サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
小学校でクラブを新設するには、10人のメンバーと顧問を揃えなければならない。 みーは最終学年になる6年生で、どうしても演劇をやりたかったのである。 そして11月に発表会で演劇をやったときの役の声で校内放送をかけた。 「みなさん、こんにちは。魔女のマジョリンです。今度4年生から6年生になる皆さん、演劇クラブに入りませんか。」 するとちらちらとメンバーが集まり始め、今日現在では14名の入部希望者と2人の顧問の先生を得るに至った。 かくして、最終学年で念願の演劇クラブができることになった。 みーの熱意が人を動かした。 おめでとう。
かいは高校で悩んでいる。 サッカーの実力とアタマとオカネのバランスが取れているところがないか、いろいろ思案している。 思案しすぎたのか、今日は腹痛で休み。
みーは、バレエのコンクールに出てみたらと先生から勧められて、その気になっている。 先生としては入賞云々ではなくて、経験を積ませるためにということらしい。
あーはピアノの先生から「そろそろ別の先生についた方がいい」と言われている。 みーの課題曲も真似して弾いてしまうくらいなので、素質はあるようだ。
夜のデボーションは「タラントのたとえ」だった。 主人から預ったお金をうまく運用したしもべと、何もしなかったしもべが対比された話。 子供たちのタラントを潰さないようにしたい。
かい「お母さん、オレの考えた一日のスケジュール、聞きたい?」 ママ「うん。」 かい「朝練と部活がある日ね。」 ママ「うん。」 かい「まず6時に起きるでしょ。6時半くらいにご飯食べ終わるでしょ。」 ママ「うん。」 かい「そんで6時45分くらいに出るでしょ。」 ママ「うん」 かい「そんで朝練して、授業終わって、部活して、帰ってくるのはだいたい7時でしょ。」 ママ「うん。」 かい「夕飯食べて、お風呂入って8時半でしょ。」 ママ「うん。」 かい「そんで9時までオレの自由時間。」 ママ「うん。」 かい「そんで9時半くらいまでに寝る、と。」 ママ「え、勉強の時間は?」 かい「あっ」
みーたちの所属するバレエ教室が、近所の幼稚園に招かれて、園児と親御さんたちの前でバレエを披露することになった。 僕は行けなかったので家で待っていたのだが、最初にみーが帰ってきて、悔し涙を浮かべている。 「うまくやれなかった。」 練習はうまくできていたのに、本番でミスしてしまったようだ。 でもあとからママが客席で 「あの子、ダントツにうまいわ。」 というのを聞いているので、素人にはわからない程度のミスだったのだろう。 しかし本人に言わせれば、みんながこっちを見ていると思うと緊張してしまうそうだ。 発表会のときは客席は暗いので大丈夫なのだが、幼稚園のホールは明るいからなあ。 ママがあーに 「あーちゃんは大丈夫だったの?」 と尋ねると、 「あー、うわー、こっち見てるって思ってドキドキしたから、上の方見てやったの。」 度胸はあーのほうがあるのかな。
かいが野沢のスキー教室から無事に、元気に帰宅した。 病気や事故から守られたことを神様に感謝した。
しかし話を聞くと、相当凄まじいことになっていた。 同じ民宿に泊まった男子12人中、9人が吐き風邪にやられたらしい。 結果、隔離されたのは病人たちではなく、元気なかいたち3人のほう。 先生に 「お前たち、部屋から出るな」 と言われて一室に閉じ込められ、廊下を病人たちが歩き回っていたとか。 挙句、帰りはかいのクラスのバスが病院船となり、元気な3人は他のクラスのバスに分散乗車させられた。 「お前、何でここにいんの」 とか言われて悲しかったようだ。 「いつインフルに襲われるかと思うとよく寝られなかった」 とかいの談。
これは事件である。 ママがママ友たちとランチしているとき、あるママの携帯が鳴った。 スキー教室で野沢に行っている息子さんがインフルエンザになったので迎えに来いというのだ。 野沢は積雪が4m、しかも前日には吹雪いているというニュースがあったばかりで、吹雪の中でスキーやるのかと皆で心配していた矢先であった。 そんなところへ車で迎えに行くハメになったそのママさんは、青ざめながら帰って行った。 しかしその後、メールがあって言うには、 「迎えに行かなくてよくなりました。」 インフルではなかったのかと思いきや、 「インフルが10名出たので、バスで送ってくれるそうです。」 ひょえー・・・
クラスの席替えで、ある席を巡ってなかなか意見がまとまらないのを、みーが 「ジャンケンにしよう」 と言って、その席はジャンケンでA子に決まったのである。 ところがその席はB男の隣であった。 おとなしいB男は、自分をからかうA子が苦手なのだ。 みーはあとからそのことを思い出して、自分がジャンケンを言い出したせいでA子がB男の隣に来ることになってしまったと、非常に落ち込んだ。 「それはみーにはどうしようもないことだよ。B男に強くなってもらうしないよ。」 と言って慰め、すべてを益としてくださる神様に一緒に祈った。 小5ともなると人間関係とか心情とか、なかなか複雑である。
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