■2003年05月30日(金)
  ― Slaver ! ! ! ―
 忙しかった仕事、メドがついたので今日はちょっぴり早めに退社。BFが帰ってきたら一緒にお寿司を食べに行くんだ〜、うきうき♪などと帰宅中の電車で考えていたら、途中駅でイキナリ止まっちゃった。
 線路内に人が入ったらしく、安全確認のためしばらく停車するとのこと。…あ〜あ、せっかく早く帰れたのに〜。座席に座って再出発するのを待っているうちに、いつの間にか眠ってしまった。
 ふとした瞬間にハッと目覚めて気づいた…洋服の胸の上あたりがうっすらと湿っている…。なんとヨダレをこぼしていたの(恥!)。
 実は私、寝ている間にヨダレっちゃうことが多い(汗)。
 温泉へ泊まりに行った時…。旅館に着いてまずお風呂。お風呂のあとはビール。お夕食までまだ時間があると、ついキモチ良くなってウトウト。座ぶとんを枕に寝てしまう。こういう時は必ずヨダレが出ちゃってる。
 今年の元旦。年が明けてすぐ東京駅へ「東京ミレナリオ」を観に行ったあとは、鎌倉へ初詣。お参りをすませて帰るころはもう早朝になっていた。一晩中遊んでいたので、帰りの電車の中ではもちろんBFも私も爆睡。BFの肩にもたれて寝ていたら、またやってしまったぁ。BFのコートの肩の部分にうっすらとヨダレ…。
 キモチが良い時やあまりに熟睡している時はヨダレ率が高いね。
 せめてもの救いをしいて言うならば、“びろ〜ん”とした糸引きタイプのヨダレではなく、“さらさら”としたヨダレなんだけど・・・私の場合は。
 しかし、こんな恥ずかしいスガタを見せても、笑って許してくれるBFで良かったわ。…ううん、もしかしたらアキれてあきらめているだけかも??



■2003年05月28日(水)
  ― MONEY ―
 出勤前に近所の銀行に寄って、久々に通帳に記帳したよ。ななななんと、貯金がだいぶ増えているではないか★
 ブランドモノは興味ないし、職業柄、高級服を着る必要もない。洋服や小物は「ほどほどチープ&キュート」なカンジが好み。たまの贅沢は年に一度の海外旅行くらい。
 こんな調子だから自然と貯金が増えてたんだろうけど、今年32歳・社会人12年目・独身のワタシ…、同じ立場の女性ならフツーはもっと貯金するものなの?貯めたお金でマンション購入したり、高価なジュエリーを自分へのゴホウビで買う女性もいるよね。
 以前はお酒が好きで、終電過ぎてもまだ飲んでてタクシー帰りもしばしば。でも、BFと過ごすようになってカレがお酒を飲まないので、私も自然と酒量が減って今じゃたまに飲む程度。…コレはいい!お金かからなくていいぞ!
 なのにナゼか給料日直前はおこづかいを使い果たしてて、毎月あっぷあっぷ!いつどこでお金を使っちゃってるんだろ??
 そういえば。「食」にはそれなりのコダワリがある!ということは外食費支出が大きいのね。例えば…。
 安くておトクでも社員食堂でランチは絶対イヤ!社食って、気分的に疲れが癒されないどころかゲンナリだよ。ランチぐらいはゆったり気分で、おいしいものをお腹いっぱい食べたい。ランチのお金に糸目はつけないのだ!あとは…。BFはお寿司や焼肉がスキで2人でよく食べに行くの。そんな時はおいしく楽しくシアワセ気分。仲の良い女友達とのディナーも楽しい。
 「食」以外でも、私にとって「お金」は自分のダイスキなヒトたちと楽しく過ごすために使うのが、一番キモチのいい使い道。そのために毎日元気に働いていてお金稼いでいるんだもんね。



■2003年05月26日(月)
  ― こまったちゃんと赤ちゃんと家事上手 ―
●今週は月末恒例の多忙週間。
 どんなに忙しくても仕事に関するナニかをうっかり忘れたりはしない自信があったのに、今日中に提出する予定だったバイトの仕事の資料…、忘れてたぁ!ぎょ〜私としたことが大ミス。明朝イチバンで出さなくちゃ。
 仕事してりゃ、誰でもミスなんてつきもの。その代わり一度やっちゃったミスは2度と繰り返さないように…って当たり前のコト。なのにソレができない“こまったちゃん”、たまにいるよね。あなたの近くにもいない?
●先週の金曜日は、育児休暇中の先輩のおうちへ遊びに行ったよ。赤ちゃんはちょうど2ケ月。産まれて間もない頃に比べて、表情がしっかりしてきてすごくカワイイ。私の顔をじぃ〜っと見ているんだけど、彼は私にいったいナニを言おうとしているの?
 赤ちゃんに接する時は、積極的に話しかけるのがいいらしいけど、私、なんだかそれが照れてできなくて。お互い無言で見つめあうだけの私と赤ちゃん…。
 ご両親(=先輩とダンナさま)はどうやら、赤ちゃんがナニを言おうとしているのかわかるし、会話もちゃんと成立しているらしい!驚異だわ…。血が繋がっていればわかるのかな?
●それにしても!先輩のおうちったら、すごくおしゃれでキレイ!夜におじゃましたので夕飯をご馳走になったのだけど、支度の手際がいいし盛り付けはキレイだしすごくオイシイし。
 おもてなし上手&家事上手な女性は尊敬しちゃう。私にはこんなに家事がテキパキできるとは思えない…。このことをBFに話したら「家事はね慣れだよ、慣れ!」って言うけど…。
 そういえば。私の姉、結婚して数年たつけど、さすがにテキパキ家事をこなせるようになってた。彼女の手料理もオイシイし。
 同じ親から産まれた姉にできて私に家事ができないハズはないわ!…とキモチ的に勇気を得て、昨日の日曜日はBF宅で、はりきってお掃除しちゃった。キレイなお部屋はキモチがいい。BFもそんなお部屋を見てちょっとうれしそうだったよ。



■2003年05月21日(水)
  ― 再チャレンジ! ―
●今日は水曜日。映画が1000円で観られるレディスデー。前回は立ち見で泣く泣くあきらめたケド、今度こそ「シカゴ」を観るんだ!そのために昨日は残業もいっぱいして、今日は“キンコンダッシュ”できるようにがんばったんだもん。18時になるやいなや、さっさと片付けて同僚の女性Mさんと映画館へGO!
 映画館に着くとまさかの悪夢が。入場券売り場には人だかり。チケットを買う列がぐる〜っと外まで続いていた。
 「すごい列だね。また立ち見っぽい?」「これでダメなら他の映画観ようか?」「他の映画って?『あずみ』とか?(笑)」
 そんなコトを言いながら列に並んで、やっとチケット売り場に辿り着いた。なのに。また立ち見を宣告されちゃったぁ!んも〜う。
 仕方ないから観ましたよ「あずみ」。ウソですよ。
 代わりに観たのは「めぐりあう時間たち」。
 ストーリー説明や映画評はここではしないけど、簡単な感想を少々。他人から見たら豊かそうな人生でも、ふとした瞬間に「無情感」や「空虚感」や「自分の存在の無意味感」、そんなやるせなさにとらわれちゃうことがたしかにあるとは思うんだけど…。登場人物たちの人生は、空虚感に満ちていてなんだかせつない。
 おすすめの見どころは衣装。ニコール・キッドマンとジュリアン・ムーアの洋服やアクセサリーや靴が素敵なんだよ。
●今日は、新しい会社になって初めての給料日でもあったの。今日まで私の給与は明かされてなくって不安だったけど…。以前より少し増えていたの!なんだか意外だよ。
 お金だけが「仕事の成果」ではないのはもちろんだけど、私の日頃の仕事を新会社の経営陣に認めてもらえていたのかも、と、ちょっぴりウレシイ。
 給料アップしたし今後もがんばらなきゃ〜!ってゲンキンな私なのだった。



■2003年05月19日(月)
  ― 私のシュミ★ ―
 私は長い間、自分自身を「私は無趣味だ!」って思っていた。海外旅行は好きだけど、年に一度しか行かないものを「趣味」とは呼べないし。スノボが好きだけど「季節限定趣味」だしねぇ。
 でも。前の会社の先輩から「SAWAちゃんは昔から芝居が好きだよね、しょっちゅう観に行ってるね」と言われて気づいた…。ふ〜ん、そうかぁ…、10年近く親交のある先輩が言うんだから間違いないわ、私の趣味は「お芝居鑑賞」なんだわ!人並みに「趣味」があって良かった★
 ということで、先週の金曜日は新宿へ芝居を観に出かけたよ。同行者は、元同僚Tくん、Tくんのネットトモダチで「ナレーター・声優・ボーカリスト」とたくさんのカオを持つMちゃん。
 今回は観たのは「劇団鋼鉄村松」という劇団の芝居。ストーリー解説はしにくいシロモノなんだけど、とにかく面白かったのよ。
 終演後「餃子の王将」でディナー。大盛りの餃子定食を食べながら俳優さんの好みを教えあう私たち。「私は“巨泉”役の俳優が好きだな」「私も!あと“ゆかぽん”役の女の子、かわいかったね」。準主役の“ゆかぽん”を演じていた女の子、カオがネコみたいでかわいいし、演技も自然で上手。印象に残る女優さんだった。
 そして今日、会社へ行くと、私の上司が話しかけてきて…。
上司「先週の金曜日、新宿へ行った?」
私「ええ、新宿へお芝居を観に…。もしかして●●さんも行ったんですか?」
意外だったよ。だって上司は50代半ばくらい。そのテのお芝居を観に行くような年代ではないからね。
私「●●さん、お芝居お好きなんですか?」
上司「いやぁ、娘があの芝居に出ていてね」
 なんと上司は“ゆかぽん”役の女優さんのお父さんだったの!世間って狭い…。奥様やご家族と一緒に観に行ってたんだって。
 素敵なご家族だなぁ、娘さんの舞台を応援しに行って…。私も“ゆかぽん”の応援しようっと。お世辞じゃなく、なかなか将来有望な女優さんだと思ったしね。



■2003年05月14日(水)
  ― A funny name. (However, it is dear!) ―
●月のまん中あたりっていつもはあまり仕事がないのに、今月はナゼか忙しい。先週も今週も水曜日のレディスデーに、映画「シカゴ」を観に行こうと思っていたのに計画倒れだよ。ううん、先週は映画館までダッシュで行ったんだよ、なんとか上映開始時間に間に合ったのに、なんとチケット売り場で立ち見を通告され…。あきらめて帰ってきちゃった。
●そんなこんなで、最近は会社と家との往復の毎日。「DAYS」に書けるようなネタもない(泣)。なので、今日は電車でふと思ったことを書くね。
●それは名前のこと。
 世の中にはいろんな名前があるけど、おかしな名前も多いよね。中学時代の友人で「カナコ」という子がいたけど、彼女の名前に「ば」を付けると・・・「ばかな子」! そう言われてみんなによくからかわれていたなぁ(笑)。
 以前、その話を父にしたら「お父さんの知り合いの娘さんも面白い名前だぞ」と言う。知人の「水田さん」の娘さんが「真里ちゃん」という名前なんだって・・・「水たまり」なのよ!
 学生時代、同級生にこんな名前のコもいた、「本間佳代」。「ホンマかよ〜?」ってからかわれたに違いないよね。
 前の会社の先輩は某歌手と同姓同名。その先輩から今の勤務先に宅配便が届いたときは、伝票を見てみんな大騒ぎ。「SAWAさんに歌手の○○×××から宅配便が届いてる!知り合いなの?!」
 ちなみに。私の本名はちょこっと変わった名前なの。名刺交換のときなどは少しだけインパクトがあるみたい。BFも読み方がスゴク珍しい名前なの。フツーに読んだら絶対まちがえるよ。



■2003年05月10日(土)
  ― MOTHER'S DAY EVE? ―
●髪型がだいぶ重たくなってきたので午後は美容院へ。カラーリングもしなきゃ。
 カラーは、一時期、赤っぽくするのが「マイブーム」だったのだけど、当時はロングヘアだったせいもあってか、友人に「小柳ルミ子みたい?」と言われた!以来、赤系のカラーは辞めているよ(汗)。そういえば“微妙に年増”な芸能人は赤っぽいヒトが多い気がする!今日の担当美容師さんによると、最近のはやりはピンク系なんだって。私も前回あたりからピンクブラウンにしてるよ。
 髪も軽めにカットしてもらって、だいぶ「初夏」らしくなった。でも、私が美容院へ行ってもBFはたいてい変化に気づいてくれないのよね!ぷんぷん。男性ってみんなそうなのかな、女性はスグ気づいて「いいね!」なんてホメてくれるのに。みなさんのBFやダンナさまはいかがですか?
●美容院のあとは久しぶりに母と会って、一緒に夕食。今日は「母の日イブ&先月の母のカンレキ・バースデー」のお祝いを兼ねて、ちょっと豪華なお食事をゴチソウしちゃった。
 都内だと、この「ちょっと豪華にディナー」なお店ってスグに見つかるけど、わが街・ヨコハマには意外にそういうレストランって少ない気がする。母くらいの年代の女性が満足するお料理で、私のサイフにもそれほど負担にならないような(汗)、そういうお店…。
 いろいろ探して、「横浜そごう」内のホテル・オークラ経営のフレンチレストランへ行ってきたよ。
 意外にココって穴場!11階にあって、窓側の席からはミナトヨコハマの景色が一望できる。土曜日の晩なのにあまり混んでなくてお客さまもオトナの方ばかり。場の雰囲気を壊すような「お子ちゃまバカップル」なんていなくて、皆さん、とてもマナー良く静かに食事と会話を楽しんでいる様子。
 肝心のお食事は上品な味付けで、年配の母も満足そう!その割にはお値段はリーズナブルだったよ。お店のスタッフの態度もGOOD!パンが温かくなかったのが残念だけど…。私も母も、静かな雰囲気と美味しいお食事を満喫できたよ。
●たまにはこういう親孝行もいいかも…。独り暮らしをして以来、私は勝手気ままに生きていて、親とゆっくりコミュニケーションする機会も少ないからね。
 世の中には、独身のいいトシした娘さんに「結婚しなさい!」ってしつこく言う親御さんも多いよね。私の「気ままな生活」をあれこれうるさく言わない両親に感謝、だな。私と両親の間で、何かしらの信頼関係がちゃんと保たれているからこそ、私に自由にさせてくれているんだよね、きっと。



■2003年05月06日(火)
  ― クイズ?<簡単かも? ―
●問題:「蕁麻疹」。なにやらムズカシイ漢字だけど、なんて読むかわかるかな?
 答え: じんましん だよ。 最近コレに悩まされてて。下着のアトがすぐ痒くなったり、関節の周りに蚊に刺されたような発疹が出たり。長時間座りっぱなしでいると、お尻の下というか腿の付け根というか、その辺りがぱーっと赤く腫れてモウレツな痒みが襲ってくるの。もうかれこれ3週間近く続いているから、慢性化しちゃってるみたい。ヤダなぁ。
 生活を多少見直せば症状も軽くなるかな、と思ってネットでいろいろ調べてみると…。
 ▼激しい運動は控えて→コレはオッケー。だって運動キライだもん。
 ▼規則正しい生活で十分な休養と睡眠を→コレは社会人やってるかぎりムリってもんだよなぁ。仕事が忙しいときもあるしね。
 ▼長湯、熱すぎるお風呂に注意→自宅では長風呂するのが楽しみなのに!
 ▼アレルギーの原因となる食べ物(青魚、かに、エビ、卯、豚肉、牛乳、大豆、ナッツ類、チョコレート、トマト、ホウレンソウ、イチゴなど)の摂取を控えて→コレって私の大好物ばかりだよぅ(泣)。
 ・・・どうやら完治することは無理そうですな(汗)。思えば私って昔からじんましん体質なんだよなぁ。初めてタイに行ったときも、出発前からじんましん出ちゃって。日本語があまりウマくはないタイ人のガイドさんに「じんましん出ちゃって、海やプールに入れないの」って日本語で話したら、なんとガイドさん「じんましん」という言葉とその意味を知っていた。これにはビックリ。
 だけど不思議と、顔や手の甲とか見える部分にはじんましんって出てこない。せめてもの救いね。
●ここんとこ「DAYS」はカラダの具合が悪い話が多いなぁ。いっそ「闘病日記」ってタイトル変えちゃう?(笑)



■2003年05月04日(日)
  ― Recovery power ―
 昨晩は上司Tさんのお通夜へ。受付や香典の整理などをお手伝い。Tさんにはたくさんお世話になったのに、こんなカタチでしかご恩返しできないのが残念だけど、しっかり勤めなきゃ!って思っていたのに、なんだか気分悪い…夜風にずっと当たっていたせいか熱っぽい。
 帰宅後、体温計で計ってみると38.2度。ありゃまぁ。「病は気から」っていうけど、Tさんの死が私にはだいぶコタえてたみたい?でも翌日の告別式も出席してちゃんとお見送りしたいから、何が何でも熱下げなくちゃ!
 で、今朝、平熱まで下がったよ。我ながらこの治癒力に感嘆しちゃうわ(笑)。でもね、私、たいてい発熱しても一晩で治してるの、こんな治療法で…。
 まず解熱剤を飲む、あとユンケルも。ビタミンCも有効なので、アセロラドリンクをガバガバ飲む。体力が弱ったときこそ好きなモノを食べたほうがいいだろう、ってことで大好きなあま〜いモノも食べる。プリンやアイスクリームなど喉ごしのサワヤカなものがイイ。いつもの布団にプラス羽毛布団をもう一枚かけて、ひたすら汗を出す。一晩で2〜3回Tシャツを替えるくらいにね。
 コレを実行すると、翌朝、あら不思議、熱は下がっている!というパターン。「ゼッタイ明日までに治す!」っていう気合いも大事。どうしても外せない用事なんかが翌日あると、もう効果テキメンだよ。
 おかげで体調も復活。告別式でTさんとお別れしてきたよ。さわやかなお天気で、斎場の周囲の新緑もキレイで…。この日が、明るい人柄のTさんによく似合うお天気の日で良かった…。
 熱も下がったし、明日は連休の最終日だからBFと楽しく過ごしたいな。



■2003年05月01日(木)
  ― 銃と死と ―
●久々に一人で映画観て来たよ。今日観た作品は、会社のトモダチOちゃんやその他の同職業の方々が圧倒的に「イイよ、コレ!」と言う「ボウリング・フォー・コロンバイン」。クチコミ好きの私は、ヒトの勧めにヨワイのよね。
 ボウリングの映画ではないよ、アメリカの銃による殺害事件や社会問題などを記録した映画。監督は、今、戦争をめぐってナニかと物議をかもしているらしいマイケル・ムーアというヒト。
 アメリカ…。だだっ広くていっぱいの人がいる「あの国」のことなんて、ハッキリ言ってなんの興味も理解もなかった。でもこの映画で、アメリカの“病み”と“闇”がどんなものなのかを、初めてちゃんと見たような気がしたよ。
 たぶん。あの国の銃を持つ人にとって、銃とは「安心感を得るための“お守り”」みたいなもの。けっして武器とは思っていない。でもその安心感を実感しなくてはならない時が来たら、もちろん引き金をひく。まるでお守りの効力を確かめるかのようにね。
 私ね、一度銃を撃ったことがあるの。タイで、観光客目当てのガンシューティングだよ。耳当てをしても鼓膜の奥にまで大きく響く銃声。両手でしっかりと銃を持っていても、撃てばそのあまりの衝撃に、両手だけじゃなく上半身も吹っ飛んでしまいそう。あの経験をしたヒトになら、よっぽどのバカでもない限りわかるよね、アレが生命あるものを殺すに十分すぎる「道具」だってこと。
 正直言って「ボウリング・フォー・コロンバイン」を、ナゼいい映画だとみんなが評するのか、私にはよくわからなかったよ。でも「『知りたくないこと・見たくないこと・楽しくもなんともなくて、考えただけで悲惨なキモチになること』から目を背けるのもどうなのかな?」っていう私の中での「問題提起」にはなったみたい。
●実は今日は悲しい出来事が…。上司のTさんが急死された。つい数週間前まではとても元気で、中華料理のランチなぞバリバリと食べていたのに、4月半ばあたりから会社に来なくなって、あっという間に亡くなってしまった。あまりに突然すぎて、何もコトバが出なくて…。
 常にあきらめずに問題に向かって取り組んでいた前向きなTさんは、仕事をやっていくうえでのモノゴトの考え方が私と似ている部分が多く、なにかと気の合う上司だったし、たぶん現在の会社で一番お世話になった方だったの。
 そんなTさんだから仕事に妥協はしないし、いつも遅くまで残業してた。やっぱり過労が彼の寿命を縮めちゃったのかな。
 昼前にTさんの訃報を聞いて、それからしばらくトイレから出てこられなかったよ。会社で女性が思いっきり泣けるところって、トイレ以外にないよね?
 その後も仕事が全然手につかなかったから、本当は映画なんて行くどころじゃなかった。でもどうせ残業して仕事してても、思い出すのはTさんのことばかりで悲しくて。かと言って帰宅してもたぶんメソメソしちゃいそうで。もういいや!ってカンジで映画館へ行っちゃった。
 でも、ショックな気分が少し落ち着いてきた。さっきBFも電話くれて私の話、聞いてくれて。
 お別れの時、ちゃんと、しっかりと、Tさんのこと見送らなきゃね。




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