サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
日本がパラグアイに惜敗。うーーー残念。 でもよくここまでがんばったと言いたい。
録画しておいたのを家族で(あー以外)朝5時に起きて観た。
かいは、松井の交代も当てたし、PKで駒野が外すのも当てた。W杯関連の番組予約の支配権はかいの手にある。僕やママは、知らない選手が出てくるとかいに聞く。
今回は完全にかいの大会だった。(あ、まだ終わってないか)
社会(歴史)の宿題をしていたかいがママに、
「お母さん、日本で初めての国って、ダイワせいけん?」
証券会社の影響か。
★
あーと話をしていて、僕が
「それ、お母さんに話した?」
と言うと、
「お母さんってやだ。口づけしてくるし。」
口出しだ。
あーが夕食のオカズを残すので、ママが言った。
「あーちゃん、お野菜ちゃんと食べると、お肌がきれいになるよ。」
するとあーは、平然と言った。
「だいじょうぶ、あーちゃん、おはだきれいだから。」
1年生になったので、あーにも聖書と讃美歌を買ってあげなければと思いつつ、今までキリスト教書店に寄る機会がなかった。
今日、出張で新宿を通ったついでに買ってきた。
聖書は分厚い。讃美歌もそれなりだ。仕事の鞄の他に、2冊が入った重い紙袋は、満員電車では結構辛い。が、この聖書はあーにとって、この先何年もかけがえのないものになってくれるだろう。
そう考えると、重さも喜びになるのだった。
今日はいよいよ日本対オランダ戦だ。勝負のときである。(もっとも、僕はやや悲観的だが)
スーパーで「敵を飲み干そう!」と、ハイネケンをキャンペーンして売っていた。それを見たママは、応援するのにかいにハイネケン飲ませるわけにはいかないし、僕らもアルコールはやらないので、どうしようと悩んで、結局買って来たのはオレンジジュースだった。
ナイス!座布団3枚!
最近、僕の仕事の関係で、マーケティングとかマネジメントとかの本が寝室に散乱している。
ママは、どんどん増えていくそれらを見ていつも「本当に読んでるの?」と訝る。僕は「資料として必要なものもあるんだよ。」と答える。
ママはイングランドのファンなので、常に代表の動向をチェックしている。今日も本屋で雑誌を立ち読みし、メンバーたちのプレミアリーグでの位置付けと代表の戦績(2分けで3位、一次リーグ突破が危うい)との関係などをとうとうと語り、
「こういう、バラバラのチームをまとめるのって、大変だよね。悩んじゃうなあ。」
と言って勝手にしばらく悩んだ後、
「・・・あたし今、マーケティングしてる?」
違う、それはマネジメントのほうだ。
(子供ネタじゃなくて失礼しました。)
ママはPTAの用事でよく学校に行く。
今日、あーの隣のクラスの前の廊下で、男の子と女の子が立って「さめざめと」泣いていたという(もちろん授業中)。ママが驚いて
「どうしたの。」
と聞くと、しゃくりあげながら
「せんせいが、ここで、しばらく、かんがえなさい、って・・・」
要は叱られて廊下に立たされていたわけだ。それをクラスの他のお母さんに話したら、そのお母さん、
「そうでなくっちゃあねえ。うちのクラスの男の子は、立たされたら喜んでどっか行っちゃうもんねえ。」
どんなクラスだよ・・・
一緒にまともにW杯を楽しめるくらい子供たちは成長した。
かいは、岡崎に交代するとき松井、矢野に交代するとき大久保、稲本に交代するとき長谷部と、ことごとく交代選手を的中させた。これには驚いた。分析力もついている。なんてヤツだ。
ゴールの瞬間はかいと僕で大歓声を挙げた。 (みーは大声にびっくりしていた)
しかし最後のほうは落ち着かなくて「飛ばして、飛ばして!」(早朝にビデオで観ていたので)と言っていた。落ち着きが課題だ。
でも、楽しかった・・・
あーが、一緒にお風呂に入っていた時、突然
「お父さん、はんちょうってなに?」
と聞く。豆腐のことではないだろうと思い、
「班のリーダーさんのことだよ。」 「ふーん、あーちゃん、はんちょうになったんだ。」 「ええっ!?あーちゃんが?班長?」 「うん。」 「どうして?班長やりたいって言ったの?」 「ちがう。先生があーちゃんに丸つけたの。でもさあ、はんちょうって、なにするの。」
ごめん、わかんないよ、お父さんも。
かいが、1週間以上引っ張り続けた話をとうとう教えてくれた。
サッカーのコーチがキャプテンに話していたのが聞こえたのだという。よっぽど嬉しい内容だったらしく、なかなか教えてくれなかった。この辺り、かいはじらすのが上手いのである。ママなんか、「ねえ〜、お願いだから教えてよ〜」と、ずっとかいにまとわりつくことになる。これが嬉しいらしい。
で、肝心の話の中身だが。コーチはキャプテン(MF)にこう言っていたそうだ。
「かい(左サイド)は敵が1人でも2人でも抜けるから、2人が囲んでても信用してボールを渡せ。3人はさすがに無理だけどな。」
うお〜〜〜、2人抜けるのか、かいって。そんなこと言われたら、引っ張りたくなるよなあ。
我が家の食卓は、パイン材のテーブルと、物入れ付きのL字型チェア、それに2つの椅子だ。あーの分の椅子だけ、ベビーチェアだ。もうベビーではないので、チェア付属の卓は外してある。
1年生になったときから、あーが
「あーちゃん、もうようちえんじゃないから、このいすやだ」
と言い出した。それでやっと先日、椅子を買った。 さあこれでベビーチェアも御用済みと思いきや、かいや、みーがそれを使うではないか。
「なんでわざわざ小さい椅子に座るの?」
と聞くと、
「肘が付いててラクチンだから。」
じゃあ、わざわざ新しいの買わずに、取り替えればよかったよ。
ママが「みーの勉強見てやって」というので、リビングでみーの隣に座った。 みーは宿題を出してやり始めた。 僕はみーの横でiPhoneを取り出してメールとかを見ていた。 みーが
「いいよ!お父さん見てなくて!」
と涙をぽろぽろこぼすではないか。 僕は呆気にとられて
「な、何???」 「お父さん、アイホンしてるんじゃここにいる意味ないじゃん!!」 「で、でも、かいだったらぴったり見てないと集中しないけど、みーは全然心配ないじゃん。」 「だから、いいよ、見てなくて!!」
うーむ、とにかく隣でiPhoneしてたのがいけなかったらしい。でもiPhoneやめてしばらくじーっと見守っていたら、機嫌を直してくれたらしく、
「お父さん、問題読んで。」
と計算ドリルの割り算の筆算の問題を読ませてくれた。
「女の子の難しさ」というのかな、ちょっと感じた瞬間だった。というか、僕が悪かったんだろうな、たぶん。
かいの応援をしているので、というわけではなく、元々ママはサッカーが好きなのだ。特にブラジルとイングランドは好きなのだ。
先週末に、イングランドのキャプテン、ファーディナンドがケガをしたらしいと知り、大変心を痛めていた。(ちなみに日本との試合で骨折したコートジボワールのドログバに対しても、「申し訳ない、申し訳ない」と本当に謝っていた)
で、土曜日にママがリビングのカーペットの上で、ちょっと横になっていたと思ったら、ガバッと起き上がって、 「いま私、夢でジェラードを説得してた」 と興奮して言う。ジェラードに、 「あなたがキャプテンをやるしかないのよ!」 とまるで「恋人のように」説得したという。
そしたら、昨日のニュースで「ファーディナンドは出られなくなり、代わりにジェラードがキャプテンになった」と言うではないか。
なお、ジェラードは元々副キャプテンだったので、ファーディナンドがダメならキャプテンになるのは順当なのだ。が、すごいのは、ママは夢をみた時点で、ジェラードが副キャプテンだとはつゆ知らなかった、ということである。
ママに説得された・・・のか?ジェラードよ。
昨日はかいのサッカーの練習試合。かいは1アシストを決めたらしいが、途中、相手のスパイクが膝に入ってしまった。
2試合目が始まる前、痛みが収まっていなかったが、コーチが「どうする」というので「出たいです」というと、「そうか」と、コールドスプレーを思いっきりかけてくれた。
あとで話を聞いたママが「痛いんなら無理して出なくてもよかったのに」と言うと、かい、 「でも俺、コールドスプレーかけてもらうの、夢だったんだ。」
子供たちが行っている小学校に、あの、サッカー元日本代表の福西さんが来たのである。簡易サッカースクール、ということらしい。
福西さんは、パスやシュート、リフティングなどの実演に加えて、あいさつの大切さについて話をしていった。東京都のあいさつ励行の運動の一環ということで、記念品として全校生徒にあいさつ励行の下敷きが贈られた。裏面は無地だったので、あとでみーたちが職員室に下敷きを持っていってサインを頼もうとしたが、副校長先生に「サインはだめです」と言われたらしい。そりゃそうだ、全校で400人近くいるんだから。
かいは日本代表のシャツを着ていったのだが、福西さんに「お、日本代表か」とシャツをつままれたそうで、「このシャツ洗濯しない」と言っている。
みーはクラス代表として記念品を受け取り、頭を撫でてもらったが、「もう頭洗わない」とは言っていない。
「みー、福西さん、カッコ良かった?」と聞いたら、「うん、友達と『うわあ、イケメン』って言ってた」そうで。
何しろ良い思い出になったようだ。
ちなみにもちろん、あーは何のことやらサッパリだった。
ママは呆れている。
1年生のあーのクラスは、担任が新人ということもあり、うまく統制がとれていない。授業中もかなり騒がしい。(授業参観で僕も感じた)
で、危機感を抱いたお母さんたちがなるべく授業に顔を出すようにしている。
呆れその1
特にうるさい男の子が4、5名いるのだが、その一人のお母さん(ママの友達)がママにこう言ったそうだ。 「うるさくする子って、◯君と、□君と、△君と、あと誰かしらねえ。」 ママは 「何言ってんの、お宅の子だよ!」 そのお母さんはびっくり仰天、 「えええええっ?」
呆れその2
うるさいとされている子のお母さんが、授業を見に行って、こんな感想を言っていたそうだ。 「うちの子、うるさいって言うけどそうでもないじゃない。他の子のほうがずっとうるさい。」 あのねえ、自分の母親が見に来てたら静かにするでしょうに・・・。
ママが憤慨している。おかげで職場に電話してきたりして、こっちも煽りを食らっている。
ことの起こりはPTAで出している学校だよりである。広報委員をしているママは、学校だよりを印刷した業者から請求書を受け取って、立て替えて振り込まなければならないのである。
いや、それは別に構わないのだが、僕がインターネットバンキングで振り込んであげて、業者の口座名義は、請求書に書いてあった「◯◯WEBテン」としていた。
ところが翌日銀行から電話があり、名義が違うので正しいのをFAXしろと言う。請求書を確かめたところ、先の「WEBテン」は郵便の差出し人で、社名は「◯◯」だけである。これかとFAXした。
そしたらまた翌日銀行から電話があり、これも違うという。違うことがわかるのならそっちで正しいのに直してくれりゃいいのにとも思ったのだが、仕方ない。ママが業者に電話して確認したところ、「◯◯ハヤシ某」が正しい名義らしい。はあ?「ハヤシ某」なんてどこにも書いてない。それでママは頭に血が上ったのか、そのまま銀行に知らせるのを忘れてしまった。
翌日銀行から電話があり、連絡がなかったので振込はキャンセルになった、ついては振込額からキャンセル手数料620円引いた金額を戻します、という。
業者の手落ちで、電話代だけでなくキャンセル料まで取られたママが、興奮して僕の仕事中に携帯に電話してくるという、みみっちくも理不尽な騒動であった。
※なお、キャンセル手数料はPTA費から出してもらえることになった。銀行への連絡を忘れたという引け目はあるが、まあ妥当な線と言えよう。
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