サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
冬休みに入っても2日間仕事に出ていたので、実質今日から休み。 昼は家族で大掃除、の予定。 かいが例によって完璧な分担表を作ったのだが、みんな寝坊でしょっぱなから予定が狂う。 居間だけ片付けをして、あとは年明けにゆっくりということになる。 今年最後の夕食はパエリア! そのあと、家族でモノポリーに興じる。 容赦ない大金のやり取りに 「これやると、すさむよね。」 とママ。 みーが最初に破産、泣くかと思いきや意外とさっぱりしていて成長を感じる。 最後はかいと、あー&父連合軍の戦いとなり、圧倒的優勢で僕らが勝つ。 あーとハイタッチ。 その後やった「坊主めくり」はかいの圧勝。 反射神経ではもう敵わない。 日本も、家族も、個人的にも、いろいろあった2011年。 とにかく守られ年末を迎えられたことを、神様に感謝。
2011年12月30日(金) |
ママの気迫2/あーの不思議な言葉 |
ママがTSUTAYAのカードを忘れたというので、仕方なく僕のを貸した。 (財布ごと持って来てないというので、お金も出した) そしたら店員さんに 「あのー、ご本人様じゃないですよね。」 とチェックされたらしい。 ママ、開き直って 「すいませぇん、忘れちゃったんで主人の借りたんですぅ。今、路駐して待ってるんですぅ」 と言って、またもやスルーしてもらえたらしい。 ママ、どこでも生きていけそうだな。
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あーの不思議な言葉 「ねーお父さん、12月で一番ふゆい日っていつ?」
冬休みで、ママがみーとあーを映画に連れて行くことに。 友達も入れて5人。 「一緒に座れたほうがいいよね。ネットで席取れるんでしょ。お願い。」 と言われ、わざわざネットで会員登録して席を予約した。 取るときに僕はちゃんとママに確認した。 「5席取るよ。キャンセルできないからね。ファイナルアンサー?」 「ファイナルアンサー。」 5席確保。 ところが、出かけたと思ったら電話が来た。 「1人来れなくなったって。どうしよう。」 「いや、キャンセルできないんだよ、言ったじゃん。カード決済だし。」 「えー!!」 えーと言われてもどうしようもない。 「わかったよお・・・」 と言ってママは電話を切った。 予約するって言ってたんだから先方に出してもらうしかないよな・・・。 一応気になっていたので、帰宅してから 「チケット、どうなった?」 と聞くと、勝ち誇ったように 「チケット売り場でキャンセルしてもらったわよ〜」 どどどどうやって? 「一人来れなくなっちゃったんですっ!キャンセルしてくださいっ!」 と迫ったそうだ。 可哀想にお兄さん、困った風だったが、 「今回だけですよ。」 と全部チャラにして改めて4席取ってくれたらしい。 不可能を可能にするオバちゃんパワー、恐るべし。
サッカー部で遠征に張り切ってでて行ったかいだったが、帰るなり 「息すると肺が痛い。」 肺が痛い? ガタイの大きなディフェンダーにタックルされて吹っ飛ばされたらしい。 肋骨にヒビでも入っただろうか。 ちょっと心配。
みーもあーも、活字中毒のようだ。 本を読んでいると(マンガのことも多いが)何も聞こえないらしい。 そのためときどきイライラしたママに怒鳴りつけられる。 でもそれ、母親譲りなんだけどね。
ママと子供たちをインフルエンザの予防接種に連れて行った。 待合室で待っていると、近くに座った3,4歳くらいの女の子がゲホゲホ咳をしている。 ママが慌てて子供たちを 「こっち、こっち」 と手招きしてその子から離し、 「パパ、マスク買ってきて」 と僕を使いに出した。
あとで、みーが 「お母さん、あんな堂々と言ったら聞こえるじゃん」 と気を遣っていたが、ママは 「いいのよ、かえって気付いてもらわないと。」 そうだな、子供が咳をしているのに呑気にケータイなんかやってたし。 予防接種に行って風邪うつされたらたまらない。
みーに、お風呂で日本語教室。 「必ずしも〜でない」という表現について教える。 「『必ずしも反対ではない』というときは、場合によっては賛成する可能性もあるってことだ。」 「その、『必ずしも』って、つけなくてもいいの?」 「ただの『反対ではない』だと『賛成』っていう意味になるけど、『必ずしも』があると、今はまだまったく賛成というわけではないということだな。」 「なんか、ないがあると難しいね。」 「そうねえ、必ずしも今覚える必要はないな。」 そんなこんなでつい長風呂してしまうのであった。
今日で2学期も最後ということで、通知表を渡された3人。 もっとも、うちは成績至上主義ではないので一種のセレモニーである。
あーのを開く。 2年生でまだ2段階評価だが、全部いい方。 「あーちゃんがんばったねー」 とハグしてあげる。
みーのを開く。 5年生は3段階評価。 1学期より上がったのも下がったのもあるが、全体で1ポイント上がった。 ハグしてあげる。
いよいよかいのを開く。 おおお・・・・ 上がっている。 ハグは断られた。
あと、先生からのコメントがみんな良かったので、ママは1日ご機嫌であった。
最近、かいの食欲がすごい。 ダイエットを命じられている僕と、食べる量が逆転している 背も中学に入ってから10cm以上伸びている。 驚異的だ。 最近、声変わりの傾向あり。 大人への階段を登っているのかな。
かいが、家庭教師の先生にエラく褒められた。 「かいくん、宿題全部やっててくれたんですよ。」
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みーとママが何処だかの国のバレエ団のDVDを観ていた。 ママはただうっとり見とれていたが、みーが 「お母さん、これよりパリ・オペラ座のほうが上手だと思うんだけど。」 「ええっ?どういうところが?」 「何かこう、全体的に、胸が張ってないように見える。もっと広げればいいのに。」 みー、何か持ってますかね。
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学校の大縄跳び大会で、あーのクラスは160回! あーは2日前に教わってできるようになったばかりで、先生にも褒められていたが、今日は見事に最初から全部飛んだ。
みーが、学校の家庭科で「ごはん」と「味噌汁」を作った。 ごはんは鍋で炊いたそうで、火を止めるタイミングに失敗して「硬かった」らしい。 味噌汁の具は豆腐、ワカメ、ネギ、油揚げと充実していて、大変美味しくできた。 午前中の授業だったが、作ったものを全部自分たちで食べきったところ、お腹がいっぱいになってしまった。 その日に限って、給食のメニューがとても魅力的で、みんな大変悔しい思いをしたらしい。 (チキン、マッシュポテト、チョコレートパンだったそうだ)
前に書き忘れていたが、家族で小野路を散歩したときのこと。 「こっちから行ってみよう」ということで、行きとは違う道を通って帰ろうとしたが、なかなか元の道に合流しない。 こりゃあ方向が違うと思って、僕が 「さっきの所に戻るぞ。」 と言うのだが、かいは 「こっちで大丈夫だよ、行こうよ。」 とずんずん進んで行く。 ちなみに、かいも来たことがあるわけではない。 そのうちもう戻るにも大変なくらい来てしまい、小野路の反対側に出そうな気がしてくる。 こうなったら最悪どこかの道路に出て、タクシーで駐車場まで行くしかないと覚悟する。 駐車場は5時に閉門してしまうのだが、そのときは4時半近かった。 心配顔を見せると娘たちが不安がると思い、明るく歩く。 かいはこちらの気も知らず余裕で明るく歩く。 車の音が聞こえてきて、道路が近いことがわかる。 さあ、どの辺りに出たんだ・・・ 視界が開けた途端、かいと僕の声があがった。 なんと、駐車場の正面だった。 かいの株も上がった。
ここ1週間ばかり、かいのPSPが見当たらなかったが、ベッドに隠しているのがママにばれてしまった。 ママはそれを回収したが、かいが謝るまで知らぬを通すつもりだ。
あーの鼻に何かついていたので、ママがそれをつまもうとした。
あー「もうっ人のはなまでつっこまないでよ!」 ママ「いや、突っ込んでんじゃなくて、なんかついてるんだよ。」 あー「だからって人のはなにまできらくにさわらないで!」
なにか笑える。
プリンが6個あって、ママ、みー、あーが1個ずつ、かいが2個食べた。 あーが翌日もう1個食べていた。 みーが 「あーちゃん、昨日食べたでしょ。それお父さんのだよ。」 というと、 「でもお兄ちゃんも2つ食べてたよ。」 ママが割って入って 「お兄ちゃんは、サッカー部で体作らなくちゃいけないから、いいの。」 するとあー、 「あーちゃんも、サッカー部入ろうっと。」
今日からかいの家庭教師の先生が来ることになった。 某有名大学の2年生。 「ええっ!?そんなところの方に来ていただいていいの?」 というのが最初の親の反応。 特にママは、勉強のできなさに共感してくれる人をと願っていたこともあり、 「あのー、先生は挫折したことなんてないんじゃないですかあ?」 なんて失礼な事を電話で聞いている。 でも文系で、数学が苦手で家庭教師をお願いしていた経験ありとか。 それでママも少し安心。 1時間余りの勉強時間を終えて先生がお帰りになったあと、興味しんしんで感想を聞く。 「どう?」 「うん、やれそう。」 おお。 「お父さんよりわかる?」 「うん。」 うーむ。 今日立てた一週間の学習計画表を見せてもらった。 ・・・ 僕のイメージからすると「1日にこれだけ?」って感じなのだが、先日いらしたマネージャーの方は、まずは短時間でも、毎日続けて勉強する習慣をつけることが大事と仰っていたので、そういうレベルだと認識して、継続させてやらねばなるまい。 さてさて、どうなりますことやら。
みーが、学校へ行くのに友達と待ち合わせをしていた。 「7時45分に十字路」 それは相手の友達から言ってきた時間だった。 みーは少し早めの7時35分に家を出た。 しばらく待ったが、なかなか来ない。 クラスの男子が通りかかった。 「おー、誰待ってんの?」 「○ちゃん。」 「あー、あいつ遅いよ。」 別の男子が通りかかった。 「誰待ってんの?」 「○ちゃん」 「あー、あいつ、遅いからな。」 今度は女子が通りかかった。 「誰待ってるの?」 「○ちゃん。」 「あの子、遅いよ。」 そのうち、あーがやって来た。 「あーちゃん、何分に家出た?」 「7時50分。」 約束の時間は完全に過ぎている。 しばらくして、その子がやっと現れた。 「遅いじゃん!」 「あー、寝坊しちゃって、ご飯食べたり歯磨いたりしてて遅くなった。ごめん。」 一応謝ってはくれたものの、自分から言っておいて遅れたその子に、憤懣やる方ないというみーであった。
時間を守るかどうかは習い性だから、「そういう人だ」と思うしかないんだよね。
今朝はママがすごくブルーだった。 かいの三者面談があるからだ。 テストの成績が悪かったので、よっぽど厳しいことを言われると思っていたようだ。 僕はまあ仕方ないと思ったので、 「家庭教師つけることにしたって言っときなさい。」 と言って家を出た。
ところが、僕が帰宅すると、満面の笑み。 「あたし、感動しちゃったわよ。」 注意される点もあったのだが、以前よりも上がっているそうだ。 でもママを喜ばせたのは成績ではない。 生徒たちがお互いに書きあった『○○君のここいいなあ』企画だ。 親バカを承知で、記録として書いておく。
・元気なところ ・面白い ・足が早い ・常に明るい ・字が綺麗 ・サッカー上手 ・スポーツ万能 ・格好良い ・とても優しい ・相談にのってくれる ・困ったときに助けてくれる ・よく話しかけてくれる ・いつも爽やか ・休み時間と授業の切り替えができる ・几帳面で細かいことまで気がつく ・話しかけやすい ・何事にも積極的に取り組む
以上。 いいとこ取りで書いてもらっているとはいえ、これはほんとに、かい? しかも、後半は女子からのものだそうだ。 確かに、感動するな、これ。
ママのケータイ経由でみーからメール。
「みーです。あのね、言い忘れてたことなんだけど、なんと!昨日の体育50メートル走でタイムが8秒6だったの!すごいでしょう。」
クラスの女子で2番だそうだ。なんかバレエのソロやってから、自信ついたのかな。
みーの、今日の1日1?(いちにちいちはてな)。
「三位一体ってどういうこと?」
これは言わずもがな、キリスト教の根幹をなす教えで、神は父、子、聖霊の3位があるが1人の神である、というもの。
「神様があるときは父になったり、あるときは子になったりするってこと?」 「違うよ。父である神と子である神が同時にいるんだよ。」 「じゃあ二人じゃん?」
しばらくやり取りしたが、やはりこれは理屈で説明するには無理がある。
「あのね、三位一体っていうのは、考えてわかることじゃなくて、聖書にかかれていることをそのまま信じているっていうことなんだよ。不思議だけどね。」
三位一体は、別々な人格(位格)として登場する神と、唯一の神という、矛盾した聖書の記述をそのまま受け入れるという、信仰の世界そのものだ。
1つの頭に3つくらい「?」がついたままのみーであった。
12月の小遣いをくれとかいが言うので渡したら、早速買い物に行って来ると言う。 「何買うの?」 「シャーペン」 普通、文房具は買ってあげるのだが、欲しいのがあるのだろう。 小遣いで買うなんて感心じゃないか、と思っているうちに帰ってきた。 「いいのあったの」 「あったよ」 「いくら」 「2000円」 「2000円!?」 「4本買ったから」 「4本!?」 「ずっと欲しくて、貯めてたんだ」 かいは時々こういうお金の使い方をして、よく失敗している。一発勝負というか、破滅型というか。 「なんで4本も買うの?必要なの?」 「みんなそのくらい持ってるよ」 小遣いだから頭ごなしにダメとも言えないが、ちょっと指導しないといけないと思った。
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