買ったから 一輪の花を活けようと決めていたのに 一本の電話でそんな気持ちも吹っ飛んでしまった
私は見かけによらず(・・・?) 何か事が起きたらいじいじうじうじと悩むタイプだから ほんとうに逃げたい、消えてしまいたいという思いでいた でも ダンナはへっちゃらなようで 「こんなん気にすることあらへん それより会社のことどうするか」と 全然気にする様子もない ほんとうにダンナの言う通りなのだ・・・ パートは掻き入れ時のクリスマスだから 忙しくて何も考えられないくらいよく働いた でも家に帰ってきたら ダンナが玄関先の南天と沈丁花をキレイに切ってしまっていた 沈丁花はかなり太い幹になっていたし 春を迎えるために花芽もずいぶんとつけてきていたのに・・ ある意味 私が望んだことだし仕方ない 私にとって沈丁花は母に繋がる花だ もう母は私の胸の中にしかいないことになるのか・・
今年最後の私の遠足・・・ 京都の東寺の終い弘法に行ってきた 弘法大師の月命日にちなんで毎月21日に行われる東寺のご縁日だけれど、特に12月は終い弘法として1000軒以上の屋台が軒を連ねてたいそうな賑わいを見せる 今年は早くから予定をたてていたので、家の片付けも頑張ったもんね 数年ぶりの終い弘法は骨董や着物やリサイクルしたもの、特に今回は正月用品ともなる食料品も多く出ていた 植木類もたくさんあったし、お祭りの縁日のようなたこ焼きやみたらし団子や串おでんの屋台も多くあった 面白いのは最近のスーパーの衣料品売り場ではお目にかからなくなった高齢者向けの肌着が目についた おっちゃんの申又やおばちゃんのズロース等・・・ (親ではなく、祖父母たちが着用していたようなもの) そして大きな声では言えませんが骨董のところでは昔の春画もあった・・・
私は 緊縮財政ゆえに買いたいものがいっぱいあってもじっと我慢の子・・ だけど、信楽焼きの花器に見せられて大枚をはたいてしまった でも 私の大枚だから小さいほうですけど・・・ 信楽焼きとは到底思えない墨のような黒い花器で、どんな花にも合わせられそうだし小ぶりだからきどらない野の花が活けられそうだ 「あのぅ・・・まけて欲しいなんて言ったら怒る・・・?」 っておそるおそる言ってみたら、何と2割引にしてくれた 「ありがとう!!」 抱きかかえるようにして帰ってきて、しみじみしている 明日は お花屋さんにでも寄ってみようか 1輪だけ買えばいいのだから
奈良の祭りは4月1日にある大和神社(ここのご神体があの有名な戦艦大和に分祀されている)のちゃんちゃん祭りに始まり、春日若宮のおん祭りで終わるといわれている。 そのおん祭りのメインであるお渡り式があったので、歴史教室の帰りに見物してきた。 わたしがおん祭りをみるのは高校生のとき以来だから、かれこれ40年ぶりになる(・・・すごい) 少し寒かったけれどお天気もよくて正に祭り日和だから三条通りはものすごい人出だった。 稚児行列や大名行列、稚児流鏑馬など時代装束に身を包んだお渡りを見た。 市内の学校もお休みか早退にしているのか、久々に子供をたくさん見たという感じがしている。 行列の中には藤原奈良市長もおられたし、猿楽の行列の中には茂山逸平さん(朝の連ドラで徒然亭小草若を演じている茂山宗彦さんの弟)がおられた。 よかったなぁ。
奈良県内の女性は、日本一家事に熱心−。 こんな傾向が、総務省の社会生活基本調査の結果から明らかになった。 県内の15歳以上の女性は、育児や買い物など家事関連に費やす時間が平均で4時間を超え、全国で最も長かったほか、睡眠時間も全国平均より短く、男性より早起きという実態も判明。 「良妻賢母」のまじめな県民性が浮かび上がった。
最近は、諸物価高騰の折 暖房費節約のため早くお布団に入っている。 年賀状はまだ完成していないけれど、パートがお休みのたびに少しずつ掃除を始めている。 去年 私の勇気と努力が足りなくて障子の張替えが出来なかったけれど、今年は勇気と決断と努力で張替えが出来た。 でも 気合が足りなかったのか弛みが消えない。 私のお肌と一緒だな。 照明器具もキレイに拭きあげたので部屋が明るくなった。 今日もそろそろパソコンの電源を落として冷蔵庫を拭きあげようと思う。 それにダンナに不燃物というか不用品を市の清掃センターに持ちこんでもらったのですっきりした感じもある。 そのせいかすごく片付けが出来たように感じるのだ。 それに今年もまた大晦日までパートに行くから今月に限っては 総務省の調査結果のように良く働く奈良県の女性の仲間に入れてもらえるだろう。
私が人を感動させるような何物をも持たないので 新聞記事とか本とかを読んでいて 私だったらとても表現できないなぁ。。。という言葉に出会ったら メモをとることにしている そのメモを失くす・・・とか それ以前にペンを持っていないことも多くて 覚えて帰るつもりが・・・ 守備よくメモできたときは 後日ついでの片付けのときにしみじみすることも多いのだ
喜んだり 怒ってみたり 哀しんだり 楽しんだり 私だけの感情だもの 一生かかって 使いきってみようと思います
新聞記事より
でも 感情の起伏が激しいおばはん・・・って思われないように 小出しで使っていかないとね、私の場合は・・・
毎年12月12日に発表される今年を象徴する一文字は「偽」と決まり、 京都・清水寺で披露された。
いろんな偽装やらごまかしの結果で多くの国民 の思いが「偽」という文字を選んだのだろう。
そこで我が家の今年の一文字はズバリ
絆
だろうと思う
5月に息子が結婚して新しい家族が増えたし 来年からのダンナとの暮らしを思うと 気持ちを一つにしてやっていかないと乗り越えられないと思うから
間引き菜に 我が生き様と思う日々
我が心 我がで慰め ゆず湯かな
よく来年のことを言うと鬼が笑う、と言う
あと三週間で新しい年になるから もうそんなセリフはあまり意味がない、と そういう意味ではない
今年の夏頃からぼんやりとした不安を感じていた 情けないというか 辛いので ここでも書かずにいようとぼんやり決めていた 今 いろんな偽装とか談合とかニュースを賑わせているけれど そういったことが真面目にやってきた末端のものを苦しませている
・・・・・ 来年の今頃、ダンナと私の生活はどうなっているのだろうと、
来年の ♪クリスマスキャロルが流れる頃には きみとぼくの答えもきっと・・・♪
市の弁護士による法律無料相談というのにダンナと行ってきた 担当の弁護士は費用は分割でもいいと言ってくれた けれど、弁護士を入れないといけないのだろうか やっぱり たぶん答えが出ているだろう・・来年に早くならないだろうか・・と今の私はそれしか考えられない
決まったリズムとかではなく いつも同じ状況でもなく とても聞こえの悪いときがある まぁ 私の体調が悪いのだろう・・と思うことにしているのだけれど 会話の途中で二度くらいは許されるだろうけれど 三度は聞き返せないと思っている 私の耳が悪いことを知らないひとのほうが多いわけだし 勇気をだして打ち明けた人でも はっきり言って他人の事情などいちいち覚えていないのが現実で 二度でも聞き返したら何気にイラッとされるのをしっかりと感じる 中には もうええわ って会話を止める場合もある そんな状況が怖くていいかげんに頷くことが私には多い だから この間言ったでしょ とか なんでまたこんな事聞いてるのか という顔をされることが多い でも そこは古参のパートゆえ すべて私の天然のキャラだと思っている人も多い だからそれを補うために ふだんは一生懸命に仕事している・・・つもり そして なるべく他のパート仲間や後輩の悪口は言わず 仕事で頼まれごとがあれば心よく引き受ける 私はなるべく頼みごとをしない でもそれもこれも老いを実感するようになったら 短いサイクルで疲れることが多い 夕べは頭が痛いのでロキソニンを飲んで9時過ぎには寝てしまったらしい 薬のせいでよく眠れたのか珍しくトイレに起きなかったので たっぷり9時間は寝たことになる きょうはパートはお休みで誰の眼も気にしないでいられるから ゆったり過ごして そろそろどっか掃除でも始めよう
きょうから12月 とても暖かい師走の入りだ
京都の千本釈迦堂というところの 大根炊き に行ってみたいものだとかねてから思っていたけれど、奈良の宝山寺でも その大根炊き をやっていると知ってダンナと行ってきた このお寺はちょうど1日がご縁日で駐車場は待たないと入れないほど混んでいた(それにしても軽トラックで参拝するのはウチだけのようだ・・・) 境内は参拝客が多いからなのか、かなり強く香がただよっている ちゃんとお参りして目当ての 大根炊き のところにいってまた行列に並ぶ 「おいくらですか」 と聞いたら 「お志で結構です」 といわれる 味噌だれの大根はとても柔らかくてほっこりする タッパーに入れて持ち帰る人もいた 常連さんだろうね、とダンナと話す
このお寺は大和十三仏まいりの一番札所で、歴史教室の友達と去年ご朱印をいただきに来ている 商売の神さんで有名で京阪神から訪れる参拝客が多い 皆さん 12月ということで納めのお参りのようだ それにしても 3ナンバーのいい車が多いから、きっとご利益があるのだろう・・・(あやかろう)
にぎやかに 大根炊きの歓喜天
我もまた ご利益願い 手を合わす
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