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「 笑顔の者と怒る者の傍は 」
2017年01月18日(水)




 尊敬する者の傍を望む者は、多い

 しかしそれは

 侮蔑する者の傍に居ることと同じなのだ


 なぜなら、両者とも善が基準なのだから

 そして踏み出す動機を頂けるのだから


 笑顔の者の傍を望む者は、多い

 しかしそれは

 怒る者の傍と同じなのだ

「 宗教家を尊敬すること 」
2017年01月17日(火)



 愚鈍、無知、傲岸、無礼などと向き合う宗教家を尊敬する

 ほおかぶりをして水の中に、逃げ込みたくなる


 イルカのきく音は人の愚かさとは違う音だから

 水中から視線を上げて、きらきらと輝きゆらめく、水面

 法則性を見つけられない水面を見続けたい


 人の愚かさは、私の身体を形作る本能から生じている

 その生物学的要件からほっかぶりをして水中に逃げ込みたい

 かなうならば、死ぬという生物学的要件からも


 大地に立ち続け本能を受け止め続け、希望を抱き続ける宗教家を尊敬する

「 1つの言語であったのなら、という嘆き続けることは 」
2017年01月16日(月)



 1つの言語を使うようになれば、外国語を学ぶ必要がない、という人がいる

 バベルの塔のように古い発想だ


 1つの日本語の内で方言で分れ、水商売、土方、士業などで特殊用語が多用されている

 1つの言語で統一するために圧力をかけ続けなければ細分化して多言語化していく


 その圧力は人が手にしたことがない力である

 バベルの塔は神の怒りではなく、人が多様化へと、エントロピーを低下させる話なのだ

 
 春の嵐が私達人間の心をかき乱すから、エントロピーが低下するのである

 環境の変化に対応するためにホモ・サピエンスは多様化へと向かうように仕向けられている

 
 ロゴスから逸脱するノモスの嘆きは、未来永劫、人の嘆きであり続けよう
 
 1つの言語を使うようになれば、外国語を学ぶ必要がない、という人がいる

 嘆き続けるのは皆と同じである、ことへの欲求に取って代わられるのだろうか

「 良心などの無限遡及 」
2017年01月15日(日)



 良心、責任、善、誠で人を分ける
 どうしても止められない悪癖だ

 良心、責任、善、誠で人を包み
 抱きとめなければならない

 そうなるべきだ、と良心に誓い、責任を追い、善であり、誠を尽くそうとする

 この良心を抱きとめようという根拠に良心を使う包括構造


 包括構造は無限に遡及するのだろうか

 この限定された不完全な理性しかもてない人にとっては

「 春空は青し 」
2017年01月01日(日)


 
 春の深みは健なり

 梅の香に小鳥が囀り
 
 揺れる日差しで風雨に気づき

 下萌ゆる草草に涙こぼるれ

 突き抜ける青空が薄まみれる


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