全ての形容が、人間のためにある
全ての形容を、人間が作ったから
全ての形容に、人間を当て嵌(は)める想像力で
全ての形容の、人間は存在しない
ただそれだけの、事実
抜け出すには加速度しか見当たらない、事実
加速度は人間の位置によって決まってくる、事実
執筆者:藤崎 道雪
最初に皆さんに受け取られてから、あんまりしげしげと見つめられはしません。
時々、激しい抱擁をして下さり、接吻されるだけなのです。
その間、皆さんのお口を拝見したり、お話を拝聴したりしています。
ガラスの器に入りながら、お話に耳を傾けるのが大好きなんです。
ここは古びたオレンジ色のカフェ。
上水道から水道管を通って、浄水器、最後には飲み物や、時々食べ物のお供をさせてもらいます。
コーヒーを注文されるお客様はあまり接吻をしてくれないイケズなんですけど、紅茶やフレッシュジュースの方々には好まれたりも。
暑い盛りに汗をかいた殿方のキューってお役に立てるのも、冬場の乾燥した空気やお肌にお役に立ちたいな〜っても思っていますのよ。
皆さん 私がいないと大変ですわよ。
だってだって・・・
だから、これからも私に注目してね。
激しい抱擁をして下さり、接吻されるのを待っていますからね。
最初だけじゃなくて、これからも一杯愛して下さいませ。
私は何時でも皆さんのお傍にいますからね。居させて下さいね。
執筆者:藤崎 道雪