サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
今日は泊りの出張なので、家族とは朝会ったきり。
ママに「広島に着きました。広島焼き食べるぞ!」とメールしたら、 「こっちはかいの手作りどんぶりだよ!」
なんでそういうのを僕がいない時に!?
あーの卒園式があった。
僕は「あの、あーがねえ・・・」と感慨にふけっていたが(あーって上の2人に比べるとどこか幼稚なので)、ママはクラス役員をしているので、園児に渡すものの段取りだとかいろいろ気がせいて、「なんか感動に浸りきれなかったわよ」と言っていた。
お昼にバーミヤンでラーメンを食べたが、いつもお子様ラーメンを頼むあーは
「もうようちえんおわりだから、あーちゃんふつうのラーメンにするよ」
結局3分の1は残したが・・・
卒園も明日に迫った今日、 無冠の帝王?だったあーが、とうとう最後に表彰状をもらった。
1年間の皆勤賞。
インフルエンザでの出席停止はあったものの、喘息持ちのあーが、気付いてみれば一年通い通したのだ。実に快挙と言えよう。
「あー、よかったね。うれしい?」 「うん、なまえよばれるとき、ドキドキした。」
なわとび大会も、お相撲大会も、マラソン大会も、有力視されてはいたのに結果が出ていなかっただけに、最後にごほうびがもらえてよかった。
ケンちゃんたちは一晩泊まって帰っていった。
たっぷり遊んだはずのかいは、別れたあと、涙を流した。
こんな風に陽が暮れるまで外で遊んでくれるケンちゃんのような親友は、他にはいない。ケンちゃんもケンちゃんで、韓国での友達はみんな家に来てDSばかりしているのだという。
「ケンはこっちにいたときのほうが活き活きしてたよ。可哀想なことをした。」
とケンママもしみじみ言ったらしい。
孤独を知ることも大人へのステップだ。(大人になりたくないかもしれないけどね。)
韓国に住んでいるかいの親友のケンちゃんと、妹のミユちゃんが遊びに来てくれた。
かいは先週から「楽しみだなあ、早く来ないかなあ」と指折り数えていた。
ダブル、いや、トリプルくらい騒がしく過ごした後、就寝のお時間。しーんとしている。
「静かに寝てるじゃん。やっぱり疲れたのかな。」
と言ったら、
「マンガ読んでるのよ。」
だって。
「お父さん、『片思い』したことある?」 「お父さんは片思いばっかりだったけどな。」 「ふーん」 「みー、片思いしてんの?」 「わかんない。前は好きな人がいたんだけどね、今はいないの。でもね、まあまあいいかなっていう男の子がいるんだけどね、あたしの友達の女の子がね、その男の子のことが好きだって教えてくれたの。そしたらね、他の人から聞いたからホントかどうかわかんないんだけどね、その男の子もその子のこと、好きなんだって。」 「じゃあ、2人は両思いなの。」 「ホントかどうかわかんないよ。でも、みーちゃんちょっと悔しいの。で、他の男の子も、その女の子のことを好きなの。」 「え、よくわかんなくなってきたけど。」 「みーも、よくわかんないの!でもちょっと悔しいの!」
今年は1つだけだった貴重なかいのバレンタイン、幼稚園のときから毎年もらっている、ありがたい相手である。夜になって、ママが慌てて「かいとスーパーに行って来て」という。お返しのクッキーを買わねばならないらしい。
「え、まだ渡してなかったの。」 「うん」 「手作りじゃなくていいのか?」 「もう間に合わない。」
スーパーじゃいいのがなくて、隣のコンビニへ行く。
「これ、いいんじゃない?」 「うーん」 「これは?」 「うーん」 「これは?」 「うーん」
悩んでいるので放って雑誌を読んでいたら、しばらくして
「これにする」
と400円のクッキーのパックを持ってきた。帰りにその子のポストに入れて来た。
2010年03月10日(水) |
プランクトン飼育セット |
かいが、どうしてもプランクトンの飼育セットが欲しいという。みーが「科学」の付録(レンズ)で遊んでいるのを見て、自分もかつて遊んでいた付録を思い出してやりたくなったようだ。(生き物は大好きなのだ)
「大人の科学」でそういうのがあったのだが、どこの本屋にも売ってない。初期の頃のだからもう在庫切れのようだ。
「科学のタマゴ」の飼育セットも、ネットを見るともう完売だという。
最後は「日本動物薬品株式会社」のサイトにプランクトン(エビ)の飼育セットがあるのを見つけたが、どこを探しても通販のボタンがない。
仕方ないので近所の三和に電話して聞くと、「ありますよ」 大喜びで買いに行き、昨日飼育を始めた。
説明書には「卵は1日〜3日で孵ります」とあった。 つまり、3倍の開きがあるという。不思議だ。人間で言えば10ヶ月〜30ヶ月だぞ。
かいの社会のテストが、50点満点で49点だった。
「惜しかったね、何、間違えたの?」
見ると、日本の東端の島の名前が「南鳥鳥」と書いてあった。
「鳥」で減点1で済んで良かった、と言えよう。
みーがママと新宿のチャコットに行ってトウシューズを買ってきた。いろんな種類を何足も履き替え、バーにつかまって立ったりして、決まるまでは大変だったらしい。かいのサッカーシューズを買うときもそうだったけど、足が勝負なので、ここで妥協してはいけないのだ。
買ってきたトウシューズは薄いピンクで、つやつやと光っている。
「見せてあげるよ」
と履いてみるみー。トウシューズを履くことの何たるかもよくわからなかった僕だが・・・
シューズにすっぽり収まった小さな足は、我が子ながら美しかった。シンデレラのガラスの靴ではないが、うっとりしてため息が出る。みーがひとつ大人になったように思えた。
「パパへ いつもありがとう。 かいしゃおつかれさま。あそんでくれてありがとう。だいすきだよ。 かいしゃってつかれるね。 あーより」
うるうる(T_T)
1999年 10月 (10ヶ月) ふー 【関心があるとき】 ・ ば 【機嫌がいいとき】 ・ あーあー 【注意を引こうとする時】 11月 (11ヶ月) ぱっぱ 【パパ】 ・ まんま 【ママ】 ・ ちょっちょっ《口鳴らし》 【甘えるとき】 ・ わうー 【ライオン】 ・ ふえー 【甘える時】 ・ わんわん 【犬】 ・ ばぁー 【いないいない・・に続いて。】 1月 (13ヶ月) まんま、まんまっ! 【聖さん式で配られるパンを見て】 ・ たぁたぁ 【電車】 ・ じーじ 【福島のおじいちゃん。アルバムを指して言う。】 ・ ん〜まんま 【ごはん、おやつ】 ・ まま 【お母さん。まんまとの区別が難しい。ときどきおばあちゃんをも指す】 ・ にゃあにゃあ 【猫】 ・ ふー(しゅーに近い摩擦音) 【ライオン。電車にのっていたもじゃもじゃ茶髪の兄ちゃんにも言っていた】 ・ ぱぱ 【お父さん】 ・ ちったぁー 【車が家に着いた。】 ・ っぱい 【おっぱい】 ・ なーい 【ない。空になった容器を指して。】 ・ はーい 【名前を呼ぶと返事。】 3月 (15ヶ月) じーじ 【「たーたーで福島行こうね」に答えて。】 4月 (16ヶ月) じゅー 【お風呂でパパが9まで数えた後を受けて。】 ・ じゅ 【水】 ・ ひーちゃ 【保育園のひーちゃん(ひでき君)】 ・ てんて 【保育園の先生】 ・ ないない 【いないいない】 ・ おたい 【もう一回】 5月 (17ヶ月) おいじ 【おいしい】 ・ いや 【いやだ】 ・ いーよー 【いいよ】 6月 (18ヶ月) じゃあー 【コップの水を空けながら。】 ・ じゅ、も。 【お水、もっと(ちょうだい)。】 ・ じょうちょ 【ちょうちょう】 ・ 《歌》 【「ぞうさん」で「・・さん・・さん・・のねー、・・よー」などフシの末尾を真似する】 ・ ばんばんまん 【アンパンマン】 ・ うわあ 【ケーキを見て驚いて】 7月 (19ヶ月) あめ 【お母さんの発音をまねて】 ・ はーい 【「お風呂入りたい人〜」「入りたくない人〜」どちらにも。】 ・ あきゃー 【赤(しかし色を理解しているかどうか?)】 ・ かれー 【カレーライス】 ・ あれー 【カレーライス】 ・ ちゅいた 【スイカ】 ・ ぶあ 【愛用のピンクの毛布】 ・ ねんね 【寝る】 ・ おやちゅ 【おやつを指して要求】 ・ どーんどーん 【保育園でやった太鼓叩きを説明して】 ・ おっきい 【ママが切ったトマトが大きかったので文句。】 ・ まめ 【まめ。好物。】 ・ おわい 【床屋さんで。「怖い」か「終わり」か?】 ・ ちーちー 【おしっこしたとき】 ・ かに 【カニ。保育園の夕涼み会で。】 ・ かんかん 【踏み切り。電車で遊びながら。】 ・ ぴーぽーぴーぽー 【救急車】 ・ いっぱ、いっぱ 【食事が十分あるとき手を広げて。】 ・ あめ 【カメ】 ・ やだー 【プールから上がろうとしたとき。】 ・ どーさん 【ぞうさん。歌を聴きながら】 ・ ださい 【下さい。パパのソーセージを要求して】 ・ ぷーん 【ママがスプーンを出すのを忘れた時】 ・ やら! 【やだ。やたらと繰り返す】 ・ あーめん 【おいのりのアーメン】 ・ った! 【パパのごちそうさまでしたに合わせて。】 8月 (20ヶ月) おはよー 【おはよう】 ・ おににー 【オニギリ。】 ・ ちゅー 【ほっぺにキスしてくれながら。】 ・ ぎゅー 【抱きつきながら。】 ・ ばいばい 【バイバイ】 ・ あめ、あべた 【カメがえさを食べた。】 ・ すごい 【パワーショベルを見て。】 ・ がーがー 【パワーショベル、ブルドーザ】 ・ あかな 【産婦人科の水槽で魚を見て。】 ・ えび 【同、えび。】 ・ あんぱんまん、ごー 【アンパンマンGOの歌を要求。】 ・ てんてんどんどん 【天丼マンの歌】 ・ ごーえん 【公園】 ・ あかちゃ 【ママのお腹の赤ちゃん】 ・ じゅ、おむ 【お水飲む】 ・ (ごにょごにょ)あーめん、いたっちまっ 【食前のお祈りと「いただきます」】 ・ じゅうにゅう 【牛乳】 ・ あんぶん 【半分】 ・ あなな 【バナナ】 ・ あ、い、う、え、おー 【「お母さんといっしょ」の歌】 ・ らっこ 【抱っこして】 ・ ちれい 【きれい。花火を見て。】 ・ おっと 【もっと】 ・ はい、ままの 【ママに水をくれる】 ・ いーよー 【ゴメンねと謝ったのに答えて】 ・ ぱぱの 【パパのもの】 ・ あいくんの 【かいと君のもの】 ・ ここに 【ここに置いてと要求】 9月 (21ヶ月) はなび、どーん 【花火の絵を見て】 ・ ぐあん 【ご飯を要求】 ・ じぶんで! 【何でも自分でやりたがる】 ・ みみ 【耳】 ・ はな 【鼻】 ・ め 【目】 ・ おやすみ 【おやすみなさい】 ・ びゅわーんびゅわーん 【新幹線の歌】 ・ あちるー 【新幹線の歌を要求して】 ・ おとと、く 【お外へ行く】 ・ おーでぃ 【もう一回】 ・ くーり 【氷】 ・ おっとっと 【物が落ちたこと】 ・ あっく 【トラック】 ・ こーき 【飛行機】 ・ あっくん 【自分のこと】 ・ あーちゃん 【福島のおばあちゃん】 ・ たいたい 【痛い痛い】 ・ めろめろめろー 【メロンパンナちゃんの歌】 ・ わー、ちゅごーい、あめだね。 【雷雨になったのを見て。】 ・ これ、ちなう。あかいじゅぼん。 【パパの出したズボンが気に入らずに。】 ・ ちない、ちない、やら。 【歯磨きしなさいと言われて。】 ・ あーちゃん、りんご 【おばあちゃんにリンゴを要求。】 ・ あっ、じーじ。 【おじいちゃんの写真を見て。】 ・ まま、おいのりー。 【食卓の準備でなかなか食べ始めないので。】 10月 (22ヶ月) うみー、ざぶーん 【波のプールを思い出しているのだろう。】 ・ あーちゃん 【妹のみー。】 ・ んーとー、ようちえん 【どこへ行ったのと聞かれて。考える風が入る。】 ・ ままも。 【誰のことをお祈りするか聞かれて。】 ・ あーちゃんも。 【同】 11月 (23ヶ月) おいちゃん、げんきーかあ。 【みーに向かって。】 ・ ちょっと、ひとやすみ。 【外で腰掛けて。】 ・ これこれ、なんだあ? 【】 ・ あけるかあ? 【おやつの袋を抱えて。】 ・ きらわれちゃったねー。 【みーを抱こうとしてキックされて。】 ・ ばあちゃん 【しっかり「ば」が言えるようになってきた。】 ・ め、あいた、め。 【みーが目を覚ましたのを見て。】 ・ て、ない、て。 【服の中に手が隠れているのを見て。】 ・ あしだ。 【みーの足を見て。】 ・ ちょーなの? 【そうなの?】 ・ きっくだ、きっくだ 【キック】 ・ おおきいがーがー 【大きいショベルカー】 ・ ちいさいがーがー 【小さいショベルカー】 ・ うんちー 【うんちをしたのを訴えて】 12月 (2才) おーらい、おーらい 【公園に行くのにベビーカーを先導して。】 ・ まま、らっこ。 【ママ、だっこ。】 ・ 《歌》 【「おててつないで」が歌える】 ・ K「おいちゃんのくるま。」父「え?おじちゃんのくるま?」K「おいちゃんの、ぶーぶ!」 【車の説明がぶーぶ。】 ・ かいくんがおちたよー 【玄関を下りてママにアピール】 ・ けーおーせん 【京王線】 ・ かいくん、はやいっ! 【かけっこして自分で言う。】 ・ みーてー! 【見て。】 ・ うわーおいしそーだなー 【食事を見て】 ・ たたんでー 【タオルケットを広げること。意味がわかるまで大変だった。】 ・ かいくんの 【小児科でウチと同じ本を見つけて】 ・ おおがたばすに のってます 【NHKの歌】 ・ おかえりー 【】 ・ ぱぱしごといくの? 【】 1月 (2才1月) かいくんのおしり、くさいから。 【トイレの後で。】 ・ (おふろに)はいらない。かぜふいてる(ひいてる)から。 【お風呂を促されて。】 ・ かいくんこっちむいてーって言って。 【】 ・ 腰いたいいたい。おもいから。 【ママの真似。】 ・ あし、あし揉んで。 【ママの真似。】 ・ トーマスのおうちだ。 【雪だるまに穴を開けて。】 ・ かんじんのゴハンは? ない。ないよ。 【】 ・ ピピッとなるのね。 【ご飯が炊けたら。】 ・ ピーってなった 【電子レンジ。】 ・ おいちゃん おしっこかなー、だっこかなー。 【】 ・ こっちもないじゃん。 【お皿におかずが足りず。】 ・ ママ、いってあげて。いってあげて。 【みーが泣いている。】 ・ いしまろうやってー。 【しまじろうやって。】 ・ ぶあ、よごれたの。ち、ふいたから。 【血の滲んだ口をぶあでふいて。】 ・ かいだんちゅくるの かいくんちゅくるの こんちんかん、こんちんかん 【積木で遊びながら。】 ・ みおいちゃん 【みーちゃん】 ・ あーちゅかれた。 【定期検診から帰って。】 ・ かいくん もうちゅれてかないー? 【検診でうるさくしたのを叱られて。】 ・ んー? 【こちらの意味がわからないとき頻発。】 2月 (2才2月) これは、これはっていったからねー。 【読み聞かせ会でうるさかったと言われて。】 ・ くつしたちゃんとはく。あしちゅめたいから。 【】 ・ て、ちゅめたいから。 【トイレの後手を洗わず】 ・ しゅいえすとともにあるきましょう どこまでも しゅいえすとともにあるきましょう どこまでも しゅいえす・・・ 【どこまでも終わらない 】 ・ こちらへどーぞ。 【生協のお兄さんに。】 ・ おーいちゃん なぜなくの 【カラスの替え歌】 ・ みてー、ずっごーいのちゅくるからねー 【積木で遊んで】 ・ んーとねー、だんぐれーよ。 【積木の作品名】 ・ いつできるよーになったの? 【みーの寝返り。まだできないのだが。】 ・ かんぱーい 【2つのグラスをぶつけて割る。】 ・ こんにちわーこんにちわー 【工事の人に。】 ・ んー、とりにくおいしいわあ、やっぱり。 【夕食時。】 ・ ごちごちごちごち ごがががが・・ 【パパのメモをひったくって読んでいる。】 ・ かいくんがうえーんってないたの。そしたらパパが、かいじゅうこわくないよっていったの。かめさんみたいにこわくないよっていったの。 【友人宅で暗い階段で泣いた後。】 3月 (2才3月) あんまりすきじゃない。 【風呂で頭を刈った後「どう?」と聞かれて】 ・ あるときぃー、ちいさいわんわんがいました。 そしてぇー、おおきいわんわんがきました。わん! わん! 【お話して、と言われて。】 ・ もー、そこまでやるうー 【ママにおもちゃを取られて。】 ・ げほっげほっ かぜひいた。 【甘い薬を飲みたくてわざと咳き込む】 ・ きたかぜー きたかぜー 【トイレットペーパーをなびかせて。】 ・ わたし うたってるわーっていってるー 【ホトトギスの鳴き声を聞いて。】 ・ わごうさん、どーしてないてるのかなっていってるかなー。 【夜泣きする自分を評して。】 ・ がなーい 【ながーい】 ・ かたーい 【たかーい】 ・ かいくんねー いまごはんたべてたの 【】 4月 (2才4月) どなどなどな 【ドナドナの歌】 ・ かなしいうた 【哀しい歌】 ・ こわいはなし 【怖い話】 ・ アイスなくなったうた、うたってー。 【哀しい歌はたとえば「愛する人がなくなった」ときの歌だと聞いて。】 ・ どーしてー? なんでー? 【頻発。】 ・ 【】 5月 (2才5月) すこし かみのけ のこしてください 【風呂で頭を刈るとき】 ・ じーちゃん、じーちゃん、うれしーなー 【おじいちゃんが仕事から帰ると。】 ・ いまねー、ぬーどじょうたいなの 【風呂上がり。】 ・ パパとかいくんとじーちゃんと 山へーいくのー ママはいかないのー みーちゃんおっぱいだからー 【安達太良に向かう車中で唄う】 ・ たいへんだ、たいへんだ、じゅうじかにかかった 【】 ・ おにぎりはどこにいくの? 【おにぎりを食べながら。】 ・ いっぱいあってもいただきたい 【「おやつはおうちにあるでしょ。」と言われて。】 ・ ハレルヤ おやつ食べたい 【讃美歌の真似】 ・ みー用にたらいに張ったお湯をぶちまけて、おじいちゃんにひどく叱られた。 【】 ・ カーペットの綻びを縫うじいちゃんをじーっと見ていたが、じいちゃんが「いじるんじゃないぞ」と言ってその場を離れると、さっそくいじっていた。 【】 ・ 朝3時半に起きて大騒ぎし、オリーブの里までばあちゃんと行った。 【】 ・
かいが、友達と2人で秘密基地を作っているそうだ。
「秘密基地って、どこにあんの?」 「そんなの、秘密だよ。」 「・・・(そうだよな) 学校の中か?」 「まあね。」 「放課後遊ぶの?」 「20分休みとか。」 「何が置いてあんの?」 「机とか、いすとか」 「いすもあるのか。」 「レンガだけどね。」 「(なんだ・・・)雨降っても大丈夫なの?」 「屋根がないからぬれる。でもすぐ乾くんだ。」 「なんで」 「葉っぱが敷いてあるの。で、雨降ったら葉っぱを外に出して干すの。」 「ふーん。基地に、おもちゃとかおいてんの?」 「ないよ。」 「じゃ、何してんの。」 「壁を強くしたりとか、修理。」
そうだった、秘密基地って、それを作ったり維持すること自体が面白いのだった。
家に帰るなり、みーが飛び跳ねながら
「あたしね、トウシューズ準備しておきなさいって言われたの!」
と告げた。そのうれしそうな様子に戸惑いながらも
「へえ、よかったねえ。」
と言った僕に、みーとママが「わかってなーい!」と不満そう。 トウシューズを用意するとは、技量のランクがぐんと上がることを意味するのだという。はあ、そういうもんですか。
「つうと、かいがトレセンに受かるようなもん?」 「そうだよ!」 「そりゃあ、ほんとにすごいね。」
と言って、改めて親子で喜んだのだった(ぎこちなく)。
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4月からかいが6年、みーが4年、そしてあーが1年生になる。
「あー、お兄ちゃんが連れて行ってくれるから安心だね。」
あーの普段の素行を警戒して、かいが「えー、オレやだよ。」と言ったので、あーはむくれて、
「もういい、あーちゃん、おるすばんしてるから。」
奇妙な番組が流行っている。
「ピラメキーノ」というそうだ。ヒラメキじゃなくてピラメキなのが、すごく気になる、なんで「ぴ」? なんで・・・
その中で「辞書めっこ」というのをやっていて、面白そうなのでみーとやってみた。
辞書を適当にめくって、顔を見合わせて、辞書を読む。
「ほじくる。」
ぶはははは、とみーが笑った。
かいが、昨日混んでて行けなかった床屋さんに行ってきた。
さっぱりとした髪型は、「玉田風」だそうだ。
その床屋さんは、安い代わりにシャンプーをしない。家でシャツが痒かったらしく、脱いでシャツを確かめる。
「細かい髪の毛がついてる。」 「洗濯に出しなよ。」
するとかいは、下敷を持ってきて頭でこすり、シャツをなで始めた。静電気か!
髪の毛は見事に下敷に吸い付いた。
ママが感動して「これが『科学』やってる子だよ!!」と叫んでいた。
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