(日付は違うが)
大寒の夜明け前、三十分
毛布を巻きつけ机につっぷして、仮眠
これに勝る贅沢は、なし
何も出来ない 何もできない なにもできない
ぐーっと ぐぐぐーーーーっと
胸が締め付けられる 胸がくるしめられる
鈴木大拙先生が、目立たぬが真面目な人が”さようなら”とこの世に言う人と敬していた
どうしてそのように想えるのか
死はこの世の連続にはない つながっていない おなじではない
自然科学を知らなかったとは想われない
わざと無視したとも思われない
一つでも火をともしたい、と言う
火や心など、形無きものに命があるというのか
ああ、そうかもしれぬ
形無き心で苦しむ そして形無き後の世界を苦しむ
だから、自然科学など無視してもいい、だから、自然科学では捉えられない、とでもいうのかもしれぬ
クリスマスイブの夜のサンタと同じなのだ、この胸のくるしみは